本当に日本は駄目な国だ…と、つくづく思います。安倍首相は歴代から比較すると良くやっていますが、及第点になるかどうか…スレスレです。理由は未だにデフレの関門(22750円)を抜けずにおり、「流動性の罠」からも完全離脱していません。故に…国民に希望が広がっていません。
本来なら、産業革命を超える新時代のスマート化を前にしており、国民に向かって丁寧に説明をして、一気に邁進するのが筋です。少子高齢化で「待ったなしの改革」を迫られているのに、基本方針は、対処療法のような場当たり的な対応に終始しているからです。
キャッシュレスに挑むなら、現金を廃止する思い切った政策対応が必要で…監視カメラ画像を使い、本人識別認識とマイカードナンバーを結び付け…スマート化を急ぐべきです。そうすれば…健康保険も様々なカードも必要ありません。一気に重要なデータの蓄積が出来ます。スマート化はデータ力が、必要不可欠な社会になります。何故ならAI化が一気に進むからです。この為にはデータがないと活用出来ないからです。
中国株の最近の動向は、この戦略が世界で一番進んでいるように感じています。日本は村論理の為に、反対勢力の少数意見に対し配慮する余り、時間を浪費しています。「失われた時代」と言うのは「成田闘争」と同じ原理の時間浪費です。 成田も直ぐに土地を強制収容して反対勢力を強引に排除すべきでした。悪戯に時間だけを浪費して…これじゃ、少子高齢化が進展するスピードに負けています。本当に…どいつもこいつも仕事の出来ない屑の寄せ集めに見える…政治家や官僚組織です。一層の事、ガラガラポンを実行して立て直さない…と駄目なんじゃないかとも思う始末です。
株式投資をしているとよく分かります。最近は米国株の動向も手に取るように分かる時代になっています。アップルがクアルコムと手を組むのは、5G投資が間近に迫り、待ったなしの対応を求められているから目先の訴訟に敗訴しても、未来の時間を買ったわけです。目先、負けを認め、潔く未来に賭ける。なんだか…株を損切りするような決断です。
こんな事例を観ると…果たしてファブレスやEMSなどの戦略が正しかったのかどうか。サムソンと比較すると分かります。やはりファーウェイはすごい会社ですね。この3社の比較で考えるとファーウェイを米国が叩く訳です。脅威だから娘を人質にとった印象です。これがフェアーな戦いなのか、どうか…。
中国では続々と半導体の新工場が立ち上がっています。5Gのインフラ整備が終ると…IoT時代が一気に幕を開けます。こういう見方が存在するから、IoTのユビキタスが動意づいているのです。VRなどの活用は一部に留まっていますが…成長産業です。車もそうです。ようやくトヨタは気付き、自前主義から方針を転換し始めています。およそ5年程度、遅れての方針転換です。自動運転で先行しているウーバーに出資するそうです。
さてゴタクを述べてもしょうがないから、株屋は、株屋らしく…市場分析をしましょう。此処に来て日経平均株価は200日線を上回り、ようやくイーブンに戻しました。クリスマスショックの傷が癒えてきたのです。そこで先行するグループのリストを作りましたからご覧ください。
第一位は、リフト上場などと…最近、何かと話題を提供している楽天でした。 カタルは三木谷が嫌いです。一橋大学から興銀に入り、成績が優秀だったのでしょう。直ぐに会社の金で米国留学をさせてもらい…その恩を銀行に返さないで起業しました。でも成功して、みずほにそれ以上の恩を返しているから許せるのでしょう。今までは赤字会社を買収して利益を隠して…資産増殖(拡大経営)をしてきました。まるで西武の堤を観ている様な経営でした。
ようやくここに来て利益を挙げ、税金を払っているから…最近は、その嫌悪感も消えつつあります。彼は社内でも英語を公用語として用い、カタルのアイデンティティーとは相容れないものがあります。だからカタルのネット通販はアマゾンです。配当政策に姑息な面が表れています。還元率の低さは彼の性格によるものでしょう。でも賢いやつです。村論理に反発して…経団連入りを拒絶していました。ある意味で頭のいいやつです。でもカタルは、やはり好きにはなれません。
そこで…「空売り」候補かな?と思って調べたら…週足評価を観ると、別段に株価が上がっている訳ではありません。1000円を割れていた水準が安かったわけです。だからある意味で、ここでの株価上昇は当然の帰結と言えるのでしょう。
第2位は、なんと…あのアドバンテストなのです。確か…カタルは前回の半導体相場の時に売り買いした記憶がありました。その当時の株価は1800円台だったのです。こいつも…レザーテックやHOYAと同じ…マスクが必要な分野である露光装置を手掛けているようです。しかし…カタルの認識では、オランダのASMLが群を抜いており、ニコンやキャノンも追随していたが負け組の印象です。 カタルの認識不足なのでしょうか? もっと勉強する必要があるようです。
この微細化加工は、近年、ドンドン進んでいます。テスターのアドバンは後工程の会社とのイメージだったのですが…、知識と言うのは、補わないと駄目なものですね。あっという間に陳腐化しています。この株は親会社の富士通が持株をすべて売ったのです。やはり時間がかかったのでしょう。大昔のアドバンテストの株価は1万円台の値嵩株でした。やはり空売りはリスクがあります。
第3位は空売り候補の安川電機です。そうして積層セミコンダクターの太陽誘電が続いています。それなら村田も…と思ったら、リストに挙がっておらず…おかしいなぁ~と思ったら、村田が日経225ではないのですね。おかしな話しです。
世界的な電子部品メーカーで売り上げ規模は1兆円を超え15800億円の会社ですよ。太陽誘電なんか、たかが2700億円しか売り上げがないのです。知らなかった…いい加減な基準で選考されている日経平均株価です。この年になって初めて気付きました。トホホ…。
日経平均株価の採用銘柄の中でも、太陽誘電は仕手性があります。この仕手性と言うのは値動きが軽いと言う解釈でも良いと思います。 SUMCOは7.2%のプラス、古河電工は2.4%のプラスです。 まさか設備投資関連の安川なんかが…5G関連の古河電工やスパーサイクル論のSUMCOに、先行しているとは思っていませんでした。やはりカタルは3流だね。
この10連休にカタルは出かけませんから、チャート論を中心に勉強をするつもりです。しかし…明日は朝早くにディズニーランドに行き、近くのホテルに2泊して帰って来ますから明日と明後日のカタルレポートは、お休みを頂きます。娘がロンドンから帰って来ており、息子夫婦と共に遊園地です。
何故か…天候不順のせいか、カタルは咳が止まらず…風邪気味なのに、本日は、これから音楽会に行かねばなりません。これも付き合いです。N響は、実に久しぶりに行きます。だからある意味で楽しみです。 そんな訳で…皆さんが楽しみにしているか、どうか分かりませんが…カタルレポートは2日間のお休みを頂きますから、ご了承ください。