米中株高戦争

金曜日はとうとう観念して…「駄目相場論」のアノマリー説を重視して、広範囲に手持ち株を投げました。基本的にブツブツ投資をしていれば…無理をしないので絶対に負けはありません。ただし倒産や上場廃止は別です。でも資金が続くかどうか…あるいは時間を待てるかどうか…特に後者の時間が曲者です。(失敗した東邦チタンなども同じことです。=ただし時間はかかります)

カタルは今年、苦い思い出を作りました。PSSです。300円台の時に、この株の素質を見込み…株を買っていたのに、投げてから今回の相場が実現をしました。僅か1年弱なのに…。PSSは昨年、投げたんだじゃないかな? 下値圏で大量の株が転換されています。もともと日立ハイテクが資本を引き受けていましたから、泡沫企業と言う印象ではなかったのです。でもこの内容で3000円は、やはり驚きです。

PSS(7707)の日足推移

事前の読み通り…株価は再び2000円に近づいてきました。あの時に1380円、1330円、そうして1282円まで1280円は買えませんでしたが、合計で200株を買ったカタルは、直ぐに利食いをしています。でも、やはり人気になったなぁ~と考えています。下がる時も値戻しを挟みながら…株価は下がります。展開次第では二番天井も、新高値もあり得ます。

この真逆のシナリオが「自動車関連などの復活」です。中国では既に販売が回復しており好調な推移だと言います。でも何故か…日本株は、此処までは駄目でした。本当に…株を知っているのかどうか…。日本の市場を見ると、非常に幼稚化しているように感じます。

目先の事に主眼が置かれて…株価が動いている様に見えます。もともとコロナ関連株など…こんなに大人気になる程の事は、ないと思います。でもメディアは、どのチャンネルもコロナ一色です。大衆迎合で政治も動き…政策が決められ、メディアは勝手な主張を展開。しかし…日本国民と言うのは、こんなに馬鹿な人種なのでしょうか? 

今回、ロコンドを手掛けており、初めて「イナゴ族」との協賛になっています。カタル自身、彼らから学ぶことも多いですね。 彼らの「ものの考え方」など…しかしこのロコンドも1925円を付けてからの調整局面では…僅か1~2週間程度なのに、このイナゴ族の論調が変わりました。如何に、野次馬根性なのか…が、分かります。

でも彼らの力を上手く誘導しない…と新しい時代を迎えられません。米国でもロビンフッターの存在が欠かせない勢力になっています。テスラ株の高騰は、彼らの力による部分が大きいのでしょう。

過去、内容のない相場が展開されていた時期もありました。カタルは、第二次オイルショックの入社で…当時、日本石油がドンドン上がり2480円だったかな?…の高値を付けて、大人気になりました。実体のない仕手株相場です。今回のコロナ株と同じです。

産金株の相場もありました。住友鉱山を是川銀蔵が買うのです。これは裏付けがありました。しかし今回は、これだけ金が高騰しても住友鉱山は「蚊帳の外」のイメージです。たぶん菱刈の埋蔵量が、もうないのでしょう。

まぁ、こんな経験から、1年程度は人気が持続する場合があります。でも金曜日のPSSを見ると、意外と…空売りは少なく買戻しが主流の相場のようです。カタルは時々、ヤフーの掲示板などをみます。そのコメントは幼稚なレベルです。株の成り立ちが、全然、理解されてないようにも感じます。

カタルは株価の形成には「市場要因」と「個別株要因」により形成されており、どちらかと言えば…個別株要因より市場要因の影響を受けやすいと述べています。

一時的に個別価値より、市場要因が強まる時期があります。この週末はそんな展開でした。ユビキタスを投げる過程で感じたのは…830円前後は、結構、強いかな?…と思っていましたが、全体安が加速すると…その流れに逆らえず、株価を消していました。強い筈のロコンドも同じ展開でした。

しかし真逆の流れであるPSSは、次第高になり…一番人気になります。

面白いものです。でも昔の相場と比較すると、ずいぶん市場環境は良くなりましたね。これだけ…駄目相場でも動く株があるのです。

失われた時代を経験したカタル君、何をやっても…駄目相場を経験しています。仕方なく…中国株をやったりしました。大手証券は米国株があります。米国は良いですね。日本と全然、違います。名目経済と実質経済の明暗を感じる次第です。

今の日本市場は、「清貧思想」派閥が幅を利かせており…積極的に頑張る奴を叩きます。困った連中です。誰のおかげで「戦後の復興」から立ち上がって来たのか…。ダイエーの中内さんの様な戦中派閥が消えて、日本の先導力と言うか…底辺を支える種族が消えたのも運命の一つでしょう。

仕事もできないくせに…偉そうに講釈を並べる奴らばかりが上に居ます。困った成り立ちです。意欲ある若者は、無駄な時間を浪費せず、海外に出た方がチャンスは活かせます。

日経平均株価の日足推移

ここで…日経平均株価を観ると分かりますが、三角保ち合いを下放れのように感じます。しかしカタルは、やはり…一時、サマラリー説を考えた理由があり、その可能性が拭いきれません。武者と言う人は、やはり…なかなかですよね。彼のレポートが更新されると教えてくれる読者が居り…今回の中身を読むと、カタルと同じことを考えています。此方の原稿の3つ目です。

カタルは「米中株高」戦争と露骨な表現を用いていますが、この仮説もあり得ます。中国は賢いのです。資産効果を利用した…政策を実施しています。日本だけですよ。今の馬鹿政策は…。このカタルレポートを読んでいる経済学者など…良く武者さんのレポートと合わせ、何故、名目時代入りが大切なのか? 

カタルが何故、ケネディクスに拘るのか? 理解しないとなりません。

馬鹿ばかりです。日経新聞の論調を見ると…馬鹿官僚と同じ視点です。全く、「失われた時代」を作った「反省の欠片」もないようです。宮澤喜一の様な馬鹿が大勢いるのでしょう。

自粛要請を支持する人達は、食えるから…正論のように意見を言うのです。現場は大変ですよ。カタルは「失われた時代」のなかで…あまりにひどい相場で、営業をするのが悪じゃないか…と考えた時代があり、営業活動を停止して、最低限のノルマだけをやり、国会図書館に通う日々を、過ごしました。あの時期は辛かったのです。

だから今回、「塗炭の苦しみ」に遭っている人の心境が、良く理解できます。自分がその立場にならないと分かりません。

でも政府に甘えるのは、どうか…と思います。1年や2年ならサラ金や友達に頼れば…何とかなると思います。この逆境はある意味でチャンスでしょう。人生は塞翁が馬なのです。心が折れなければ…大丈夫です。

昔、カタルは新潟に住んでおり、どうしようもない「やるせない気持ち」の時に、良く、海を見に行きました。冬の荒れ狂う海は凄いですよ。逆に本日の様な青空と海のコントラストも、また綺麗です。新潟の海岸から佐渡島が見えます。本日、11日遅れで…ようやく梅雨が明けたとか…。7月は雨続きで、東京は30日間、雨が降ったそうです。本当かな?

コロナと長雨、大変な時期を過ごしています。山小屋の多くも閉鎖され…涸沢の山口さん、嘆いていました。今年は雪解けが早くハクサンチンゲなど…既にかなり上まで咲いているそうです。一度、紅葉の季節に行ってみたいところです。カタルは槍ヶ岳に登りましたが…涸沢から奥穂高は行ったことがありません。行ってみたいなぁ~。早く借金を返して辞めたいレポート稼業です。

今回のユビキタスは、綺麗に立ち上がらず…討死です。でも未練があり、種玉は残しました。高値で買った1万株は持ち続け、今回は取引を継続させようと思っています。何故か…この株は、カタルを熱くさせます。2010年の2月から魅了され続け…任天堂と関連が切れ時は、もう駄目か…と思いましたが、見事に立ち上がる時期が来たんじゃないか?…と勝手な解釈をしています。

カタルは門外漢なので…ソフトウェアの世界は、よく分かりません。しかし…この評価がもっと高くても、良いんじゃないかと思っています。今回、ARM社が4割の値上げを目論んでいると言います。だから非常に…この推移に、これからの興味が湧きます。

ある意味で…組み込みソフトの分野と言うのは、もっと付加価値が高いセクターじゃないかと思っています。半導体、半導体と騒がれていますが…ソフトウェアの方が、価値があるんじゃないか…と漠然と考えている自分が居ます。だからPSSを上回る相場も、何れ、可能だと思っているのです。

カタルは、もう10年間も観察を続けています。この環境下で…カタル達以外にも、注目する連中が居るのは事実でしょう。それでなければ…こんな強いチャートになりません。下がったとはいえ…何故か、魅了され続けています。

4ケタ以下なら…何処でも買い場でしょう。此処で仮に失敗しても、時間の経過で4桁復帰は時間の問題です。たかが2年程の時間を我慢すれば…必ず復活します。ただ確かに…まだ早過ぎるとも言えます。でも…。

この株が綺麗な二段上げ相場に移行できるなら…全体も、二段上げ相場が続くと考えていました。次は古河電工…などもターゲットに挙がっていましたが…アララです。どうなりますか…。

でも昨日は785円を2000株だけ、買いに行ったけれど、1900株しか買えず、仕方なく…買うのではなく、今度は、その半端の900株を790円で売ったら、なんと793円の大引けでした。 昨日の日経平均株価の全体安を考えると…強く感じた次第です。やはり830円前後で…株価は落ち着くんじゃ…ないかな? カタルは、また買うつもりです。でも今度は無理をせずにノンビリやります。

もう書くスペースがないですね。読む方も大変ですから…、今の焦点は、「米中株高戦争」と「MAGA相場論」のソフトバンクなど…、そうして市場要因と個別株要因の「市場の整合性」を理解して頂ければ…良いのですが、分かりますよね。 それでは…また明日。



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