6/12

昨日、娘がシンガポールから帰って来て…本日は夫婦で大阪の「ユニバーサル・スタジオ」に行くそうです。昨日は、老人ホームにいるおばちゃんと皆で昼食をとって…夕飯は近く料理屋さんで息子夫婦も加え、家族で食事をして帰って来て、直ぐに寝た為に今朝は早起きで…まだ6時です。

通常のカタルの生活パターンは、午前様の2時から3時ごろに眠るのです。そうして朝は7時半ごろからスマフォでニュースをチェックして、8時半ごろにベットから出ます。最近の睡眠は細かく…昼過ぎに1時間ほど「お昼寝」の場合もあります。

うちの息子も…娘の旦那も娘もそうですが…あまりアルコールを飲まないようです。ビールで1杯か2杯です。カタルもそんなに強くなく…大概はビールに、酒を飲む程度です。イタリアンではスパークリングに赤ワインをグラスで2杯程度です。おふくろはビールを大瓶で…あれは20本かな? むかしの木箱に入った奴ですが、一人で飲んでいたのです。うちは小さい頃は鮨屋でした。故に、「売り上げの為に」顧客より飲むのです。うちの親父は下戸でした。コップ一杯のビールで赤くなるタイプです。

今朝の新聞は、「休刊日」だそうで…先ほど日経の電子版を観て、ロイターやブルームバーグと…チャックしましたが、あまり大きな話題はないように思います。米国はFOMCを6月13日、14日に控えていますが、今のところは、先日までは利上げの確率が高かったようですが、少し低下しているように思います。「見送りの公算」もあるようです。

S&P500の日足推移

ただどっちにしても…S&P500が「強気相場」(安値から20%上昇)に展開した今は、「大きな影響はない」のでしょう。日本の金融政策も、植田さんは今のところ、黒田さんとは性格が大きく違うように見えます。「YCC」(イールドカーブコントロール)の見直しが考えられますが、彼の性格から見て、余程…物価の上昇が加速しない限り、「現状維持」を続けると思っています。カタルなら…賃上げの動向を観てから来年は「利上げムード」でしょう。でも年内は微妙です。

「三菱UFJ」(8306) の日足推移

ようやく「三菱UFJ」(8306)も一株利益が100円台ですから、株価は4ケタ乗せに挑戦するのでしょうが、今すぐに、ガンガン…株価が上がるようには見えません。通常は、下値ボックス圏を抜け出す場面ですから…この下値ボックスの上限で「保ち合い」を演じるはずです。ただ何か起こるなら別です。金融政策の変更とか、何かが…ね。でも現状の観測では年内は強含みの「高値保ち合い」でしょう。

名目時代に完全移行するなら「資産投資」が、盛んになります。基本は「株と土地」ですから、証券株に不動産株が選択されます。バブル期の不動産株は「PER100倍」越えまで、評価していました。少し前の「レーザーテック」(6920)のようなものです。「時代の旬」を歩む…グループはPERの評価は100倍を超えます。今のエヌビディアのようなものです。実績値ではPERは116倍で…来期予測は50倍だそうです。

ARKKのキャシ―・ウッド氏はエヌビディアを「割高」として…評価していましたが、カタルは「妥当な評価だろう」と考えています。むしろ…先日、紹介したドラッケンミラー氏のAI向けの半導体を提供するエヌビディア株に関し…「私が正しいのであれば、2、3年は保有できる」と語り、保有期間がさらに延びる可能性にも言及した…と言う報道に、カタルの考え方は近いのです。

本当は「エーザイ」(4523)なんかも…目先だけではなく、この真価を正しく観るなら…数年間「ほったらかし」の方が良いのもかもしれません。このような急騰に近い形で株価が上がった場合…仮に、一気に先の高値12765円を抜いたらですが…通常は、「追撃買い」が正しい行動でしょう。

でも普通の人は、株を売ります。売りたくて…売りたくて…株高に「恐怖」を覚えるのです。カタルは担保がないから、更に株を買う事は出来ません。テクニカルを駆使して…最大限、無理をするなら下値で買ったエーザイを現引きすると、担保が増えます。そうして…その分の信用の「枠」が空きますから、買い増しの余裕があるのかもしれませんが…カタルは未だに「評価損」の方が大きいのです。だから、このままでもそんなに資金効率はあまり変わらないでしょう。

売るか…べきか、買うべきか…そこが問題なのです。ルビコン川を、前にしたカエサルのような心境です。

あるいは…同意語かな? シェイクスピアのハムレットにも、2者選択の「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」との一文があったように思います。もし値上がりが大きくなれば…下値の買いを現物にして、下がったら買い増しに動こうかな? 上手に売り買いをしようと思わずに…バフェットのような感覚で、しばらく株を持ち続けるのが正解かも知れず…よく分かりません。でも…他の銘柄は全滅状態です。

エーザイを昨年末、カタルはクロス(9010円)を入れたように…この株価判断は、正しかったのでしょう。ただ途中で、株価下がっているときに、また下値で株を買えば良いのです。問題はここです。皆さんの多くは、下がった株を買わないことです。この時間軸を正しく把握できるかどうか…。

「ジェイドG」(3558)もそうです。カタルは手掛けた当初の話ですが、1000円以下の時に株を買っており、その後の急騰後も「成長株」として…ヒカル君などのインフルエンサーを取り込むを戦略を高く評価していましたが、結局、「半値八掛け2割下げ」の1/3に…現実の株価は更に…大きく下落しました。実際は4180円から890円の現実ですから、「諺」以上の下落率です。

でもカタルは経営者の田中君を買っています。彼は、きっと優秀なのでしょう。この時期ですが、ここまで業績を持って来ました。たとえ「M&A」でも…です。「自前が一番」なんて…言う考え方ではなく、「良いもの」を活用すべきでしょう。

日本の経営者の大半の間違いは、此処でしょう。「自社開発」に拘りを持っているようです。でもフォードもGMもテスラに「相乗り」です。テスラは、一説によれば、この流行と言うか…時代の恩恵を受け、30億ドルの売り上げ増加効果を得られるとか…。

此処では…「トヨタ」(7203)の経営戦略と比較してください。BYDのシェアとトヨタの現状を比較すると分かります。このリストではトヨタは圏外です。確か20位ぐらいじゃ…ないかな? 既に自動車輸出も日本を抜いて、中国が一位だそうです。やはり経営者の器は大切です。

反転攻勢に転じる佐藤社長のトヨタを観ないと…まだ、断言は出来ませんが、このブランクを埋めるのは大変です。先行したテスラと、BYDを追うトヨタですが、果たしてゴールまでに逆転できるのかどうか…。相手も、必死です。自社開発で一から築き上げられるなら…それに越したことはありません。しか現実の世の中には、優秀な奴が他にも多くいます。ここは資金力で、その差を縮めることでしょう。

その点、田中君のM&Aの効率は「素晴らしい」…の一言です。現在の16%の成長力を更に高め、20%、25%と伸ばせるなら…一気に、「値嵩株」評価に変わる筈です。

問題は「潮流」(全体の相場の流れ)のスピードです。

その時に「追い風」になるかどうか…。先ほど読んだブルームバーグでは、6月のFOMCは、利上げ「見送り」の公算と言う報道でした。この動きも…相場の潮流の変化に絡みます。今回は「指数相場」を軽視していました。まさか…この段階で、先物誘導が起こるとは…考えもせずに、指数相場に乗れませんでした。これは、一部の外人が「大きなポジション変更」に動いている可能性もあります。そうなると…この先物の買いは、何れ…現物株に置き換わります。カタルにはまだ分かりません。この仮説なら、今月一杯、株高が続く可能性は否定できません。

仮にそうなら…この読みと、ジェイドGの相場は時間軸が一致します。1Qの数字は、7月には発表されます。まぁ、されど…「四半期」だけの話ですから、信頼性が乏しいという見方もあります。でも時間軸の経過で数字が固まるなら…株価は正常に評価するのでしょう。故に「現引き」を含めた対応が、正しいように思っています。

あの時のカタルの買い値は、2400円台の株価なのです。この判断が正しいなら…エーザイと同じように、現実の株価は、その2400円を超えて…更に上値を追うのでしょう。必ず…株価は戻るだろうと思って、あの時は「現物」に変えたのです。

エーザイは昨年末に9010円で損切りのクロスを入れたのです。この株価でも「儲かる」筈と思っていたのです。要するには「ハズレ」なのですが…選択する時間軸と言うのは「ズレる」ことが、当たり前なのです。神様ではなく…完璧な予想は、なかなか出来ません。

この「時間軸の壁」に、今は挑んでいますが、なかなか…あちら側に到達できず、困った問題ですよ。既にこの所で、数年間も、この壁を前に藻掻いています。

相場の流れを決めるのは…時代の流れであり、その潮流を、如何に早く、それを自覚できるか? そうして…その流れに、身を任せるか? ここに…尽きるのでしょう。もう原稿は書き終わったのですが、相場の始まりまで、あと一時間もあります。

「早起きは三文の徳」などと言う諺がありますが、本当でしょうか? また…明日。



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