かたる:本日は幾つかの「珍しい現象」が生まれています。先ずは東芝の買い気配スタートでしょう。もともとカタルは7000億円もの自社株買いが実施できるとは思っても居ませんでした。その価格を時価より高くすることなく…相場に押され3635円に設定した辺りをみると、事前の話し合いがあったのかな?…と勘繰ったほどです。
しかし現実は1700億円程度で…この観測は外れます。しかし市場の値動きは鈍いもので…市場マインドの「低下ぶり」がこの現象から分かります。そうして…その投資マインドが戻り始めているのでしょう。だから本日は「買い気配」のスタートになったのでしょう。
しかし東芝は一度、自社株買い表明をしたわけで義務はありません。この辺りの判断を車谷さんはどうするのか? 他の分も含めもう少し高い価格で「買い表明」をするかどうか…。カタルが車谷さんなら5000億円に減額して4000円~4500円ほどで実施するのでしょう。それで集まらなければ、自社買いはしないと言明します。
今回の邦銀の増益要因に東芝への貸し出しを正常債権に変えた移転利益がありました。こんなものなのです。カタルはあの時、ダヴィンチへの金融庁の評価をおかしいと述べた理由が分かると思います。その後のケネディクスの動きをみれば…如何に政策運営が重要なのか…が分かります。
もう一つ、昨日も述べましたが安川電機の動きです。昨日も陽線転換でした。昨日も第7位ですよ。これで3日間連続の陽線展開です。でもこの安川は、業績を下方修正をしたのです。NY安を受け、株価は安く始まりますが、実際の売り物は切れており買いが優勢になっているのでしょう。実は昨日の古河電工も15位に顔を出し2.35%の陽線率で、SIMCOは67位で0.79%の陽線率でした。
カタルはSUMCO、古河電工を通じて、一貫して「進化論」の話を展開してきました。この話は早く、来春の可能性もあるのですが…既に底入れから値固めの動きに変化しているのでしょう。
このように…これまで値下がりをリードして来た銘柄群の下落が止まっているから、カタルは、まもなく…全体相場は上昇を開始すると思っており、その筆頭銘柄が「東邦チタン」であり、「東芝」だと狙いを定め、読者の皆さんには事前に発表しています。
本日も東邦チタンを買おうと思ったのですが、実は昨日は2000株、その前も2000株買っており、すこし買い過ぎているから、本日も株価が下がれば、無理をしてでも買おうと考えていますが…今の所は我慢しています。
逆に来週、期日が来る古河電工を3150円で200株買いました。僅か200株で30万以上も損をするのです。いい加減な気持ちで、打診買いをすべきではないですね。この授業料は非常に高いものになりました。しかしカタルは、その後も5G関連資料を多く読んでいますが、やはり狙いは外れてない様に感じています。
だから昨日は、「東邦チタン」を買うために無理をして売りたくもない古河電工を売り、枠を空けましたが、いずれユトリが戻れば…古河電工も主力になるかもしれません。この5G投資で浮上するのは、やはり古河電工だろうと改めて思っています。でも時間はかかりそうです。
メルカリも再び3000円を割れています。無理をして…決算を買ったからでしょう。「悪材料出し尽くし」を狙ったのでしょうが、無駄な弾のようです。でもカタルは次の安値は幾らかな? 前回は2626円です。その辺りなら…余裕があれば、カタルも狙ってみたいと考えています。この株とZOZOは関心を持って観ています。
この所、NY株も不安定な展開が続いています。ねじれ現象から金融規制強化説、新生NAFTAの混乱が伝えられています。今、米国も意見が割れています。元FRB議長のグリーンスパンの発言のインフレ警戒論、彼の場合、民間企業の債務問題との兼ね合いも指摘されています。GEが虎の子のエンジン部門の売却話が出るほどで…余程、難しい対応を迫られているようです。なにか時代の変遷に、上手く付いて行けない企業の末路を観ているようです。
基本的にGEの混迷ぶりは、時代革新が大きく進んでいる為でしょう。ただここに来てアップルの低迷が、米国株の足を引っ張っています。このFAANG株の低迷はFBの議会証言辺りから生まれています。でもアップル株は強い方なのです。FBなどは完全に底値が分からなくなっています。ナスダックの動きは非常に弱いもので…前回、まさか割れないと思っていた下値を割った時の動きのような展開です。ここで下値を確認しないと世界経済は大変です。
その割に…上海総合株価指数は頑張っています。一度、下値を割れたから、危ないと思っていましたが、意外にしぶとく抵抗しています。日本株の下値は乏しいと思っています。古河電工の4000円の復帰を見て、あの時は、大丈夫かと思いましたが、まさか、魔坂、真坂の3000円割れですからね。株価と言うのは分からないものです。
でもあの打診買いは「当たり」でしょう。3040円前後で5万ずつの打診買いが2日間連続で行われました。その後、決算を見てカタルは下値を確信しましたが、あの買いは2900円でした。つまり11月2日が基準になっています。もう3000円を割れることはないのでしょう。
安川電機と言い、SUMCOと言い、下値が確定すれば、もう大丈夫なのです。相場の潮流の転換は、このような様々な現象の積み重ねで証明されつつあります。このような現実を見るにつれ…相場はだんだん強くなります。冒頭の東芝の買い気配スタートは、実に珍しい現象です。
最近の現象はみんな売り気配でストップ安のような「千代化」のような展開ばかりでした。実はこの千代化もカタルは興味を持って観ています。あの日の下値は354円です。11月9日の出来高は5278万株でした。今はそれを下回り323円まで下値があります。
でも三菱グループは強いですからね。これで千代化は二度目です。しかし難しいのですね。プラント事業と言うのは…日揮に続き、千代化も昔、資本を入れています。でもカタルが覚えているという事は、かなり新しい時代なのでしょう。
話が飛んでいますが…たぶん大丈夫だと思っています。本日は東芝の買い気配から…安川電機や、古河電工などの話を見て…相場はようやく底入れをしたのでしょう。9月のSQからの高値は、幾らだったのでしょう。24448円ですね。10月2日の高値です。この水準を上回る可能性を…今から指摘しておきます。(こんなバカ宣言をして大丈夫かな?)でも市場の整合性から見ると…もう株価は上昇しているようにも見えます。
テレビの馬鹿解説者は、所詮は素人です。プロは、常に「市場の整合性」を見て株価判断をします。ケネディクスも、早く底入れをすると良いのですが…やはり需給バランスが悪いから、なかなか底入れをしないのでしょう。でも良い株価水準ですね。
三菱UFJは株安を気にして、自社株買いや増配を決めたと言います。東芝がどんな展開になるか…。あと1300円を割れている東邦チタンが、どこで…逆襲に転じ、新高値に躍り出るか?
この11月は様々な見所があります。NY安を見てそんなに悲観することはありません。今回、カタルは進化論の解説を通じて、古河電工の分岐点と言うか…底入れのパターンを解説しています。この事を自分のモノにするだけで、無限の利益を得られます。
だから業績の推移、発表、株価の動き、全体相場との関連など…カタルは、努めて丁寧に解説してきたつもりです。来週、カタルは、最も高値の打診買いの期日を迎えます。勿論、クロスですが…。皆さんは他人の失敗を見て、貴重な経験を自分のモノにして下さい。
カタルはこのレポートを通じて、読者の皆さんの投資学が向上できればいいと思っています。故に失敗談も…赤裸々に語っています。その考え方の過程が、大切なのです。「無知の涙」に溺れることなく、みんなで賢い投資家を目指しましょう。それではまた明日。
東邦チタンが、プラスになると良いですね。今は、変わらず…まで戻って来ました。