アーカイブ:2015年9月

09/11

かたる:先ずは、お詫びです。遅くに…レポートを読んだ方は、数字を訂正しましたが、昨日の海外投資家の売買動向の数字に誤りがありました。ごめんなさい。如何に、カタル君がいい加減か分かります。データは、正確さを心掛けておりますが、間違う事がありますので、ご了承ください。8月の売り越し金額ではなく、株数表示で書いたようですが、その数字も間違っていました。正しくは、以下の表のようです。よって本文も、訂正しております。8月の海外動向は1兆1367億円の売り越しで、売り株数は5億9536万6千株の売り越しでした。この表も、単価と表示してありますが、正しくは差額ではなく、総額で計算すべきですね。でも面倒なので、イメージをこれでも掴めるかな?…と思った次第です。明らかに最近の売買単価は高いのでしょう。おそらく先物からの仕組みによる売り買いだと推察しています。

海外投資家の売買動向
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海外投資家の売買動向

どちらにしても、ここ数週間は、日本人の投資家に「失われ時代」のデフレ心理が戻ったのでしょう。日本人は考えることをしないロボット教育を受けてきました。近年、ネットなどで、いろんな意見を見聞できるようになり、マスメディアの流す情報が、恣意的だという事が分かってきたので、意見が割れるようになっています。原発や安保、沖縄基地問題など…意見対立が溢れています。これが自然な姿なのでしょう。市場経済は常に意見が割れ、価格が形成されています。FRBのイエレン女史が正しいのか…サマーズ元財務長官の見方が正しいのか…政策を実行してみて、その動向を見て判断されます。だから利上げが正しいのかも知れませんし、間違っているのかもしれません。それは後世の歴史的な判断に委ねるしかないのですね。過去1937年は、大恐慌の後、回復した経済だと思い、通常の利上げをして…それが失敗で、結局、戦争に突入しましたね。他にも様々な要因があったのでしょう。カタルの掲げるた他の人の意見を読めば、だいたい皆さんにも、イメージを掴んで貰えたと思っています。

昨日のWSJには、黒田さんが、初めて当座預金金利の付利金利0.1%撤廃の話をしたと報じられています。マネタリーベースのおよそ70%程度を占める、眠っている資金ですね。200兆円以上あります。これを動かそう…というのでしょう。いよいよ加速しますよ。前回のQE2の時に、カタルが主張した意見です。カタルは国債の買い入れではなく、あの時に、付利金利の撤廃を述べています。金融機関にとっては2000億円以上の減収になりますから、何らかの形で置き換えないとなりませんね。市中に、一気に200兆円以上の資金が流れます。当然、マネーストックは大きく伸びますね。つまりお金の価値が下がり、モノの価格が上昇しますね。

銀行は、目先は減収になるかもしれませんが、貸し出しなどの基準を更に緩めます。此処で資産価格の先高期待が生まれると、一気に景気動向が加速しますね。資産価格の上昇は、実際に稼ぐ資金以上に、人々の心に「ゆとり」を与えます。株式の含み利益があると…実際に株を売って実現利益にしなくても、余ったお金で、買い物などをして消費しますね。一気に、消費が盛り上がりますよ。設備投資も同様です。内需が刺激され、景気が盛り上がりますね。現在の踊り場を、抜け出せます。

この黒田発言が効いたのかな? 今日の市場は少し上昇し始めましたね。今日はSQで、先物の清算日なので、ポジション的に現物の売りが、買いより多かったようです。だれも急落を予想してなかったのでしょう。ハハハ…ヘッジファンドに、やられましたね。お見事な演出です。メディアを動かし、日本人の動揺を誘いました。GPIFが本気になっていれば、株価など崩れませんが、彼らも素人なのですね。1937年問題に絡め、中国の話を出すと動揺します。しかし中国からの資金流出などは、2013年5月にバーナンキが出口戦略を述べた時に、既に決まっていることです。

カタルは前から述べていますね。リーマンなどが金融デリバティブを駆使して、貸し出しが出来ないところまで、出来るようにしてBRICsなどの国々が成長できるようになったと述べています。この意味を裏返せば…それだけ資金回収が起るのは当たり前の理屈ですね。故に2年以上かけてポジションを組み、仕組み債を販売し仕掛けをします。そうして徐々に情報を操作します。日経新聞やNHKなどは、最後に伝えますね。だからカタルは日経新聞しか読んでなく、サブプライムローンからCDSの存在規模を知らずに2006年当時はいたのです。故にサブプライムだけなら、あの時は大丈夫と述べ、強気を貫き失敗しました。彼らの情報操作は、お手のものです。CIAなどのドラマや、映画を見れば分かりますね。市場経済はある意味で騙し合いです。しかし統計数字は嘘をつきません。その数字から察知するしかありませんね。

市場関係者は、この黒田発言を理解してない人が、大勢いるでしょう。付利金利の意味も理解してない人も、居るでしょうね。当座預金残高に200兆円以上の資金が眠っているのも…です。その存在を知らない素人が、たくさんいます。貨幣乗数効果の話を知らない人も居ますね。でもヘッジファンドは、ノーベル賞級の知的集団なので、みんな知っています。相場は強くなりますね。年末年始の相場の演出です。黒田さんは相当の器かもね。付利金利撤廃を仄めかし…外人筋を動かすわけです。

カタルがケネディクスに固執しているのは、資産価格は、非常に重要なアイテムなのですね。このアイテムを利用しないと経済成長が出来ません。だからカタルは以前、土地本位制の復活を述べています。銀行は土地が担保なら、融資目的が何であれ、融資を実行しろと極端な考えを披露しています。事実、日本の高度成長時代は、土地が担保なら、銀行はいくらでも融資をしました。これが行き過ぎたので…バブルが崩壊し、金融庁は必要な資金も、赤字企業に貸し出す事を禁じたのです。だから日本はおかしくなりました。極端な清貧思想が蔓延したのです。人災ですよ。失われ時代に、どれだけの証券マンが命を絶ったことでしょう。彼らは殺人者です。

だからカタルは、百田尚樹の「海賊と呼ばれた男」と言う小説を読めと言っています。この小説は、出光興産の出光佐三さんをモデルにしている、実話を描いた小説と言われています。官僚の統制経済の話が載っています。何処に、彼らが基準を置き、政策を実行しているか?この辺りの様子が描かれていますね。ヤマト運輸の小倉さんが、官僚と闘い全国網を構築した話に似ています。世の中を知らないと…相場が、なかなか理解できませんね。内部には、いろんな意見対立があるのです。その中で、どう選択するかですね。今は難しいのです。1937年問題の本番は、来年以降ですね。年末年始は、取りあえず大丈夫でしょう。

あらら…今日も神主さんから、8時30分過ぎに電話があり、再び相場観を聞かれました。同じことを…良く聞きに来ますね。素人なのですね。自分で勉強しない訳です。その為に寄り付きに買うつもりが…買うのが遅れました。380円のケネディクスは買えたのでしょうか? 昨日の370円は買えたのですが…、トホホ…仕方ありませんね。どっちでも良いのです。これも人生ですからね。今日、新聞に空室率と賃貸料の話が載っていましたね。年率で4%台の上昇だと述べていましたね。

しかし前回、カタルは述べていますね。新築供給が少ない渋谷は9%台だと皆さんに伝えました。調達金利が3%で、9%だと鞘が6%あり、1兆円だと600億円ですね。これをどうやって分配するか…4割を抜くとして240億円ですね。四季報予想は利益が64億になっていますが、資産価格の上昇が続くなら、毎年、4倍の利益が蓄積されています。このように書くと…皆さんも、損をしたけれど、また株が買いたくなって来るでしょう。今日は株が高いですからね。安い時は、なかなか、その様な気持ちが起きませんが…それが人間ですからね。仕方ありません。

まだ分かりませんよ。三菱UFJの株価は8月28日に付けた826円70銭の株価を抜いて、初めて第一関門の突破です。今の所は…三菱UFJは強く、25日に付けた716円を下値に7日の株価721円30銭が二番底のイメージです。別にシルバーウィーク明けでも構いませんよ。まだ余震が続く可能性はあります。でも何度も述べますが、カタルが神主さんに電話した、25日の朝、やはり…あの時がカタルは安値だと思っています。あの日の三菱UFJは717円で寄り付き、716円の後にザラバ中に798円30銭まで買って、744円30銭の終わりですね。あのような高値は兆しなのですね。これはカタルの経験上の話です。だから三菱UFJが、今度、この798円30銭を超えて来るなら、間違いなく、本物の良い相場になると考えています。4ケタ奪回ですね。しかしカタルはハイリスクを好むので…ケネディクスに、クラウドワークスと述べていますね。選択は個人、それぞれが自由なのです。カタルの意見が当たるとは限りませんからね。

長くなりましたね。SQのイベントは、いつもそうですが、相場の転機になりやすいのです。一度、清算しますからね。読者の力量は、カタルには分かりません。それぞれ自分自身が、自分でリスクを管理するしかありません。所詮、株式投資は、金持ちのゲームです。お金があるから儲かるのです。貧乏人は、なかなか、このハンディを克服できないのです。生まれた時からハンディがありますが、それを自分の努力で、どれだけ埋めることが出来るかどうか…。今日の東京は、久しぶりの晴れ、青空が見えています。気分が良いですね。ケネディクスも高いし…400円台を回復したようです。

でもカタルは、先日420円台でも買い増しをしているのです。理由は最後に投げた株価は440円台なのですね。覚えていますか? カタルが警戒して投げたら、うちのかみさんは「だから、あんたは駄目なのよ。投げないで、安いんだから、買いなさいよ」と叱られたのです。これが実態なのです。トホホ…。それでは、また明日。黒田さん、がんばって! 440円からが…本番ですね。



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