国策銘柄

先ずは…多くの投資家の皆さんが、米国の雇用統計値が事前予想16万人を大きく下回り、3万8千人になったことで、一気に為替水準が3円ほど円高方向に買われたことで、日経平均株価が大きく下がるのではないか…と、不安になっておられると思います。この点に関するカタルの現状把握は日本株の心配は要りません。多少、目先、下げても戻ります。カタルは前から申している様に、基本は金融規制の強化の為に…力強い経済活動ではなのです。その為に良くなってきましたが…上昇角度が緩やかな上昇に留まっているので、イエレン時間やダリオ時間など…様々に意見が割れているのでしょう。基本は金融規制なのです。ドラギ総裁の発言も、先日、憶測が生まれた上海合意なども、その一端の現象です。

日本もそうですね。折角の異次元緩和からの量的緩和効果が、マネタリーベースの中で留まり、なかなか全体に広がらず、最終的なマネーストックが大きく伸びません。これは村論理の弊害が大きく、日本人自身が…なかなかグローバル論理に目覚めないのです。円高ならその円高を活用して海外企業を買収して、自ら、世界シェアを奪えばいいのです。ただこれまでの買収を観ると、利益率の低い企業ばかり買っています。黒字ですが…その儲けが5%程度のものばかりです。15%以上の企業買収は皆無ですね。逆に、リスクの高い赤字企業の買収もあまり見られません。フェイスブックが買収したVRの「Oculus」の買収は、なんと20億ドルですよ。GMもそうですね。クルーズ・オートメーションに対し10億ドルの買収と言われています。

でも…ようやく、日本もデフレから脱却し始めています。緩いながらも徐々にプラス圏に顔を出してきました。最も早いのが…都心の商業ビル市場です。6月2日に日経夕刊の一面にREIT含み利益最高となっており、前年比で3割増の勢いとか…。この記事を観れば…信用期日の売り物に押されるケネディクスの魅力が光ります。もともとリートが抱える不動産は、リート保有者にその利益の権利があります。しかし管理会社が勝手に持ちビルを移しかえる権利があります。不動産と言うのは市場価格があってないようなものです。勝手にいくらでも作れるのです。ケネディクス傘下のリートから、優良な物件を私募債ファンドに一旦プールして、今度はこの私募債ファンドから、再び傘下のリートへ移し替えると利益が2重、3重で生まれます。その鞘を抜きながら、手数料を取るケネディクスはいくらでも利益を作れますね。何しろ1兆円を大きく超える収益不動産を管理しているのです。

決算説明会資料を読むと…、来年、開発中の物件が竣工されるようです。六本木のホテルは3月で、日債銀は7月ですね。この時期に大きく利益が膨らむ筈ですから…間もなく、仕掛け人が登場すると…カタルは相場を読んでいます。でも目先のこのような小さな話ではなく、基本的に、我が国の不動産は30年近く調整を続けてきたのです。ようやく今年、全国平均値でも、地価の反転が認められ…下がり続ける不動産が、今度は上がり続ける不動産に変化します。一部で色んな「懸念」を言う人は居ますが、基本は政策方針ですね。安倍政権はデフレ脱却の目標を、新たにしており心配はないと思っています。

リートに含み利益がバンバン生まれると…、リートの利回りが、マイナス圏まで下がっても…理屈に合う計算になります。何れ、この6月2日の日経夕刊の記事は再評価されます。更に…更に…東証はインフラ投資市場を新設し、「タカラレーベン・インフラ投資法人」(メガソーラー発電)が上場されました。今後、道路や水道、空港など収益性の合うファンドがドンドン誕生し…日本にもコンセッションの考え方が、根付くようになるでしょう。官から民への資産の移転が始まります。そうすると…ケネディクスは商業ビルだけでなく、無尽蔵の市場を抱えることになります。何しろ、国の借金は多額です。バンバン国の資産を売り、収益資産は民間が受け持つ形になります。そうして日本全体で効率的な社会構造が誕生するのです。何れ…皆さんの眼にも明らかな形で見える時期が来るでしょう。そんなに遠い話ではありません。ケネディクスの1万円相場と言うのは…満更、眉唾ではないと言う事ですね。

今は日銀様が、無尽蔵にリートを買ってくれます。トヨタがいくら優秀な車を作っても、車を無尽蔵で買ってくれる人は居ませんよ。日銀が買うと言う事は…凄い事ですね。ケネディクスはバンバン開発してリートを組成し、日銀に売ればいいのです。まだまだ兆円単位の資産が形成できます。相場と言うのは…「未来の夢」が、高値でも買う人の心を煽るのです。分かりますか? 未来に夢を、感じることが出来るかどうかで…PERの評価が大きく変わりますね。通常の商業ビルだけでは…大きく買う事は出来ませんが、国の借金を減らすコンセンションなら…未来は有望でPERの評価が30倍から50倍、更に100倍へと膨らみます。モデルが誕生すれば…あとは、物まねの日本人です。みんな付和雷同組になります。

大規模な収益性資産なら…なんでも、ファンドが組成されます。例えば高額な医療機器なども、その対象になります。重粒子線治療と言うがん治療がありますが…装置が120億と高く、陽子線でも80億円もするとか…。とてもではありませんが…全国に配備するのは大変です。この仕組みなどにも応用できますね。コンセッションは、国の資産を民間に移すだけでなく…そこには必ず収益性が問われますから、効率的社会形成の一翼を担う重要なパーツですね。故にケネディクスは、国策銘柄でもあります。オリックスも同じですよ。この格の違いが、分からないようであれば…お終いですね。

何故、市場に大相場が誕生するか?

時代性がないと駄目なのです。ソフトバンクは…素晴らしい産業になります。ペッパー君は、兎も角…高成長産業ですね。故にPER100倍の領域なのです。馬鹿な奴らには…批判をさせておけば、空売りが出来るのですから、どんどん売ればいいのです。カタルは安くなれば、もっと買いたくなります。だんだん、お金がなくても、どうにかして…資金を作りどんどん買います。何しろ…カタルは時々馬鹿をします。ベンチャリは馬鹿になっちゃって…消えました。でもあの仕組みは、良かったのです。銀行が救うべき企業でしたね。金融庁の馬鹿たれ役人が…日本経済の成長の芽を摘んでいます。どんな産業も、必ずものになります。お金が…その速度や成功を決めるのですね。赤字企業だって、有望なのは有望なのです。クラウドワークスは…実に良い仕組みです。たぶん、1万円評価があっても不思議ではありません。本当は、まだ上場する段階ではないのですね。やはり黒字化してから上場させるべきでした。この株は未上場企業のイメージです。

株式投資は…外部環境に左右されることなく…自身が信じる道を歩めば良いだけの話です。それでは…また明日。



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