かたるさてドイツ国債が0.1%を割れたと言います。一方、ギリシャは13%を超えると言いますね。なんと2年物は28%近くで推移しているようです。ユーロから離脱すればドラクマは急落し、実質的な債務は大きく減り、国際比較で物価が安くなったギリシャには、多くの観光客が訪れ、国家は潤いますね。もともと、このEUの仕組みには無理があります。でも世界中で、日本化現象が進んでいます。
この日本化現象とは…BRICsなどの新興国が、米国を中心とする金融デリバティブの発展のおかげで、リスクが軽減されたので、世界中からお金が集まり、固定資本形成が進み、産業基盤である社会資本が確立されたので、安い労働力を背景に生産財が大量に投入されたために、先進国中心に日本同様に空洞化現象が広がり、世界中の生産の仕組みが変わったのです。所謂、パラダイムショックと言うものです。この現象はプラザ合意の1985年辺りから始まりました。
しかし日本はエルピーダを見るように、無駄な努力をしました。一方、米国はEMSと言う仕組みを利用し、アップルに見られるように、中国のフォックスコン(台湾の鴻海科技集团)に生産委託し、モノを売り稼ぐ仕組みから、離脱。所謂、プラットホームの提供で利益が上がる仕組みを構築しました。ガンホなどの値上げはこの影響です。日本はモノづくりに拘り、敗退しましたね。一方、ドイツですが、日経新聞の報道通り、ギリシャなどの不安を煽り、ユーロ安を活用し、輸出を伸ばしましたが、同時に生産革命4.0を実施し、IoTに繋げています。クラウド環境の活用ですね。
このIoTでの活躍を期待するのが、村田と資本提携した007です。WiFiモジュールの開発は、カタルが期待した利益の計上にはなりませんでしたが、総体的な体力が増したように感じます。今回の赤字ながらの増額修正は、どんな材料より株価を押し上げます。ようやく任天堂の呪縛から解放されそうです。今度はIVIなどの具体的な材料が表面化しますね。まだ株価は1061円で非常に安いですね。この後の展開を考えると…上値は大きいのです。J・TECもそうですね。
一方、日経で再建策を報じられたシャープは、高寄りしました。当然、目先筋は利食いを優先します。でも今度は、まともな再建策になりそうです。ただ太陽電池などのシリコン材料などの高値契約の減損処理など…どうなるのか。堺工場の分社化だそうですが…資金繰りが苦しいだけに、新規の設備投資に制約があり、再建は大変です。高橋さんに能力があるかどうかが問題になりますね。通常はこの円安で再建は可能です。故に株価は休めば、相場は高値奪回に向け、再び歩むでしょう。原稿を書いていたら、大きく下がって来ましたね。このまま終わると大幅な陰線となり、市場はこの再建策を支持しないことに成ります。でもカタルは安くなれば、再び買いたいと思っています。
昨日もDeNAの動きを見て感じたのですが…。市場に溢れる目先筋は、節操がないですね。場味だけで行動します。機関投資家が育ってない為に、本来は、まともな投資家が値動きを調整しますが、彼らも…その選択眼がないように見えます。その為に、ヤクルト株などの異常値が生まれます。味の素も、随分、株価が高くなっていました。本来、食品は製造業のように業績の変動が大きくなく、ディフェンシブ・ストックと…薬品と、共に呼ばれています。景気の変動で企業業績が大きく変わらないのです。だって景気が良くなったからと言って、食事の量が増えませんし、急に病人も増えませんね。だから不景気の時に、買われるセクターです。その保守的な株価が急騰しているのです。考えられるのは…アジア圏の取り組みで…ピジョン化現象の活用ですが、実際は市場が期待するほど、進んでいませんね。故に割高の株が多くあります。必ず、調整を強いられます。
GPIFなどの年金運用者さん、自分の頭で考える投資をして下さいね。パッシブ運用もいい加減にして、割高ならファンドから外すべきです。期待感から買われてきたソニー、2010年3月の高値を抜きましたが、時間経過が必要ですね。期待値に見合う数字が上がるかどうか…。そうです、日本通信や富士通と同じように経過観察が必要になりますね。通常は1年程度、休みを入れます。おそらくボックスでしょう。売り残が多く仕手化していますから、三菱化工機のケースを想定すると良いですね。一方、トヨタなど…曙ブレーキの決算数字を見ると、問題点が浮き彫りになります。急激な拡大は問題点が隠れますね。一方、シャープのようなケースは、問題点がクローズアップし、今後、数年は回復に向かいますね。真の改革策が練られるかどうかにかかっています。往々にして、銀行論理との綱引きになりやすいのですが…高橋さんの手綱捌きが問題になります。
野村は問題処理にあたり、氏家さんを登場させ、今も、四苦八苦しています。今回のIPO問題も、構造問題を露呈していますね。故に、なかなか株価4桁の復帰が出来ません。本来、野村の実力はこんなものではありません。いくら人材が流出したとしても…です。現在の市場の仕手株はソニーと、シャープにDeNAですね。前者は先行組、後者は後発組です。通常、相場開始から半年程度は、相場が続くものです。この時間の概念を大切にして下さい。何故、ケネディクスは調整期間か…。前回は30週間でした。今回、この時間軸を適用すると…あと3週間ですね。5月の連休明け辺りに…喪が明けそうなのです。
こんなものはアテにならないと言えば…それまでですが、変化日を計算するに辺り、株価の波動論と言うものがあります。エリオット理論も、この範疇ですね。最近は目先筋が幅を効かし…節操がないね。昔は相場心を知るベテランが多く、市場に居ました。でも今は短期集中型ですね。僅かな需給バランスを気にしている需給派の売り買いが盛んですが、本来は、時代を読み、沢井製薬などを、じっくり持つのが投資の真髄の筈です。三菱UFJを2000円になるまで持ち続けるとか…。今日、買って、今日売ると言う目先の売買を批判するつもりもないですが…メディアの扱いが、時代を変えていますね。困った連中です。素人だまし、大衆受けする意見を取り入れる迎合主義は、世の中を悪くしますね。
だいたい視聴率重視の目先主義が、世の中をおかしくしています。国民を戦争に誘導した朝日新聞の反省もないですね。同じことです。もっと時代を考察しましょう。ロシアは苦境に立たされており、今こそ、北方領土交渉を進展させ、米国の理解を求め、裏取引が必要ですね。せめて共同開発にして、領土問題を棚上げにしましょう。ロシアもいきなりの返還と言う妥協は、難しいでしょう。そうすれば、尖閣問題も前例になりますね。やがてトヨタも潤います。AIIBで米国に恩を売った訳で、此処できっちりと、米国から回収するのが、外交でしょうが、果たして、どうなりますか…。
原稿を書いていると、値動きがドンドン変化しています。三菱UFJが先の高値811円かな?を抜いたようです。良いですか…連騰しているので、利食いをしても構いません。しかしここは…本当は、買い乗せの好機です。離れちゃ、ダメですよ。買い直す勇気が求められます。証券マンは手数料を稼がねばなりません。故に、利食いも良いですが…どんどん上昇スピードは速くなりますね。三菱UFJが4ケタに乗らないと、他の株は全滅です。証券マンの人は、大勢観を大切にして…相場に挑みましょうね。目先の手数料稼ぎもノルマ達成のためには、必要です。自分達は売り買いをさせることで、食う訳です。しかし…本当は、買い場なのですよ。だんだん動きが早くなります。今までの100円上昇で3か月、要したとしたら、今度は1カ月になりますね。やがて超人気株になります。
本日、DeNAは安いですが…ここで、宣言しておきますね。この株は当初、この程度しか見込んでいませんでしたが…仕手化しています。故に一段高が、あり得ますね。回転日数と言うものがあります。今ままでは8日前後でしたが、16日は13日に伸びました。仕手化していると…この数字が3日程度になるまで…、仕掛けが効きます。2500円を目途に…下値は買いでしょう。
更に、今は休んでいる例の銘柄は、今週は、買い場です。最も早いケースが1週間の休みで、来週から上がるパターンです。どっちにしても…、最大1か月ほどしか休みませんね。ディスコなどの事例を見ると…、この業界はかなり好調のようです。TSMCは大規模の設備投資をしており、環境は悪くないと思っています。故に株価の2倍は確実で、カタルは新高値水準の1万円台も視野に入れています。2006年には2万円台の株価があります。今日の株価は、変わらず…ですね。3000円を割れている株価は、良い感じです。ただし会社予想通りの業績で…という条件付きなのですが、本当に3Qまで赤字で、僅か四半期だけで黒字転換して、更に100円台の利益が上がるなら…妥当株価は、変化率から見て5000円でしょうね。この結果は5月に判明します。
どのカタル銘柄も、上がって来ましたね。頑張れよ。そうして、評価損を評価利益に変えて欲しいものです。トホホ…。3流役者は、所詮、ダイコンか…。