アーカイブ:2019年8月6日

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想定済みの「下落相場」とは言え…下がり方が急激なようです。寄り前の先物価格は現在2万円の攻防です。この水準は6月の安値水準です。 此処からFOMCに向け、利下げ期待で株価が上がった分岐点です。まぁ、この辺りは想定内の下げなのですが…此処からは想定外のラインに入ります。

NYダウの一日足

昨晩のNY市場で、気になる動きがありました。NYダウの出来高が異常に膨らんだ25900ドル前後の動きです。今晩の株価水準が、このラインで落ち着くかどうか…注目されます。(今から事前宣言)

基本的に…このように下げが加速している時は、「金持ち」ならいざ知らず…貧乏人は「追証にならなければ、それで良し」…と思って様子見をするしかないでしょう。カタルが入社した頃、上司の課長は、良くこんな相場になると「動くな」…と指示を出していました。追証なら仕方ありませんが、通常は落ち着いてから判断をすべきなのでしょう。

でもカタルのような馬鹿な「火中の栗拾い」を試みて…火傷をするのです。アチチ…。昨日、無理をして古河電工を買ったばかりに…この有様です。実は懲りずに…本日も寄り付きで少し買いました。本日は買値は2351円でした。

こんな相場の時でないと買えない株価になっている様に感じています。カタルは古河電工を買おうと思っていましたが…あの時は、なかなか3000円を割れませんでした。

ところが…今回のような事象を切っ掛けにして、「グローバル・マクロ戦略」を採用するヘッジファンドが、為替や株式の組み合わせで先物を通じて大きな勝負を張ります。ショートとロング、つまり売りと買いの組み合わせで自分達の思惑を張ります。

金額が大きく数百億円単位で…一時期に一斉に動きますから、市場の動揺は激しいのです。市場の価格形成に穴があると…その穴から水がこぼれ、堤防が決壊して大洪水になります。ですが…的確な処理をすれば、一時的な仕掛けですから、資金は長く続きません。だから直ぐに回復する事もあります。

このような淘汰を受け、市場価格が洗練されていきます。つまり様々な山や川を超えて、確かな価格形成が…成り立って行きます。故に、このような試練は市場にとって必要不可欠な出来事と言えるのでしょう。

株と言うのは通常の常識を超えた不可解な動きをするものです。だから「魔坂、真坂、まさかの下げに気を付けろ!」と大御所さんは常に言っていました。お婆ちゃんの知恵です。

こんな一時的な価格形成が定着するかどうか…。この後の政策対応が重要になります。何かのボタンを、掛け違えているから…株価が警告を発するわけです。故に、この株価動向を見て、政策対応を変えなくてはなりません。昨年のクリスマスショックを想い出すと良いのでしょう。

昨年は…カタルは春の段階で、駄目相場を認識していましたが、敢えて無駄な抵抗である進化論に取り組みました。そこしか…見えなかったのです。でも結局、何をやっても無駄でした。カタルの能力を大きく超えた相場展開だったので、昨年は損失にこそ…なりませんでしたが、前半の儲けを全て飛ばしトントンでした。

今年も駄目相場が続くと述べていますが…基本的に昨年のような駄目押しはないと思っています。それは逆金融相場から逆業績相場だからです。目に見える形で、企業業績の悪化が現実になっている為に、過度の期待感がないからです。

昨年のクリスマスショックで、一度、綺麗に…「期待値の剥落」が起き…現実を直視している為に…ここから大きな下落にはならないと思っています。それに日本株は、ようやく企業経営者の意識変化が芽生えてきました。

ROE経営の意味は、自社株買い効果だけでなく…売上高営業利益率に拘る経営になるのです。だからデュポン式のROEの分解式を、何度もこれまでに紹介をしています。日立が日立化成を売る時代です。昔では考えられません。あの日立が…ですよ。

富士通は赤字でもないのに、構造改革の為にリストラ改造を実施していたのです。日本企業は、確実に変わり始めています。この「草の根」運動と言うか…末端から沸き上がる動きは、力強い日本の成長の糧になるのでしょう。ただトヨタ社長のように、分かっているが行動に移せないジレンマはまだあります。たぶん…最近の資金の使い方などを観ていると…時代認識は芽生えているのでしょう。

もう少し鮮明になると…株価は違う動きをするのでしょう。いくら楽天の三木谷さんが発言しても駄目ですが…トヨタ社長なら、周りへの波及力が違います。もう少しでしょう。

さて…株価は553円安の20167円前後です。今日は…流石にこの辺で落ち着いて欲しい所です。受け渡し日制度が変わり1日短縮になったのかな? だから空白期間が減っています。でも何故、即日決済にしなかったのでしょう。サッパリポンです。

さて…個別株はどうでしょう。期待している千代化は280-292-273-290=1278600(9:43)ですね。ここから一本立ちすると良いのですが…仕掛ける筋が居るかどうか…。カタルに力があるなら1000万株程度なら付き合います。でも貧乏人では、とてもとても…1万株も大変です。1000万と言っても…たかが30億円程度の話しでしょう。金額にすれば、大した額でもありません。

日本にも…骨のある投資家が戻って来て欲しいものです。気骨の問題でしょう。面白くないですね。何か生まれないと…カタルの感覚は、そんなに卑下したものではないのです。

日本株は…確かに消費税の引き上げを控えていますが、先ほどのROE経営の浸透など…基本的な意識変化が背景に流れていますから、時代を大きく変える原動力が備わって来ました。だから株は上がり…10万円相場を目指すと思っています。

こんな風に言うと…馬鹿カタルと言われそうですが、カタルはこの失われた時代の30年間で、ずっと実戦を通じて研鑚して来ています。セールスが出来ずに国会図書館に通った屈辱の生活体験など…あの悔しさは他人には分からないでしょう。失われた時代から見れば…今の相場環境でも天国です。

心配は要らないと思います。ただ…たいぶ先の話ですが、やはり何処かで「ドルの信認」が崩れます。その布石が至る所で進んでいます。例えば此方です。ましてやトランプです。加速していることは事実でしょう。でも往々にして当人の時代ではなく、後進の時代に犠牲者が出ます。山一證券のようなものです。そんな時間感覚です。

やはりここは…攻めるなら好業績の千代化でしょう。仕手化と言うのは、意見が対立するから…相場になるのです。底値圏からの離脱は、急騰するケースが多いのです。経験値の長い証券マンなら、理解をするでしょう。400円を超えてから思い切って…買い始めても構いません。意外高に発展する素地を秘めています。今から…これも事前宣言をしておきます。

古河電工は2351-2400-2339-2378=343200(9:58)ですね。一旦2400円まで買われ、寄り値を割れなかったんだね。大丈夫かな? この辺りが下値かも知れませんね。自分で買ってみないと分からない相場感覚です。

評論家は素人です。僕らは実践の投資家です。たぶん、ユビキタスやJ・TEC等の過小資本銘柄の値動きを見ると、止まったのかも知れません。コツンと音がしたかどうか…そんな感覚です。この後、指数の売買に影響を受ける古河電工が、本日の今の所の高値2400円を抜き…プラス転換をすれば…もっとハッキリしますが…果たして、どうでしょう。

日経平均株価の日足推移

駄目な難しい相場ですが…昨年ほど、ひどい相場ではありません。その事を念頭に置き、行動されると良いのでしょう。それでは…また明日。日経平均株価もチャートを付けますね。本日の安値は今の所…20110円のようです。本当は上の株価位置で止まる方が良かったのですが…これでも問題はないでしょう。

でも自分の力量を超えた行動は駄目ですよ。無理をしないことです。本物相場は、もう直ぐやって来ます。そうなれば…いくらでも儲けられます。楽しみにしていてください。



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