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「やはり、来たか」…の印象です。まぁ当然の形ですが、此処から「真価」が試されます。結局、今年は「薄利多売買」の戦略が、正しかったとも言えます。一部の割安な大型株を除き…基本的に、あまり儲からない年です。

年初に「エーザイ」(4523)と「大阪チタン」(5726)に絞って「仕手材料株」相場を選択しましたが、駄目でした。個別材料株もエーザイはマズマズの値上がりを示しましたが、上手く「形」になっていません。大阪チタンも好業績のわりに…相場になっていません。結局、安値を買って高値を売る「鞘取り」の域を出てない形です。

エーザイ(4523)の日足推移

エーザイなんか、「凄いなぁ~」と思うのですが、「認知症」の理解度が浸透してないのでしょう。カタル自身、その患者を3人、知っていますが…その変化の過程が、なかなか…分かり辛かったのです。初期の場合、先ず健常者と同じに見えます。

でも、ある意味で「ガン」以上に「怖いなぁ~」とカタルは思っています。人間とは…何なのか? 生きるという事はどういうことか? 考えさせられます。

時間はかかりますが、カタルは市場が、実際に薬を販売して、その「真価の過程」を観るに従い、徐々に…エーザイを「再認識する」と思っており、持ち株数は更に減りましたが、何処かで買い直して…「継続的に観察をしたい」銘柄になっています。

「大阪チタン」(5726) の日足推移

「大阪チタン」の方は、良くあるパターンです。まもなく…離陸します。今の3000円絡みのボックス相場、この高値圏の領域から、来年には離脱します。本当は仕手化して、時間を「先取る相場」を期待していましたが、その時間を買う「仕手化」になる為の「仕掛け人が不在」でした。カタルに資金的なユトリが在るなら、良い相場になったでしょうに…。今の日本市場の劣化を感じます。

今回の「野村証券」(8604)を観ても…簡単にあの603円をクリアできませんでした。あの時の売りものは50万株程度しかなかったのです。このような実際の売買を通じて…自身の「相場観を修正」していきます。あの時点で、ここまで下がるとは…。良い素質を持っていますが、目先の売り物を吸収できない…日本株の「成熟度」を見せられた思いです。

まぁ、「ジェイドG」(3558)が、あそこまで(1912円)買って、1929円の壁を更新できないのです。素材に問題はないと思っていますが、市場環境の「体温」が分かります。基本的に「割安株相場」が主体なのです。まだPBR1倍割れの高利回り配当株の時代なのでしょう。

米国10年債の利回り推移

今回の反省点は、「米国の金利」の読み方に尽きます。まさか…再上昇になって、5%台を目指すとは思っていませんでした。本当は10/21の4.3%の所で…天井かな?(aの矢印)…と思っていたのです。最悪、この3.5%~4%ラインのボックス圏(bの矢印)と考えていました。まさかcの矢印を歩む…とは思っていません。この基本構想が間違っており、相場を読み間違っています。

「メルカリ」(4385) の日足推移

だって「メルカリ」(4385)は2000円割れから、4000円台を目指す展開です。まさか…最後の「落とし穴」と言うか…。事前構想として…「今年は難しい」と考えても居たのです。でも昨年からの3月、5月の「三菱UFJ」(8306)の上げ方を観ると「本格的な相場は一気に始まる」…との考えに傾きました。でも…この動向は大きく広がりませんでした。一部の動きに留まる形です。

しかし、まだ…この路線が本筋です。多少の時間のズレですね。

岸田総理がロンドンに続き、NYでも日本株セールスをしても…肝心の民間部門が、セールス軍団を率いて「日本株セールス」をしていません。昔は、キャラバンを組んで…社長が「陣頭指揮」を取って、株を売り込むのが普通ですが、今の野村の奥田は「飛車、角」の両落としレベルです。まぁ嘆いても…仕方ありませんが、日本中、こんな連中ばかりなのでしょう。

でも…ね。日本も捨てたものではなく、若者が育って来ました。例えば…過疎対策ですがこちらの話は、非常に希望を感じる事例の一つでしょう。コロナ禍でリモート活動が増えて、都会と田舎の格差が縮まっています。おそらく…全国浦々まで、配送網があるのでしょう。このような事例は、夕張から北海道知事になった鈴木さんに続く…好事例になります。確実に未来を危惧して「人は育っている」のでしょう。

野村証券(8604)の板状況

先ほど、571円の20万株を取りました。野村証券の売り板の話です。前回は603円を取ると思っていましたが、誰も噛みませんでした。でも今回は50万ではなく20万ですが、完食しています。その後576円まであったのです。このような板状況を観て…相場観をどんどん…修正していきます。今度は、本日の安値569円が基点になる可能性があります。

ハイ、今、ジェイドG1500円を500株だけ買いました。この水準に16000株ほど売り物が出ていましたが…「取り消し」になったようです。まぁ気持ちは分かりますが、追証の人は相場動向を観ずに、「成り行き」で、早めに売るべきです。カタルが5万株から、今は15000株ほどでしょうが…持ち株を軽くしたのは、あの時に下がる可能性があったからです。それが現実化しました。

しかし…相場と言うのは「懐」が深いものです。叩けば、叩く程、新規の参加者も増えてきます。まぁ貧乏人は仕方ないのです。でも金持ちは違います。

「ルネサスエレク」(6723)の 日足推移

日経平均株価は31300円が「関門」だと思っていましたが、裏切られました。海外投資家の買いが継続してないのでしょう。今の相場の目安の一つが「ルネサスエレク」(6723)の相場です。だんだん200日線に近づいています。あの時、カタルが買った株価は1962円で300株を買ったのです。5月16日の話です。その後、証券会社の推奨にもなり…高値2899円を付けましたが、今は2174円です。25%程度の下落です。

通常「3割乱高下に向かえ!」との格言があります。

昨年の川船の日足推移からの相場を今回はイメージ

格言と言うのは、長い年月の経験則ですから…馬鹿にせずに、注意を要します。そろそろ…株価は「買い場」が近いのでしょう。実は、毎度のことで…昨年も同じなのです。あの時は「川船」(9107)を買っていました。「清水の舞台から飛び降りる」気持ちで…2000円割れを覚悟して、この安値を買っています。

嘘だと思うなら…1年前の時期の「今日の市況」を観ると…その辺の心情が綴ってあります。右のカレンダーから遡ることが出来ます。今日は10月4日ですから、この「アノマリー」を活用するなら、この辺りから…「強気になって」の対処です。

ソフトランディング観測の報道

カタルは、やはり…「オーバーキル」を疑っています。此方のレポートを読むと分かります。このグラフは、楽観論の報道が…如何に多かったか? 

今の債券高は、間違っていると考えています。実態水準は、既にリーマンショック前を超えるリセッション水準まで、条件が高まっています。しかし「雇用」に照準を合わせている政策に見えます。株価が正しい指標です。雇用は遅行指数で1年から2年遅れるのです。

米国の貯蓄余剰感の推移

このグラフは消費に影響を与えるもので…貯蓄水準は、急激に悪化し始めてきました。消費動向も…延滞率が上がっています。

原油高も、奇妙なのです。銅は、既に大きく下落しており…原油だけの「独歩高」は、あり得ないでしょう。ドイツを始め…米国もEVは苦戦してきました。そうしてイギリスでは、地価と言うか…「住宅価格」の下落幅が大きくなっています。年末にかけ、急速に今の楽観主義の常識を覆すのでしょう。

楽しみに…なって来ましたね。ようやく、カタルが期待していたシナリオが、この年末年始に始まるのでしょう。このような冒頭の…米国金利の読みのはずれは、短い時間軸の読み違えの話です。相場の世界では1年や2年程度のズレは良くあります。

基本的に…皆さんが儲かるような段階は、末期現象の段階でしょう。やはり…まだ割れていません。569円の野村証券の安値の話です。一応、571円の売り物を買っていますから、当初は600円割れ…と思っていましたが、そこより5%ほど下になっています。昨日、カタルは追証対策で8000株を投げたのです。別口座でも5000株ほど…こちらは、この株価水準でも「利食い」なのですが、売らされるかもしれません。

なかなか…買い増しの「雪だるま相場」に発展しませんね。

結局、やはりまだ「薄利多売買」の時間です。この基本戦略は重要です。今の段階で、相場が大きく戻ると思っているのが間違いです。少なくても日経平均株価が31300円を割れたので…11月の2番底を確認するのでしょう。先ほど…昨年の川船の値動きは「参考」になります。

今は、その路線を念頭に…行動しようと思っています。銘柄は野村証券だけで充分でしょう。博打ならジェイドですが…簡単に1500円を割れるようでは、市場参加者は乏しいのです。まぁ、基本は高値のボックス相場で、次回は抜けるのでしょう。一度、下に株価を振っていますから…今度は2000円台でしょう。PER20倍は当たり前です。

間違いなく…米国の利下げ報道で、この手の新興株はリーダーになりますから、ノンビリ構えましょう。少し大きいのは「メルカリ」ですが、同様に225の動きが「逆効果」になっています。また「グットコム」(3475)は4桁を割れました。これはセオリー通りです。今度は早くなるのでしょう。

色んな銘柄が、買ってみたい株価になって来ました。ようやく…買い場面が来ましたが、貧乏人は買い場でも、金がありません。早く…あちら側に行って、追証なんか…気にならないレベルになりたいね。しょうがないなぁ~、毎度おなじみのチリ紙交換ならぬ、追証騒ぎです。

でも…最近、この廃品回収業者を観ていませんね。古紙の市況も悪いのでしょうか? 銅が1万ドルから8000ドル水準まで下がっているのに、原油だけが100ドルを大きく超えることはなく…既に米国も急速に…色んな指標が悪化し始めています。故に、そろそろ…始まりますよ。利上げはないでしょう。もしあったら…大馬鹿野郎です。

この10月、11月は、年末年始の相場の「スタートライン」に位置するのでしょう。肝心な事は「無理をしない投資」です。株で損をする人は、いつも「自制心」が足りません。欲望に溺れる人種です。まぁカタルのような馬鹿です。皆さんは、カタルを「他山の石」にして…無理をしない投資をしてください。

昨年の川船のチャートが今の株価の値動きの「参考書」だろうと思っています。また…明日。



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