基準地価が発表され東京の商業圏は8.4%の上昇だと言います。一方、三大都市圏以外の商業地でも1991年以来、28年ぶりに上昇したと言います。人気スポット浅草は3割を超える上昇とか…。ニュースで言っていました。
こういう事例の積み重ねが…段々、日本人の心の壁を取り払い、名目時代への転換に繋がります。カタルの息子は数年前に中古のマンションを買い、昨年、利食いをしました。でも目先の欲の行動で、良いのでしょうか? 会社からは補助金は出るし…だからまた賃貸にしたのでしょうが…。
今の株式市場のように感じています。目先主義の横行です。ディーリングをする事が「株式投資」だと…勘違いをしている様に思います。
カタルは本年の戦略として、進化論には早過ぎるので…赤字から黒字に転換する仕手材料株を選択しました。千代化やJトラストに、チタンは少し違いますが、田中化研もそうです。でも様々な問題があり綺麗に立ち上がらず、狙いは道半ばの印象です。
でも流れは変わりませんよ。昨日買った千代化の下げの理由は、最終工程に入っているキャメロンLNGにおいて合併パートナーであるMcDermott International, Inc.(MDR)に倒産説が出て、株価が急落した影響で下げたものだと言います。調べると分かりますが…前回の下げも、この影響を心配して株価が下げました。7月31日です。これが通常の速度感覚なのでしょう。
カタルも余り調べてなかったけれど…千代化のケースは特異なケースです。前期に於いて、当初の損失額から1000億も増額して、今期の損失予想を余分に見積り…前倒しで損失を積み増したのです。このMDRは、その積立をしてなかったから…追加損失が発生するだけの話です。
これでキャメロンがインセンティブを払う理由が分かります。仮に倒産でも工事に支障が出ないように…割増金を払う訳です。おそらくMDRは年内に倒産するのでしょう。その為に、何処かの法人の千代化の「つなぎ売り」500万株が、なかなか消えない訳です。
なるほどなぁ~。千代化は最後の美味しい買い場を提供したわけですね。MDRの為に、株価の下値圏のもみ合いが長かったのです。JVではなく単独なら…もうとっくに株価は500円なのに…。面白いでしょう。株式市場の成り立ちは…。知れば知る程…この世界は奥が深く…相場を楽しめますよ。
でもすし屋に行き、酒のつまみに隣の客と、このような議論をしても相手のレベルが違い過ぎて話になりません。せいぜい年金の話ぐらいでしょうか?
でもこの年金、やはり働かないのに…20万円以上は貰い過ぎのような気がしています。カットをする事は出来ないから、インフレの選択が一番正しい選択です。日銀が国債を買い入れているのにも、面白い取り合わせです。こう考えると…MMT理論と言うのは、ある意味で正しいかも知れません。
ただし…経常収支が黒字でないと駄目ですね。特に日本は…食料自給率も低いし、エネルギーでもそうです。
基準地価の発表を受け、カタルが名目時代到来と謳っている理由が、より一層、明らかになります。カタルは今の相場を「始めチョロチョロなかパッパ、赤子泣いても蓋取るな」と言う諺の「飯炊き相場」と命名しました。世間ではバリュー相場と言っているようですが、このバリューに流れるのは、背景にはボルガールールの改正があるからです。
見えない相場の糸を辿ると、自然に見えてくる世界があります。全ての株価はその方向性に向かって流れています。だから株価と、世間の出来事を繋げる…事前の知識が必要になります。カタルは常に株価の連動具合をみて、速度計算をしています。
でも千代化のように…事前の読みは完ぺきではありません。方向性は間違いないけれど、穴があるのです。カタルの知らないことが隠されている場合もあります。全部、知っていても…カタルの解釈の仕方が間違っているかもしれません。
株式投資と言うのは、奥が深く面白いですね。経営者の性格にもよるし…全ての事象が、相場を仕掛けている時にマッチして、市場に材料を提供するとは限りません。仕掛け人の存在も欠かせませんからね。
若者はゲームやらバイオやらが好きですね。カタルも博打は大好きですが…もっと可能性がある株を、オモチャにすれば良いと思っています。L君なんか…楽しみな株です。何しろ大株主は1750円で買ったのに、現在株価は855円なのです。Jトラストもそうでしたね。あれは幾らだったのでしょう。789円だったようです。それが今の株価は413円です。やはり魅力的です。キラキラしています。
カタルにとってダイヤの輝きに見えますが…他の人はそう思わないのでしょう。あまり早く先読みしても駄目だし…時間調整はなかなか難しい。このJトラストは時代の流れにマッチします。
三菱UFJの上昇も、A君の上昇も、O君の上昇もケネディクスも同じことです。雁行型経済と言うか…先頭を飛ぶ鳥を狙う訳です。前回は予兆に終わったJトラスト…いよいよ真打の価値を発揮します。何しろ…時代が応援しています。基準地価の上昇も同じ流れなのです。
名目時代の到来は、出遅れの銀行株を押し上げます。今度は担保に取った土地も毎年上がりますから、売れない土地の値下がりは止まります。故郷の長岡は虫食いだらけの駐車場の更地ばかりです。長い「失われた時代」は、目に見えないマイナス効果を及ぼしていました。でもこれで本格的に立ち上がります。
インバウンドの重要性も分かりますね。安倍政権の成果の一つですが、彼もそろそろ変わるべきでしょう。及第点とは言え…O君の株価を観ると「流動性の罠」の深さが分かります。出発点に戻っている株価です。2012年の秋からスタートした相場ですが…7年も要してこの様です。このO君は200円台の株価から…1200円台に上昇したのに…敢え無く、二段下げを演じました。
アベノミクスの失敗と言うか…なんというか。市場原理主義のカタルにとって、やはり株価の推移は正しく…世間を評価していると感じています。日産自動車の株価を観ても、そう感じています。ソニーもようやく格上げなのです。BBBプラスかな? 格付け会社もいい加減ですが…彼らの時間概念も投資の流れです。そうそう…昨日のデータを観て思いました。
昨日の84番目にダブルスコープ(6619)が登場していました。チャートを見ると、時間がまだかかりそうに見えますが…田中化研と同じ仲間です。素人には分かりません。スクリーニングと言う作業で…あがってくる動意株は、昨日は86銘柄ですが、毎日50銘柄を超えます。サイバーダインや注目しているL君も、昨日のリストアップ銘柄です。レナウン(3606)なんかもそうです。
経験値がないと…86銘柄の中からリストアップできないのです。キャリアと言うのは、馬鹿に出来ません。カタルは毎日レポートを書き、勉強を続けていますが、それでも、このレベルです。なかなか一流域のプロの世界は大変です。通常、どの世界も10年か20年程の経験を積めば…ある程度のレベルに成れますが、やはり兆円単位の壁は厚いのです。せめて…1流ではなくても2流領域に昇格したいものです。
でも最近、何かワクワクしています。やはり内部留保や今回の基準地価動向もそうですが…確実に、僕が言う「名目時代」が到来し始めていることを実感できると思います。馬鹿にしていた野村証券ですが、子会社、野村総研の株を売り、自社株買いの原資に使ったタイミングは、流石、株屋です…腐っても鯛なのです。
皆さんは、最初はチョロチョロ(おそらく2年程度)だから…慌てることはありません。のんびりやれば良いのです。
名目時代が明確になって日経新聞が騒ぎ出してからでも、今回は大丈夫です。非常に長い大相場に入ります。何しろ内部留保は463兆円ですよ。基準地価は8%以上も上昇し…ノンリコースを選択する宮島さんの心の氷も融解します。森ビルのあの開発は活きてきます。東急不動も同様です。
失われた時代と言う肥やしが、肥沃な大地を育んだのです。だから滅多に味わえない大相場を実感できます。故に「雪だるま」投資が効果を発揮します。カタルはケネディクスを使って、この実験をしています。新雪の中をコロコロと転がすのです。やがて大きな雪だるまになります。
このタイミングが正しいかどうか…。また疑念はありますが、市場の整合性を考えると、本番相場がやって来ると言う感触です。
証券マンは、長く悲哀に満ちた人生でした。やはり30年は長すぎます。でも来年、再来年、5年先には長年の苦労が報われることでしょう。今こそ…腕に自信のあるセールスは、歩合の世界に入ると良いですね。
此処から数年、頑張れば、イチローには遠く届きませんが、高給官僚の年収を遙かに超え、何倍も稼げるのでしょう。是非、カタルが遂に超えられなかった月間株式手数料1億円の壁に挑戦して下さい。Kさんは、この水準を何年も成し遂げたのです。
よちゃんが…飛ばした200億円の時代がやって来ます。22750円がデフレの関門です。来年になると、この株価が今度は下値になり…岩盤になります。今の岩盤は2万円ですが…。やはりカタルが初めて…会員向けに臨時号を出した真価が発揮されるのかも知れません。
三菱UFJは蓋を取ったら負けですよ。そう言う「飯炊き相場」で…、常に買い増しあるのみの「雪だるま」相場なのでしょう。それでは…また明日。