かたる:昨日は「追証の洗礼」を受け投げさせられました。貧乏人の悲哀です。ニュースで株価の大幅安を伝えていたので、かみさんが心配して「私の定期を担保にお金が借りられるわよ。」…と、株屋の女房らしい配慮を示しました。毎月2万円ずつ積み立てている定期を担保にいくらお金があるのか…。そんな事はとっても…言えません。黙って…心の中でありがとう。
この2週間に、大枚をふっ飛ばし…逆金融相場から恐さを学びました。今年は貴重な経験を積んでいます。たぶんカタルがこの業界に入って…初めての年末安かな? この時期は師走なので…人々の行動は「冷静さ」を失います。ITバブルを昨日は振り返りましたが、あの過剰な演出も…このような背景があったのでしょう。時間の経過で落ち着くと思っています。
要するに…カタルのような貧乏人は多いはずで、目先の追証問題だけです。ファンダメンタル、テクニカル、何れも売られ過ぎの水準です。先ずはカタル同様の法螺吹き男の武者さんのコラムをどうぞ…此方です。彼の論理は、日銀短観から売上高経常利益率の指標をみれば分かります。リーマンショック時点で約3%でした。今回は8.25%です。約2.7倍です。
日経平均株価の安値を8000円とすると株価は21600円ですが、此処に自社株買いが加わります。配当性向や自社株買いの比率の資料がないのですが、やはり株価は24000円以上が妥当な水準でしょう。
加えてこちらの資料を読むと…ようやく金融規制の「足枷」が外れることが分かります。此処では三井住友銀行のケースを見ましょう。先ずは此方を…。もう一つ、次は此方の記事も重要です。この融資残高の推移は重要です。アセアンの成長が収益に繋がります。
いよいよ来年、変化を迎えます。
なにも根拠のない幻想を述べているのではなく、色んな整合性が繋がっています。故に自ずと…カタルは名目時代が、日本でも確立期を迎えると思っています。来年後半から再来年、更にその次と…本格的な名目時代が完全に確立されて行きます。日銀もテーパリングが出来る環境になるのは。再来年、辺りなのでしょう。元号の改正から新しい時代がスタートするのは世の常です。
バブル崩壊の為に、邦銀がリーマンショック前の好況を活かせず…金融派生商品へも手を出しませんでした。だから世界の銀行界の中で一番健全なのは、日本の銀行なのです。でも、なかなかその実態が評価されず…株価は低迷しています。この理由は日本が総資産経営(利益より売り上げ重視)だった為、更に株価の下値圏で大量の増資を実施したために需給バランスが崩れています。
東芝のようなものです。カタルは今でも東芝に期待しており3800円以下は買い場だと思っています。必ずこの水準を超え4000円台に抜けるのでしょう。しかし…どうも市場動向を見ていると1日50万株程度のようです。故に、最初はチョロチョロなかパッパなのでしょう。
問題は中長期の構想ではなく目先ですが、やはり分かりません。ただ過剰な期待値は剥がれました。フェイスブックのPERが18.7倍、アップルは11.1倍、アマゾンは75.3倍、ネットフリックス83.4倍、(エヌビディア16.9倍)、グーグルは36.9倍です。所謂、FAANG銘柄の株価水準です。だいたい株価は半値になりました。市場の期待値が強すぎたのでしょう。でも企業業績は、概ね…好調です。
昨日も良く出来ている東邦チタンは、株価が下がっていますが、やはり最右翼の候補なのでしょう。まさか4ケタを割れるとは思いませんでしたが、カタルも追証発生で投げさせられました。カタルのような貧乏人の「ぶら下がり組」は、舞台を最後まで見ることはできません。でもカタルの場合、持ち株は減りましたが、市場が落ち着けば、また持株を増やします。
ケネディクスもそうです。みんな、カタルのような動きなのでしょう。貧乏人は仕方ないのです。如何に「自分の力量」を把握することが難しいか…。このような崩落場面を迎えると…良く分かります。でも、まだ可愛いものです。株価が入りますからね。いきなり全銘柄がストップ安と言う経験をカタルはしています。たしか…値段が入ったのは、僅かな銘柄でしょう。あれは新人の頃の話です。
つまり追証が原因で物理的に株価が下がっている訳です。通常は、ここから2週間程度で…新しい落ち着きどころが、決定するものだと思います。でも貧乏人は無理をしない事です。金持ちだけが粛々と下値を買い集めればいいのでしょう。やはり、いつまで経っても貧乏は「積み木崩し」の生贄になります。早く搾取する側に回りたいものです。
自分の心に不安があるなら…明らかに自分の力量を超える水準なのでしょう。故に不安感が消えるまで、持ち高を落とさねばなりません。カタルのような馬鹿は、死ぬまで直りませんから、真似をしないように…。本日の三菱UFJは500円を割れていません。この辺りで落ち着くかどうか…。この動きはFRBなどの動向に影響を受けます。
どちらなのか…まだ分かりません。FOMCは19日ですから、ここから2週間程度が利上げの消化期間なのでしょう。年内には落ち着くものと思います。この決断は難しい選択で正しい可能性も高いのです。潜在的に存在する過剰な期待値が、これで一掃されました。つまり…景気の拡大期が伸びる可能性があります。
一般的に市場では、来年は景気後退期で…リセッションとの考えが一般化しています。でもこれを裏付ける指標は出ていません。この辺りが難しいのです。これだけ株価が下がると…当然ですが目先の消費は低迷します。高級自動車と思っていたが、大衆車に…と言う具合に、ワンランク消費も縮小します。株価が下がれば投資意欲も減退します。
日本はなかなか「流動性の罠」から抜け出せません。理由は明確です。だれも成功体験者が存在しないのです。昨日はWBSでZOZOの前澤さんが出演していました。彼は常にポジティブですね。考え方の発想を述べています。人間はいつも前を向き生きるのです。この「希望」を芽生えさせないとなりません。だから規制は嫌いです。スルガもゴーン事件も…世の中を暗くします。
清貧思想は…松平定信だけで充分です。「白河の清きに魚も住みかねて、もとの濁りの田沼恋しき」寛政の改革のような清貧思想は、些かうんざりしています。パッパラパーです。どうせいやるなら、バブル期に徹底してやるべきです。それを…。昔話はどうでも良いか…。
必ず…救済銘柄が生まれます。読者から頂いたサンバイオは強いですね。この下げで株価が崩れませんでした。本当は東邦チタンにこの強さを求めましたが、崩れちゃいました。でもその東邦チタンは、やはり素質は高いようです。昨日の下げを埋めてきました。
126万、117万、134万の出来高推移は、存在感を示しています。一方、東芝の昨日は出来高が落ちました。675万から420万と落ちました。この違いが、未来の株価変化の暗示になります。
サウジはトランプ氏に感謝を示し…ボーイングに大量発注していました。金額は大きいのです。でも、もうこなせない受注を抱えており、西山さんの先行する読みが正しいのかどうか。未来の株価が、この判断の結果を出します。
そう言えば…FRBのパウエルの評価もそうですよ。期待値を下げた行動は、目先筋には手痛い損失を与えましたが、この結果、時間を買う事が出来ます。一気にスマートコミュニティーへの変化の時間が、更に増えたのでしょう。もともと…景気の変動は、指導者の正しい読みなら、起らない筈です。常に市場経済は「切磋琢磨」して進化を求めています。
本日の大幅高は無理でしょうが…だんだん株価は収斂し、落ち着きを取り戻します。
そうすると…データの勝負になります。市場リスクの存在が小さくなり、個別株評価の比重が高まります。期待値を育むほどの銘柄が生まれるかどうか…。資金力のある仕手筋の出番です。
それでは…また明日。