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かたる:本日は面白い実例を掲げます。「情報の伝達スピード」の話しです。我々日本人はニュースが新しいものだと信じています。NHKや日経新聞など大手報道機関の報道は正しく、しかもタイムリーだと思っています。しかしその報道をつぶさに検証をすると、誤報も遅延も当たり前に常態化しています。

特に株式関連ニュースの場合、予想を含む観測記事が多く誤解を招きやすいのです。カタルが度々、レポートで伝えているミツミの実例です。決算発表の数日前まで大幅な増益報道が日経新聞を飾っていましたが…実際は大幅な減益で2日間連続のストップ安を食らいました。まるで詐欺にあったようなものです。記者は増益「観測」報道をしていたのです。

故意ではなく…誰かに書かされている場合もあるし、確信犯の場合もあります。今でも日銀の金融政策を先走り、観測報道を良くしています。だから読者自身が、良くその事を理解しないとなりません。

カタルは昨年末から今年の春にかけ、東邦チタンを採り上げています。MLCCの好調さ、スポンジチタンの米国在庫減などを合わせ、様々な世界情勢からみて…市況も上がると読んだためです。航空機は捌き切れない受注を抱えています。だからです。しかし実際のチタン相場の改定は春に始まります。だいたい夏に決まるようですが…今年はなかなか確定報道が聞こえませんでした。

先日、専門誌の鉄鋼新聞が、その事を伝えました。カタルのレポートも、その事を伝えています。確か…株価は1200円前後だったように記憶しています。そうして本日は日経新聞に、その内容が再び報じられています。

これはヤラセかもしれませんが…。このような時間差があります。カタルが事実に気付いたのは昨年末かな? これが時代観からの推測です。そうして本日の報道で…事実が一般化していきます。ここでは情報の伝達スピードが分かります。

今、ファンドマネージャー達は既に来春の読みをしています。株式市場が現実に先行して株価が動いている理由を説明しています。株価は、およそ半年先を表現していると言います。

でも…この時期は敢えて買うために、先ずは株を売るケースが良くあるから気を付けねばなりません。「大量の玉」を買いたいために事前に株を売り叩くのです。カタルは古河電工やSUMCOのケースで、その可能性を指摘しておきます。これは勝手な推測ですよ。確かめるためには、売っている連中に真実を聞かねばなりません。たとえ聞いても…真実を話しているか、どうかは分かりません。

DIX指数の推移(長期のもの)

何故、そんな推測をしているか? 先ずは此方をご覧ください。これはDIXと言う台湾企業が発表している指数で、半導体のDRAM市況の相場だそうです。本当の相場は日経新聞が報じているように相対売買の大口取引価格で決まりますが…その価格はスポット価格に影響を受けます。その現実の市況状況をDIXが示しているとカタルは勝手に思っています。(短期のDIX指数は此方を参照してください。)

本当の事は専門家ではない為に分かりません。でもカタルはこの市況が8000の時から注目し(2016年の秋から…)、SUMCOを800円台で推奨したわけです。その様子をご覧ください。

このグラフのもとは読者からの提供で感謝しております。その後はカタルが毎週、手入力をしています。この資料は有料情報なのです。東証のようなもので世知辛い世の中です。株価は変化を買うものですから…危ない兆候が出たら、このような株は、先ずは…下がります。

でもSUMCOの株価の下げは、現実の動きに比べ異常な姿に見えます。理由は信越に比べ軟弱な体質にあるからです。でも…もともとウェハーの大口需要は大きく落ちない筈です。伸びに陰りが見えるという段階でしょう。

もともと…仮に世界経済がリセッションに陥っても、緩い落ち込み程度ではないかと思っています。だから敢えて…「進化論」を掲げています。まぁ来春を見れば…この結果は分かります。カタルが白旗を上げるとしたら、その時です。今からの宣言です。

ただ…東邦チタンのケースを見ても分かりますが、そのまま上昇を続けるモノや一旦休みを入れるモノなど様々ケースがあります。第一回推奨のカタル銘柄だから、日揮のケースを良く事例に掲げますが、あれは1年間早かった。もしこのまま東邦チタンが爆発的な上げになっても…一旦は休んでいますから、同じような事例になります。

一旦、押しを入れたので買い場でしょう。1300円割れを期待しましたが…本物なら、たぶんその可能性は薄く、このまま高値保ち合いを経ての再上昇でしょう。こんな逸材を世界の優秀なファンドマネージャーが見逃す道理がありません。

カタルは様々な銘柄を掲げていますが、此処に来て力強いのは邦銀株の動きです。ようやく効率化経営に、舵を切っています。トヨタの提携も同じ発想です。日本企業経営者がROE経営に舵を切り始めています。

此処では、それ故に…「東芝」に注目しています。カタルは自社株買いだけではなく…真の狙いは、日本企業が、東芝の変貌ぶりを見て…モデルケースになる可能性を、この時点で指摘しておきます。だから車谷さんが自社株買いを実行するのです。この意味を…よく考えることです。普通の経営者は絶対にしません。先ずは…保身を考えます。退路を断ちません。

皆さんは株価が上がってからワイワイ騒ぎますが…考え方のプロセスを、実例を持って後追いではなく、未来予測でカタルは先取りして述べています。当然のことですが、失敗もかなりあります。それは先走る為です。SUMCOなど2200円台かな? 古河電工は5400円台だったかな? ずいぶん下げています。ケネディクスなど、本日も追証で投げています。これで4日連続です。トホホ…710円で買い619円で売る馬鹿をやっています。

本日も古河電工とSUMCOを買いました。これで3日間連続、買っています。SUMCOは理由があります。それは…明日でも具体的な根拠を述べましょう。株価がこの辺なら述べますが…株価が大きく上がれば止めます。

昨日も述べましたが…邦銀株の強さ、昨日の相場でもプラスだった三井不動、地所は引けにかけ緩みましたが、ザラバは髙かったのです。この意味は名目経済です。カタルは追証だからケネディクスを投げています。皆さんも無理をする事はありません。追証ならジャンジャン売りましょう。株式投資は真坂、魔坂、まさか…が常に存在します。どちらに転んでも良いような体制が必要です。

世界は自分を中心に回っていません。落合さんの…あの強気姿勢は懐かしいものです。カタルも30代は、老婆心を馬鹿にしました。小川さんは「当分は…駄目だよ。」カタル君に先見の明を与えてくれたのです。しかしカタルは「この糞爺、俺が食えなければ、証券会社がつぶれるわ。」と内心…呟いたのです。彼は田中角栄に掛け合った功労者です。識者なのです。

若造は生意気に呟いて、30年も…棒に振りました。まさか…ね。人生は面白いものです。中国の小皇帝に負けずに、日本の若者も頑張ってほしいものです。

大きくやられていますが、昨日も述べましたが、三菱UFJが高いと…何故か、ホッとしています。試しに…今、1000株だけ買ってみましょう。ちょっと待っていてください。ハイ、730.8円で1000株のお買い上げです。

常に有言実行のカタル君、公開ページで本物をめざし、その過程を公開しています。あとは読者、それぞれの判断です。

当たり前の話ですが、貧乏人が偉そうに述べています。だから眉唾だと思ってレポートを読まねばなりません。日経新聞の方が、信頼度はずっと高いのでしょう。カタルはいつも未来を語っています。それでは東芝は先陣を切ることを願って…原稿を閉じます。また明日。



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