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指数相場は「高止まり」の「一服」症状なのでしょう。しかし日本株の優位性は、明らかになってきており、これまで買っている金額から観ると…まだ今回の指数相場は「助走」に過ぎないと思っています。海外投資家動向などを観ても「裁定買い残」を観た推測ですが…先物分が現物株に順調に「置き換わっている」ように感じています。

海外投資家の動向と、日経平均株価の推移

このレポートは「自身の経験」から…今回の「相場観」が構築されています。

証券界入りして、「経済も知らない」ペイペイの証券マンでしたが、長岡から柏崎支店に転勤になり、その時の預かり資産が10億円程度だったと記憶しています。まぁこの移動は…かなり恵まれています。

証券マンと言うのは、転勤により、前任者の資産を引き継いで営業活動をしますから、商売の糧になる「預かり資産の金額」が、その後の営業活動に影響を与えます。新人の頃は、当然、預かり資産はありません。先ずは10万円のワリコーなどを買ってもらいます。そうして「想い出」深かったのは、6.1%国債です。当時は、まだ名目時代ですから…金利も高く、高度成長期ですが…第二次オイルショック時に、カタルは証券界に入社しました。1979年です。

この国債は、兎に角、評判は悪く…誰も売ろうとしませんでした。

今では考えられない金利ですが…当時の市場金利は、物価高騰により、更に金利が「上がる方向性」ですから、国債を買えば「単価は下がる」ことが確実だったのです。その「売れない国債」を、新人のカタルは100万円売った時に、課長から褒められました。

何故、記憶に、その顧客の事が鮮明に残っているかと言えば…その顧客がしばらくして…銀行感覚で、お金が必要になったから、返金を求めたのです。100円で買ったものが90円程度の価格だったかなぁ~。国債は「元本保証」とセールスをしていた為にトラブルになったのです。

新人のカタルにとって、証券の販売は初めての経験ですから、顧客にその「リスク説明」をしてなかったのです。まぁ、どうにか…仕組みを納得してもらい、その顧客は損をしたまま…帰ったのですが、カタルは「詐欺を働いた」ような気分になり、こんな悪事をする会社は、辞めようと思ったのです。「知識」がなかった…馬鹿だったのです。

株は好きだったのですが…債券の仕組みも分からないのです。もともと…金利と経済活動の意味も分からない「馬鹿垂れ」でした。その馬鹿が、今では日経新聞批判を書くようになったのです。当時のカタルにとっては、日経新聞は「神様扱い」の新聞だったのに…。

冒頭の話に戻りますね。

その時分、1983年の「小野薬品」(4528)の相場で、転勤先の柏崎支店で、年間表彰1位に輝くのです。 このような成果もあり、その当時の支店長を役員に押し上げたのです。初めて…月間の株式手数料が1000万円を超えたのです。この年間表彰の賞金が、たった10万円でした。

その「バブルの走り」に、今の日本株相場の環境は、「似ている」ように感じているのです。何しろ、当時は国債が、途中売却だと…元本割れをすることも分からない馬鹿でした。勿論、金利が下がるなら、逆に今度は6.1%国債も宝物になるのですが…。

「エーザイ」(4523) の日足推移

だから…年初から1983年当時の「小野薬品」(4528)の相場をイメージして、今回は「エーザイ」(4523)を取り上げています。

きっと、なにか…出てきますね。この1983年を起点に1985年のプラザ合意の意味も理解しない馬鹿が、努力だけのセールスで…法人課長になったバブル期です。

たぶん…今回も同じような環境だろうと思います。ここからバンバン日本株は買われ、途轍もない相場に発展をすると思っています。だって…PBR1倍以下のバカ安値の会社がゴロゴロしています。

自分の頭で日本の置かれた環境を考えると、日本に、バカバカ…「資金が入る」ことが分かります。本日の目玉は、何と言っても…「円キャリー取引」の巻き返しでしょう。この動きを見逃すファンドは、大馬鹿です。海外投資家が日本株を3万円3000円で買っても、為替が140円のものが100円になるだけで…実質の手取りは大きく増えます。間違いなく…海外投資家の日本株買いは、年間で10兆円を超える金額の流入が続きます。

もう…馬鹿だけですよ。時代が見えない人は…。

「野村証券」(8604) の日足推移

何故、カタルが「野村証券」(8604)「一本勝負」でも構わない…と言い続け、アルケゴスでやられても…また「同じこと」を言っているのです。この2年ほどのタイムラグは条件が揃っていませんでしたが、今度はピッタリでしょう。

バブル期の野村証券の株価が、いくらか分かりますか? 過去最高株価は1987年の5990円なのです。ここから10倍ですよ。このような発想を、顧客を回り、セールスをして銀行から、ドンドン資金を引き出して…株にお金を移動させます。

支店長なら、店全体で1億株の沈潜活動をすれば…間違いなく役員になれるでしょう。ここから3年間、毎日、部下にノルマを課すのです。現状の野村証券の配当は四季報予数で2.89%ですが、間違いなく増配になります。だって…海外投資家が、日本株を買う時に何処に注文を流すのでしょう。連日…数十億から数百億のお金が入ってくるのです。

日本には、黙っていても…海外からお金が流れ込み…何れ、円高に向かい株高になります。その第一歩が、今回の「YCCの軌道修正」です。

昨日、紹介した「ブルーベイ」なんか…氷山の一角に過ぎません。始まりました。ウハウハ相場…が。「34年間の悲哀」の怨念と言うか…その「鬱憤」を晴らす相場です。それでは…カタルはいつも「有言実行」ですから、別口座ですが、野村証券株を取り敢えず…5000株だけですが、585円の指値を用いておきます。買えるかどうか…今の板状況はこんな感じです。

野村証券の9 :27の板状況

先日、皆さんには「事前告知」をしており、高値の野村証券の580円を2000株だけ買いましたね。そうして下げた所を570円の指値で、もう2000株買いに行ったら、確か少し安く…569.3円でもう2000株を買って。短期運用の口座でも4000株を買ったと報告しています。いや…585円の指値は厳しそうですから…こちらはそのまま指値を入れて置き…もう2000株を買いに行きますか…と思いましたが。担保がありません。

「大阪チタン」(5726) の日足推移

実は「大阪チタン」(5726)を寄り値の3565円で200株、こんなに高くなるとは思ってなかったのですが…3500円と3480円にも200株ずつの買い指値が入っているために、本日の値上がりのよる信用枠の増加分をもう使っちゃたのです。ゴメン…ね。有言実行は出来ません。でも枠が空いたら…今度は野村を買いますね。

どれも…よく見えるのです。

全く、貧乏人は「困ったもん」ですよ。株を買いたくても…肝心のお金がありません。まさに「トホホ」です。ただ野村証券は大きな会社だし…この株価は高値圏ですから…売り物もガチャガチャ…あるでしょうから、「ノンビリ」やれば良いのでしょう。

株と言うのは、スタートは「期待通り」に、なかなか…株価は上がりませんよ。皆さんがワイワイ言い出すのは、株価が高くなって、200日線が遥かに下になった時です。指数相場の「アドバンテスト」(6857)や「ルネサスエレク」(6723)と…比較すれば分かります。

「日本製鉄」(5401)の日足推移

この乖離調整は「絶対」なのです。上がれば、更に上がると思っても「日本製鉄」(5401)のようなもんで…必ず、株価は「利食いする人」の、「時間」を待ちます。


「ジェイドG」(3558) の日足推移

「ジェイドG」(3558)は、素晴らしい業績でしたが…自社株買いが5億円もあるのに足踏みを続けています。そうして移動平均線の上昇を高値圏で待っています。この高値もみ合いが、どの程度続くかは…やってみなければ分かりません。しかし…「価格帯出来高」を観れば…だいたいの事前観測は出来ます。

この株は、新興株の部類で「ソフトバンク」(9984)や「メルカリ」(4385)の株価に先行する筈です。この理由は、既に業績が良いからです。同じことですが、ここではジェイドGの田中君の経営と「BASE」(4477)の鶴岡君の経営を比較すると、この違いが分かります。

売り上げを「追い続ける」ことも大切ですが、もっと…大切な事は「フリーキャッシュフロー」です。誰か…鶴岡君にアドバイスをしないと駄目です。幹事証券の大和証券の法人担当が馬鹿なのでしょうか? こんな事は幹事証券の法人マンの責任です。今の証券マンは、仕事に「プライド」がないのかなぁ~。自分が、会社を育てると言う「使命感」がないようでは、法人マンは務まりませんね。共に大きく…成長して、豊かになるのです。

ハイ…大阪チタンの3500円も200株買えました。次は3480円です。この株価水準は200日線を抜けた所ですから…たぶん持っている人は「戻り売り」になるのでしょう。カタル自身は、危ない口座は「利食い」を優先させています。

しかし相場観は「買い」だと述べています。この意味を、なかなか…素人は理解し辛いようです。カタルの場合、株価など、所詮は、いくら考えても分かるものではないと思っています。だから上がれば売るし、下がれば買います。時代性から観た方向性で動きます。

あの野村証券の585円指値の5000株は、買えたようですね。嬉しいな…これで、あの口座の持ち株は25000株です。有言実行です。目指せ! 10万株です。

カタルはいつも「事前告知」をして「率先垂範」のラッセルをしています。これで儲かるなら…あちら側でしょう。しかも本物です。その辺に多く転がっている偽物とは違います。株式投資の場合、フロックで儲かることは良くあります。カタルの場合は、論理的な理屈を説明して相場に臨んでいます。あとは皆様、読者の判断です。

良いですか…株価を観て心が動くのは、よく分かります。しかし自分自身の「力量把握」が株式投資の場合、儲かるコツです。儲かる銘柄を探すのではなく…銘柄なんか、何でも構いません。

上手に売買をして、市場価格より、常に自分の買値を安くすれば…常勝将軍に成れます。自分の買値が基準で、物事を考えないのです。多くの人は市場価格ではなく、自分の買値を基準にして物事を考えます。

「ブツブツ投資」の優れた所は、株価が下がっても、上がっても、どちらでも…対応が可能です。「分散」効果です。アレレ? 大阪チタンの3500円の200株は買えたけれど…、これが今のところは安値なのですね。お上手です。

さて今日の肝は…円キャリートレードの「巻き返し」の記事から、日本株は大幅に見直されるだろう…と言うカタルの「観測」です。これは裏付けのある推測ですが、現実になるかどうかは、時間推移を待たないと分かりません。こんな常識を馬鹿は理解しません。

自分の頭で物事を考えて、そうして「無理をしない投資」をすれば、株式投資も人生も楽しみが2倍、3倍になります。市場、株式投資は面白いでしょう。競馬なんかより、ずっと高度で面白いのです。

その面白さを理解するために、自分の「それなりの努力」は必要です。6.1%国債をセールスしたカタルのペイペイ時代があるから、50年近い歳月の中で「34年間の悲哀」を味わったカタルだから…ある程度の御褒美を貰えても良い筈です。お願いします。神様、そろそろ…「引退」させてくださいな。しがない「貧乏」なレポート屋でした。また明日。



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