アーカイブ:2019年8月

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「疑心暗鬼」の株式市場と言うイメージです。報道を見る限り、あまり良いように見えず…「四面楚歌」のイメージにも見えます。

人間と言うのは、常に未来を想像し、それを前提に行動をします。だから通常はイベント前に行動しようと考えます。今回の台風10号でも、昨日帰省しようと思っていた人は1日前に行動するとか…。

そうしたら当日の帰省客はあまり居らず、飛行機はガラガラだったとの報道がありました。大衆心理と言うのは、面白いものです。株式市場も似たようなものなのでしょう。先行きが見えないと…それを前提で人間は行動をします。故にイベント当日は、意外な展開になるのかも知れません。

カタルは昨日のレポートで、事前観測を伝えました。今回は記憶に新しい前回のクリスマスショックのようにならずに…落ち込みは、「前回より軽い」筈だと述べています。理由は見えない逆金融相場より、現実の逆業績相場の方が、事態は現実化している為に、未来が予測しやすい為です。

逆金融相場は予防的と言うか、意識的に景気減速に誘導します。今回は貿易摩擦など見えない要素が重なっていますが、実際に受注動向などが落ちており、企業業績も悪化しています。でも、もともと日本は実質経済時代を長く続け…浮かれていません。「失われた時代」は希望が消えて、投資活動が起らなかったのです。故にカタルは、今回の落ち込みが小さいと読んでいます。

背景には積み上がった内部留保など…もう利益を内部に積めない状態なのです。何らかの形で、この利益を使わねばなりません。否が応でも…行動的な企業経営が求められます。

此処まで追い込まれ…シンギュラリティーの波が訪れています。効率化投資への待ったなしの改革が迫られています。RPAの導入が進み、金融の世界も大きく変わり始めています。やはり…ここに時代の芽があるように感じています。奇しくも…三菱UFJの株価は、論理的には底値と思われます。

三菱UFJの週足推移

だって…配当利回りは5%です。いくらなんでも…これ以上の下落相場は、余程の事がない限り…あり得ないでしょう。本日は2円安の496円です。自分の頭で考えると分かります。論理的な岩盤に到達している株価に見えます。

このような岩盤水準の株価が、至る所で散見されます。更に投資家の憧れの的であるバフェットのファンドは、ウェルファーゴを始め、バンカメ、JPモルガンなどの金融株の持ち株比率が20%にも拡大していると言います。此方です。

奇妙な事ですが、カタルの相場観とマッチしています。株式市場でもっとも現実的で、確実で…確かな金持ちの購買層が一番大きいのは、配当利回り投資と言う種族です。この人達の購買層は広く…いくらでも株を沈潜できます。道理で説明が可能だからです。証券マンなら最低で1人100万株程度、自分ポートフォリオに株を組み入れる段階でしょう。

PBRなどと言う資産価値は、海千山千のものです。売れない資産の可能性が高いのです。でも配当利回りは、毎年、利益分配がもらえます。故にどんなに株式市場の先行きが不透明でも…株価の下値抵抗力は圧倒的に強いのです。

ましてや1%にも届かない預金金利です。先日、ケネディクスの借入金利を見ました。通常の貸出金利は1%程度なのです。リスクを銀行が持つ担保融資であるノンリコースと呼ばれる融資でも1.6%が、今の基準金利なのです。

証券会社は銀行からこの1%で資金を借り、自分の顧客に対し3%で…株式担保の融資を実行しています。この鞘の2%が常に証券会社に流れます。信用力のある人間なら1%で借り入れが起こせ…5%で投資が出来る時代です。 だから4%も鞘が抜ける投資です。やはり魅力的です。GPIFを始め東京海上や日本生命が、何故、利回り採算株を買わないのでしょう。カタルにはサッパリポンです。

世の中、自分の頭で考えない輩が多過ぎます。自分自身でそろばんを弾けば…確実に儲かる投資は、たくさん転がっている様に感じています。

たぶん三菱UFJが、この500円割れの株価ですから、他の株も似た株価水準にあると考えるのが、今の相場の体温計です。昨年ほど酷くならない相場を考え、人間の行動が先走る事を思うと…多くの株の底値はイベントの1か月前と言うのが、僕らの経験則です。

大概、信用取引のピークと思われる高値期日の一か月前が、一番、暗いのです。これが僕らの実体験です。10月が消費税の実施ですから、それでは底値は9月に形成されるのでしょうか?

世界は米中貿易摩擦で失速懸念を謳っていますが…Vテクの株価ピークは、いつでした? 安川電機が異常に値上がりしたのは、いつでした? 常に株価は先行して動いています。

これら設備投資株は、通常、先行きが明るい時に…最も持て囃されます。受注残が最も大きく積み上がるからです。そうして実際の業績のピークは半年から1年後になりますが、その頃には、既に株価は半値になっています。

だから割安感が生まれ…値惚れ買いが入りやすく、そこから時間闘争に持ち込まれ…5年、10年を要することもあります。実際Vテクの前々回の高値はかなり前の時代です。

大概2年程経過して…整理が終わります。これも僕らの実体験です。古河電工の高値からこの11月で丸2年になります。安川電機は来年初めです。そろそろ…「行って来い」の株価まで売られ、本来の…地相場に株価は届いたと思われます。

でも本当は、やはりクリスマスショックの安値を割れないで欲しかった。一時的に軍配はカタルに上がりましたが、野村証券のアナリスト見通しが、正しかったとも言えます。

でもカタルは小林さんのコメントを聞いて大丈夫だと判断したのですが、甘かったですね。もう1年も…この進化論を言い続けています。この進化論、シンギュラリティーの相場は、なかなか日本ではスタートしません。村論理の為に社会が小さな企業を苛める為でしょう。

今でもM&Aは、なかなか定着しません。こんな株価なのだから、資金が活発化してM&Aの嵐が芽生え…日本時間を早めても良いと思っていますが、なかなか…日本は難しい国です。お金があるなら、三菱UFJの大株主になりたいものです。個人の筆頭株主と言うのは、いったい誰なのでしょう。このクラスになると…個人名は遙かに下ですから…ね。

本日は仕方なく…783円で、貧乏人のカタルは200株だけ、ある株を買いました。いきなり半値近くに落とされたためです。やはり…なぁ~という感覚なのですが…これから長い付き合いになる為に、カタルは「夢の欠片」を蒔いています。

上手く芽を出して、育てばいいのですが…。長い投資がこれから始まります。皆さんは…あまりに短絡的だなぁ~と思います。カタルは夢を抱く性分ですから…こんな投資行動もとります。5年後、10年後を夢見て…今からその欠片を至る所にちりばめて観察を始めます。

「夢のかけら」投資です。三菱UFJは、配当利回り投資ですから、現実的な対応ですが…「夢のかけら」も大切です。何れ、今回の783円で200株だから、僅か15万円ほどですが…この15万円が1億になると面白いですね。 ハハハ…。

株屋らしい。夢物語です。

今日は、昨日のスルガは沈み…サイバーダインは珍しく続伸をしています。果たして…米国株は200日線を割り込み、6月の安値を維持できるのかどうか。此処からの焦点は…此処でしょう。

ベスト16ですかね。本日から甲子園は再開されている筈です。昨日の東京は雨晴れの天気で、奇妙な夕立現象のような一日でした。続きを観たいが為…ビデオ屋さんに足を運びシーズン2を借りてきました。やはり結構、楽しめるドラマです。「ベター・コール・ソウル」の弁護士の話です。

皆さんも相場なんか…どうせ、駄目なのですから、追証を懸念しなくなる水準に持ち株を落としたら…のんびりテレビ鑑賞をしましょう。まだ慌てることはありません。

新しい相場の芽は、地中で根を張っている最中なのでしょう。まだ表に出て芽を出す段階かどうか…カタルのような貧乏人は、いつもアタフタ騒ぎますが、金持ちはノンビリしているものです。物理的には不可能ですが…せめて気持ちだけは、金持ちの仲間に入りたい。

でも追証懸念でアタフタと切ったばかりで…切腹の傷は、昨年ほど深くはありませんが、それでも分相応に痛手を被りました。でも世の中で…全て上手く運ぶケースなどあるのでしょうか?

今回は千代化、Jトラストが綺麗に育たないのを見て、空売りに転向すべきでした。でもカタルは、一度は持ち高を落とし外したのに…自説に拘り、再介入した痛手が大きかったようです。

どうも、カタルの悪い癖と言うか…欠陥と言うか…。自説に拘り過ぎる…帰来があるようです。皆さんも参考にされる場合は程々にしましょう。でもいつも心はニコニコと…ブツブツ投資が出来ることを喜びましょう。それでは…また明日。



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