かたる:本日は4月1日、世間ではNHKを始め「新元号」の話で一色です。株屋にとり本日は前期の決算が終わり、来年の3月末の業績を探る相場になります。
昨年は年初のバラ色相場から、一転して「逆金融相場」の色彩を強めた1年でした。特に12月に入ってからの相場は、リーマンショックと比較されるほどの急落を経て「逆金融相場」の意味を僕らに伝えました。そうして現在は「逆イールド」に代表されるように世界景気後退の懸念を売る相場になっています。
既に半導体を始め…多くの企業が今期減益を発表しています。カタルは昨年春に、何度も「セルインメイ」の話を引き合いに出し、年初から弱気相場を警戒しており、ディフェンシブストックの「小野薬品」に取り組みました。その為に大きな損失を受けず…春は乗り切りましたが…年末にかけての弱気相場では惨敗でした。特に年末年始高のアノマリーに賭けた行為は無駄な抵抗でした。
なかでも東邦チタンは、内包する悪材料を知らず、未だに株価は回復していません。2月の貿易統計も悪く…ITCの調査は終了しましたが、今度は商務省への被害届と言う具合に外部環境がハッキリしません。でも本日の株価は高いですね。
基本的に金融相場の特徴は、現状は悪いのに…何故か、株価が高いと言う特徴を持っています。今、カタルは半導体株相場がどうなるか…に注目しています。同時に…スマートコミュニティーへの動向です。カタルは昨年春の段階から、早い事を承知で、敢えて…「進化論」を打ち出しています。この進化論は、基本的に次の景気循環のウェーブの事を述べています。
逆金融相場の最中に、それを述べることは、如何にも早く…案の定、古河電工は討死しています。でもやはり古河電工は、中間反騰の相場でも効率的な上昇波動を示しました。皆さんは、そう考えてないと思いますが…昨年12月25日の2453円から2月25日の3620円の上昇は47.5%もの上昇幅です。5割近い上昇はなかなかのものでしょう。
そうして今回の下げ局面で3000円割れから、再び買い始めたカタル君、どうも…3月28日の2729円は「二番底」を付けたのかも知れません。果たしてどうか…。これからの状況によります。でも可能性は高いのです。2月25日から既に1か月以上も調整を続けています。
カタルは、そもそも…昨年の段階から今回の古河電工の落ち込みは軽く、直ぐに回復するだろうとの予測を打ち出しています。理由は5G投資が本格化し、電波が弱いので大量の基地局が必要な為です。その為に膨大な光ファイバー需要とアンテナの需要が生まれます。日本アンテナなどは偽物でしょうが、実に株価は良く上がりました。
この株価の動きを通じて「底入れ」からの株価展開を、解説しようと思っています。どの株でも同じです。
しかし…今の一番の注目は、前期、つまり昨日終了した2019年3月期が大幅な赤字計上で、今期2020年3月期が黒字転換する「V字型回復」銘柄を、会員向けに掲げています。今年の狙い目は、この大幅赤字からV字型回復をする企業の株価でしょう。
この逆業績から金融相場に移行する局面で怖いのは…季節感を考えない投資です。本日、大人気になっている「第一三共」もその口でしょう。これから開発するのに…一体、何年の歳月がかかるのでしょう。タイミングが問題になりますが、何処かで、空売りの候補に変わるものと思われます。だってカタルは今回の景気後退は軽いと…何度も述べています。
既に…上海総合株価指数は、金融相場の色彩を帯びて…株価が上昇し始めています。馬鹿だけですよ。中国経済が、どうのこうの…と懸念を述べている人は、本当に株価を見ているのでしょうか?
一方、カタルは年初に、なんと述べていたでしょう。中国株を買うための準備が必要だと述べていましたね。案の定、春節から始まっています。丹念にカタルレポートを読んで頂ければ分かります。随所に、たくさんのヒントが散らばっています。
本日は買収完了で高いのかも知れませんが、「ルネサスエレク」の話もしています。SUMCOと共に…注目されると述べています。ただ安値はカタルも分かりません。故にブツブツ投資を実践して…無理をしないことです。
皆さんは、自分が買ったらすぐに上がる株を求めているかもしれませんが、そんなのは株式投資と言えるかどうか…。だってお金持ちが、直ぐに大量に株を買えば、株価はドンドン上がります。そうではないですね。下げ局面の末期に買い始め、買い下がって、更に買い上がるのが…正しい投資時期でしょう。
さぁ…いよいよ、新しい時代が始まります。今、ニュースを聞いていたら、元号の改正には「災異改元」と言う意味もあったそうで、過去、1人の天皇の時代に8回も、元号が改正された歴史もあるとか…。この意味は、災害などを被ったら、日本国の運を変える為に改元すると言う意味合いがあったとか…。
ようやく…カタルにとって悲惨だった「失われた時代」と言う「平成の世」が終ります。この失われた時代は、実質経済を重んじる清貧思想の時代でした。故にGDPは横這いで暗い時代でした。しかしようやく新しい時代がやって来ます。
暗い夜が明けない日はなく…太陽は再び昇り輝くのでしょう。いよいよ名目時代がやって来ます。不思議なものです。日本人と言うのは…。平成が始まった時は、「時代の変換」の意味など、全く考えもしなかったのですが…今回は、待ち望んでいた改元です。災異改元か…知らない言葉でした。この平成の世は、東北大震災など…数多くの災害もありました。
今日は少しアップが早いですが、カタルもテレビを見て、新元号のお披露目を観ようと思っています。待ち望んだ、希望溢れる新しい時代です。株も高く…何かワクワクする時代の開始です。
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