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本日のブルームバーグの「今朝の5本」のニュースの中に…「利上げしても」との記事が掲載されています。

その内容は「米金融当局が来年に利上げを開始しても、株式市場への支援は当面続くとクロスマーク・グローバル・インベストメントのチーフ・マーケット・ストラテジスト、ビクトリア・フェルナンデス氏は予想している。打撃が実際に及ぶのは2度目もしくは3度目の利上げ以降になると指摘。「実質金利が非常に低いため、これが上昇するまでにしばらく時間がかかる。株式相場は現行水準よりはやや下がり始めると思われるが、この低金利でしばらくバリュエーションが支えられるだろう」と書かれています。

カタルの経験は大昔になりますが、利上げ時の…この発言が正しいですね。1度目の利上げ、2度目の利上げでも…株式相場は上がりますが、基本的に3度目以降は警戒感が必要になります。通常は2回程度までです。

しかし…基本的に企業業績の伸びが続くなら…何度、金利を上げようと大丈夫です。だからROEの高い企業が残るのです。売上高営業利益率が高ければ…利幅が大きいので金利が1%、2%が上がっても大丈夫です。だって多くのDX関連などの利益は20%程度あります。中には30%以上もある企業も多いのです。

この利益率が高いという事は、競争力が強いという事です。

利上げに耐えられないような企業は、淘汰されて当然です。ところが日本はそのような競争力のない企業も、救おうとしています。それが「村社会論理」です。トヨタ系列に入れれば安泰だろうと思っている企業もあるでしょう。系列という事はそういう事です。ただしトヨタは搾取が厳しいのです。これに反旗を翻したのが日本製鉄です。だから、取引を切られても当然です。日本製鉄も「一抹の危うさ」を持っています。まぁ、架空の村論理はあまり意味がありません。最後はみんな、自分が一番ですからね。

半導体が衰退したのは、そのような面もあります。公正な競争をせず、日本は関税や日本村の独自のルールを設けます。

たぶん…これから目に付く、年度末の道路工事などのガードマンの採用はそういう事ですね。みんなで助け合って生きようと言う集団心理です。しかし…世界は必要のない交通整理のカードマンを採用する馬鹿な事をしないでしょう。必要な場所もありますが…日本のケースは異常な基準です。

助け合いの精神は、ある意味で素敵です。でも非効率なシステムを残す必要があるのか、どうか…。助け合いなら…日本は「生活保護」と言う仕組みがあり、日本国民である以上、必ず、最低限の生活は保障されています。故に、今回の10万円給付も必要なのかどうか…。

お金をばら撒く…前澤友作さん、彼らしい寄付のスタイルです。一般的にはユニセフなどの公的な機関がありますが、実際は、たぶん多くの金額が組織の維持費に充てられるのでしょう。

カタルは昔、ITバブルの頃だったかな? 少し収入が多かった時にユニセフに10万円を寄付しましたが、その領収書の名前が澄田智さんでした。大蔵事務次官から日銀総裁になり、バブルの土壌を作った奴です。こんな奴の給料に自分のお金が消えると思ったら、アホらしくなり、翌年から寄付先を変えました。

このような村社会のシステム維持コストを、どう効率化するか? 企業の効率化と共に重要な検討課題でしょう。ROEの仕組みを考えると、なかなか優れた市場原理です。日本は雇用問題が優先され、なかなか古い仕組みの構造転換は進みません。これが「失われた時代」と言う時間を掛けた意味ですね。日本国民の意識変化を待ったのです。

この陰に「50‐80」問題があります。80歳代の親が、社会競争に敗れて心が病んだ子供の世話をしている問題です。「引き篭もり」などの精神疾患を抱えているのです。約61万人と報道されています。「失われた時代」の弊害の一つでもあります。カタルは「振り込め詐欺」も同じような時代背景があると思っています。日本人のモラル感はドンドン劣化しています。

こんな時代を選択したのは、我々…日本人です。不都合な現実に蓋をして、構造改革を避けてきたのです。しかし結果はどうでしょう。パイオニアの指名解雇の時にメディアは終身雇用の維持を述べ、パイオニアを否定しました。超優良企業のパイオニアはどんどん衰退して、最後は市場から消えました。とうとう…日本トップの企業まで、この被害が及びます。就職最難関の一角を占める電通の高橋さんの自殺は衝撃的です。母子家庭で東大と言う…バックが、より事件を象徴的な出来事にしました。

社会に衝撃が広がり、我慢をしていた人たちは、声を挙げます。ヤマト運輸の労働条件の改善はそういう事ですね。そうして運賃の引き上げです。何故、「適正利益」と言う概念が社会に通用しないのでしょう。この「適正利潤」を、堂々と「社会に問えば…良い」のです。それで競争から敗れるなら、そんな産業は要りません。

カタルは市場原理主義者ですから、市場の選択が正しいと常に思っています。それを、岸田は「新しい資本主義」とか…何とか言って、ケチをつけます。まるで昔の官僚答弁を聴いているようですが…国民の支持率は高いようですから仕方ありません。

OKの二宮さんの心境です。彼も可哀そうに…ギリギリで敗れた印象です。カタルの住まいの近くにOKがあり、東陽町に来て、初めて…その存在を知りました。ナショナルブランドの2割、3割引きが常態化しています。だから消費者から支持を集め、勢力が拡大しているのでしょう。

さてゴタクは兎も角…本日が年内の最終受け渡し日です。先ほどまで…数字合わせをしていました。まぁ損にはなっていませんが、それほど儲かっている訳でもなく、また今年も反省をしながら年を越すことになります。いつになったら笑えるのか…このレポート稼業から早く足を洗いたいと思っていますが、なかなか神様は微笑んでもらえません。まさにトホホです。

幸い、犯罪に手を染めず…どうにか、恩義を返せれば、それで良しなのでしょう。今「テクノスジャパン」(3666)が下げていますから、買えるかどうか分かりませんが、510円で1000株だけ買いに行きます。昨日、あの環境で上がっていましたね。

基本的に、こういう現象が「底入れ」のサインとも言えます。チャート上はなかなか底入れのサインは出ません。

テクノスジャパン(3666)の日足推移

一般的な話ですが、前の二つの山を抜けたら、チャート上は株価波動が転換をします。つまり…基本的に今のところは740円を超えないと新しい株価の上昇波動とは言えません。加えて200日線は、まだ下降波動ですから…チャート上はそんなに強くはありません。

ですが…カタルは内容から見て大丈夫だと思っています。それに目先は473円と479円でダブル底を入れた形です。時間を気にしない人は、下値を集めるチャンスです。逆に時間軸を気にする人は、もっと高い株価位置でないと成果は出ません。

レーザーテックの日足と200日線乖離の様子

「レーザーテック」(6920)のような株価位置で、博打をすることになります。非常にきれいなチャートです。いよいよクライマックスを迎えるような展開に見えます。一番、下のラインは200日移動平均線との乖離状態です。この所、株価が上昇していると言っても、乖離は大きく広がっていません。通常は、このような鍋底型の(中華鍋)チャートは、最後は大きく跳ねるものです。

カタルは空売り候補の株として、株価を追っていますが…空売りは、完全に終わってからやるものです。「BASE」(4477)のような銘柄が対象になります。高値を付けて最低、半年程度、高値を更新できないのを確認してから…すべきでしょう。金儲けの難しさは、時間の概念です。我慢強くないと、なかなか儲かりません。短気のカタルは駄目です。

ハイ、先ほど510円で指値をしたテクノジャパンが1000株買えました。もっと下がると良いですね。500円割れが、もう一度あるなら、どんどん買いましょう。かなりの確率で株価は底入れを完了しています。…という事は、既に株価波動は上昇波動に移行しているという事です。あとは時間の問題です。安値を買うことが上手ではなく…高値の「綱渡り」が、最も効率が高いのかもしれません。レーザーテックなどを観るとそう感じます。カタルには、既にとっても…買えない株価です。

本日は此方のレポートを紹介します。カタルが次の候補の一つに考えている「メタ」(FB)の続報が出ていたので、紹介しておきます。お金のある人は米国株も良いですね。あまり駄目相場が続き…既に多くの日本人は、米国株の取引をしています。しかしカタルは日本人だから、駄目相場でも…日本株で頑張ります。

ソフトバンクの6000円とテクノスジャパンの600円は、どっちが速いのでしょう。迷いますね。実は寄り値でソフトバンクの単価の高い株を、寄り値の5255円損切りをしました。そうして…信用の枠が空いたので5250円で買いを用いたのですが、まだ買えていません。貧乏人はクロスも振れません。

はやく…自由に売り買いが出来ると良いのですが…貧乏生活から抜け出したいものです。まぁ、「慌てる乞食は貰いが少ない」と言いますから、ノンビリやります。

今日のレポートは株価位置の話をしました。テクノスジャパンとレーザーテックの話を使ってね。時間とリスクの話を交えました。こういう一般常識がないと駄目なのです。市場要因と個別株要因の話も同じです。こんな事は「一般常識」なのです。

カタルが年初から難しい相場と言った意味を、年末に来て噛み締めて居られる方も、この経験を糧に、来年、頑張れば良いのです。同じ失敗を、何度もしないことです。カタルは馬鹿だから…毎年、同じ過ちを繰り返しています。今年はお金を引き上げたけれど、他で同じような馬鹿をやり、追証に消えました。

ようやく…明日からは来年の相場です。基本的に…この年末年始の相場は「強い相場」が一般的で、来年の2月頃まで続き、一服を経て…4月から5月のゴールデンウイークまで上昇して、相場が終わり「夏枯れ」になります。そうして多くは11月からまた新しい動きが胎動します。

こんな「アノマリー」(現代ポートフォリオ理論や相場に関する理論の枠組みでは説明することができないものの、経験的に観測できるマーケットの規則性のことです。)も頭に入れておきましょう。それでは…また明日。



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