アーカイブ:2020年3月1日

テクニカル面で…

本日の日経新聞にベンチャリが手掛けた「カーブス」の上場の話が載っていました。カタルが、あの時に「ベンチャーリンク」(ベンチャリ)を手掛けた狙いが分かる事例です。あれは2006年でしたかね。

ベンチャーリンクは小林さんが1986年に興した会社ですが、その後、サンマルクル、ガリバーなど多くの上場企業を世の中に登場させました。小林さんが病に侵され、松本さんに経営を委ねますが、当時の金融行政は、赤字企業への融資が厳禁で、ガチガチの体制でした。その為にベンチャリは有望だったのですが市場から消えました。カタルはフランチャイズ(FC)経営と言う形態に惚れていました。故にトコトン付き合い40億円を失ったのです。

松本さんに面会した時、彼は保険業の窓販店舗の未来を語っていましたが、方針は正しくとも金融は時間がかかりますからね。でもあの時にカタルに20億から30億程度のお金があるなら、ポンと出して「使って下さい」と資金援助できたでしょうに…残念です。その人脈も持ち合わせて、なかったのです。当時の金融機関はみんなアウトですから、唯一、商社に持ち込む人脈があれば…救われたのでしょう。

何故、ダヴィンチの優秀な金子さんがアウトで…ケネディクスの宮島さんが生き延びれたか? 伊藤忠のブランドが、ものを言ったのでしょう。経営力では金子さんに軍配が上がります。しかし…これが日本と言う国です。本物を支援しない金融庁の姿勢を、カタルはずっと批判していました。でも近年は、ようやく…転換しています。

時代をどう見るか? その事を学ぶだけで…カタルは40億円をつぎ込んだのです。情報の価値が、如何に高いか…分かります。 その意味が当時は理解できていませんでした。だから40億円も…失ったのでしょう。 

方針が正しくとも…タイミングがものを言うのが市場経済です。もう一つは資金力の話です。資金があるなら、時代の変化を早めることが出来ます。だからM&Aが盛んになる…世の中にならないとなりません。

前田道路問題は、時代の最先端の事例の一つです。何故、こんな段階になって、内部留保を取り崩し高額配当をするのでしょう。

カタルは同じ事例として、靴屋のABCマートの三木さんが、服屋のユナイテッドアローズが株価を安値で放置して…ノホホン経営をしていた時に、株を集めて…買収を仕掛けた話を、良く事例に出しています。その後、ユナイテッドアローズは、高値で…ABCマートが買った株を買い戻しています。その後は、株価に気を使った経営をユナイテッドアローズは続けています。

実態以下に放置されている株価が、ゴロゴロしている日本株、これから経営者が「ROE経営」に目覚めますから、株主還元比率が上がる事例として…昨日は、長谷工を紹介しました。

分かりますか? 何故、今回のコロナ騒ぎでも…カタルは「バラ色相場」がやって来るとの…仮説を打ち出しているか? 一気に日本は、時代進行を早める可能性が高いのです。日本人の特性は「赤信号、みんなで渡れば恐くない」…と言う集団論理です。

このコロナ騒ぎの後に「行け、行けドンドン相場」が待っているのでしょう。カタルはそう考えています。でも貧乏人のカタルにとって…竹槍しか用意が出来ず、対空砲もなければ、地対空ミサイルもありません。システム売買のプログラムで動く指数相場に、竹槍で抵抗を試みても…無駄な戦いです。でも26日の水曜日まで、カタルは本当に、一気に始まるかもしれないと言う期待を掛けていました。でも木曜日には、その期待感も萎んでしまいました。

でもこんな時は、過去の「テクニカルデータ」が役に立ちます。「万民総弱気」の暴落相場ですが、昔からの諺で「人の行く裏に道あり花の山」と言う有名な言葉があります。

株式投資の世界では、必ず、少数派の論理が成功に繋がり、大衆論理は敗北をします。それは道理を考えると分かります。高値を買うバカが、大勢いた方が相場になります。本当は…千代化は四季報数字が変わる今が、タイミングだろうと思っていますが…仕掛け人の力量不足もあり、全体相場に押されました。仕手系株は意外高が相場の支えになります。

日経平均株価と騰落レシオ(25)の推移

さて本日は、その科学的な過去の事例を幾つか見てみましょう。先ずは代表的な日経平均株価と騰落レシオ(25日)を見ると…この53と言う数字は、アベノミクス以降…初めての数字だと思います。60を割れることも稀なのです。その様子が此方です。

日経平均採用銘柄のRSIとサイコロジカルの平均値推移

更に一昨年のクリスマスショック時のRSIやサイコロジカルラインを見てみると…こんな感じです。つまり…今の状況は過去最低ラインを作っています。基本的に異常な投資心理が生まれているのでしょう。

中国では新たな感染者は減少しており、感染地の湖北省を除く他の地域では、新規の感染者は、僅か4人だそうです。基本的にコロナの抑え込みは成功しつつあり…5月の旅行予約が増えていると言う記事を目にしました。

カタルは様々なテクニカル指標を見て、そうして仕掛け人達の動向を観察し…米国のアップル株の動向などを、観察しています。

結論としては…一度はリバウンドに入り、状況を見ながら展開するのだろうと考えています。追証の人は無理をする事はありませんが、悪戯に…恐れることはないと思っています。カタル自身、追証の為に…大きく手を空けたこともあり、果敢に月曜日、火曜日の安値を更に拾うつもりです。でも貧乏人には限度があります。

世の中は…何とかなるものです。

でも株価が上がったとしても、一旦、追証の発生が切れてから、2週間は「要注意」なのが…これまでの経験則です。まるでコロナの潜伏期間と同じですね。何故かな? 

この時間感覚は、面白い…偶然の一致です。所詮、人生は、なるようにしか…なりませんから、無理をせずに、悪戯に不安がることはありません。そもそもメディアと言うのは、他人の気持ちを揺さぶるように…番組を構成するのです。そうしないと、人々の歓心を得られません。

正確な情報を発信しようとするより、スレスレの捏造まがいの行動で、視聴率を稼ごうとする浅ましい連中の集まりです。週刊誌の見出しを見ると、その実態が分かります。僕らは過去のデータの基づき、正確な情報を元に、粛々と他人の言動に踊らされず、自己責任原則で…行動するのです。それが大人の対応です。

こんな時にお金があれば…嬉しくてしょうがありませんね。株はバーゲンで買っても、腐らないし…逆に利回り採算では価値が上がるのです。不思議です。

問題は、自分の力量の問題でしょう。この程度でアタフタしているようでは…もう少し自分の心と向き合いましょう。自分の心の変化は、自分にしか分かりません。無理をする事はないのですが、そうかと言って…楽観と言う気持ちではないのです。でもカタルの長い経験では、そんなにたいしたことではないでしょう。そう考えています。

物事は「時間軸」の考え方が重要で、本日はベンチャリのカーブスの話を冒頭に掲げました。参考にされて、今後の方針を各自で決めて下さい。

でも時代は、明らかにスピードをあげて変化をして行きます。その変化に戸惑いながら…カタルは一所懸命に付いて行こうと思っています。昨年やった、税制申告で今年は還付を受けられます。これから、また…戸惑いながら、試行錯誤の展開を続け電子申告をする事になります。なんでも…挑戦です。それでは…また明日。

さて昨日会員向けレポートを作成しましたから…会員の方はお読みください。



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