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今の米国株は「瀬戸際」の場面ですかね。たぶん…「大丈夫」だと思っています。その理由の一つに「テクニカル分析」があります。例えば…S&P500の指数にしましょうか…。このチャートを観ても分かるように、非常にきれいな形を形成します。もともと…カタルは「d」の戻りが「出来過ぎ」だと思っています。

S&P500の日足推移

通常、この水準まで戻ると…前の高値「e」を超える可能性が高いです。その前に一旦、今回の「d」の戻り相場に対する…調整波動の下げの二つの株価波動「a」と「b」を形成しており、見事に「エリオット」の株価波動論通りの展開です。この「b」を下回らずに居るなら…問題はありません。

サポートラインの「c」も200日線と同じラインで…教科書にできるレベルの形です。

この後、通常は「年末年始」相場に向かい…先ずは「d」への挑戦で、それを超えると…最高値の「e」へのチャレンジも…あり得ます。来年は大統領選挙で、既に一般化している「ソフトランディング」の可能性は、テクニカル面を観ても分かりますが…充分に、その可能性があるのです。

問題は此方の懸念ですが、この可能性もないとは言えません。

「債務の上限」問題から、ドルの基軸通貨の信認が揺らぐ…問題です。FRBのパウエルは劣っており…「行き過ぎたQT政策」が、「タームプレミアム」などの一連の現象を引き起こしていると考えています。

「タームプレミアム」 の推移

FRBの利上げがないのに…市場が勝手な解釈をして、ここに来て米国10年債は4.9%台に急上昇しています。たぶん…「QT政策」が、効き過ぎているのでしょう。このまま…放置をするとドルの信認まで、問われる可能性が出てきます。米国共和党の議長選出も揉めており…年末に波乱があるかもしれません。この辺り…をどう解釈するかの問題でしょう。

カタルも曖昧な部分ですから…読者の段階では、このような言葉で解説しても、皆様の理解が進むかどうか…。チャート論は分かりやすいですが、金融政策の部分は難しいですからね。市場との対話が問題なのです。

三重野元日銀総裁が「利上げ」を実施するときに、「株が暴落していても経済に関係ない」…と、強行した「アホ行為」なのです。

だから不良債権処理が遅れた…とも言えます。もともと…日銀は「不動産の貸し出し」に、注意を怠っていました。あの時に銀行の不良債権問題を片付けて置けば…こんな結果になっていません。もう馬鹿が上に居ると、末端は大変です。政策を間違うと…「自殺」や「犯罪」が増えるのです。

安倍総理の死は、ある意味で、時代の「ツケ」を払った感じです。

さて今日は「キャノン」(7751)の続報を伝えましょう。

昨年の11月に国内回帰を伝えているキャンの日足推移

御手洗さんは「老害」とも…言われていますが、日本を代表する経営者の一人でしょう。特に今回は、この報道の前に…かなり早い段階で海外から「国内回帰」を訴えていました。左の赤丸の部分ですね。

たぶん…彼なりの分析が背景に在るのでしょう。基本的にカタルも御手洗さんと同意見です。ユニクロ(ファストリ=9983)、がグローバル基準を用いて…日本の賃金を大幅にアップさせました。そうして今度は…中国です。この動きは…日本の内外価格が完全に消えて、「完全復活」したことを示しています。

ようやく…ユニクロに続き「ニトリ」(9843)もアジア展開を急いでいます。あの北海道の親父さんは、ようやく海外に本腰を入れ始めています。

カタルは「時代をラッセルする企業を買え!」と述べており、「日本製鉄」(5401)と「トヨタ」(7203)の訴訟など…皆さんに伝えています。

「時代を構築する」人間の会社は、大きく伸びます。この「国内回帰」の意味を、皆さんは理解していません。此方の報道を観ましょう。カタルは半分程度しか…観ていませんから、紹介するのも憚れますが…カタルが述べている「貨幣乗数効果」の話です。TSMCが1兆円を落とすなら…貨幣乗数効果で、昔は10倍程度、今は4倍くらいかな? その事を、この番組は語っています。

何故、日本株は10万円へ…向かうのか?

この画像が、その理由を解説しています。北海道では「ラピダス」が…核になり「ASML」なども…研究所かな? 立ち上げます。このような現象を、何度も、レポートで紹介しています。

そこに紹介した「ナノインプリント装置」の続報です。ASMLの「EUV」を超える可能性があるのです。だから、ひょっとすると…ひょっとします。実験程度なら、買っても良いのですが…今、200株だけ成り行きで買いました。3733円のお買い上げです。

カタルは「事前公約」しているように…本日も田中君の行動を応援しています。既に5000株ほど…を買ったのかな? 昨日は1615円まで500株だけですが、お昼から買いました。1610円は300株の内出来でした。この「追加の自社株買い」行動、株価を観てのタイムリーな行動は「時代をラッセルする」経営者です。

皆さんは、株式投資の真髄を理解していません。

社会現象が株を買う「切っ掛け」になります。兎に角…「時代を築く会社」の株を買わねばなりません。長く…株式投資に携わっていますが…ジェイドGの田中君の行動は、カタルは「初体験」です。「おかわり」の自社株買いなんか…聞いたことがありません。

トヨタと比べれば…分かります。儲かっていても内部留保、資金を動かさない会社です。こんな企業は、いつか社会変革に置いて行かれるでしょう。テスラでも、中国のBYDの「後塵」なのです。基本的に株価に関心を示さない経営者は「首」です。

本日の日経新聞のユーロの電子化の記事を観ましたか? 

カタルが述べている「キャッシュレス」化の時代になります。そういう時代になると…「本物」だけが残るのですよ。偽物企業は、「村社会に胡坐をかぐ」企業は、時代の変遷と共に消える運命です。失敗も赤裸々に語り…カタルはいつも「率先垂範」を続けます。

本日も5000株だけ「野村証券」(8604)を買い直しました。今日は、損切りをした「BASE」(4477)に「大阪チタン」(5726)も買っています。ここで…「市場の整合性」の話題を一つ提供しましょう。

スピリット・エアロシステムズ」(SPR)の 週足推移

昨晩の米国では、全体株は金利高に沈んでいますが、「ボーイング」(BA)の下請けと言うか…航空機の部品会社の「スピリット・エアロシステムズ」(SPR)の株価が大幅高しました。ボーイングから「支持」を受けた…為です。

基本的にボーイング社は、なかなか…生産が軌道に乗りません。このスピリット・エアロシステムズの欠陥問題も、その遅延の原因の一つになっています。その為に「大阪チタン」(5726)の相場も遅れているのでしょう。直ぐに…日本株も連動するとは思っていませんが、環境…つまり「市場の条件」が整ってきました。

お待ちどうさまです。もう直ぐ…相場が開始されます。でもカタルは「損切り」をして、田中君に賭けたのですが…世の中は、色んな選択があります。

「市場の整合性」の考え方は、非常に重要ですよ。社会現象が時代のスピードを決めるカギになります。株価と時代の流れを感じて…どの選択肢の可能性が高いのか? それを…考えるのです。目先の「板上の需給バランス」など…を観て、売り買いするのが…株式投資ではありません。

「あおぞら銀行」(8304) の日足推移

誰も…株式教育をしていませんからね。誰も、その知識がないのです。だから…「あおぞら銀行」(8304)なんか…5%を超える利回りなのでしょう。何故、機関投資家が株を買わないのでしょう。公的な債務問題があるのかな? 

自分が、どのような選択をしても自由です。本日も「住友化学」(4005)は高いのですね。全体相場は400円以上下げていますが、乱高下を続けています。海外投資家が先物主導で売り買いをしているのでしょう。たぶん日銀のETFによる…株式の「吸い上げ効果」が大きいのでしょう。5月の指数相場に驚きましたが…そのような環境が整っているのでしょう。

米国も、最近の金利動向の動きは大きくなっており、乱高下をしています。

ジェイドGの日足推移

普通は潮目が変わる時に「見られる現象」です。買い方と売り方がぶつかり合っているのでしょう。期日通過場面のジェイドGの株価は、高値の1929円を抜いてから…参戦すれば良いのでしょう。昨日、1623円を超えたので、一里塚です。

次は1664円、1799円、1912円、1929円と、それぞれの…壁があります。今の市場は「仕掛け人」が不在ですから、「一人旅」になります。今月中は1万株ずつ買って…11月半ばには「期日の圧力」が大きく減ります。そこから…3000株から5000株程度の「自社株買い」で…充分じゃないかな? もともと…カタルは5億円の自社株買いで、このラインを維持できると思っていましたが、結果は駄目でした。

それだけ全体相場の勢いが、まだ…鈍いのです。色んな銘柄を観ているとそう感じています。まだ「実質経済の名残」が強く…先ほどの熊本の菊陽町のケースが先駆する事例なのですが…これまでの失われた時代の学習効果が強すぎて…清貧思想の輩ばかりです。

カタルのような「名目時代の人間」は珍しい…変わり者です。何れ…時間の経過で、この真価は明らかになるでしょう。「川船」(9107)の時間です。自社株買いが終了して…仕手化になると面白いのですが、果たして、うでしょう。それでは…また明日。



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