投稿者:kataru

やはり…気になる商業不動産

米国株は強く…「驚き」の中にあります。とうとう…ナスダック指数が高値を更新して、これで3つの指数は、全て…コロナ後の最高値です。あとはラッセル2000などの小型株でしょう。

ナスダック指数 の月足推移

更に、投機筋資金も活発でビットコインは、まもなく高値になります。

ビットコイン の週足推移

まさか…ここまで上昇するとは、これも驚きです。 JPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOと同様に…カタルは、こんな「詐欺行為」が、長く認められるのは…何故なのか? 疑問に思うのです。まぁお金の価値は、人々が、その価値を認めるなら…通用しますから、「目くじら」を立てるほどの事もないのでしょう。

カタルには「ゴッホ」の良さも分かりません。

せいぜい…中田屋さんの「きんつば」ぐらいです。やはり「きんつば」は好きなので色んなものを食べましたが、金沢の中田屋さんが一番、カタルの口に合うのです。「どら焼き」は、日本橋のうさぎ屋さんです。上野にも本家がありましたね。昨晩は「春菊」のおひたしを食べましたが…あの茎の部分のコリコリ感は好きです。独特の癖のある香り? 味も好きですね。

食べ物の嗜好と同じで、人により株式投資の「好み」も変わります。同じことが株式投資にも言えます。自分が生きて来た人生のなかで、その人の価値観は育まれます。カタルのような貧乏人は、常に「大化け」狙いです。だから銘柄の好みも「変動率」の高い…株が好みです。当然のことですが、リスクは高く…損をする時も大きくなります。当たり前の「リスクとリターン」の関係です。

そう言えば…海運株の中で「川船」が新高値を更新して、3社の株価レースの中から抜け出してきました。この株価比較も面白いものです。誰もが、最上位と認める「日本郵船」(4793円)の株価は、格下に見える「商船三井」(5175円)の株価よりも安いのです。結局、最も高くなっているのは、村上ファンドが株主還元を請求し続け…経営にも関与している「川崎汽船」(7748円)の株が、最も高い現実があります。

やはり…意図的に洗脳されたメディアの力が、間違った方向性に日本人を導いたと思っています。古くは…米著名投資家ブーン・ピケンズが「小糸製作所」の株式取得を通じて、株主の権利を主張したのが、カタルの記憶で最初の出来事でした。日経新聞は「グリーンメイラー」的な視点で…それを報道しました。「村社会」論理への洗脳です。この事件はバブル期のものでした。

でも…あの爺さんが、主張した通りなのです。

日本で「スチュワードシップコード」が、表舞台に出るのは2014年2月に金融庁が英国のコード(The UK Stewardship Code)を参考にして策定しました。英国では2010年に制定されました。この「物まね」です。スチュワードシップ(Stewardship)とは、直訳すると「受託者責任」です。コード(Code)は「行動規範」という意味になります。

だから…持ち合い株制度で、互いに傷を舐め合う関係の「もたれあい」の村社会に、根付いた慣習を、止めなくてはなりません。経営者が真剣に経営をしなくなるのです。今でも…根強く残る建設業界の「談合」なんか…カタルが学生の頃から続いている慣習です。正当な競争をしないで…「共存する道」を歩んでいます。きっとこの思考の古くは、聖徳太子の「和を以て貴しとなす」と言う「島国」故に、生まれた「調和を重んじる」心です。「切磋琢磨」する生存競争とは、少し…違う概念です。

今回、「ビックモーター」から発展した「不正な保険請求」が切っ掛けになって、金融庁は、仲間で保険料金を決める日本独自の慣習から…国際ルールに沿った展開に、方向転換したのが「持ち合い株放出」の行政指導です。まぁ…何処まで本気は分かりませんが。表面的にはその方向性です。

1980年代後半に「小糸製作の事件」は起きましたが、その後、NHKは「ハゲタカファンド」と言う「グリーンメイラー」的な視点でドラマを描き、何度も…繰り返し放映した結果、「ものを言う株主」は、「悪」だと言う概念を日本人に洗脳したのです。だから政治家も「日本空港ビルディング」の株を買った「外資」を排除しようと…株を購入する制限を設けました。

最高裁の判決は、その視点で判断されています。ブルドックソースや東京機械などの彼らの判断は、世界ルールから観れば…「公平さ」に欠けるものでしょう。

今、中国は目先的な主張で、政策が進行しています。「クオンツファンド」の規制ですが…カタルも相場を観ていると…この仕組みを利用した「高速売買」をある程度は、規制するべきでしょう。あまりに大きなウェートを占めているように見えます。ただ中国はこの部分だけでなく、あまりに規制が強すぎます。やはり、いつ投資した財産を「没収されても」仕方ないようにも見えます。ロシアのようなものです。

「香港の高等法院(高裁)は今年1月、中国不動産開発大手の中国恒大集団(3333.HK), opens new tabの清算を命じた。同じく中国不動産大手の碧桂園控股(カントリー・ガーデン・ホールディングス)(2007.HK), opens new tabも今週、16億香港ドル(2億0450万米ドル)相当のタームローンを返済できなかったことを受け、債権者が清算を申し立てたと発表した。」と報じらています。ドイツ銀行も「世茂集団」の債権を巡り…追随するようです。

厳しい規制の大半は、欧州で誕生します。

そうして世界に広がっているように見えます。カタルには「良識的な対応」に見えます。規制と自由の中で行動して、切磋琢磨するのですが、日本の場合は「参入障壁」が高過ぎます。移民の受け入れ基準も、同じです。どのラインを目指すのか? 難しい問題です。欧州を始め…カナダも移民に対しては、近年はどんどん…厳しくなっています。米国も同じです。

基本的に「自由なお金」が増えると…人々の行動は活発化します。人々の「成功体験」が関係するのでしょう。日本は34年間も、「間違った政策運営」をして来たので…株価は上がりませんでした。

でも米国は、その「お金の乗数効果」を良く知っています。上手く活用して成長を加速してきています。中国は、日本と同じ失敗をやっています。「清貧思想の道」を歩んでいます。クオンツ運用は、流動性を確保するためには…「必要不可欠」な商品でしょう。しかし…値動きに翻弄される傾向が、最近は強いと思っています。

少しお金があるなら…こいつ等の行動を「餌」に…儲けることが出来ます。やはり「ある程度の資金」がないと…実験も進みません。今日の原稿は、あっちこっちに飛び…分かり辛いでしょうね。ゴメンね。自分の考えを纏める為に綴っている面が否めません。完成形ではないです。

仮に相場が崩れるとしたら…やはり、一番気になるのが、米国をはじめとする「商業不動産」の問題です。ロイターが報じる類似企業の株価の利回りは、何れも…5%台で、PERは9倍前後です。このジャンプの話は「流動性」に関連します。

故にQTを早めに止めて…金利も引き下げる必要性があります。難しい…論理ですが、読める人は此方の解説が適切かな? やはりレバースレポの残高が関係するとカタルも思っています。潜在成長率の話と関連し難しいかじ取りです。

カタルが見ている中で…初めて登場した具体的な「商業不動産」問題を、解説したレポートが此方です。非常に良い資料ですね。この資料を観ると…やはり危ないです。いつ爆発するのか? リーマンショックの時は、最初は「サブプライム問題」しか…日経新聞は報じていません。CDSの存在は公になってなかったのです。1年後だったかな? 突然、爆発したイメージでした。

この商業不動産問題は、中国の問題と同じで…早めに清算をすれば良いのです。先に手を引いた方が良いのでしょう。ロシアの債権(資産)も、米国企業は真っ先に逃げています。しかし日本企業は、ようやく…AGCは整理です。大手商社に至ってはサハリン関係の資産は、まだ処理が始まっていません。

ロシアと同じことが、中国でも起き始めていますが、日本企業の戦略はなかなか進みません。仮に台湾有事になったら「アウト」でしょう。かなりの被害を日本は受けます。株価が新高値を更新しているという事は…逃げる為に、株価を上げる面もあることを認識すべきです。

カタルは既に…普通の経済なら「大丈夫」です。しかし不慮の予期せぬ事態まで…まだ対応できません。

M7関連の評価は、難しいのです。エヌビディアが高値を抜けて「ウハウハ」でしょうが…米国の潜在成長率、つまりR*は本来は産業革命を超える大変革場面なので…このPERが妥当な可能性があります。だってエヌビディアの利益は、「四半期」の伸びで、あの数字です。カタルはてっきり「通期」の観測か…と勘違いしています。

相場と言うのは、いつもそうですが、「際どい場面」が、一番、面白いのです。

いよいよ「活況気」を迎える「山場」にも見えるのです。非常に難しい場面です。先ほどの…商業不動産の「爆発」があったとしても、まだ先の話しでしょう。今回は仮に調整を入れても、直ぐに回復すると思っています。でも敢えて…伝えて置くのです。良い相場の時に伝えることが「ガス抜き」にもなります。

ただ感覚的に…今の日本人の意識は、基本的に「清貧思想」が染み付いており…尚且つ、昨年の相場の「布石」が、我々の心に効いていますから…どうしても積極姿勢より、「警戒心」のウェートが高いのでしょう。

だから野村証券なんか…なかなか株価が飛びません。そろそろ100円高のような場面を迎えて良い筈です。カタルは、それを待っているのですが…予兆はあるが、なかなか…ね。と言う所ですね。中途半端ですが…本日はこの辺で、また…明日。

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