良識的な対応

元財務長官のサマーズと言う人は、なかなか…「良識的な人間」だなぁ~と思っています。本日の、この発言はそう感じます。中国は経済的な困難が。これからもドンドン…増えます。悪戯に米国は、「覇権争い」の相手として…敵視をしなくても、人口構成など観れば…自然に衰退をするでしょう。現状の維持も、難しい「かじ取り」なのです。

一部でしょうが、既に中国から米国へ「資金逃避」が起こっています。日本人は、この観点が欠けています。外部資本を極端に嫌います。やはり昔、報道されたNHKの「ハゲタカファンド」とのイメージが強いのでしょう。古くから「敵対的買収」に過敏です。農耕民族の為に「寄らば…大樹の陰」と言う「親方、日の丸」的な…集団催眠のようなイメージを植え付けられています。

東芝の「奉加帳システム」に「新たな参入者」が参加するようです。無理をして、お金をかき集めている印象です。果たして、成果に繋がるかどうか…は「棘の道」が想定されます。何故、「自前主義」に拘るのか…分かりません。

自動運転システムなどはイスラエルの「モービルアイ」が進んでいるようで…ナスダック市場に上場しました。カタルなら、顧客としての出資程度にして…自社開発は、最初から諦めるでしょう。

昔、パイオニアが構造転換を図るために、自社のレーザー技術を使って…この分野に取り組みましたが、ものにならなかったように感じます。日本の場合、自分達の領分に、かなりの拘りを持っています。韓国にしても、中国も小さな島の領土権問題を引きずり…ギクシャクします。ですが…どっちが得なのでしょうね。その点、小国ゆえ…イデオロギーの重視は困難なのでしょうが…実利を取って、ロシア寄りの姿勢を示しているハンガリーは、賢い選択なのか…、どうか…。

コロナ禍で浸透し始めたリモートに、早くから注目していたカタルです。実際、2005年からの相場上昇で、直ぐに那須のリゾート地を買いました。でも早過ぎたのです。カタルは相場でも、なんでもそうですが、あまりに早く…未来を考え過ぎています。

なかなか現実の風は、向きませんからね。このイライラ感は、増すばかりです。日本の場合は、なにをするにも…基本的に「満場一致」を求めます。だから殊更に…時間を浪費します。カタルは、これを「成田闘争」と呼んでいます。結果は明らかなのに…気持ちを整理する「時間を待つ」…しかないのです。

実は、不動産も同じです。大区画の大規模開発が行われますが…必ず、反対勢力は居るもので…そいつらは「合理的な理屈」を説明しても…無駄です。そういう人がいる開発地区は、苦労をします。結果、最悪の場合は、その人の「死を待つ」しかなく…遺族は二つ返事で土地を売却します。

人間の気持ちと言うのは、なかなか厄介な存在です。日本人は農耕民族の為か…この土着性…と言うか、郷愁の概念が、他の民族より強いのでしょう。東芝なんか…日産自動車なんか…欲しい奴にくれてやれば…良いというカタルの感覚は、やはり日本人としては異色なのでしょうか? 

ウクライナ侵攻もそうです。カタルなら経済援助の金額と引き換えに…領土を売ります。住民の移動を万全に手配して…実利を取り国際舞台での「経済戦争」でロシアを侵食します。もう…イデオロギーの世界ではなく、もっと合理的な判断基準で…世界の物事が解決できるように願います。

何か…領土=権力の拡大? この考え方は、総資産経営の「村社会」を観ているようです。ROE経営が、なかなか浸透しないのは…日経新聞の編集委員の価値観の為でしょう。非常にマイルドですが…本日一面の自社株買いの記事の書き方は、やはり…記者は自社株買いに「嫌悪感」を抱いている…人間が、書いているような記事に見えました。

自己資本に対して、利益率をあげることは資金の効率化です。お金が何倍にもなって活躍することを論理的に示しています。だからROEの高い企業ばかりを集めれば…その方向性に行くなら、お金の活躍が増えるのです。終身雇用より…転職して年収をあげる世界です。新しいスキルを身に付ける自己改革ですね。

日本は未だに…東芝や日産を観ても分かりますが、「お山の大将」を目指しているような印象を受けます。例えばルールに対しての罰金は、日本の場合は「微々たるもの」です。でも欧米はルールに厳格で…「巨額の賠償」を請求します。この辺りの感覚もカタルには奇異に映ります。

お金を、はやく…回転させると、同じお金がグルグル回転をして…過熱します。「貨幣乗数効果」と言う概念は、非常に大切です。政策はお金が沢山…動くようなものにすべきです。日本の場合は、箸の上げ下ろしでも…イチイチ指導です。そうして目に見えない「村社会論理」を強要します。

この東芝の奉加帳システムの裏では…官が圧力を掛けて…強要しているのでしょう。無駄な資金です。こうやって…お金が眠って行きます。海外から入ってくるお金をシャットアウトするのです。

世の中は、色んな考え方が存在しており、どんな考え方も自由です。自分が信じられる道を歩めば…それで良いのでしょう。

自分自身の「勘を頼り」に、先ずは行動です。それから結果を考えれば…良いのです。カタルは、常に自分の「インスピレーション」を大切に行動しようと思っています。株式投資と言うのは、不思議なもので…何故、そんなにその銘柄に拘りを持って、臨むかどうか? ですね。でも実際には…自分の考えたように、なかなか動かないことも多々あります。そんな時に…どう行動するか? ここが重要です。

様々なメールを、読者からもらい…「なるほどなぁ~」と、「別の見解」を聞くと…楽しいですね。自分の考えと違う発想は、なかなか面白いのです。

今日はサマーズ論理の「中国を追い込むな!」…と言う解説は、新鮮な響きでした。カタルも今の中国の困窮ぶりを考えると、悪戯に…「圧力を掛けるべきでは」ないのでしょう。でもバイデンと言う奴は、ロシアのウクライナ侵攻を「容認した」のです。あれは、間違いなく…やらせのようにも見えます。

この陰で…膨大な量のお金が動いているのでしょう。今回は、米国の「一人勝ち」です。いつも日本人はその流れに踊り…痛い目に遭っているのですが、なかなか成長をしない国民性です。

日本の独自システムを守るために、「成田闘争」のような「時間闘争」をすべきではありません。もう33年間ですよ。日経新聞の変わらぬ「論調」を観ると…呆れかえるばかりです。孤軍奮闘の日本製鉄の橋本さんの次に続く…新勢力の台頭が臨まれます。また…明日。

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