かたるまったく…、解説を読んでいるとチンプンカンプンになっている現実を思い知らされます。昨日のNY市場の下げは、FRBの文言が主要因のようで、「相当の期間」と言う文言が外れ、米国景気の力強さの指摘から、NY市場は下げたと解説されていたようです。つまり利上げが予定通りで6月との見方なのでしょう。しかし本日の解説では、利上げが遠のいたので株価が上げたというコメントを観ました。まったく、いい加減ですね。両者が同じ発信元なのか、その点は詳しく調べてないので分かりませんが…、株屋なんて、きっと後講釈に過ぎないのですね。これじゃ、誰にでも出来ますね。このようなコメントに左右され、株価が動いていると思うと、呆れる次第です。
概ね、新聞を賑わしている増益報道は、株価に織り込まれています。「サプライズ」と言うのは滅多にあるものではありません。シャープを見ても分かるように、事前に株価は織り込んでいるケースが多いですね。でもカタルに分からないのは、何故、金利裁定と言うシンプルな儲け話が、実現しない歪な市場なのか?という点です。此処、「竹セルロース?」で、人気になっている中越パルプの様に、四季報をみれば分かりますが、BPSは437円もあります。前からは配当もしており、100円台の株価と言うのは、不自然な株価だったのですね。それにも拘らず、自社株買いを実施していませんね。
幾らなんでも、通常は300円割れ程度の株価水準が、妥当株価だったのでしょう。もし確実に日本の経済が回復しておれば、このBPSを元に一株利益の10年分、まぁ、一株利益が10円だとすれば、100円をこの純資産価格に上乗せし、通常は537円が妥当株価と思われます。ところが、人気になる前は100円台の株価ですよ。製紙業界は、構造的な村論理で動いており、淘汰される運命にある中越パルプでしょうが…それにしても安値で放置されており、M&Aの声が掛からなかった不思議さが残ります。王子は業界トップであり、グローバル展開を考えれば、M&Aを仕掛けるべきだったのです。この株高機会に、持ち株を外すか…王子HDは決断をすべきですね。昔の北越製紙のM&A事件を想い出しますね。まさに村論理の世界です。
日本村は、目に見えない暗黙の了解が多く存在し、理解が進みません。日本人であるカタルも呆れる構造なのです。JA改革など、どうして進まないのでしょうね。今まで君たちは何をしてきたのでしょう。業界の就業年齢が65.8歳? 物理的に死に行く産業界に明日がある訳がありません。JAが今まで生延びてきたことの方が、世界の七不思議ですね。論理的におかしいですね。先ずは産業の活性化で権力の温存ではありませんね。そのTPP交渉、米国の畜産業界が軟化した様で…ようやく春にも纏まると報道されています。中国の台頭を思えば、早くステップアップすべきですね。
まだ多くの日本人は理解してないと思いますが、邦銀はようやくバブルの処理も終え、更に最も厳しい自己資本比率の壁も、クリアしました。米銀との差はまだありますね。何故、カタルが、日本株が世界で一番恵まれていると言っているか? 基本的に中産階級の伸びが大きく、尚且つ潜在消費人口の規模が、アジア圏に集中しているのですね。インドネシアなどは…良い事例です。タイもベトナムも1億には届きませんが…欧州諸国より、ずっと大きな市場ですね。日本ブランドは、力が落ちたと言っても人気があります。グリコなどの事例をみれば分かります。花王はグローバル展開で後れを取っていましたが、最近は頑張っていますね。P&Gとの水は、何れ狭まるでしょう。アユタヤへの資本参加など…基本的に豊富な金融力が経済活動を後押しするのです。東西回廊など…インフレ整備をすれば良いのですね。商社は資源投資も分かりますが、基本は社会資本整備に注力すれば、末永い恩恵を得られます。リート機能のグローバル化…なども考えられますね。ケネディクスは、最近海外での不動産投資を始めたようですが…。
だから邦銀株は宝の山の筈ですが…。何故、金利裁定も起きないのか?不思議ですね。考えられるのが優先株の存在ですが…。三菱など400円台で公募をして600円台で自社株買いしている訳で、ある意味で馬鹿な資本政策を実行したものです。おそらく金融庁の指導ですね。清貧思想の蔓延化をここまで推し進めた政策を、誰も批判しませんからね。結局、メディアも権力に弱いのですね。官僚はずるいからね。お抱え記者にアドバルーン記事を書かせ、世論の動向を誘導させます。今のNHKが批判されている理由も、ある意味で分かります。まぁ、こんな話はどうでも良いですね。しかし日本株を考えて行くと、必ず、この村論理と言う壁に当たるのです。
さて原稿を書いていると、今の中越パルプは308円を割れ、307円が入りましたね。本当は300円割れが望ましいと思いますが…振ることが出来るかどうか。この時期の人気株の動向は、注意が怠れないのです。どうせ、偽物でしょうから、買わなくても構いませんが、目先をやる人は、格好の投資対象ですね。でも本筋はやはりケネディクスでしょう。相場の質やスケールが違いますね。でも今日はこの程度でも構いませんし、後場から伸びても良いですね。今の株価は543円です。
人気株のソフトバンクにも、コメントが必要でしょうか…。アリババの売り上げ目標未達から安いと言われていますが、アリババの株式価値を受け、ソフトバンク株は上がりましたが…連結企業でもなく、持ち分法の範囲でしょう。大きな影響はないですね。もともとアリババの上場人気の時も、評価はされてないのに、何故、売り上げ未達で下げるのか? おそらく打診でしょう。相場の需給バランスは、仕掛け人本人たちも…どの程度か、分かりませんからね。こうやって揺さぶり、下値の堅さを確かめるのでしょう。良く、株価が大きく上がる前に「兆し」を示す事があります。一度、上に放り上げるのですね。そうして手を抜く訳です。相場の需給バランスを計る訳です。
このようなテクニックは、他にも色々あります。一般的なのは仕掛ける前に、空売りを入れる場合です。本当は買いたいのですね。しかし、「売り」から入るのです。この売りが回転するようなら、また時期が早いという訳です。だから多くの大相場になる株が、相場入り前に安値を付けるのは、そのケースですね。中越パルプも、いろんなパターンが考えられます。でも、そんなテクニックなど、どうでも良いのです。一番、気にするのは「時代背景」です。今は人類が劇的変化を迎えているのですね。スパコンを利用した産業発展など…。IVIはすごいのですよ。運転手が必要なくなりますね。物流業界の一大革命です。007が村田と組んだ意味が、表面化する時期も、何れ来ると考えています。
今日は、他にサイバーエージェントですか…、藤田さんの所ですね。まぁ、こんな手あかがついている株は、どうでもいいや…。そう言えば昨日も高かった大阪チタンはカタルの好きな株ですが…もともとチタンは輸出が多く円安はプラスです。しかし今回は会計法も変更しているようですね。定率償却から定額に変更し償却期間を伸ばしていたようです。本来、会計士は継続性の原則からみて認めるべきではありません。どのような理由があるのか分かりませんが…ロシアは外貨不足ですから、背景はあまり良くありませんね。此処で良いたのは、利益の読みは難しいという事です。前提条件を変えるケースもあり、数字を読むのは大変ですね。ケネディクスも増額期待が高いようですが、環境は抜群ですが…、あとは経営者の判断ですからね。でも昨日は買い増しが出来ました。今日はどうでしょう。
さて、東京は久しぶりの雪景色です。長岡育ちのカタル君にとって雪は珍しくもありませんが…屋根の白さは、やはり新鮮ですね。白は良いですね。はやく力強い相場になると良いですね。指数の上げ下げは、いい加減にうんざりです。スター株の誕生を望む次第です。