かたるネット時代は便利なもので…知らない言葉を簡単に検索できます。だからカタルが専門用語を用いても、別に不自由はしませんね。外国人の日本国内消費を「インバウンド消費」と呼ぶそうで日経新聞で知りました。カタルにはこの理解がなく、ラオックスを観光客需要からと表現し、昨年のさくらリポート(日銀の発表文章)での表現から注目企業に掲げ、最近はHISの好調ぶりを、何度か、取り上げていました。だからカタル銘柄は沈んでおり儲かっていませんが、そんなに悲観するほどではないと述べていたわけです。小野薬品の事例も掲げていましたね。事実、友達に聞いてみると、追証などとは無縁のようです。カタルだけが追証懸念に揺れている訳ですね。つまり僕は相場が下手だという事です。
昨日の日銀総裁の会見では、カタルが指摘していた当座預金に対する付利金利の撤廃、マイナス金利などの議論はなかったと…WSJで報じられていました。記事になるという事は、つまりカタルの様に考える輩は居るわけです。170兆円は大きな金額です。必要以上のお金を持つ風習を打開しなくてはなりません。本日の日経新聞には、昨日、カタルが現物株と先物価格の関係から「期待インフレ」の話を書きましたが、その事が報じられていました。裁定買い残が大きく減っているというのです。通常、未来に対する期待が高ければ…少ないお金で大量の株式が買える先物の買いが膨らみ、お金を持っている機関投資家は、確実に利益を上がられる裁定取引を実施します。だから裁定買い残が膨らむわけですね。しかし現状は先行きへの期待値が低く、先物と現物の鞘がありませんから、この買い残が減っている訳です。
株式市場に「閑散に売りなし」と言う諺がありますが、今はその状況と言えます。故に先日、株式教室かな? 『空売り比率』と言う問題を検証したのです。カタルは毎日色んなデータを集め、時々手を加えてデータを集め直すのですが…アイディアの検証には時間が掛かります。2年や3年程度の短い時間だと…検証が充分に出来ないのですね。だから短い観察時間で、予測が正しいかどうか…分かりませんが、カタルが最近統計を取っている「好転率」と言うデータは、株価の底入れを示しているようにも感じています。この予測が正しいかどうか。…ソフトバンクの7000円割れからの今日の反発、野村証券の板状況など…いくつかのデータと、ひょっとすれば…1月20日のケネディクスの反発は、偶然の一致かも知れませんが、符合します。そのグラフが下のものです。この好転率は何か?と問われそうですが…カタル独自のテクニカル上の指標データです。 現状は日銀などのETF買いが、外人投資家のポジションの整理の売りを吸収しており、そろそろこのポジション整理も、良いラインに来ているのかもしれません。ギリシャや原油など、いろんな材料を述べていますが、基本は市場に流れている資金循環に過ぎませんね。新営業年度になり、新しいポジションに移行している訳です。一昨年5月のバーナンキ発言から続く、新しい世界の枠組みに対する移行の話です。邦銀の融資姿勢をみれば、このポジション移行は、わが国では既に構築されており、問題ないことが三菱UFJの自社株買いや、国際的な大規模プロジェクトで、1位から3位まで邦銀が融資シェアを独占したことで証明されています。
原油安の恩恵は、これから始まります。JXの決算数字を観ても分かるように…在庫がありますから、基本的にガソリン価格などずいぶん下がりましたが…基本動向は遅れ気味に推移するわけです。この在庫が一巡してからが本番で、原油安効果が経済に波及するのです。実は、資源を輸入に頼る日本が、世界で最大の恩恵を受けます。しかも…積極姿勢を堅持するインドネシアのジャッカル総合指数、人口の多いインドのムンバイSENSEX指数などの株価を観ても分かるように…、大規模な市場を抱えるアジア圏の成長の本番は、これからです。中間所得層が大きく育つのですね。
メディアは、米国需要や欧州ばかり気にしていますが…基本は人口の多いアジア圏の動向が、これからの世界景気の行方を左右します。地球温暖化対策に批判的だった中国もPM2.5問題から方針転換し、米国も同様に動いています。カルフォニアの自動車の新基準の採用もあり、規制が技術進化を促しますね。分かりますかね。だから黒田さんが目先の物価見通しを2015年度は、1.7%から0.7%下げ1.0%としましたが、2016年は、逆に0.1%引き上げ2.2%とした理由も分からなくもありません。まぁ、カタルの株価予測と同じで、黒田さんもいい加減なのですが…。
今は長い「中だるみ」と言うか…「踊り場」と言う表現が正しいかな…、そういう状態です。基本姿勢が正しい方向性なら、株価が下がる道理はありません。人間の基本は常に前向きに改善を続けるのです。これが正しい方向性ですね。デフレ社会の実質重視の世界ではなく、常に名目値が問題なのです。手取りが増えて、ようやくやる気が生まれます。手取りの給料が減っているのに…物価がそれ以上に下がっているかと言って、実質経済成長はプラスだという官僚答弁が続くから、自殺者が増え続ける失われた時代が続いたわけです。ようやく黒田さんや安倍さんを迎え、中国の文化革命期(失われた時代)を脱出するのですね。だから「1300兆円の逆襲」なのです。なんでも基本を確りと認識しておかないと目先の動向に心が揺れるわけです。貧乏人は後がないから…特に、心が揺れますね。だからユトリは常に必要なのです。
イスラム国の台頭は、世界が金融危機で貧乏になったから、繁栄しているのです。世界に充分なお金が行き渡れば…こんなバカな論理を強要しませんね。サウジは少数民族が支配していますが、お金の恩恵を皆に与えているから安定しているのです。オバマの清貧思想は嫌いです。でもキューバ問題などは好感できますね。あのレトロな風景は、何故か惹かれます。行ってみたい国ですね。きっとキューバで走っている米車を大量に買ってきて、手直しして売ると、きっと大儲けできますね。
どうもケネディクスは大衆動向に左右されるような展開です。本当は誰かが手掛けると面白いのですが…仕掛け人は大量の信用買い残に怯えているようですね。カタルのファンドの信用買いは、どうも考え過ぎだったようです。通常はこのようなラインまで下げませんからね。折角、4000万近くまで残が減ったのに…ハローウィン緩和で需給バランスが崩れたのでしょう。たぶん、ヘッジファンドは参入する予定だったけれど…、あの突然の緩和は読み違いなのでしょうね。故にもう一度、積み木の積み直しなのでしょう。20日からの動きで参入しているかどうか…は分かりません。まぁ、株価の動向を観ていれば、何れ分かります。色んな観点から考え、やはり最右翼に位置しています。
シャープですが…現在、中期見通しを構築しているようですね。白物家電の国内生産を考えているようです。もともと、行き過ぎですね。マーチの生産移転が起こる前に政策の変更が必要だったのです。それを…日銀は遅すぎたのですね。ノータリンです。結局、無駄など投資を、企業は強いられたわけです。もう一つ気になるのが、やはり小米のインドの訴訟ですね。この影響かどうか分かりませんが、液晶工場の稼働率が落ちていると言います。V字回復は容易ではありません。ただパナソニックを観ても分かるように…日本の生産力も、ようやく新興国との差が縮まったのでしょう。
今度の焦点は、東西回廊などのインフラ投資からアジア圏の躍進をどう演出するか…に掛かるのでしょう。この動きに日本のスマートコミュニティーが加わります。衛星の打ち上げなどの新時代のインフラ投資が必要なのが分かりますね。リクルートがジオフェンスの本命企業です。NSWも悪くはありませんが、カタルはどちらかと言えば…このような企業にはあまり興味を抱きません。だから4ケタに乗ったのでカタルは売りました。あとは皆さんの判断です。でも現状は一昨日ストップ高したように、新規の筋の参入があるようですね。業績動向は問題ありませんし、クラウド絡みなので悪くないのですが、スター性に欠けます。人間と言うのは、未知の魅力に惹かれるのですね。この未知の魅力が魔性の存在であり、007のような存在です。一般の人は分からないかもしれません。
さて長くなりました。読む方も疲れますからね。ECBの問題やギリシャの問題などより本質は資金の流れです。本日の裁定買い残の減少報道が、空売り比率の問題と絡み、期待値が高い流れですね。故にグラフを提示したのです。どうなりますか…。今日も買い増ししましたが、また投げさせられるかどうか。「浮き草や 相場に揺れる れんげそう」蓮華草は湿った所に、生える春の花だとか…。次のポイントで、見事に開花できると良いのですが…。