6/14

最近、ひょっとしたら…カタル君の技量は、一段、「ステップ・アップ」したのかもしれません。意外に…「相場が見える」ように感じるのです。ただ…間違いもあります。

新電元(6844)の日足推移

基本的に「セル・イン・メイ」の「アノマリー」を信じ、「薄利多売買」を心がけています。その為に、折角、今から…思うと良い所を買ったのに「僅かな利幅」で満足して、売った途端に株価が上がり始めた「新電元」(6844)などの動きは想定外でした。

まぁ、仕方がないと言えば…そうなのです。どこで…誰が買い始めるか?

そんなことは神様でないと…分かりません。このような株価の上げ方は、間違いなく海外勢のファンドの買いです。たぶん…欧州筋のファンドだろうと思っていますが…誰が買っているのか? この連中がどの程度…組み込むか? こんなことは関係者でないと分かりません。

皆さんも、事前にカタルは取り上げていたので分かると思いますが、株価が大きくなるためには1社のファンドだけでは、株価は大きくなりません。複数のファンドが絡み…尚且つ、最初に手掛けたファンドが「高すぎる」と考えて…空売りをし始め、更に株価が上がるようになると…大きな相場になります。

事実、カタルは薄利多売説を述べて、既に乖離が高すぎると…利食いをして、更に「空売り」までしたのです。僅かな利益で空売りは清算をしていますが…少し爪をのばしたら、完全にアウトでした。空売りは、恐いから…必ず「ロスカット」が必要です。

そもそも…最初は1万円相場も可能だと思っていたのです。でも…これですからね。人間の感情と言うのは…複雑なものですよ。まさに…コンチクショウ!なのです。

本日は「エーザイ」(4523)を、追撃して買っています。皆さんも参加するなら…「今でしょう。」の林さんです。

本当は下値を狙っていましたが…ソロソロ「時間切れ」なのでしょう。金曜日は株価こそ「行って来い」と言うか…大きく飛んでいませんが、出来高は良く出来ています。前日の1541万に対し1728万と超えていました。最初の値段が入ったのは10845円です。まもなく…このラインの売りは消えますよ。

エーザイ(4523)の月足推移

ただチャートを見ると…この6年ほどの高値圏です。故に、しばらく…このラインで「保ち合い」の展開も、あり得ます。カタルは前者のまもなく売りが消えると思っています。悪くても…高値保ち合いです。株価は下がりません。

「エーザイ」を馬鹿にしない方が良いのでしょう。2015年に、この薬の話だろうと思いますが…市場で言われ、その後、何度か、「ボックス圏」を「行ったり来たり」しています。この2015年から2021年の展開は、時間軸を延ばすと…分かります。

おそらく株価の習性からして…ここから1年ほど掛けて、大きな「上昇波動」があると考えるのが「普通の見方」です。多くの人は、近視眼的な目先しか見ませんが…迷ったら時間軸を延ばすのは…世間の一般常識です。株式投資と言うのは…論理的なのです。

カタルは貧乏人だから…もうこれ以上は買えませんが…株価が12000円台になるなら…また買うかもしれません。何故なら、ここで買った下値の玉があるから…高値を買っても恐くありません。

相場のない時に下値の種玉があれば…いくらでも上値を買い進むことが出来ます。現時点では、未来図は誰も分かりません。仮に…エーザイを7000円台で買っていたなら…この高値でも「買い乗せ」できます。

しかし前に人気化した時に買った人は、ようやく…損が消えると言って「ヤレヤレ」…の売り物が出ます。このヤレヤレの売り物は、もうすぐ消えます。だって連日1541万、1728万株と商いをすれば…株価ステージが上がるのが常識です。

エーザイは大きな会社なので発行済み株式総数は2億9656万株あります。この人たちが入れ替わるのです。何れ…出来高は500万前後になるでしょう。本日も1000万株以上できると面白そうです。

基本的に株価の焦点は「意見対立」があるか、どうか…。みんなが良いと思ったなら…もう買う人は株を買っていますから、相場はお終いです。副作用が大きすぎるだとか…、認可が取り消しになるとか…、色んなチャチャが入る内が「華」なのでしょう。

本当は日経夕刊ではなく、朝刊に、あのFDAの委員の「抗議の辞任」の記事で掲載されたなら…もっと面白かったですね。カタルは「博打」も意外に好きです。前の高値をみるとそんなに出来高は出来ていません。出来たのは…2015年の時です。たぶんこの時期は「予兆」の相場の「理想買い」、今度は現実の相場なのでしょう。時間の問題でこの高値圏を抜けて…新値街道入りの「未知との遭遇」になります。宇宙への旅立ちです。

ようやく…日本株市場も夢を語れるような相場展開になって来たという事でしょう。

何れ…市場に存在する割安株は消えて行きます。そうして…ただ株価が安いと言う話だけで、株価が上がるような相場に移行するのでしょう。「名目成長時代」と言うのは、そういう相場なのです。「夢を語れる」から…みんなが「前向き」に生きることが出来ます。他人を叩くような社会の実質成長時代は、終演です。終焉の方が良いかな? もう実質経済の舞台はお終いです。芝居小屋は消えるのです。

何故、カタルが、この話に乗ったか?

日経平均株価の月足推移

まぁ、一緒に暮らすおばあちゃんの事例を見ていることも影響しているのでしょうが…昨年の後半から…つまりデフレの関門(22750円)を抜けて、デフレのトンネルの出口(27270円)を抜けたのをみて…ようやく、「失われた時代」が終わったと思いました。この論理的な背景を補ったのが「M2の伸び率」です。

M2、M3の前年比の伸び率推移

感覚的に…理解はしていました。しかし論理的な説明を上手く言えませんでしたが、コロナ禍により、世界中の中央銀行が更なる金融緩和に踏み切りました。この為に消極的な日本人も一段と攻勢を強めました。

黒田さんは…良くやっていますが、カタルに言わせれば…やはり常識人です。日銀が本気になって、デフレ脱却をやる気なら…なんだって出来るのです。しかし実際に異次元の金融緩和と言っていますが、M2は伸びずに…「流動性の罠」に嵌まったままでした。

ところが…今回のコロナ騒動は、日本経済にとって…まさに「神風」です。

黒田さんは批判を受けず、更にジャブジャブに出来たのです。株が上がるわけです。この背景には2010年にタイへ大衆車マーチの生産移転をした時に、日本経済は基本的に「空洞化」は終焉したのです。「村価格論理」を打破した「ユニクロ」(ファストリ=9983)が勝利をしました。

だから…本当は2012~2013年の時から、順調に抜けるべきだったのです。しかし…メディアの馬鹿たちが…清貧思想をまき散らし、官僚筋も似たような政策です。自分たちは良いですね。年功序列の世界です。物価が下がるのは歓迎です。その間に…この「失われた時代」の中で、世界一の半導体は…消えました。「エルピーダ」の坂本さんの「無念」が分かりますか? 

もう…この世の春です。ようやく…苦節31年の穴倉生活とも「おさらば」…出来るかもしれません。カタルレポートを毎日読んでいれば…きっと僕と共にあちら側…楽しみにしていてくださいね。本日は「ロコンド」(3558)も買っています。1790円、1780円を買えましたが、1770円は入りませんでした。

基本的に、名目成長時代なので…もう買い増しあるのみです。

不安な方、安全性を重んじる方は…野村証券だけを買い続け、5%の定期預金をしたと思い、3年ほど株を持ち続けましょう。大丈夫です。博打心のある方は、この場面では、果敢に「エーザイ」にトライしましょう。取り合えず、100株でも1000株でも1万株でも良いのです。自分の力量の範囲で打診買いをして、下値を丹念に拾いましょうね。

「NPC」も…1212円を抜ける可能性があります。

NPC(6255)の月足推移

そんなもんではなく…上場来高値水準の3000円台を目指せるかもしれません。綺麗でしょう…この月足は…。この下値圏の長いボックスの時間はナカナカ…なのです。株と言うのは、分からないのです。本日は…820円の2000株が売れました。

NPC(6255)の日足推移

この意味が分かりますか? つまり…前の二つの高値の関門だった817円を抜いたのですよ。今度は…確認をしたので強気になって、株を買わねばなりません。今までは疑心暗鬼でしたが、テクニカル面の壁が抜けました。通常は、この817円は抜けないものです。

一応、カタル君はプロを自称しています。税務署に追われるほど…歩合セールスで稼ぐ奴は、そう居ませんよ。これは客観論ですが…その内、億単位のお金なんか…ではなく、ソフトバンクの孫さんのように、豆腐を数えるように「1丁、2丁」と…株の儲けは1兆円、2兆円と…話が出来るかもしれません。

ハハハ…。冗談が出るほど…好調になって来ました。

これで…ロコンドが3000円、4000円となり…新高値を抜けたら、もうそろそろ卒業式が近くなるかもしれません。「いつまでもあると思うな、親と金」…ならぬ、「カタルレポート」かもしれません。そんなことで…本日は終わりです。ゴタクを読む方も大変です。

東芝の4785円は「戻り高値」かな?

外為法だか…安全保障だか…なんだか知りませんが、こんな「不正企業」、欲しい奴にくれてやれば良いのです。切り捨てる覚悟がないと…新しい時代へ、ステップ・アップできません。村社会構造などは腐っています。「人的賄賂」は当たり前、「奉か帳」は当たり前、楽天の三木谷さんが、経団連を蹴って、英語を社内の共通語にするわけです。

カタルは喋れないから楽天には入れません。まぁ、入れてやると言っても三木谷さんは嫌いです。ですが…本物が活躍できる社会が「名目成長経済」です。

また…明日。

今、原稿を読み返していたら…10600円のエーザイも買えました。NPCは820円、830円が売れたので…今度は、逆に805円から5円刻みで下値に買いを用いたNPCの805円が買えています。売ったり買ったり…薄利多売も楽しいな。皆さんも是非、相場を楽しんでください。 



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

IRNET

本サイトは、「今日の市況」(月~金)、「株式教室」(土)、「コラム」(日、祝)をほぼ毎日発信しています。

2024年4月
« 3月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

過去のIRNET

広告

株式投資関連の本



連絡先

kataru at irnet.co.jp
(at をアットマークに変えて送ってください。)