アーカイブ:2019年8月

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事前の予想通り…NY市場は26029ドルで引けました。カタルは昨日2590ドル前後の出来高を見て、その辺りが当面の攻防戦だと判断をしました。この辺りの考え方はこらからも出てきますから、覚えておきましょう。個別銘柄でも同様です。

株価ではなく…出来高バランスで天底を判断します。その形成の推移を罫線(チャート)分析で、色々言う人は居ます。酒田五法など…先人の知恵もありますから、興味がある人は勉強をされると良いでしょう。でも「チャート書き書き、足を出し…」なんて格言もありますから、溺れない事です。

少し前の話になりますが…カタルが安川電機などを打診買いして利食いした時がありました。今から思えば…あの時が絶好の売り場でした。一部の読者にはメールで知らせたのかな? SUMCOを僅かな利幅で逃げて…その後高値がありましたが、カタルは滅多にしない「空売り」を実施しました。でも、すぐに買い戻しました。

SUMCOの日足推移

案の定、本日は決算を受け大幅安しています。でもカタルは、今度は打診ですが…たった今、1210円で500株を買いました。実は前回の買い値は1400円前後でした。しばらく評価損を抱えており、それが消えたので、僅かな利幅でしたが売ったのです。今度は前回より200円下で、再び参加です。

読者の皆さんは、相場の感覚がありません。だから自分の気持ちを優先させ…相場に負けます。カタルが上手い訳ではありませんが、今は「難しい相場」だと言っているのです。この意味は…相場が伸びないのです。参加者が少ない為に…どうしても自作自演になりがちです。だから細かいレンジで売り買いを繰り返す戦略が必要なのかもしれません。

ルネサスエレクの日足推移

面白い事にSUMCOは決算を受け、売り気配なのに…ルネサスエレクは、買い気配です。少し分野は違いますが…同じ半導体、面白い現象です。

ここで…参考に米国の自動車ローン残高は大きく増えて来ました。更にインドでは自動車ローンを一手に引き受けていた銀行がクラッシュしています。この意味を考えると…相場動向が判断できるでしょう。

この値動きは相反するものです。だから理屈上は、どちらかの株価動向が間違っている筈です。だからロング・ショートの組み合わせが可能かもしれません。ルネサスエレクを空売りして、SUMCOを買うとか…。

今の世界市場を席巻しているヘッジファンドは、グローバル・マクロ戦略と呼ばれる大規模ファンドが動いているのでしょう。その手法は、このようなロング・ショートの組み合わせ売買だと言います。一説によると…7兆円規模も売るとか…ホンマかいな?

年に何回か…彼らは状況を見て仕掛けます。通貨や株式、資源などの商品もそうですが…オプションなどを組み合わせて大規模な仕掛けを開始します。でもこんなものは所詮、目先の鞘取りに過ぎず…メディアが騒ぐほど動揺をする事ではありません。彼らはメディアにも、不安を煽るコメントを流し…社会を扇動します。

所詮、テクニカル面が強い短期投資です。台風のようなもので、嵐は一過性です。確かな時代観があれば…このチャンスを活かすことが出来るのでしょう。どうやるか…。カタルは事前に今回の下げを予知していました。

まさかこんな形で訪れるとは…思っていませんでしたが、毎年、夏は、駄目なのです。だから当然のことですが…警戒をしていました。

もともと逆金融から逆業績の局面です。素人が簡単に儲けられるような相場環境とは違います。機敏な対応が求められます。でもカタルは空売りをしません。やるにしても、年に1回か2回、遊びでする程度です。ようするに相場の感覚を掴む為の実験です。

この局面は、いろいろ面白い現象に溢れています。NTTが3000億円の自社株買いだと言います。カタルは歴史的に高い水準の「内部留保」の話を、此処ではしています。この数字を、どんどん積み上げることは出来ないのです。近年は株主の意見に従わない経営者は、簡単に首になります。アスクルなどを観ると分かります。デサントでも良いですね。

でも面白いですね。ユニクロは狙われますが、デサントは何故かターゲットになっていません。韓国人も、いい加減なのでしょう。ホワイト国問題も難しい。作家の百田尚樹さんは、この行動が歴史的な転機になるかもしれないと述べていました。昔の日本は…「特高警察」があったほどです。

愛知県の慰安婦像問題で知事と市長が揉めていました。カタルは自分の意見がありますが、敢えてこの問題へのコメントを避けています。ネット社会は増幅するのでしょう。だから香港のようなデモも起ります。まだ人類は、この文明の利器の使い方が良く分かってないと思います。ヤフーの掲示板などを時々みると…見るに堪えない批判の応酬を目にします。そんな事が生産的なのかどうか…愛知県の慰安婦像問題も似たようなものです。

意見対立があるのは、むしろ自然なことです。株に売りと買いがあるように…自然な対立です。その中で揺れ動いて株価は形成されます。今回の大規模仕掛けも市場の淘汰の一つで、必要不可欠な作業の一環です。こういう嵐を乗り越えて…株価は洗練されていきます。別に大した問題でありません。

僕らは賢い投資家を目指しており、歴史認識(時代観)を大切にして行動すればそれで良いのでしょう。良いですか…自分の「持ち高」が大きいから、僅かな株価の値動きに一喜一憂してアタフタするのです。

株式投資で一番大切なことは…自分の力量把握に尽きるのでしょう。自分の気持ちの変化や資金量は自分にしか分かりません。他人が決めることではないのです。自分が自分で判断する問題です。

カタルはブツブツ投資を推奨しています。倒産しない限り…上場廃止にならない限り、必ず、儲かります。時代の流れに沿った株式投資をしていれば、その内、今の株価が、どんなに低迷していても…いずれ復活するのです。だから無理をせず、のんびりやりましょう。このような大嵐の中でも、下げない株なら…もう地相場なのでしょう。

今回の安値が、だいたい目先の安値と考えていいのでしょう。でも株価で判断するより…時間で判断した方が良いでしょう。まだまだ難しい相場は続くのでしょう。のんびり…やりましょう。

さて本日の株価は54円安の20530円です。個人が持っている株も株価が落ち着いているように見えます。カタルは仕手材料株の千代化にチタンにJトラストを掲げていましたが、あまり上がりません。これが今の市場の力なのでしょう。千代化などは、下値ボックスを離れても…いいと思いますが、支持者は多くないようです。相場心を知らないと言うか、なんと言うか。

今回の円高をみると円の独歩高です。つまり日本人の内向的な性格を反映したものです。だから「Jトラスト」にとっては、追い風が吹いています。グローバル化を加速させるのが、今の正しい戦略でしょう。

だって米中貿易摩擦はアセアンにとってチャンスです。つまり資金さえあれば…大儲けが出来ます。失われた時代の時間推移をみれば、こんなものではありません。中国モデルは時間の経過で、世界の生産工場と言う夢は砕かれるのでしょう。共産党体制は世界から受け入れられないでしょう。だから「元」がドルに変わり、世界の基軸通貨になり得ません。

相場の中身が変わり始めている様にも…最近は変化の風を感じています。この流れは、次のステップなのでしょう。なにか…象徴となる銘柄が先行して走り出す場面でもあります。だから丹念に観察をしないとなりません。

カタルが現役の頃は、観測気球を、数々打ち上げました。兎に角、出てくる銘柄全部に手を付けます。その中で本物だけが強く輝きます。まぁ慌てずにのんびりやりましょうね。

今日はあまり意味のないレポートだったかな? どうしても会員レポートを優先させようと思っているから…奥歯に物が挟まったような解説になるのは仕方ないのでしょうか? でもヒントを掲げています。 

FRBのストレステストの意味は、やはり大きいのでしょう。何しろ、リーマン以来、初めて…世界の金融界が資産拡大に向け動き出すのです。これまでは中央銀行が、民間の補完していたのです。この辺りがキーワードですから、よく自分なりに考えておきましょう。それでは…また明日。

まだ揺れるけれど…そんなに株は下げません。自分の力量を考え、自分なりに行動しましょう。カタルは時間の問題で、千代化が下値のボックス相場を離脱すると考えています。あの3000万以上の玉が沈静化する時間です。僅かな時間でムードは大きく変わるのでしょう。



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