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かたる:先ずはFRBの動向でしょう。利上げ、バランスシートとも市場に配慮をする声明文だったようです。故に午後から株価は急伸しました。このラインは既に売り物ゾーンですから強いのでしょう。カタルはベースマネーの減少を気にしていましたが、それにも配慮したイメージです。

この減少率と連日紹介した三井住友のレポートは密接に繋がっています。金融機関は厳しい自己資本比率の達成の為に、資産拡大がこれまでは出来ませんでした。この動きとのバランスが問題なのです。基本的に、まだリーマンショックの後遺症から立ち直ってないのです。負け組のシティーバンクやバンカメなどの株価も改善が進んで行くかどうか…。この話をすると、長くなるからヒントだけに留めておきます。

幾つか…期待通りの展開が見られました。次はアップルでしょう。アップルの企業業績の予想は市場の期待値を下回りましたが株価は上昇しています。つまりある程度の落ち込みは株価に織り込んでいたのでしょう。故に反発したわけです。株価は常に正しいと言う証明かな? エヌビディアの株価も底打ち模様です。

ここで昨日、指摘したコーニング社の株価は『光ファイバー・液晶用ガラス基板大手の米コーニング株が29日の米株式市場で急伸している。10-12月期(第4四半期)の決算で利益、売上高ともに予想を上回ったことが好感された。5つの事業部門すべてで売上高が予想を上回った。  午後の取引で10.3%上昇。このまま取引を終えた場合、1日の取引での上昇率は2013年10月23日の14.1%以来、約5年ぶりの高さとなる。

同社は、経済成長の鈍化や米中貿易摩擦への警戒が続く中国に関し、既に実施された関税が重大な影響を及ぼすとは考えていない、との見方を示した。また、中国でのテレビや自動車向け最終需要見通しは既に「控え目」に織り込み済みと指摘した。  ファクトセットによると、トニー・トリペニー最高財務責任者(CFO)は電話会議で、「中国での需要が改善すれば、業績も上向くだろう」と語った。 これとは別に、コーニングは中国でGPSの販売を開始すると述べた。 (マーケットウォッチ)』このように報道されていました。

つまりカタルの進化論の読み筋は、的が外れてないとの証明でしょう。事象と株価との整合性は重要なのです。

ここで…更に昨日のNY市場は、ボーイングが好決算を受け大幅高しています。その内容は此方です。『0-12月期の純利益は34億2000万ドル(前年同期は33億2000万ドル)、1株利益は5.93ドル(同5.49ドル)だった。調整後1株利益は5.48ドル(同5.07ドル)。ファクトセットのコンセンサス予想(4.57ドル)を上回った。  売上高は14%増の283億4000万ドル。ファクトセットのコンセンサス予想は268億6000万ドルだった。  2019年12月期通期での見通しは、調整後1株利益が19.90~20.10ドル、売上高が1095億~1115億ドルとした。ファクトセットのコンセンサス予想はそれぞれ18.46ドル、1073億ドルだった。』

狙いの株価は冴えませんが…読み通りの事象は続いています。本日発表の貿易統計値も良かったようです。前年比で14.6%増となっており、昨日、紹介した神戸製鋼の記事で日経新聞の記者が在庫問題を述べていましたが…この見方が確認される方向性です。

更に丸紅がサウジと海水の淡水化プラントを受注しています。他にシンガポールなど多くの物件も動いているようです。このような事象は、何れ株価を押し上げます。でも残念ながら、目先の需給バランスは崩れ始めています。信用の買い残が膨らんでいます。だから時間がかかる可能性があります。故に、今は買っては駄目です。仮に買うなら1100円台に乗せ、1200円…と株価が上に行くのを確認してからでしょう。自分で300万株とか、500万株とか買えるなら別ですよ。所詮、僕らは小判サメなのです。提灯持ちは、上手にやろうとしても駄目です。自分が金持ちに成ってから、自身の狙いを試せばいいのでしょう。

此処では…様々な事象が一致して動くことは、滅多にないと言う事が理解できます。だから事前予想など…なかなか当たらないと言う事を、理解してくれれば良いのです。良く評論家は、どうのこうの…と言います。しかしサンバイオを見ても分かるように、株価は常に僕らが入手できるような材料は、もう評価されていると思った方が良いのです。

株価は不可解なのです。確かに高いかも知れないが…「空売り残」が相場を創る事もあります。サイバーダインを、モルガンが500万以上売っていると言います。こんな株価位置が低い所で、売って大丈夫なのでしょうか? もともと…株価位置が低いと言う事は売り物が少ないのです。今はこの手の情報がオープンにされており、基本的にファンドは5%を超えた水準は売れないのです。仮に…838円を超えたら、一気に人気は復活し4ケタ相場になる可能性が残っています。空売り残は起爆剤になります。

これはサイバーダインに限りませんが、このようなガラの後に「大相場」になる銘柄が生まれる可能性はかなり高いのです。昔の野村証券は、このような環境下で投信信託に沈んでいる玉を吐き出させ…それを種玉として回転売買を良く仕掛けました。所謂、救済銘柄なるものです。そのような仕掛けが効く相場環境です。株価位置が高いなら、空売りは恐くはありませんが…低い株価位置の仕掛けは、幾ら割高だと言っても怖いものです。果たしてどうなるのか。

本日もサンバイオはストップ安のようで…株価は入っていません。此処での教訓は株価位置の大切さを学んでください。カタルはビットコインの仮想通貨の時にも指摘しました。詐欺と同じだと強く非難をしました。それは仕組みを考えると価格が下落を続けるか…横ばい状態が長く続くと…果たして、この仕組みが維持できるかどうか…と言う疑問です。

案の定、今は採掘の採算が合わないと言われています。どんな時も冷静になる必要があるのでしょう。でも別に仮想通貨を全面否定している訳ではありません。何れ、世界の基軸通貨は、その様なものに置き換わるかもしれません。その方がむしろフェアです。その為には一度、ドルの信認が崩れる必要があります。その時期がいつになるのか分かりません。しかし頭の片隅に、いつも準備しておくシナリオの一つなのでしょう。

様々な選択肢がある中で自分がどれを選択しようと自由なのです。大切なことは自分の力量問題を把握できるかどうか…此処に尽きます。最初はたった1000株だったサイバーダイン、最初はたった2000株だったBBタワー…。僅かでも下値の買いがあるから、高値になっても平気で買い増しを出来ます。自分の力量を把握する事は自分の欲望との戦いです。上がると思っている株も、何処に落とし穴が潜んでいるか分かりません。今回のサンバイオは良い教訓になるでしょう。まさか、魔坂、真坂の世界が株式投資の世界です。

読者の皆さんは、自分の力量把握に努めて下さい。そうして…今のような疑心暗鬼の状態が続くうちは、そんなに怖い事はありません。カタルはこれだけ当たり続けていますが、未だに…心は折れたままです。市場が一時的に間違った判断をしたわけですが、その時間を貧乏人は埋めることができません。金持ちなら、笑って我慢が出来ます。でも追証は待ったなしなのです。

そんな急落相場のクリスマスショック…。この後遺症が大きいから株価は13連騰もしたのでしょう。古河電工もあの時に、初めて打診買いを指摘しました。3030円のラインで5万ずつの買いが2日間連続で入りました。 その後…確かに株価は2453円(12/25)まで下がりました。でも今は3200円台です。まさにコンチクショウです。

いつも貧乏人の悲哀を味わっているカタル君。今に見ていろ、僕だって…必ず、暴落を笑える側に回って見せるとのチャレンジは続きます。それでは…また明日。

頑張れ! BBタワー、サバ―ダイン、環境はお前らを支持してる



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