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かたる:本当に呆れる今年の相場…。まぁ暗い「平成時代」、最後の年末だから仕方ないか…と思っています。思い返すと…昭和最後の年末は髙かったのですが、指数だけの取引で翌年から弱気相場が開始され…永遠と30年近い歳月がかかるのです。

来週で大河ドラマは終了だそうです。 ぺリ―来航(1853)から西南戦争(1877)までの年月が、やはり体制転換には欠かせないのでしょう。それから殖産興業(スマートコミュニティー)が一気に加速します。あの時はお雇い外国人で、今度は移民政策ですね。いつの時代も元号の改正など…大きな体制転換では「激動」を迎えるようです。

第一次世界大戦の賠償金負担に喘ぐドイツが、大恐慌を切っ掛けにして急速にナチの支持に傾きます。社会の不満は暴動になります。でも日本はすごいですね。パイオニアの指名解雇から始まった体制転換とも言えますが、そのパイオニアは、来年上場が廃止されるとか…。これも元号改正に絡み運命を感じます。名門企業がまた消えます。能力のない指導者が上に立つと末端は苦労します。

本日も広範囲に追証の投げが重なっているようです。 あの東芝が100円安の3440円ですからね。三菱UFJは594円です。まだ下げています。この辺りの株価は金融政策変更のバロメーターになります。市場が材料を消化する浸透度を測る目安になります。

日経平均株価は21200円前後の動きを続けています。この21000円ラインは日本の「下値の壁」とも言える水準です。 前回、10月30日に底入れをしたと思ったのに…再び、この水準まで押し戻されるとは…。なんども何度も…確認作業に来るのはどうなのでしょう。

日経平均株価の推移

先日NYダウ平均株価を見て…「仏の顔も3度まで」などの諺の話をしましたが、日本株も同じチャートになっています。まるでNYダウと一心同体です。でも日本はFRBと違い向こうは8回も利上げをしたけれど、此方はステルスですが…一応は量的緩和を実施しており、連日、無尽蔵の資金を持つ日銀様が、日本株を買っています。

外国人の売りは…今年10月までに現物で4.3兆円、先物で6.7兆円だそうです。合計で11兆も売っていますが、防波堤になっているのが…日銀様のETF買いです。他の日本人は腑抜けですからね。やはり日銀様だけが頼りの有様です。講釈だけは一人前ですが、行動が伴いません。

あらら…まさか、魔坂、真坂の1300円割れか…東邦チタンは1297円があるのですね。「市場リスク」の意味を改めて思い出させられます。東芝の株価を見ても分かります。株価を上げないで7000億円もの資金で、市場から株を買える道理はありません。でもこんな鉄板相場でも「疑心暗鬼」にさせる市場リスクは、「大衆の恐怖」なのでしょう。

でもカタルは、そんなに悲観的に市場を見ていません。むしろ来年は元号の改正など…オリンピックも、万博も控えています。みんなは米中貿易を気にしますが…周辺のアセアン諸国の景気は2桁増の自動車販売を見れば分かりますが非常に良いようです。中国から資本が移動している為でしょう。

この国々は…急速に可処分所得が上がっています。昭和30年代の日本が至る所で生まれています。しかも人口はインドネシアの2億6千万を始め…フィリピンは1億を超えておりベトナムは1億には届きませんが9300万人、タイは6900万人と…非常に大きいのです。このブーメラン効果も大きいと思っています。

何処を主眼に据えるか? 自分に生き方の問題です。常にありもしない心配を抱え…不安に怯える人生を過ごすのか…。それとも…いつも希望に燃え、前向きな姿勢でポジティブな人生を送るのか? どちらが良いのでしょう。カタルだって、未来を語るなんて変なペンネームを付けていますが、未来など分かりません。でも様々な事象から、必死になって予測をして…その仮定の下で行動をしています。

この年末は「東邦チタン」と「東芝」の2銘柄で勝負しようと…年末年始のアノマリーに賭けています。今年は様々な事情で遅れていますが、豊富なキャッシュを抱え…みんなが狙っています。11兆円を売り越した外国人のポジションは、何れ、また戻って来ます。何故ならアジア地域が一番、栄えるからです。彼らの資金を受け入れる器の市場は、中国か日本しかありません。そんなに悲観する事もないでしょう。

何処に視点を据えるか?…この見方次第で、人生はガラッと変わります。どうせ、みんないつか死を迎えます。その時になって…後悔はしたくありません。だから精一杯、背伸びをして…自分を試すのです。カタルはそうやって生きています。ガンで死んでいく親父の死を目のあたりにし…サラリーマン人生に区切りを付けました。

どうせやるなら…一番厳しい歩合給の世界で鍛えよう。和光の常務から基盤がないと苦しいから、最初は社員でやったらどうだ?…と誘われましたが、それを断り…最初から歩合で1から顧客作りを始めました。俺が食えないで…誰が、この世界で食えるのか?

俺が食えないなら、証券会社が倒産するよ。…と上京の時は思いました。でもまさか、魔坂、真坂、名門企業の山一證券が倒産するなんて…。カタルが入社試験を受けた時に、カタルの成績表をチラッと見て、「ハイご苦労様でした。」の一言で、一次面接で落とした会社が倒産します。

カタルが他に受けた会社は三洋証券、山種証券、カタルの地元の長岡に支店がある会社を受験しましたが、結局、カタルは何も知らないまま、地場証券に就職します。その当時、野村が一番なんて…本当に知らなかったのです。無知ですね。証券会社なら何処でも良かったボンクラ学生です。でも山一に「万が一」受かっていたら…倒産です。人生は「塞翁が馬」です。

この下落も、上がる為の「切っ掛け」になるかも知れず…、世の中、後になってみなければ何もわかりません。所詮、なるようにしか…なりません。それなら、一所懸命に努力をして、背伸びをして生きて、それでだめなら仕方がないと、死を迎えた時に「満足感を抱きながら」死んで行けます。カタルは親父の死を見て、そう思い上京しました。

故に、周りの皆が「カラ売り」をして、食いつなぐ中…歩合として買いだけを貫き、年収120万円の世界を2度も味わったのです。暮らせるわけがありません。サラ金から銀行まで…みんなお世話になりました。その過程で様々な仕組みを垣間見てきました。日本の仕組みに矛盾を感じて生きてきたのです。だから最初のタイトルが「株式市場 日本を考える」なのです。

皆さんにも株式市場を通じて、我が国の矛盾を感じて欲しいのです。まぁ、ゴーン逮捕は難しい選択ですが、カタルは間違っていると思っています。世界基準は10億、20億が当たり前です。

やはり産業革新投資機構の全役員は、官僚派閥を除き、全員、辞職するそうです。政治家も官僚も株式取引をして…時代観を身に付けないとなりません。時代を考察すれば…自ずと未来が見えるはずです。

あらら…100円安だった東芝が5円安になって来ました。 鉄板相場なのです。東邦チタンは1321-1334-1285-1286と沈んだままですね。 全体相場は388円安の21290円です。三菱UFJは600円を割れた水準です。

考えても分からないものですから腹を括るしかないのです。だからカタルはあの日、「腹を括る」とレポートで述べたのです。バタバタしないことです。どうせ、みんな一緒の市場リスクの話ですから、ドーンと構えていれば良いのでしょう。でも追証の人は追証になった時点で、既に自分の度量を超えた勝負をしている訳です。

良いですか、不安を感じるなら…その時点で、既に自分の度量を超えている水準です。だから不安を感じない水準まで、持ち株を落とさねばなりません。でも今週は我慢しましょうね。此処は、たぶん大丈夫だと思っています。でも待ったなしなら無理をしては駄目ですよ。

カタルだって、アップアップ、買いたくても…じっと我慢をしています。習近平氏も面子を潰され…果たして、彼の度量は、もっと大きいかどうか…試されています。カタルは一定の線までは彼を評価しています。でもやはり言論制限などの自由の束縛は許せません。それでは…また明日。

頑張れよ。カタル銘柄。未来は君らの株価に掛かっています。僅かに売りに怯まず…ドーンと構えましょう。



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