明日28日が年内最終受け渡し日との事のようですが…時代は大きく変化していることを実感しています。日本人の…どの位の人が「名目時代」と「実質時代」の違いを理解しているのでしょう。世界の金融は「テーパリング」から、大きく舵を切ろうとしています。
来年はこの「インフレ」の考え方が戦略を分ける重要な要素になりそうです。様々なケースを事前に想定し…その時に起きる現象を事前に考えて、頭の中で予習をしておく必要性がありそうです。
この所…「日本製鉄」(5401)の橋本さんの話を、よく登場させています。彼が今後、どんな経営をするのか楽しみです。「日立」(6501)や「デンソー」(6902)もそうです。基本的に…至る所で日本企業は変身をするのでしょう。村社会は、基本的に国際舞台で通じません。
最近の投資先を見ていると「ESG投資」の比率は、どんどん増えてきており、既に3割近くになっているそうです。ESG(イーエスジー)とは「環境(Environment)」「社会(Social)」「企業統治(Governance)」の3つの単語の頭文字を取った略語で、企業が持続的な成長を目指すためには、これら3つの観点が重要であるという考え方です。
脱炭素化からEV投資と言う流れは、そういう事です。やはり「時代の風」に逆らった経営は負けます。大きく成長する会社を観ると…新しい分野を切り拓く会社です。誰も進んだことがない道を、自らがラッセルする企業です。カタルが証券界に入った頃、「任天堂」(7974)がゲーム&ウォッチを発売します。確か…価格は2000円ほどだったんじゃないかな? 液晶のカード型の大きさのゲームで…時計の機能が付いていました。
それ以前の任天堂は、トランプやカルタを作っている会社だったのです。そうしてその後に例のファミコンが登場します。あれから、ゲームは一大産業になりました。株価も大きく育ちました。
基本的に新しい産業、EVのテスラもそうですが、時代を切り拓く会社の株価は大きく育ちます。その意味でカタルはVRに特化する「フェースブック」のメタバースに興味を抱いています。どうなりますか…。成長株投資と言うのは、口で言う程、やさしいものではなく時間を超えるのは…心理的に至難の業です。
最近は上がる株は分かりますが…その時間軸の事ばかりを考えているせいか…この問題が最大の課題になっています。こればかりは自分が買う訳ではなく…市場の総意で株価が形成されますから、難しい読みになります。市場要因の話もあります。やはりカタル程度の技量だと…全体株が上がらないと、なかなか成果が出ません。
今年は、明日で幕を閉じますが…2018年の同じような印象を持っておられる方が多いのが分かります。「BASE」(4477)などを観ると…そう思えます。もっと下がると良いですね。でも既にこれだけマイナス圏の「乖離状態」になっていると、やはり一旦は、リバウンド相場に入るのでしょう。それから…どう叩くか? でしょうが…鶴岡君の頑張り次第で…未来図は大きく変わります。小さな会社は、方向転換が容易いのです。
日立は既に方向転換をしていますが、やはり大きな会社ですから時間が掛かります。日本製鉄もそうです。小型株のような訳にはいきません。
RCEPが本格化を迎え…躍進するアジア商業圏を取り込み…日本が世界をリードする程、活躍できると良いのですが、米中対立が激化する中、日本にとってはチャンスになると思っています。日本製鉄によるタイの電炉企業への投資は、そういう事です。
今回のコロナ騒動は、ある意味で日本にとってチャンスに見えます。
一気にDX投資に舵を切ることが出来ます。カタルは。かなり前に「NSW」(9739)と言う会社を皆さんに紹介したことがあります。当時の株価は500円前後だったのですが、時間はかかりましたが…その後3275円まで行き、今でも株価は2000円台です。
このコロナ騒動は、多くの企業は在宅勤務を体験しITの技術革新に目覚めたはずです。同じ仕事でもやり方を変えれば…飛躍的に仕事量がはかどる事を実感したはずです。日本製鉄の橋本さんも、カタルもそうですが…そんなにインターネットを中心とするDXに詳しくありません。だから今回のコロナ騒動で、経営者は、この分野に大きな関心を持ちます。
そこに…日本の内部留保は484兆円です。大規模な設備投資が至る所で起きます。業務の効率化は好むと好まざるにかかわらず…ドンドン導入されます。
でもカタルの年代ではSAPもERPもよく分かりません。ですが、このような統合基幹業務システムを導入しないと…話になりません。スマフォで全てが完結し…事務仕事が大幅に減ります。その時間を他のものに向けられます。効率化は進みます。この業務ソフトを開発しているのが「オービック」(4684)です。経費が実際に削減され…会社の利益は増えますから、ドンドンそのシステムの導入企業は増え続けます。
何故、このように企業業績が確実に上昇して…売り上げも利益も伸び続けているのに…株価だけが下がり続けるのでしょう。一昨日、読者の皆様に、カタルからクリスマスプレゼントして紹介した「テクノスジャパン」(3666)の株価が、需給バランスだけで売られ続ける矛盾は、どこか…狂った社会です。こういうギャップを埋めるのが、カタルの読者です。確実に利益は上がり続けますから…通常PERは20倍から30倍ラインが妥当な株価でしょう。
仮に会社側発表の控えめな数字の一株利益36円でもPER20倍なら720円、PER30倍なら1080円です。通常、どう考えても40円台の利益が出ます。その利益もやがて80円、100円と大きく増えます。実際に過去に紹介したNSWは、そのような展開になり…株価は3000円台に入り、今は2000円台で定着しています。
先ずは昨年9月高値の1010円を抜き、そうして2016年の1750円を抜いて…上場来高値を更新するのでしょう。大切な事は一度に買わない…何度も分けて、株価が安い日に株を買いましょう。そうすれば…きっと良いものになります。追い続けるのです。3年で2倍になれば…かなり凄い投資ですよ。
こんな事は既に確定している未来図です。
484兆円もの内部留保は「株主還元」と「設備投資」に使われるのです。業務を簡素化して利益率を高め、過剰なお金を有効に活用するのがROE投資です。自社株買いをする企業が正しいのです。
「三菱UFJ」(8360)などを事例に考えると、正しいお金の使い方だと言うのが直ぐに分かります。だって一株の純資産が1386円もあるのに…何故、時価が625円なのでしょう。自社株買いをジャンジャンすれば…お金は効率的に使えます。配当利回りは4.4%ですよ。貸出金利でいくら「鞘」が抜けるのですか? あっという間にお金の価値が高まります。
カタルは悪材料が出た「ソフトバンク」(9984)も寄り値で200株だけ追加で買っています。5269円でした。この5200円台は、買い場だと思っています。何度も、何度も…利用できるでしょう。毎日、100万株を買い続けることは、非常に難しいことです。たぶん…これはカタルの推察ですが…孫さんはMBOも視野に入れていると思っています。
基本的にAIを中心にとするDXなどの分野の会社は、ドンドン…栄えます。人類はSFの分野を目指します。その時代の「揺れ」が今回の「共同冨裕」などの現象です。アリババだって、凄い会社です。DiDi(滴滴出行)も、良い会社です。
習近平氏は、そんなに馬鹿ではないでしょう。何しろ…14億人の代表です。日本の10倍以上の競争を勝ち取った人ですからね。岸田さんより相当、優秀なのでしょう。もっと時間軸を延ばして…相場を観ると良いと思っています。時代考察をして、その流れを大切にしましょう。そうして株価が大きく揺れた時に、買えば良いですね。金儲けは、そんなに難しくないのでしょう。
8840-8890-8690-78730=2995600(10:53)、8420-8520-8360-8410=1757400(10:53)、そうして6870-6940-6800-6830=1753300(10:54)船株の相場です。日本郵船は戻り高値、未だに8940円を抜けていませんが、商船三井は8500円を取って8520円です。ここでの出来高が大きく膨らまずに、株価は上値を追っているように見えます。基本的に株価と出来高のバランスを観ながら…次へのステージの時間を測ります。
そんな訳で、本日はこの辺でお終いにします。また…明日。