カテゴリー:今日の市況

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どの程度の時間が掛かるのでしょう。最近、カタルはグローバル基準の浸透度合いが、どのスピードで日本の市場に浸透するのか? その速度計算が最大の関心事かもしれません。多くの研究所は、今期の企業業績を当初の減益予想から…増益方向に変えています。日経と野村を掲げておきます

トランプ関税も為替の影響がありますから…かなり緩和されています。でも米国で現地生産をしても、かなり時間が掛かります。此処が「企業の悩み」でしょう。当然…次期政権は、トランプ政権の主張の「負け」を見込んでいますから、現地生産と言っても、腰が引けます。

しかし米国経済依存からの脱却は、自然の流れなのです。何れ…遅かれ早かれ、米国はその地位が低下します。AIロボットと言うか…フィジカルロボットと言うか…この進化は間違いなく…中国が世界で「一番」です。

国家が大規模支援をして、人口が14億人ですから、市場は大きく…世界の需給バランスも左右しています。今度はインドが、急速に力を付けています。両国とも…これまでの体制とは違い…これまでの「市場原理の仕組み」が変化しています。

通常、今回の半導体産業の国家支援は、これまでは民間が主導して資金の配分を市場が決めていました。しかし米中間の覇権争いから、中国が最先端の技術革新を積極的に取り入れていますから、米国も覇権を維持する為に必死です。今は「守勢」に見えます。しかし中国も内部を観ると大変な状況です。ホンマかいな…と思う報道も数多く観られます。

此方の報道の肝は「BYDは2020年ごろから独自の電子手形による支払いシステムであるDチェーンの運用を本格化させた。Dチェーンと呼ばれる電子決済の手形もどきをサプライヤーに発行し、このDチェーンをサプライヤー同士の取引においても流通させているのだ。お金の代わりにDチェーンを流通させ、BYD本体はできる限り現金の支払いから逃れようとしている」と言う部分ですね。

自分達が勝手に通貨(手形)を創って…流通させていると言うのです。これは仮想通貨の現代版でしょう。もともと…BYDと言う企業が「保証する通貨」です。しかし企業が倒産すれば、当然、債務ですから、その「価値」がありません。地方財政の「「融資平台」も同じでしょう。中国の体制は、世界標準の価値を有してないように思います。

これは「リーマンショック」の「影の銀行システム」と…似ています。必ず、何処かで問題になりますよ。今はあまり一般化されて内容で、メディアも「知らない」のでしょう。一部で問題化されているだけの現象です。恐い話です。

何故、カタルが普段から「魔坂、真坂、まさかの用心を怠るな!」と述べているか? そうしてノンビリやろうと述べています。このノンビリには…日本の「村社会」論理があります。なかなか…正しい認識が広がらないのです。

「船株の謎」は理屈ではありません。確かに、船は市況に左右される業態ですが、あまりに「市場評価」は低いままです。今もカタルは「歪な市場」に見えるのです。一方で…ようやく「ロームの謎」が誕生しました。

未来の夢や希望を買う相場です。

本来の「人間の心」は、「向上心」です。明日はもっと良くなる…だから今は精一杯の努力をしようと…頑張るのですね。未来において希望があるから、頑張れるのです。だから「基本政策」が大切だ…と、ずっと述べています。

武者さんも、同じです。人間は育った環境で、「考え方」が変わります。でもカタルの息子は違います。「ユトリ教育」を受けた…世代です。だから上を向いて生きるより、現状よりソコソコ…良ければ、それで良いと思うのでしょう。でも入社当時は「転職」も考えていたようです。

彼の会社は、入社した時は倒産企業のような状態でしたが、今は日本でも指折りの「成長企業」になっています。良い会社です。株価は30倍以上かな? あの時に…カタルにお金があるなら1万株程買っていたのですが、世の中は、上手く行かないものです。

カタルの人生は「カスリ」の世界です。カタルレポートの銘柄も「玉石混合」ですが…たぶん時間軸だけの話でしょう。しぶとく…買い続ければ、必ず「良いもの」に育ちます。

「野村証券」だって、これからですよ。昔はすごかったのですよ。カタルが現役の頃は、支店長会議の資料を手に入れて、セールスをした時期もありました。野村証券と言う会社は、大きいから「ブロック」を分けて…銘柄を回します。だから推奨する株が、何倍にもなりますね。ハッキリ言って…会社を挙げた「株価操作」です。

バブル期の「ウォーターフロント構想」は正しかったのですが、30年先の未来を語ってセールスをして、当時の「石川島」(今のIHI=7013)などを大きく持ち上げました。今の「豊洲」は、なかなか…いい街です。でも当時は、海の中のような「荒れ地」です。バブルと言うは、時間を超えた夢を語るのです。大昔の話です。

如何に「夢や希望」を述べて…お金を激しく動かすか? 証券マンは「夢や希望」を売り歩く…「幸せを運ぶ」商売だと思ってきました。だから未来は、駄目だと言う悲観論を述べる「空売り」は絶対に…しなかったのです。でもその為に「サラ金はお友達」の世界です。ようやく…時代が本来の時間を取り戻そうとしています。

バブル期は…ただ株価が安いと言うだけで、その株は買われて行きますが、今は、先ずはPBR 1倍の回復でしょう。だから、好業績の船株の謎が「解せない」現象だったから…「謎」になったのです。ところが…今度は、未来の夢や希望を買う…嬉しい誤算の「謎」です。同じ謎でも、まるっきり…見方が180度、違うのです。時代が大きく…「変化している」事が分かります。

かなり…丁寧に相場を解説していますが、読者の受け手は、それぞれ勝手な解釈をします。まぁどんな捉え方をしても…受け手の自由なのです。さて今日の相場が始まっています。

今日は小安いのですね。日経平均株価は9:34現在で、94円安の50400円絡みです。やはり「野村証券」は高いのですね。今は1207円です。一気に「行けるか?」と思ったのですが…また「元の木阿弥」かな? カタルは「爆発ライン」に見えるのです。でも…なかなか「しぶとい」ですね。もう目先の売り物は切れているように見えますが、買う方の気持ちが「疑心暗鬼」なのでしょう。

「キオクシア」(285A)の日足

半導体相場が強い「キオクシア」は高いのですね。あの時は「やり過ぎ」感を抱いていましたが、今は「通常の感覚」になって来ました。高値が14405円まであるのです。ビックリポンです。やはり9000円なら買う種族も大勢いるのでしょう。

そもそも「見えない利益」の段階です。先日、発表された数字は「減収減益」です。その中で株価が上がって来たのです。僕らが、知る頃は「末端情報」です。与えられた条件を無視して、現実の市場価格が正しいのでしょう。

カタルは、常に…自分の「買値」を、市場価格に合わせます。特に年末は必ず、損をした株を売って買い直します。今回の「ジェイドG」も買値を「微調整」していました。でも皆さんは違うのでしょう。

カタルは4180円を超えても…「株を買う事」でしょう。「大阪チタン」(5726)も期待をしたけれど、目先は外れました。「タイミー」(215A) は安いのですね。両社ともかなり「空売り」が「蓄積している」銘柄です。カタルは、今の時代は「空売り」をすべき時期ではない…と述べています。

「ジェイドG」(3558) の日足

「3Dマトリックス」(7777)は安いのですね。金曜日に買っていますが、あまり増やすわけに行きません。「ジェイドG」(3558)が下値になったら、買わねばなりませんからね。今日は寄り付きで500株、そうして、今は1503円から500株ずつ…今、1500円も買えました。次は75日線の1495円です。まぁ、なかなか…「すんなり」行かない株です。四季報の発売日は、確か…18日でした。その数字がどうなるか? これが一般的な基準になります。

「ルネサスエレク」(6723) の日足

他は「ルネサスエレク」(6723)は2032円までなのですね。なかなか下がりません。「デンソー」(6902)は高いのですね。「損をしない投資」で…買っている株です。「UMC」(6615)の株価が入っていませんね。いや…今日もストップ高なのですね。中国企業への提供ですから競争力があると判断されているのでしょう。こんなタイミングで、相場が来るのです。あの時に…何回も、何回も、買っているのに、なかなか来ず…トホホのカタルです。株は諦めた頃にやって来る事例の一つです。

「ファナック」(6954)は安く…「安川電機」(6506)は高いようです。今日は「ニデック」(6594)の減速機の話が出ていました。もともと「ニデック」は会計問題がなければ…時代に乗る企業です。何しろ…モーターの世界では、世界一なのでしょう。しかし村社会論の「江戸長崎」の案件に見えます。難しいですね。「社会秩序」を何処に据えるか…。

1495円も買えました。このラインは75日線です。果たして、どの程度の売り物が出るか…先日の安値は1470円ですが、カタル基準は1480円です。1481円で、何度も、買う人が居たからです。そのような現場で、「相場を張った印象」が強く残っています。だから次は1480円です。

 「3Dマトリックス」(7777) の日足

まぁこんな所かな? 「3D」(7777)は「買い場」だろう…と考えています。この理由はあの日は単発の相場でした。370円を超えた…翌日は394円で始まり395円まであり…直ぐに人気が剥落しています。巧妙な相場作りです。上手いやり方です。

大阪チタンもそう考えていますが、簡単に崩れていますからね。まぁ此方は野村さん次第でしょう。あの時に、たぶん…玉を入れ替えています。投資信託に、買った玉を「プール」したのでしょう。だから次は、そのラインまで相場を創ると思っています。

「野村証券」(8604) の日足

やはり…今の相場はスケベ心を出さず…王道の「野村証券」(8604)…次世代ですが「ルネサスエレク」(6723)などの方が、仕掛け筋が多く…買い安心感があります。まぁそんな所でしょう。ノンビリやりましょうね。また明日。



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