アーカイブ:2019年8月

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日経平均株価の純資産倍率1倍の水準が、どの地点かと言う事で…昨日、カタルは当初10304円と大台を間違えて記載していました。既に訂正をしておりますが、20304円の間違いです。読者の方からの指摘で、気付きました。教えて頂いて…誠にありがとうございました。このように、いい加減なカタル君、気を付けていますが…間違いもありますから、ご容赦ください。

その水準、此方の記事を読むと20140円となっています。これまでカタルは20040円と書いていた事例もあり…いい加減ですからね。この数字は時間の推移で変わります。だから昨日、用いた東海東京調査センターの数字が、最新のものらしく…正しいのでしょう。

まぁ、この水準に大きな意味はありません。三菱UFJのBPSは1252円と四季報では掲載されています。それが…今の株価は497円台です。三菱UFJの純資産の元になっている銀行の支店網は、東京を中心とする大都市圏のメインにあり、どう考えても茨城県にある日立の工場や、名古屋郊外にあるトヨタの純資産価値より、売れる資産ですから…価値が高いと思っています。

もっと日本株は、この価値を重視しても良いと思っています。カタルがダヴィンチの金子さんを好きになった理由の一つは…。むかしTOC(8841)が時価評価より大幅に低い株価で、MBOを仕掛けたことがありました。彼はTOCが持つ資産価値に比べ、株価評価があまりに低い為に…それを見てMBO価格を大幅に上回る水準で、逆にTOBを仕掛けたのです。今回のHISがユニゾHDに仕掛けたTOBに対し、ソフトバンク系の会社が、さらに高い株価でTOBをかけましたが、それと構造は似ています。

これを見てカタルは、金子さんって公正で平等と言うか…その行動に正義を感じ好感を持ちました。通常MBOと言う身内の話に、首を突っ込みませんが…市場に株式が公開されている以上、やはり少数株主にも、公正な行動が市場に生まれるのが当然です。この金子さんの行動は、市場価格を守ったことになりますからね。その後、TOCはMBOを撤回して今でも上場されたままになっています。

上場された株を、自分のもののように扱う経営者は多いのです。レオパレス21なんか…その口かな? ワンマン社長ですからね。だから部下は、不正を見逃した面もあるのでしょう。やはり上場されている以上、市場論理が優先されるべきでしょう。だから…もっとM&Aが盛んになって良いのです。

カタルにお金があれば三菱UFJ株を、全部買って、非上場にして、主要部分だけを残して、解体して…超優良企業にします。いくらでもやりようがあります。低金利が、決して悪ではありません。経営の仕方次第でいくらでも儲かるのです。

その意味で、今回のJトラストの行動は、理に適っており…応援をしています。日本の金融界の根底を覆す可能性があるのです。カタルはこのように時代をラッセルする企業が大好きです。この動きが成功するかどうか。

最初はみんな懐疑的に見るのです。あの馬鹿が…と思い、様子見をする人間ばかりの日本の村論理です。でもそれが成功し、続く会社があると…途端に他の様子見の会社も馬鹿になり、我も我もと…それに続きます。それが日本の村論理です。

今の時代は価値観が大きく変遷する時代です。みんなが生活に必要なものが揃っています。家に車にテレビや冷蔵庫など…物質的な豊かさを追う時代ではありません。精神的な時間を楽しむ時代です。

カタルが毎日書くレポートを、読者の皆さんは、毎日…読んで頂いています。自然に株式市場のイロハが身に付くように、カタルは毎日レポートを綴っています。

本日も「聞きなれない」言葉を耳にする人も居るでしょう。BPSと言う横文字が登場しています。MBOやTOBなど…もそうでしょう。そういう用語をいちいち解説しませんが、知らなかったら、コピー&ペーストで、マウスを使ってなぞって…自分でネットサーフィンをして調べて下さい。この積み重ねが賢い投資家になる第一歩でしょう。

カタルはなるべく…読んで共に行動すれば、儲かるようになるレポートを綴っているつもりです。でも流石に、昨年の1月から下落相場が長く続くと…あまり儲かりません。だって全体が下がる方向性です。でも間もなくですからね。

日経平均株価の月足と信用買い残の推移

その日経平均株価、昨日は野村証券を使い、底入れが近い事を述べましたが、今度は日経平均株価の月足を使い、信用買い残が少ない様子や、調整が終盤になっている様子をご覧いただけます。此方のチャートです。此方のサイトは有料ですがなかなか優れているチャートですね。指数などは無料のようです。

2015年8月から大きく下げ始め…2016年6月に底打ちして7月には日本株は上げ始めています。今回は2018年1月ですが…2018年10月から大きく下げ始め、途中、中間反騰を交えながら下げが継続し、この8月で11カ月です。時間の概念からも新しい胎動が生まれても良さそうに感じています。

今は、その話をしています。昨日の話題である年金の検証話ですが…経済成長力の話が載っていました。確かに日本は少子高齢化なので、労働人口が減りますからGDPが成長すると言う未来図は描きづらいのでしょう。

でも一人あたりの生産性を高めればいいのです。あのインタビューで0.5%の成長も出来ないと考えている輩ばかりです。資産価格を上昇させ…GDPを高めればいいのです。

そうして資生堂のように利益率の低いアニメティーを切りましたが、各企業が利益率の低い分野を切って行き、たとえ黒字でも閉めるのです。今の経営者の感覚は赤字なら閉めますが、黒字だと継続させます。それでは…生産性の飛躍化は望めません。

売上高営業利益率が5%以下の製造業など…どんどん業務の見直しをすべきです。これがROE経営の原点です。なにも自社株買いだけがROE経営ではありませんからね。

ケネディクスもそうですね。都心の良い場所にあるのに…ビルが古い為に低い賃料しか稼げない様なビルを再構築させ、隣の古いビルを買い取り…そのオーナーには更に利益率の良い物件を代替えに用意して、大きなビルにして床面積を増やし効率性を高める作業をすれば…何れ全部の持ちビルが高収益化します。

経営者は会社の資産を生かして努力をしているのかどうか…。カタルはコンセンションへの進出で、時代を切り拓くラッセルをすべきだと思いましたが…日本の経営者は保守的な連中が多過ぎます。

もう縮こまりの時代ではありません。スマートコミュニティーへの飛躍の時、「シンギュラリティーの到来」なのです。アレクサは、ようやく人工知能の実験を開始しました。アレクサ仮想彼女をひらいて…と声をかけ、人口知能のユマとの会話をする実験です。始まりますよ。このAIスピーカーは進化の玉手箱になるかもしれません。

だからカタルはリクナビの件を、個人情報がどうのこうの…と騒いで欲しくないのです。情報を加工して…価値を生み出す芽を摘んで欲しくないですね。日本人の社会は、本当に腐っています。清貧思想の塊ですよ。だから2013年の量的緩和から既に6年以上も経過しているのです。日銀が、いくらがんばっても…金融庁は逆の立場とか…チグハグです。

何故、短期間に中国が最先端までくるか? フェーウェイが問題化するほど成長を遂げたのは、どうしてなのでしょう。日本の経営者は、よく考えるべきです。チャレンジをする勇気を失ったら、第一線から退くべきでしょう。だからM&Aが効果的です。不動産なら東急や森ビルのイメージです。

この裏付けが…9月に入ると具体的な数字が出てきます。昨年は40兆円ほど増えて446兆円になったそうですが…今年はどんな数字になるか?

相場を眺めていると分かります。だんだん下値が固くなっている筈です。目先の下げの始まりは8月1日からです。 来月になると米国もFOMCの話に市場の焦点は移行するでしょう。何も米中貿易摩擦の暗い話ばかりではありません。人間は考えて行動する動物です。ましてや米国はずっと…名目時代なのです。ここに来ての一人あたりのGDPの差は国民の劣化ではなく、政策の問題です。

あまりに失われた時代が長く…僕らはメディアの間違った方向性で洗脳され…いや汚染されています。その除去作業を、いち早くしたものが…勝利をする時代が、間もなく幕開けとなります。先ほどの東急や森ビルも資生堂もそうですね。アニメティーを切る資生堂は、流石…高株価を維持する器です。

物を売り儲けるにも、如何にして付加価値を高めるか? ここが時代の焦点なのでしょう。ただ雨風を凌げる家ではなく…くつろげる時間を与えてくれる家に変貌する価値観は高いのでしょう。

ブランド品を連想すると分かります。あんなバックの原価は1万円からいくら高くても3万程度のものでしょうが…何故、何十万円も、中には何百万もするのでしょう? いつだったか…高島屋でブランド品のバックを購入しました。あんなビニールで出来た安物のバックが…20万円? 驚きです。ステッチを入れたら10万円もアップする? カタルには理解できない価値観ですが…それがブランドと言う付加価値なのでしょう。

僕らは賢い投資家を目指しましょう。しっかりと…丁寧な観察を続ければ、新しい胎動が、自分にも理解出来るのでしょう。それでは…また明日。



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