10/11

かたる:あぁ~良かった。実は寄り付き前にNYの株価を見て不安を覚えました。下げの理由が分からず…相場に臨んだからです。報道されている金利高では…この下げは説明が付かないからです。故に、いつもの如く相場に対応するために、多くの銘柄で損を出し売りました。でもその後、今、日経新聞を読んだら…理由が分かりました。たぶん8面の「6000兆円のデリバティブ」の存在でしょう。

実は、先週末に掲げたブルームバーグの記事は重要です。中国がマイクロチップを使ってハッキングをしているという独自取材のスクープです。これを受けマイク・ペンス副大統領の演説です。これはWSJに報道されておりNHKでも取り上げられていました。

実はこの話、これは株式市場に大きな懸念です。新NAFTAに絡み、ポイズンピル(毒薬条項)が盛り込まれたという話と…整合性があります。米国は本気で中国を相手に貿易戦争だけではなく、軍事を絡め、冷戦状態に入ろうとしているからです。

もう一つ、消化しきれない不安材料がEU発信のデータ独占問題でIT大手が打撃を受けると推測されています。この記事はFAANGの収益源を揺さぶります。だから先週末は多少不安を抱えて…今週を迎えました。でも月曜日、火曜日は比較的落ち着いていたので…安心した所、この有様です。この下げはブレグジットで揺れた時の下げ以来の大きさだと報道されています。

まぁ念には念を入れ…本日も追証ではなくなったとのですが、敢えて持ち株を落としました。理由は個人的な理由です。カタル君、来週から2週間ほど出かけますから、その対応です。ふだん通りなら、たぶん此処まで持ち株を落とさないと思います。でも本日もケネディクスを売りました。今日は597円です。トホホ…。(馬鹿は、死ななきゃ治らない。)

それにしても日本株は強くなりました。指数はデフレの関門22750円を維持しています。本日は今現在、673円安の22830円です。700円近く下がっているのに…と怒られるかもしれませんが海外勢は指数をみます。指数では日本経済は名目経済入りし始めています。問題は日本の経営者が本当に変化できるかどうか。此処が重要です。

本日の日経新聞で「通説を疑え!PBR1倍割れ」の記事が15面に載っています。一面ではこの主張は正しいのでしょう。でも間違っています。何故か?

日本の経営者の姿勢が間違っているのです。日本は株式の持ち合いをしてきており、M&Aへの意識が希薄です。これは経営者が市場原理を無視して居るのです。日本経済は政治家を含め…イカサマを認めて来たからです。

三菱UFJを買収したらどうなのでしょう? カタルにお金があれば…買収します。そうして効率化投資に邁進します。日本では、ようやく…RPA(エクセルなどを利用したロボットの自動化業務)等の利用を始めて人員の削減に動いていますが…海外では既に大幅な縮小を強いられており、店舗も合理化されています。まるで周回遅れです。

最近、人員の削減を発表し三菱は遊休地の効率化を目指し始めました。たぶん…これで最近の株価が反応しているのでしょう。ようやく名目経済をめざし、経営者に変化が生まれています。トヨタもそうです。故に此処では東芝が注目されます。

日経新聞の記者が馬鹿なのです。ROEの記事をふんだんの書き…お金の効率化の話を諭さないからです。ブルドック事件の裁判も、おかしな話でした。裁判官を含め、日本は「失われた時代」を過ごした反省をしなければなりません。パイオニアが此処まで追い込まれたのは、あの時に、社会(メディア)がパイオニアを批判したからです。あの事件が切っ掛けになり、日本は長い「失われた時代」を彷徨いました。

結局、日本の村論理は敗北したのです。ライブドアだけではなく…結局、IHIやオリンパス、そうして東芝と数え上げるとキリがありません。自動車の不正検査などもそうです。電通事件が生まれ、ようやく経営者も、本物志向に変化し始めています。だから東芝の車谷さんが、新しい時代を切り拓くかどうか…。此処では、一番の関心事項です。

本物が育てばいいのです。偽物はインターネットの普及で、個人が情報を発信できるから、大手メディアを押さえても…必ず暴露されます。スポーツ界を見れば分かります。社会は本物しか認めませんよ。村論理は通用しません。

孫さんや、堀江さんは過渡期でしたが、やがて落合君の時代になるのでしょう。早くすれば社会保障も何とかなるでしょうが…このままではガラガラポンのリスクも依然存在します。その境目が22750円なのでしょう。

だから、ここでは東芝です。本日は110円安の3225円です。

さて約束だから…SUMCOの話も書きます。でも本日はカタル君1000株売りました。古河電工も600株だけ売りました。理由は、先ほどの…ものです。留守になるからです。たぶんインターネットは繋がると思いますが…。世の中は何が起こるか分かりません。なにぶんデータが少なく、最近、気づいた仮説です。だから検証がされていません。

SUMCOの株価とV・TICKの推移

でも論理的には、あり得る話です。最近のSUMCOは、一回当たりの売買単位が増えています。これは大口売買が増えて強弱感が対立している現象でしょう。このV・TICK比と言うのは出来高をTICK回数で割った数字です。故に1回あたりの注文数になります。大口の売り買いが増えていることが窺えるグラフです。

ただあくまで仮説です。検証は不十分です。最近、生まれた論理の実験の最中です。

如何でしょう。株式市場はアイディア勝負なのです。一つの発想が、様々な儲けになります。でも検証が不十分だと駄目です。自分で独自に確かめないと駄目なのです。これはその過程を、皆さんに公開しています。カタルはオープンです。嘘は言いません。でもカタルの述べる意見は、間違っている可能性もあります。そんな事は当たり前ですからね。事前予測など…なかなか当たるものではありません。

株式市場は、いつも真坂、魔坂、まさかの対応が必要なのです。この程度の下げなら可愛いものですよ。本物の下げなら…こんなもんじゃありません。でも様々な材料が表面化しており、中間選挙前の仕掛けが開始されています。これじゃ…トランプは負けます。果たして…どうなるのでしょう。

此処では…東芝、東邦チタンなどの強いもの。そうして大きく下がり、乖離が大きく開いた古河電工やSUMCOなどの出来高に注目です。そうして最後に…名目経済の金融・不動産も候補です。勿論、コンセッションなども浮上する可能性がります。もう一つは仕手系のものです。今日のNPCなどは、どうなるのでしょう。こんな日はチャンスです。

まぁ、各自、上手く立ち回ってください。昔から「ピンチはチャンス」と言います。どの水準が正しいのか…分かりません。それぞれの力量が違うからです。カタルはカタルなりに…自分の背丈に合った投資をしようと心掛けています。

しかし高値を買って安値を売ってばかりですね。これじゃバフェットなど…夢のまた夢。いつになったら、足元の末端に追い付くのでしょう。永遠…なんて嫌です。そろそろカタルもお迎えが来る年になりました。残りの人生、最後ぐらい、笑って過ごしたいものです。

あらら…920円安に広がりました。日銀さん、700億円なんかとケチな事を言わず、せめてこんな日だから、3000億円ほど、実弾で買えば上手く行けばプラス転換して…日本の復活を宣言できます。ようはやる気の話です。頑張れ!日銀。

機関投資家などは、所詮、素人の集まりで、腰が引けています。地価は何しろ…バブル期以降、初めてプラスに変化したのです。これは大きいのです。

それでは…また明日。無理をしないように…互いに、がんばりましょう。



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