チャート分析

外部環境は芳しくなく…米国のEUへの関税適応、相変わらず、米中貿易摩擦に中国経済の資金流出問題など…不安定な面が否めません。

日経平均株価の週足推移

こんな時はチャートの時間軸を伸ばして…相場を見ると良いでしょう。やはり日経平均株価は一段高するステップに突入しても良いように感じています。此処では信用の三市場買い残も2兆円程度まで減っています。2016年当時より株価位置が30%以上高い位置ですから、実際の株数は2016年当時より減っている筈です。つまり仮需の割合は非常に低いのです。外部環境が不透明で買いにくい為です。

昨日の「今日の市況」では、「日経平均株価16000円」のレポートを紹介しました。このレポート心理は、未だに浸透し…市場を支配しています。まだ多くの個人投資家は儲かってないでしょうから…当然のことですが、市場心理は、まだ悪化したままです。

東邦チタンの日足推移

しかし最近になり、ようやく…これら個人投資家好みの銘柄も「値戻し」が始まっています。東邦チタンなどは良い事例でしょうか? 719円から898円です。上昇率では24.89%ですから、ブツブツ投資で下値を丹念に拾えば、なかには儲かる人も居るでしょう。

この利食いによる減少と、期日売りなどがあり信用の買い残も265万株から219万株に減り始めています。まだまだお話にならない株価回復ですが…、一応は日経平均株価の新高値更新の恩恵を受けています。

でもやはりここに来て確りしているのは、外人投資家好みの銘柄です。まだ統計数字は出ていませんが、10月は買い越しに転じる可能性が高いのでしょう。今年は4月に大幅な買い越しをしましたが、その後は一貫して売り越しています。この所、ずっと日本株は売られていました。

SUMCOの日足推移

今日の日経新聞にはSUMCOの話が出ていましたね。昨日付けた1800円は昨年12月に付けた1797円の高値を抜いています。つまりチャート上は本格的な上昇期入りしたとの見方が出来ます。カタルは1200円台を何度も買っていました。この株は古河電工とは違いクリスマスショックの株価を下回りませんでした。年初に1116円の安値を付けていました。

ここで…皆さんに低迷していた株の「復権ポイント」を一つ紹介しましょう。6月から7月の株価上昇後①に対して、この場面では「a」のように信用買い残が減っており、実需の買いが見られます。

しかし…たぶん業績発表で悪化が見られ、株価は大きく下げていますが…此処では「A」で出来高が急増しています。この現象は見方が割れているからでしょう。未来の改善が近いと思っている人達と、まだまだ駄目だ…と思っている人達の意見対立を示しています。しかし…前の安値を割れていませんね。6月3日の1154円、18日の1162円を割れずに…この日の安値は1193円です。出来高は2723万株です。

そうして間髪入れずに…8月後半から9月の展開になっています。この株価上昇②も「b」のように…信用買い残が減っています。

DXI指数の推移

つまり今年の夏、6月後半から7月にかけ大きなファンドが介入している模様がチャートから確認できます。このチャートと…DXI指数などを組み合わせるとより「市場の整合性」は更に高まります。その少し後でホワイト国問題から半導体の供給懸念が生まれ、実需筋が在庫手当てを始めたのでDXI指数のスポット価格は7月に大きく上昇をしています。

チャートの動きと実際の市況動向が一致しています。勿論このほかに、色んなレポートをカタルは紹介していました。年内には半導体市況は浮上すると言う一般的な解説のレポートです。

この現象を見ても分かるように…「株価は半年先を買っている」と言われる所以でもあります。このSUMCOのチャートやDXI指数動向、様々なニュースを組み合わせると…「進化論」が、最近大きく浮上しているのも頷ける展開です。

皆さんは、自分が持っている株しか、関心を持たないから、市場全体の株価動向と個別株の流れを結び付けることが出来ません。勿論、米中貿易協議は今後の世界景気に対し、更に成長力を落とす懸念材料です。その綱引きの中で、株価は決定されていきます。一概に、ガンガン強気と言う訳ではありません。

でも再びJPモルガンが上昇し、最近はバンカメの株価も30ドル台に突入しています。バンカメはバフェットが好み、持ち株を10%に抑えることが出来ず…その水準を超えた銘柄です。自社株買いの容認も背景にあります。

この話と米国金利の動向にも、目を離せません。「市場の整合性」を読み切ることは…非常に難しく、可能性はあると思っているのに、いつもカスっているカタル君、今回もここに来てボーイング(BA)は後退です。

もともと10月にボーイングは改革を実施して会長職とCEOを分離しました。この背景は737MAXの改善が遅れているのでしょう。米国連邦航空局(FAA)との兼ね合いもあるのでしょう。

自分が株を買った後も、刻々と事態は変化し…その新しい情報が株価に刷り込まれます。だから株価の行方は「市場に聞け」と言います。

でも田中化研のケースでもわかると思いますが…EUの排ガス規制のニュースが、今回のニュースリリースに繋がるのです。それは「切っ掛け」に過ぎません。事前にある程度、株価は上昇するタイミングにあったのです。

果たして…ここで仕掛け人が関与しており、上手く演出できるかどうか…により相場の出来が決まります。出来高のバランスはなかなかですよ。もう少しで…判明します。

カタルは再び1000円を割れて来たので…金曜日に後場から田中化研を、少し買いました。出来高バランスが気に入っています。この辺りの解説をいちいちしていると大変なので…ここで切り上げます。

兎に角…SUMCOなどのチャート分析を見て、ここで学んで欲しいのは、多くの場合…勿論、例外もありますよ。全てでは、ありません。故にケースバイケースですが、「信用買い残が減る、株価上昇は注意を要する」と言う事です。最近の村田製作もそうですよ。明らかに何処かのファンドが介入しています。             

さて本日は、久しぶりに株式教室らしい解説になったでしょうか? このコーナーは、そもそも…株価の成り立ちのイロハを教えるコーナーです。このような実践に沿った有料の株式教室をIRNETでは展開しております。

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実戦形式の株式教室なので、これから上がると思われる株を、事例に取り上げて解説していますが…IRNETは、レポート屋でも投資顧問でもありません。あくまで、株式教室で互いに勉強をする場ですから…お間違いないようにお願い申し上げます。だから個別株の相談など受けません。ご注意ください。こんな料金でアドバイスなど受けられません。実際の投資顧問と言うは、成功報酬制が多く…何百万円も掛かるものです。

皆様から評価されるように、カタルも日々精進を積んでいますが…なにぶんカタル自身が貧乏人ですから、多くを望まれても無理と言うものです。でもその辺に転がっている証券マンより、優れていると思っております。皆様からのたくさんのご応募をお待ちしております。

それでは…また明日。



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