11/5

昨晩の米国株は「針の穴を通すような…難しい展開」を示していました。カタル自身は、前から景気後退に近い「ゴルディロックス相場」と述べています。この見方は一貫して変わっていませんが、実際の米国経済は、様々な要因があるのでしょが、なかなか…その展開になっていません。ようやく…その条件が「整い」始めたのでしょう。カタルの世界が訪れるかどうか…もう少しで、分かるのでしょう。

もともと今回は「コロナ」と言う特殊要因の中で…米中の「覇権争い」が起きています。加えてロシアのウクライナ侵攻やイスラエルのガザからレバノンです。更に此処にフーシ派も絡み…イランとの直接交戦ですから、難問が山積みです。何も米国だけが「分断の時代」ではなく…ドイツやフランス、イギリスも大きく意見対立が起こり、挙句に日本の政局です。

まぁ…良く、これだけ不透明要因を並べたものです。

日経平均株価の月足推移

少し前の時代なら間違いなく株価は低迷し「底這い」の弱い展開です。でも流石に2012年11月から続く…アベノミクスによる基本政策の展開により、日本も弱いながら「名目成長経済」入りをしてきたのです。その為に、これだけの難問を抱えても…大きく株価が崩れることはありません。ようやく「普通の国」になれるのでしょう。まだ…その名目時代の連なる列強の「最後尾」なのですよ。しかし…ようやく34年ぶりに「高値」を奪回した所なのです。今は「水面下」から、顔を出したり、引っ込んだり…しています。

まだ「確立された時代」とは、言えませんが、曲がりなりにも…それでも「嬉しい」限りです。カタルも「会員ページ」を始めた辺りから、やはり、かなり努力をする時間を費やした成果か…最近は、かなり相場を理解していると思っています。

冒頭の「針の穴を通すような難しい」…と述べた理由を、ちゃんと論理的に解説できるのです。先ずは、此方を観てもらいましょうか…この「イールドスプレッド」のグラフはかなり重要でしょう。「薄緑の部分」が、0%以上の正常なラインです。オレンジのラインが「イールドスプレッド」のラインです。

米国債の利回りとイールドスプレッドの推移

このグラフの意味は、「コロナ禍」から発生した「異常事態体制」が「正常な形」になっている事を示しています。通常の経済下では、お金を預ける期間が、長い方が「金利は高い」ものです。

この米国の10年債から2年債の利回りの差を「イールドスプレッド」と呼び…長い期間、2年債の金利が、10年債を超える「逆イールド現象」(異常事態)が起きていました。米国は、世界の基準通貨の「ドル」を発行する覇権大国です。その経済が、世界経済に及ぼす影響は非常に大きいのです。「世界大恐慌」の時(1929年)は、通信手段が発展していませんが、世界中が「大混乱」に陥りました。

今回の「コロナ禍」からの一連の作業は、その過程と同じ歩みです。これを見事に大きな混乱がないとは言いませんが、収拾したのが、「イールドスプレッド」の正常化と思って良いのでしょう。

日本も「名目経済の世界」に復帰し…ようやく、カタルの苦難の時代も終了でしょう。1989年に上京して以来、苦難の連続です。折角、毎月500万円程度を、貰う世界に入ったと思ったら、また「貧乏生活」に逆回転です。少しだけ…「夜の銀座」を味わい、クラブからネクタイが届く世界に入ったと思ったら、また「サラ金生活」に、逆戻りです。

でも、おそらく大丈夫でしょう。もう一つ…予てからこの関係が良く理解できていませんでしたが、重要ではないかなぁ~と思って伝えていた「リバースレポ」の話が、最近は良く耳にするようになってきました。このグラフを載せておきます。

米国のリバースレポの推移

カタルは、こう考えてきました。この残高は「市場に溢れるお金」だろうと思ってきました。つまり市場に「ジャブジャブ」のお金を供給してコロナ禍からの「一連の回復作業」が終了します。ようやく…正常な経済のバランスに戻りです。だから「逆イールド現象」が解消されたのでしょう。

この事を見越し…カタルはITバブルからの「回復過程の相場」を主眼にして、自分自身の相場観を組み立ててきました。もともと…時代は「AI革命」の新しい時代です。スマフォは便利です。どんどん進化します。最近は、カタルのかみさんも「スマフォ」を片手に…お買い物です。決済方法も多様です。危ないサイトでは、カードを使わないように言っています。でも、いくらこっちが気を付けていても…相手も手口は巧妙化していますから、「イタチごっこ」でしょう。

しかし…既に新しい時代です。ところが、人間は「過去の記憶」の延長です。なかなか新しい概念を受け入れようとしません。特に日本人は「村社会」論です。世界でも、海に囲まれた農耕民族は「珍しい存在」です。ダーウィンの述べる進化論です。だから「ガラパゴス」と呼ばれるのです。今では、これを「売り」にして…インバウンド時代です。「独特の文化」が輝くのかもしれません。

この時代の変化は「一貫して」流れます。

「ネットフィリックス」(NFLX) の月足推移

ITバブル崩壊から、ヤフー(ラインヤフー=4689)が高値を奪回したように…同じことがコロナ禍からの回復でも起きると言うのが、カタルの「新興株の推奨理由」でした。事実、米国では「ネットフィリックス」(NFLX)などは「新値」を追っています。時間に縛られた「地上波の世界」は衰退しています。…と言うより「多様化の時代」と言った方が…正しいのでしょう。

基本的に「新興企業」は、時代背景を持っている企業で、これからの産業です。「割安株」投資を選択するのは「過去の遺産」の権利です。「利回り投資」は、カタル投資の主眼ではありません。

やはりカタルは、「未来の時間を買う」銘柄が好きです。「ジェイドG」(3558)の田中君と、カタルの認識には「距離」がありますが、69歳のカタルと43歳の田中君とは、だいぶ年齢差があります。彼の「積極的な勇気」に、ここでは「賭けてみたい」と思っています。

同時に株価は下がっていますが…別に、まだ1004円の安値を割れたわけではありませんから、あと4日間かな? 「タイミー」(215A)は、果たして…今週末まで1004円を割れずに、「頑張れる」ことができるかどうか…。買うなら…「今でしょう。」林君でありませんが…。今の板状況を…掲げておきます。

 「タイミー」(215A) の板状況

実験ですから…1120円で1000株だけですが、カタルも共に買ってみます。ハイ、1120円が買えました。通常は、厚生労働省の問題が「共同通信」で一般化しましたから、これで「材料出尽くし」になる筈です。

先ずは、奇怪な…株価の値動きでした。一度は卒業したのですが、カタルは1500円台で再度「買い参入」したように…通常は、この株価ラインで「止まる株価位置」です。しかし…公募株価の1450円を割れた所で、更に買った1340円の買いで…一旦は、「様子見」が正しかったのでしょう。

案の定、先ずは「噂」があり、会社側は「IR」を発表して、その事実を認め…「協議中」と述べて、自らは「改善」をしています。そうして…「労働新聞」かな?…ローカルな報道です。ここが「分岐点」になり…下値1004円からの反発でした。カタルは、てっきり…1000円台を「維持できない」と思っていました。

しかし…魔坂の「1294円」を、その後…付けました。1308円を超えられませんから、「完ぺき」では、ありません。しかし「越えられない壁」の「一つ」を超えました。あの時の「仕掛け」は1270円と1275円です。そのラインを、「可能性がないなら」絶対に、その株価は抜けません。

まぁ、どっちにしても「厚生労働省」が「何と言っても」…時代は「タイミーの味方」です。場合によれば、国会で「討論」をすれば、良いのです。どっちにしても「古い制度」は、何れ…淘汰され、新しい価値観になります。

問題は、確実に「タイミー」の株価は騰がるのですが、「一時的に沈むリスク」です。「時間軸の壁」が此処にも…存在します。実際に、カタルは2年ほど…前から、同じような事を繰り返し述べています。「BASE」(4477)の株価は500円が「妥当株価」と、ずっと…同じことを述べていますが、なかなか…株価は、反応をしません。

でも昨日の米国株は、カタルが述べる「景気後退」を観た「ゴルディロックス相場」なのです。「条件」は揃ってきました。その様子を「イールドスプレッド」や「レバースレポ」で冒頭に語りました。良いですか…、自分が「どんな世界を希望して」…その銘柄に「自分自身の夢」を託すか?

それが「株式投資の原点」でもあります。上手に…株で「鞘抜き」をして儲けようとか…の気持ちでは成功しません。「金持ち」になりたいなら…自分の考え方を時代に合わせて、その流れに、賭けるのでしょう。これが株式投資だと思っています。

幸い…日本の政治は、ようやく「政策論争」に発展しそうです。メディアの見方と違う世界を、カタルのように述べる奴も、他にいっぱい…居る事でしょう。自分が、どんな世界を望み…どう行動するか? だから、カタルはいつも「有言実行」で「率先垂範」です。先ずは行動です。ジェイドGの田中君の勇気が「光る」かどうか…。市場は、必ず、正しい結論を出します。それが「市場原理」なのです。また…明日。

しかし…安全のために、今週一杯は、最安値を割れないかどうか…「様子」を見てから、ゆっくり行動をしましょう。「タイミー」(215A)は金曜にまでに1004円であり、「ジェイドG」(3558)は、木曜日までに1653円です。ここが基準値になります。

カタルは今日も「大引け」で…僅かですが「ジェイドG」(3558)を買ってみます。「引け値」関与は「株価操作」を疑われますが…公約して、後場寄りに注文を出して、尚且つ、取り消しなどはしませんから、「正当な売買」でしょう。

本日から「30分取引時間は延長され」…「場」は3:30までだそうです。中途半端です。やるなら夜間を増設して、働くサラリーマンなどに、配慮をすれば良いのです。まぁ、別に一日や二日は、どうでも…良いのです。相場を観る必要もないのですよ。「場が引けて」…から「カタルレポート」を読み、それから、翌日の指値をすれば良いのでしょう。ノンビリ、ノンビリです。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

IRNET

本サイトは、「今日の市況」(月~金)、「株式教室」(土)、「コラム」(日、祝)をほぼ毎日発信しています。

2024年12月
« 11月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

過去のIRNET

広告

株式投資関連の本



連絡先

kataru at irnet.co.jp
(at をアットマークに変えて送ってください。)