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かたる:注目されていたFOMCが終わり、事前予想通り、およそ10年ぶりと言う時間感覚での利上げです。基本的に景気循環と金融政策は一体化されており、景気循環のスパンが長くなっていると言うか…、発達したと言うか。昔は、もっときれいに…金利と景気の関係は明確でした。今日はグローバル化なので…新しい展開なのでしょう。

金融庁が地銀の融資先にまで足を踏み込んで、アンケート調査を実施しているとか…。お上が、そこまで「箸の上げ下ろし」を指導するとは驚きです。やはり人員が過大なのでしょう。彼らに「失われた時代」の反省があるのかどうか…。日本人は、どんどんマニュアル化され…自立と言う言葉から、更に遠くに…押しやられている印象です。なんでも資格社会になり、資格さえ持っていれば…良いと言う形骸化している社会に成り下がっている印象です。個人情報保護法の導入辺りから…、村論理への反発が強まり、方向性がおかしくなっている様な気がします。中央集権もその一つで…何故、大阪の維新の会が持て囃されたか? 地方創生と言う必要性が指摘されているか? まだまだ…たくさんの課題を抱えているようです。

昨日は完全な指数相場の印象でした。今年、前半に批判した展開に戻っています。株式市場も日経レバレッジファンドの弊害と言うか…変動率が高まっています。自分で判断する力がないのでしょう。どの世界も一緒ですね。昨日、電気屋さんが来て…マニュアル化している印象を持ちました。なんでも書面で説明され、署名を求められ、責任逃れの自己保全の社会構造ですね。信用とか、信義と言う言葉がなくなっています。村論理の良い所だったのです。ブランドの価値はドンドン下がりますね。トップが自ら責任を取らないから、こんな形骸化した社会構成なのでしょう。田中角栄は「後の責任は、わしが全部、取るから思い通りにやってくれ」と官僚に指示していたとか…。トップに立つ人間は、度量が必要ですね。

カタルが上京した頃、和光の小川さんに…挨拶に行きましたが、彼は大井証券時代の証券不況時に、山一が特融を受けるとの情報を聞き、田中蔵相に出向き、「うちも一緒にお願いします。」と懇願したら、「分かった」…との一言だったそうです。やはりトップには…人間らしい、温かみのある度量がないと駄目ですね。貧富の差の拡大が、何故、悪いのでしょう。努力する人間が富を集めるのは当然です。貧困が治安悪化を生みますから、最低限の生活は確保されるべきですが…昨今のマニュアル化現象が、おかしくなっているのでしょうね。だから生活保護が受けられない悲劇が生まれます。新幹線の焼身自殺などは、良い事例かな? 他にも…クーラーや車を持っては、駄目と言う、一律の杓子定規の規制があるとか…。都会と田舎では生活のスタイルは違いますからね。

まぁ、株屋が考えることではありませんが…。しかし経済が困窮すれば…必ず色んな現象となり、社会現象として事件化します。指数だけ見ていても分かりませんね。何故、東芝が不正会計に追い込まれるのか? すき家などのブラックバイト問題が、何故、起こるのか? 株価の影には、たくさんの現象が眠っています。バブル期は、尾上縫などの事件はありましたが、社会にはユトリがありましたね。まぁ安田火災が、会社の金でゴッホのひまわりを高額入札し話題になりましたが、今だったら…きっと良い利殖だったのでしょう。今、調べたら当時は58億円だったそうです。今なら、相当の価格になっているかな?

さて…ゴタクは兎も角、FRBの利上げにより、2年半に及ぶ、モヤモヤが晴れ…新展開を迎えます。声明文では1年で4回、1%の利上げと判断されているようです。やはりイエレン氏はインフレ懸念を持っている様で、実際に物価上昇が加速してからでは…利上げの弊害が生まれる懸念を指摘していたようです。つまり、リートを買ったバフェットもこの考えに同調している可能性がありますね。一方、この所、日経新聞は盛んにシャドーバンキング問題を指摘しています。でも既に金融界は大幅な人員削減をしており、峠は越えていますね。もともと自己資本比率規制とは、こう言う現象を危惧しての戦略だったわけです。日本は別格ですよ。金融デリバティブには、程遠い人種で、しかもその活用能力も周回遅れなのです。野村証券が良い事例ですね。馬鹿な買い物したものです。活用できないトップなのだから、人材が揃っていても理解できないのでしょう。結局、野村は低迷したままですね。やはり氏家体制が失敗の素だったのです。

どっちにしても…この問題は市場経済がこの利上げを受けて…どう反応するか、見なくてはなりません。いくら考えても…現象が実証されなくては意味を成しません。反物質の論理と一緒です。物質の誕生の宇宙の話も面白いですね。要するに株もそうですが…あくまで仮説なのですね。その仮説が、どのような現象を生むか?その現象にどう対処するか?イエレン氏が利上げを敢行したおかげで…原油価格のマジックが消え価格低下、更にジャンク債も表面化し、ゾンビ企業の存在が、明らかになるのでしょう。市場経済は、こうして本物を淘汰するのです。カタルのようなベンチャリの失敗を咎めるのですね。

今回のケネディクスは、まだ結論が出ていませんが…パイオニアもそうです。仮説と実証、その繰り返しが株式投資なのでしょう。日阪などは安いですよね。一方、食品株の馬鹿高値…一体、企業業績が、株価にどう影響を与えているのか? サッパリ、ポンです。年末年始に向かい、ビックリ、ポンの演出が控えているのかどうか…。アイサンからテクノスジャパンのような小型しかできないのか? それともパイオニアクラスまで、何とかできるのか?

あるいは…期待感はないですが、金融政策の変更など、日本の名目GDP目標を評価するのかどうか…昨日の日経夕刊に、来年度の経済成長率の政府、見通しが載っていましたね。実質1.7%で、名目は3.1%だとか…。この数字の意味に気付いた人は、市場関係者に於いて、いったい何人いたのでしょう。間違いなく外人は…これが真実なら、何れ、評価してきます。日本は、何しろ、20年以上に及び、「失われた時代」と言う「肥し」をついやし、土壌を改善してきたのです。この肥沃な大地に、意欲のある新世代は、すくすく育つのでしょう。アイサンより、テクノスジャパンの方が、ビックデータの解析もあり仕掛けやすいですね。此方なら…、カタルは途中で降りずに、少しは付いて行けるかな? でも、やはりパイオニアですね。良い感じなのです。窓も埋めました…しね。でも、ケネディクスの選択肢もあるし…ね。

12月の下げで、再び評価損領域に転落し…今年は、また昨年同様に…鳴かず飛ばずで、終了しそうです。トホホのカタル君が、定番になりそうです。本当に嫌になりますね。そろそろ、最後の壁を超えて欲しいな。いい加減に、この生活も、厭きが来ています。それでは、また…明日。



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