かたる時価総額が大きく膨らむアップルの程の企業になると…、何かしら、必ず話題になりますね。アップルウォッチの発表会が3月9日だと言います。先日は日本でも、日刊工業だったかな? 専用工場の設備投資の件で、ジャパンディスプレイが賑わっていました。まもなくナスダックのITバブル時の高値も、米国は更新するのでしょう。一般的に、やはり指数の上昇は、実態評価とは違うとは云え、人々の認識を新たにします。いよいよ時間が間近に迫っていますね。人類の飛躍期であるスマートコミュニティーの開花の時期がやって来ました。基本的に米国の金融危機から発した各中央銀行の量的緩和は博打を促し、新技術の開花期を迎えるのでしょう。何故か、イタリアのルネッサンス時代を連想させます。
先日、J・TECは角膜上皮幹細胞疲弊症治療が、希少疾病用再生医療等の製品に指定される見込み…と、発表をしましたが、株価の反応は鈍く寄り付き高のあと下げ、昨日はなんと後場寄りに14万ほどの投げ売りがあったようです。下値圏での出来高増加は、注目される現象の一つですね。基本的に株は天井圏もそうですし、底値圏も出来高が膨らみます。この現象は、日本も変わったと思う一つ現れです。本来は、薬として認可されるまで…官僚は自己査定の批判を恐れるあまり、許認可事業に対しては、必要以上に慎重になります。しかし先端医療の必要性は高まり、時間が優先されます。その為に通常の時間ではなく優先的に審査するわけですね。故に、上市化も早まります。ジェイスの適用範囲が拡大されると…破棄処分損失も大きく減ると思われますし、現在は重症患者のみですが…軽症患者に適用範囲が広がるだけで、大きな成長が見込まれます。更に美容整形の分野でも活躍が期待されます。
カタルが期待したジャックは、研修と言う壁がネックになっていましたが、ようやく売り上げ貢献できる初期段階に入ってきますね。此方は命がなくなる危険はなく、破棄損失はありませんからね。多くの人は株価が騰がらないと反応しませんが、確実に上値が期待される銘柄が、しかも下値圏で放置されているのですね。医薬事業は製品化され認可されれば、基本的に上昇あるのみですね。小野薬のように、通常は臨床の段階でも人気になるのですからね。先日、期待値が高い、ナノキャリアに中外製薬が資本参加していました。通常、薬と認可される段階まで漕ぎ着けるには、非常に大きなハードルがいくつも存在します。一度、薬の申請を出しても、追加の臨床試験を求められることも珍しくありません。そうすると、そのデータを集める為に、また2年も3年も掛かります。このような薬の世界を知る人は「希少疾病用再生医療」適用と言う意味を、業界関係者ならよく知っていますね。希少が付くほどなので、市場は大きくありませんが、世の中に必要な会社なのです。
この再生医療分野は、未来型のSFの世界ですね。やがて人工臓器の時代がやって来ます。移植に適したドナーを探す事がなくなります。だから高株価にして資金面で援助するのが市場経済の役目なのですね。そうする事でJ・TECと言う会社が、資金面のハードルが低くなり、活躍できる要素が広がります。市場経済は、「夢を育む」ところでもあるのです。単に目先の欲に駆られ、儲けるためとか…の面も、市場経済には必要ですが、やはりロマンがないと、投資としてのスケールは、自ずと小さくなります。この意味がどれだけ皆さんに、理解されるかどうか…。夢がないと、株価の一段高がないのです。PER100倍と言う、勲章である100年と言う歳月の評価は、この夢の部分に起因するのです。故にケネディクスには、「リートはPFI」と言うスケールの大きな夢が必要になります。冒頭のナスダックの新高値の意義を、良く噛みしめねばなりません。
さて昨日の新聞で重要なのは、一面のインフレ助言もそうですね。官民パートナーシップ(PPP)の拡大は、日立や重工など、日本が得意としてきたインフラ整備のノウハウが活用されます。安倍政権は批判もありますが、どちらかと言えば率先垂範型の内閣です。金融力の活用も広がり、一気にアジア圏のリーダー的な役割が増すかもしれませんね。この考え方は非常に大切です。昔、商船三井が自ら港湾設備をベトナムに設けたことがありましたが、基本的に、一企業でのインフラ整備は不可能です。政府は司令塔の役割を担い、コンセッションを活用し、リート市場を大きく育てると面白いですね。ODAの新しいスタイルです。金融力って、素晴らしいでしょう。もし実現できるなら、三菱UFJの株価の上値が、大きく伸びますね。規制など撤廃し、どんどん新事業にチャレンジすればいいのです。
ケネディクスの株価には、確信に近いものが芽生えてきました。昨日の日経夕刊にはADワークスの新しい賃上げのスタイルが紹介されていましたね。不動産開発もアイディアの勝負ですからね。三井不動のララポートなどの開発をみると、そう感じます。豊洲にあるキッザニアなどのアイディアは、なかなかですよね。集客に色んな魅力を盛り込んでいます。僕は豊洲から船に乗ったことはありませんが、あの船着き場などの空間は、洒落ています。むかしコメリの捧さんが、語っていました。カタルは、あの会社の上場時に立ち会いました。コメリが田んぼの中に出店すると…周辺の地価が上昇すると言うのです。今でも、長岡の…あれは希望が丘かな? あそこは、昔は、田んぼしかなかったのに…街を形成し始めています方からね。良い事例が、信濃川の氾濫で水浸しになった中州を開発した古正寺地区などですね。今では、長岡で一番、地価が高くなった処として、有名ですものね。イベント、集客力をどう実現するか? 地方再生のキーワードなのでしょう。デベロッパーも面白いよね。世の中だんだん、アイディアの価値が増してきますね。
株式投資も、最も必要なのは、この創造力ですね。単に日経平均株価が騰がったとか…下がったとかの表面的な現象しか見てない人には、背景に流れている相場の流れが、理解できません。最近はグローバルな展開を、読む力が要求されます。昨日、原稿に書いた「ハゲタカファンド」からの連想の記事が、本日の日経新聞に載っていました。記者はカタルの原稿を読んでいるのかもしれませんが…、背景には、みんなが同じことを考えているのですね。だから「ブルドックソース事件」で有名になったスティール・パートナーズの記事となり掲載されるのです。つまり日本村論理が崩れ、グローバル論理になっているのですね。つまりスチュワードシップ・コードの流れから、社外取締役の適用と、時代が動いている証拠なのです。あの記事の裏には、その様な背景があるのです。
だから大塚家具の日本村論理が、おかしく見えるのですね。故にメディアに大々的に採り上げられるのでしょう。見苦しいね。上場をしている意味があるのかどうか…。上場すれば公器なのですね。それを自分の会社だと錯覚しているから、あのような事態になるのです。ついでに評価すれば、カタルは親父に軍配を挙げます。娘は努力もせずに…ニトリやイケアに勝てると思っているのかどうか…。家具は使い捨てではない…との親父の説は、なるほど…と思う面もあります。日本だけなのでしょうか? この文化は…。建物や家具に対する認識が、やがて日本でも変わるかもしれません。カタルは昔、大塚家具を利用して、一式、家具を揃えたことがありました。今度は、もっと高級な家具を揃えたいものですね。遅々として進まない株価をみると…イライラさせられますが、最近は確信が芽生えてきていますからね。良い相場になってきたものです。売り物がなくては相場になりませんからね。
今の証券界で、この感覚が分かる人が、どれ程、残っているのでしょう。懐かしいですね。1000万株買い…と手を振った時代が…。あれから26年ですものね。世代が交代し、新しいステージがジワジワ浸透しているのを、最近は感じる次第なのです。カタル君はNTTの1000株買いの注文が、初めての大口注文でしたね。山形共済連の注文でした。1株300万円の時代だから、売買金額は30億円ですね。全国でも有数の仕手筋と言われた時期もあったほどです。あの時の山一證券は、すごかったのでしょう。そう言えば、よっちゃんも、渋谷支店当時は、雑誌を賑わしていましたからね。JALを仕手化させ、政治家から文句を言われていました。国策銘柄をおもちゃにするとは何事か…。あの逆鱗が切っ掛けで、資金元を絶たれて…崩壊に繋がったのでしょう。懐かしいですね。
株式投資の場合、時間の概念は非常に大切です。ここに来てのリリカラの上昇は、中越パルプが上昇した理由に、起因していますね。でもカタルのような貧乏人は、金持ちのようなユトリはなく、心の中で、「早く、早く…」と叫ぶばかりなのです。貧乏は嫌だね。やはり人間は、「気品」がないとなりません。棺桶が近いのか…、それとも、まだ時間は残されているのでしょうか?