かたる先ずは、お知らせです。近々、IRNETのホームページをリニューアルします。その為に、この「今日の市況」をブックマークにしている方が多いと思いますが、トップページの「http://www.irnet.co.jp/」を、ブックマークにして変えて下さい。お願いします。考えてみれば…時代も変わり、スマフォ対応にもしていませんでしたから、この度、久しぶりに変更することにしました。若干の広告収入がありますから、そのお金でお願いすることにしました。尚、メールはいつもと同じです。[kataru@irnet.co.jp]ですね。
さて相場ですが、昨日は内閣府からGDP統計が発表されています。相場と関連しますから、その事を指摘しておきます。予想数字は3.8%とか言われていましたが、実際は2.2%でしたね。それにも拘らず、昨日は銀行株中心に株価が上がりました。一般的には海外で稼ぐ力が増えたとか…的を外している解説を多く観ました。しかし、この統計値をみると色々分かります。本来の政策目的外の円安効果から輸出が伸び、消費は期待値に大きく届かず低迷し、設備投資も停滞していましたね。しかしカタルは、この統計値を見て、なるほど…と、昨日の相場付きに納得しました。今日の4面だったかな? 日経新聞にも解説がありましたが、17年ぶりに「名実」の正常化が伝えられていました。名目成長が実質を大きく上回る現象ですね。これが正しい成長の形なのです。だから銀行株は上がっているのですよ。この辺りの解説が、もう少し必要ですね。
もともとピクテの指摘通りに、市場経済の伸びを支えるのは資産効果なのですね。しかし日本は宮澤喜一の悪政により、この資本主義の基本原理を否定し続けてきたのです。その為に国民の財産である地価を下げ、毎年、生み続ける労働所得で、この資産の下落を補ってきたのです。しかしようやく、この動きが大きく変わっているのです。何度もカタルが述べている文化大革命が終了し、「富める者から豊かに成れ」という鄧小平の述べた資本原理が、日本でも動き出すのですね。だから銀行株の水準訂正が本格的に始まったのです。それを…馬鹿が多く、困ったことです。GDP統計値の意味も理解してない人が、メディアに多く存在しますね。お待ちどうさまでした。ケネディクスの「1300兆円の逆襲」相場のスタートですね。いよいよ異次元緩和の100円から800円の第一段上げに続き、500円から4000円の2段上げの相場に向け、スタートを切ることに成ります。実に1年6か月遅れで、カタルが前から述べている相場が、スタートするのでしょう。
グラフを見ると分かりますが、1993年には、この下駄が1%を割ります。1997年に、確か山一證券の倒産の年だと思いますが、その時分に、一度、0.6%のプラスに戻りますが…再び沈みますね。所謂、失われた時代です。この1997年に、おそらく、我が国の土地資産は「収益還元法価格」と言う金利裁定の世界に入り、採算に合うようになったのですね。だからダヴィンチやケネディクスが、この時期に創業をしたのですね。しかし、その後も失政が続き、安倍総理と黒田総裁の誕生により、ようやく日本は方向転換をします。GDP統計は、数字上もようやくデフレ脱却を意味するのですね。
銀行株の上昇は「デフレ脱却」を意味している訳です。だから保険会社、第一生命もようやく追い風になりますね。当然、野村証券もそうです。何も銀行株だけではありませんよ。時代が株価を押し上げるのです。予てから申していた信用創造機能の復権が成し遂げられるのです。おそらく市場は一気に、水準訂正を行うのでしょう。…ヤレヤレ、ようやく買値を上回ったなどと…僅かな利益で利食いをしてはなりません。逆ですね。20年にも及ぶ悪政から、ようやく解き放たれる訳です。故に、積極的な買い増しが功を奏するのでしょう。今回のGDP速報の意味は、そういう事です。
基本構想がしっかり把握できていれば、あとは…それに沿った対応をすればいいのです。雑音に耳を貸さずに、粛々と…自分が考えたシナリオに沿い行動するだけですね。まぁ、見ていてください。ようやく始まり、始まり…紙芝居の始まりです。はい坊ちゃんお嬢ちゃん、5円を出して水飴を買ってくださいね。お金の無い人はあっちに行き、遠くから眺めていてください。とトン、トントン。本命銘柄、ケネディクスの登場です。月光仮面は正義の味方なのです。真打はいつも「とり」に登場しますから、今日も後場からの活躍でしょう。今は安いですね。538円です。
割安銘柄の代表格、中越パルプは切り返し、280円を付けていますね。やがてPBR1倍以下の銘柄は、市場から消えるでしょうね。株価材料は兎も角、中越パルプの活躍はPBRの修正を意味しているのでしょう。GDPデフレーターの解消は、その事を意味しています。PBR1倍以下の株式は、市場からなくなります。リスクを取れる人、取れない人と様々ですから、自分の力量に合った銘柄の選択をすると良いのでしょう。ただ決して、割安感が出てきたからと言って、車などのグローバル銘柄を選択するのは…どうでしょうか? 米国は非常に危ういのです。FRBの選択次第で…マネタリベースを減らした日本同様に、2007年頃と同じ失敗を、犯す可能性がありますね。金融機関が疲弊しているのに…急いで利上げをすると、その圧力に耐え切れない可能性もあるのです。たぶん大丈夫だと思いますが…まだ分かりませんからね。
日本通信のような二番煎じには、目もくれず、ただ本命のみに猪突猛進です。それではまた明日。もう一度、近々、リニューアルをしますから、トップページにブックマークを選択して置いて下さいね。