アーカイブ:2016年10月7日

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カタル:昔はCPUと言えば、インテルと…相場は決まっていたものですが、最近はソフトバンクが買収したARM社が携帯端末で頭角を表し、グラフィックと言う特殊な分野で活躍していた米国のエヌビディア(NVDA)の株価が飛ぶ鳥を落とす勢いで上昇しています。この背景は、AIと言う分野なのでしょう。ファナックとの提携で、日経新聞にも木曜日にエヌビディアと言う社名が登場しています。そうして…今度は、トヨタがARM社との共同開発と…新聞を飾っていました。本来、車のマイコンは「ルネサス」なのですが…どうもAIと言う付加価値市場で、劣勢に立たされている様に、カタルは感じています。

カタルは「喋る」スマフォが、一般化するのだろうと考えています。故に音声認識が重要で、NTTとの関係が深いフュートレック(2468)に、一時、肩入れしましたが…どうもロゼッタ(6182)の方を市場は選択しているようです。この喋るスマフォ構想は、シャープのロボットが発想の源です。すでに発売済みですが、あんなものは売れませんね。

問題はホンハイ傘下になり、この技術を活かし、一気に市場を席巻できるかどうか…。スマフォ一台で、音楽○○とか、電話、誰だれとか…、更に、これはどういう意味?と声で聞けば…忽ち、調べてくれ、行動をして、更にスマフォが喋るのです。これは既に直ぐにも実現が可能だろうと思いますが、テレビチャンネルから、エアコンのリモコンまで…スマフォが、その機能を肩代わりしても…良いと思います。故に、シャープが過去最高利益ではなく、一気にアップルやグーグルの領域を凌駕する可能性を最近は空想しています。

そもそも相場観とは…何か? このような「空想力」が、ものを言うのです。市場の展開を観て、自分の考えに整合性があるか?…を常に、自分自身に問う訳です。通常なら、Vテクは、空売り銘柄です。一般的に設備投資銘柄なら、期待感があるうちに株価はピークを打つわけです。故にカタルは、ずっと空売りをしたいと考えていました。

しかし…ここに来て金融規制克服論が、新たに生まれました。カタルはずっと昔から、そもそも世界経済が、何故、減速するのか? 不思議でした。だって世界中の中央銀行が量的緩和を実施しているのに…原油価格が下がるなんて、通常はあり得ませんからね。お金が溢れるのに…物価が下がる。どう考えても、おかしいですね。モノとお金は需給バランスで動いているのです。供給が拡大されれば、価格は下がるのです。つまり貨幣価値は下がり、ものの価格は上昇する筈です。しかし現実は、バーナンキ元FR議長のテーパリング発言が、切っ掛けとは言え、ドンドン原油価格は下がってきました。世界人口は日本と違い増え続けています。

この原因は、オプション論理が確立され、大きく伸びた金融機能拡大を支えた金融デリバティブの縮小ですね。リーマンショックでCDSなどの存在が問題になり、自己資本比率を高める為に、総資産を圧縮する金融規制が生まれたのです。この2016年が一つの峠で、2019年には完結されます。BIS規制からバーゼルや、米国のドット・フランク法などが大きく影響していました。でもドイツ銀行の制裁金問題に代表されるように、もう処理は最終コーナーを回っています。損失ではなく…制裁金なのです。この違いが需要です。コントロールできる話なのですよ。リーマンショック時の損失とは…、まったく意味が違います。これを切っ掛けにして、ドンドン燃え上がる事はありませんね。

このようなに金融規制は終盤を迎えており、OPEC合意と言う疑心暗鬼ながらの材料ではありますが、WTI原油価格は50ドルを超えてきました。故に金融規制克服論を述べており、一気に、新時代に向けた取り組みが、加速すると思っています。

ファナックとエヌビディアの提携やトヨタとARM社の動きなど…流石、孫氏ですね。カタルはスプリントのモタツキをみて、危うさも感じていましたが…ARM社の狙いは良かったですね。つまり、この流れはIoT時代の幕開けですね。だからユビキタスは期待できますね。1500円より上は、これまでのヤレヤレの売りが出ており、重いようですが…この水準は基本的に、誰もが儲かる株価位置です。それを利食いする連中が居り、手替わりして新時代に期待を掛ける人間も、やはり存在する、新旧の入れ替えが見られるように感じています。

株と言うのは、みんな、そうなのです。始めから最後まで、続けて取り組む人は少なく…99%の人は途中で儲かれば売ります。クラウドワークスもそうですね。神主さんは600円台に買い、800円台で満足して売っています。通常の行動です。しかし彼はその後、その資金でソフトバンクを買ったはずですが…クラウドワークスを持っていた方が、良かった筈です。昨日は期待通り、1050円の売り物を買ったようですが、まだ調整期間が足りない筈です。カタルも僅かですが…この売り物を買う協力をしました。4ケタ台で買うのは初めてです。

半導体は果たして…ITバブル時の理想買いから、現実買いへ…と、スタートを切ったのかどうか…。通常、株は、先ず理想買いを演じます。金融相場ですね。実際の業績は良くないのに…株価だけが先行して上がる現象です。その後、時間を置き、現実買いがスタートします。これは原則ですから、必ず覚えておいてください。

何故、カタルは、小野薬品を空売りしたか? 本日も売っています。カタルは理想買いは既に終わり、次にスタートするのは…実際の業績推移が向上し、株価に見合う業績が生まれる現実買いですの筈です。この時間は、銘柄によりマチマチですね。ケネディクスのように既に割安に見え始めても、なかなか株価が上がりません。これは名目の世界への期待が市場にない為ですね。逆に…ひょっとすれば、さらに利益が生まれ、Vテクは一気に利益がどんどん生まれ、一株利益が膨らみ、理想買いと現実買いの距離が、一体化する事もあります。これはケース・バイ・ケースで、銘柄により時間が違います。

でももし…カタルの発想である金融規制克服論からIoT時代が幕開けし、一気に加速すると、半導体のITバブル越えが実現するのでは…との「妄想」があります。今の段階ではカタルのやはり妄想でしょう。独自の考え方ですが…広がっていますね。もしカタルだけの妄想なら、SUMCOは、こんな勢いで株価が上昇しません。この上昇は明らかに何処かのファンドが、玉を買っている現象でしょう。つまりカタルと同じ、発想をする人達が、他にも存在するのです。昨日もアドバンテストの決算短信を紹介し、カタルのイメージを伝えましたね。

アドバンテストは、天井が高く…ITバブル時の高値は、なんと…27940円です。その後、1:2の株式分割をしていますが…、それでも現在株価に比較すると、今の株価は1/10以下です。非常に魅力的ですね。尚且つ、会社側はオプションを、社員に発行しています。その転換価格は1382円だったかな? 通常、未来への期待感があるから、このような行動をとる訳です。ただテスターは前工程ではなく、半導体市況が本物でないと…空振りに終わります。

半導体市況が、本物かどうか…は、12月を過ぎないと分かりません。来年ですね。SUMCOもそうです。円高はマイナスで…シリコンウェハーの価格も下落していました。故に昨年1886円で公募をしていますが、半値以下になったのです。でも来年、値上げが通るかどうか…注目されます。来年の春かな? 価格交渉は…。信越半導体と市場を二分していると言っても、素材は難しいですからね。ましては日本の電力料金は高いのです。調べてないけれど…この位になると、自社発電かな? どうなのでしょう。

今日は途中で、パソコンが固まり、いつもの時間にアップできないようです。仕方ありませんね。何故、小野薬品を本物銘柄と思いながらも、減ったにやらない「空売り」をしたか? これで3回目ですね。でも抜けましたね。下値のボックスを…。流石、本物銘柄です。

カタルは、急速に金融規制克服論に傾いています。もしこの考え方に整合性があるなら、金融相場に移行する訳で、薬品などのディフェンシブ銘柄は、基本的に活況場面を迎えることはない筈です。冬にさくらは咲きません。むしろ、三菱UFJを買い、小野薬品などのディフェンシブを空売りですね。ノーベル賞関連で株価が上がっているというタカラバイオも、その口でしょう。逆に半導体が主流なら、やはりVテクは復活する可能性があるのです。

自分の相場観を試すために、実験の為に、小野薬品を空売りしたのです。儲けようとは思っていません。自分の論理を試すための実験に過ぎません。カタルは、他にも色んな実験を繰り返しており、失敗も良くします。

失敗したソフトフロントを、今日は買ってみました。この理由もあるのです。失敗したので、本当は切りたいのですが…。実験を優先した次第です。カタルは、常に有言実行です。エヌビディアの株価上昇を味わって下さい。そのチャートを掲載しておきます。この背景に流れる時代を感じ、市場の動きを感じて欲しいと思っています。果たしてカタルの考えは正しいのかどうか…。何れ、結果が出ます。

ケネディクスが、タイに投資していますが…これが当たり前の行動です。名目世界の国で投資をすべきです。でも気になる動きもありますね。香港の活動家が、中国政府の意向を受け、入国を拒否して…中国に送り返したとか。タイ政府は、中国寄りの政策を取っています。日本の自動車産業は、タイがアジアの基点になっています。この辺りも相場に影響しますね。気を付けないとなりません。相場観とは…あらゆる現象を織り込んで、動くものなのでしょう。それでは…また、明日。

エヌビディアの株価推移

エヌビディアの株価推移



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