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かたる:「令和」と聞いた瞬間、最初は何故か、冷たい印象を抱きました。言葉の響きのせいかな? 冷蔵庫の連想? でも何度か呟くと…シックリ来るものですね。

平成は年が変わるとガラリと相場内容が大きく変化しました。あの年の年末の顧客向けレポートは「日経平均株価10万円へ」と言うものです。如何にもピントはずれのレポートでした。あの年は「ベルリンの壁」が崩壊して…「平和の恩恵」が日本経済を潤すと思ったものです。でも魔坂、真坂、まさかの展開の連続でした。

一転して梅ですからね。厳寒の冬を過ごし春を感じる令和…。安倍首相の談話「春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅のように一人ひとりが明日への希望と共に、それぞれの花を大きく咲かせることが出来る、そうした日本でありたいとの願いを込め…決定した」との事です。面白いでしょう。「一人ひとり」なのです。

元来、日本村論理は集団行動で成り立っています。「赤信号、みんなで渡れば恐くない」と言う集団行動の考えで動いてきました。ところが…改元にあたり新時代は「一人ひとり」なのです。要するに、自分自身が努力して、自らの道を切り拓かねばならないと述べています。個性的な「文化の時代」がやって来ました。日本の生きる道は、この「文化的な価値」が輝くように感じています。

それでは…この文化とは何か? 独自性なのでしょうが…一つの現象を観察しても、人により違う見方があります。特に株式市場はそうです。今でも中国経済の不振が日本経済に負の面を与えると言う声は多いのですが…カタルは今回の米中貿易摩擦は、最初から良い効果があるんじゃないかと思ってきました。中国論理のグローバル化です。「一帯一路」構想は決して悪いものではありません。

でも「中国製造2025」は陳腐化する文化です。スマートコミュニティーにおける文化は違うのでしょう。

僕らは物への憧れは既に消えています。お金で買えるものはそう多くはありません。むしろ「豊かな時間」でしょう。たしかに…高級車は乗り心地も良いし静かです。カタルも以前、日産自動車を手掛けたことがあり収入が多かったときは、シーマに乗っていました。もともと外車は選択外で…トヨタはあまり好きでない為、その選択になりました。でも所詮、車も時計もたかが知れています。金持ちはお金の使い道がありません。

物なんか…に対価の価値があるかどうか。やはり「豊かな時間」でしょう。音楽…美術…安らぎとは何か?

カタルは学生時代、競馬も熱心に勉強しました。血統の話も面白いですね。サラブレットは十字軍の行進で獲得したアラブの3頭の馬が祖先になっている話は…。なんでもそうですが自分が好きになるものを、知れば知る程…奥が深く面白くなります。

ただの金儲け目当てで始めた株式投資は、経済の色んな勉強するようになり、各産業の成り立ちも勉強するようになっています。最初は金利と株価の動きなど…全然知らない馬鹿が、熱心に勉強すると此処まで来ましたが、まだまだ完成系には、程遠い…自分が居ます。

カタルの読者も千差万別の考え方があり、カタルとは価値観が違います。ネット上の投資世代は若い人が多く、目先を主眼にやるのでしょうが…もし基礎知識があれば、サンバイオやオンコリスなどに引っ掛からずに済んだ事でしょう。カタルは今とは言いませんが…第一三共も、似たようなものだと述べています。本日は流石に少し安いようです。あらら…アンジェスMGも下げて来ています。

カタルが何故、今、半導体相場の話をしているか? 昨年の春の頃から進化論の話を展開しています。ようやく、その時代が来たのかも知れません。この進化論では二つのテーマを掲げています。5Gとスパーサイクル論です。でも野村証券は古河電工のレーティングを引き下げました。何故でしょう? 光ファイバー網の香港での入札価格から収益が得られないと判断したようですが…生産と販売の関係は面白いですからね。効率はドンドン上がります。

昔、カタルの親父は、新し物好きで…100万円以上するビデオカメラをソニーから買いました。その後、数年もするともっと良いものが10万円程度で手に入るのです。テレビもそうです。カタルは大画面のパイオニアのテレビを100万近く出して買いました。でも同じサイズのものが、今では10万円程度なのでしょう。こんな仕組みもアナリストは知らないのでしょうか?

古河電工の株価はどうでしょう? カタルが最初に買った株価まで復帰してきました。この水準から100円下がるたびに買ったのです。どうでしょう? いくら記憶力が悪くても…最近レポートしている話だから読者の人も覚えているでしょう。要するに、カタルレポートも玉石混合です。東邦チタンのようなケースもあります。 1400円台で買っているのに、未だに1000円にもなりません。クリスマスショックから蛇のように下値を這いずり回っています。

ようするに…「一人ひとり」なのです。新時代は個人の能力が開花する時代なのでしょう。文化的な時代は、独自の価値があるのでしょう。

本日は非常に珍しい現象が生まれました。「三菱UFJ」の買い気配です。この業界、今は激変しています。先日、カタルはベースアップの話をしました。僅か1%ですが、ようやく金融界は日本生命も3%水準と労働賃金に引き上げに動きました。第一生命は虎門開発に手を染めています。このような事象が未来を語っています。

本日、日経新聞の11面、「三菱UFJ、新卒45%減」米国に比べ、周回遅れで…スマート化が始まりました。基本的に金融界が変わると…全ての産業に伝染をします。日本株が10万円になる理屈の一つです。さらなる飛躍するためには市場の共有化です。

今、世界で一番伸びている市場は、何処か?

人口が多いアジア圏ですよ。カタルの次のカタル銘柄は、現状はひどく悪いのですが、この方向性は合っています。アジアの市場を共有化して日本の力を利用する産業です。たぶん行けると思っていますが、まだ先は見えません。株価は下値圏に沈んだままです。どの時点で反応するか? 事前の観察は必要です。

皆さんは短絡的です。時代背景を考えながら投資をすると、ずいぶん時間を待たされる可能性もあります。ケネディクスを見ると分かります。この会社は宮島さんが最初は消極的で(現在は違いますよ。でも最初の出だしが問題でした。)、最初の2年から3年の遅れが大きく響いています。その為にずいぶん待たされています。

邦銀株は金融規制です。本日の三井住友は大台が4000円台に変わりました。行けると思うのですが…どうでしょう。5月にどんな発表をするか…。日本人は未だに村論理が心に沁み込んでいます。カタルのような馬鹿は、そう居ません。カタルも親父がガンで死ななければ、サラリーマンを辞めてまで、生きようと思ったかどうか。

人生は面白いものです。死に行く親父の姿を見て、一所懸命に生きようと思い、サラリーマンを辞めて、なんの基盤もない東京に出て来て勝負ですからね。それも歩合生活です。自分の息子が、そんな選択をするなら、やはり止めるのでしょう。それから永遠と30年間も失われた時代です。

清貧思想の実質経済「平成」よ、さようなら…パッパラパーの名目時代「令和」、こんにちは。30年も下積み生活をしたのだから、そろそろステージアップしても良い頃でしょう。

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