コロナ騒ぎはNY市場の下げを切っ掛けにして、一気に拡散した印象です。この話が最初に市場に広まったのは1月20日ごろでした。そうして中国政府の対応をみてもNY市場は高値圏で「頑強な動き」を続けていました。Aの形を見ると分かります。
カタルは強いなぁ~。基本的に、こんなに乖離が離れていると…必ず乖離調整が入るものだ…と思っていました。故にアップルの異常な強さを批判し、指数の様子を事前に伝えていました。コロナ騒ぎでも株価が下がらなければ、時間調整を強いられると思っていました。大統領選が支えになっています。トランプ氏の唯一の成果とも言えます。
でも今週、どうも…韓国の集団感染が、今回の「下げ」の切っ掛けになったように感じています。でも…情報に鋭い米国の投資家が、この騒動を上手く利用しない筈はありません。その布石が、きっと「A」の動きなのでしょう。
株と言うのは、必ず、先ずは買うために大きく売ります。逆に…大きく売る時は、まずは買うものです。この場合は形が違いますが…ボックス相場からの離脱のタイミングは、そう言う「切っ掛け」を良く捉えます。今回のケースは、売る為に先ず、株を買ったのでしょう。
それから…今回のように一気に「仕掛け」ます。大胆なやり方です。世の中は1%未満の頭の良い連中しか…天文学的な資金を手に出来ないのです。1億円でも使うのは大変ですが、10億、20億になると…もう普通の生活ではお金は使えません。今回のコロナ騒ぎは、ステージを変える絶好の機会です。ステージでは…意味が伝わらないかな? 「時代」と言っても…良いですね。
もうかなり浸透していますが、一気に拡散させる必要があります。そうです。スマートコミュニティーへの世界の扉が開くのでしょう。
日本でも盛んにテレワークと言っています。進学塾の中では、既にスマフォなどを使い講義をしている所があります。何故、学校に通う必要があるのでしょう。ただ人間教育としてコミュニケーションを他人と取ることは大切ですから、この必要性の為に、学校の存在は必要でしょう。
しかし…教育の質だけを考えるなら、優秀な講師にカメラの前で講義をさせて、それを生徒が聴いた方が、より効率的です。だから勉強を教える教師も、いずれ…失業となります。逆に優秀な講義を出来る人間の所得は、10億円、20億円を…もらっても良い筈です。
要するに…新時代は国境を超えた一握りの天才が、大きく評価される時代になるのでしょう。トヨタは中国のスタートアップ企業の小馬智行氏に4億ドルを投資する意味はそういう時代なのです。埋もれた優秀な個人が、簡単に…世に出ることが出来ます。ネット社会はそういう事です。タレントもそうです。最近はネットで注目を浴びると…スカウトされメジャーデビューするケースが増えています。
つまり組織論の偽物社会ではなく、本当に実力がある奴が世の中に出てきます。WBSのコメンテーターの多くは偽物人間です。野村証券出身とか…、日経新聞社の肩書が付いています。でも資質が落ちている様に感じているのはカタルだけでしょうか? 馬鹿な論調を耳にする機会が増えています。番組の構成も…そう感じます。
このコロナ騒ぎは面白いですね。韓国では感染者の行動を把握し、注意を促しています。もしカメラ社会なら、感染者の濃厚接触者も直ぐに判明し隔離されます。道徳と言うか、倫理観の問題になりますが、スマートコミュニティーは効率化を促進させます。キャシュレスを一気に進め、カメラ認識を普及させれば、治安も効率化も一気に進みます。でも個人のプライバシー問題など…色んな人権問題も同時に発生します。文春などの週刊誌の在り方も変化するでしょう。
コロナ騒ぎは、確実に未来社会へ誘導する起爆剤の一つになります。この考え方は非常に重要ですよ。時代が大きく変化するのです。楽しみです。だから「バラ色相場」がやって来るのです。
前田道路(1883)の前田建設による買収は、高額配当の実施や日本鋪道(NIPPO=1881)を巻き込み…俄然、面白くなってきました。でも村社会的な対応ですね。市場経済の論理なら、経営者がMBOを仕掛けても良い筈です。
この事は、基本的に「余分な内部留保」を積まないことに繋がり、株主還元を一気に加速させる「切っ掛け」になります。463兆円もの内部留保がある日本企業の株価は、今回のコロナ騒ぎ程度では、そんなに下がりません。
何故なら…頑強で絶対的な「利回り採算」の基準が存在します。三菱UFJの株価は531.9円ですから532円とすると…25/532=4.7%です。カタルが1%程度の金利で無限に借り入れが起こせるなら…いくらでも買います。1000万株でも1億株でも…何故なら、裁定概念が働くからです。こんな株が市場にゴロゴロしています。
馬鹿だけですよ。「コロナだ! 大変だ…景気が大きく後退するぞ」…と騒ぐ奴らは、目先の馬鹿どもです。
だって…トヨタの行動を見れば、スマート都市建設です。あの保守的な三菱地所が7000億円投資ですよ。虎の門・麻布台プロジェクトの森ビルクラスではないのです。デベロッパーの長谷工が300億円(10%)の自社株買いだそうです。この会社の前期の利益は873億円です。 四季報数字ですが…利益余剰金が3223億円もあるのです。でも株価は1390円ですから、4181億円の時価総額しかありません。いちごトラストが大株主になっている訳です。
カタルはケネディクスの宮島さんは、消極的すぎると述べています。ようやく宮島さんは横浜で自社開発に着手していますが、長谷工を見ると分かります。開発はウハウハなのです。この長谷工の決断は、なにも偶然ではありません。前田道路事件に反応して…株主還元に動いたのです。毎年10%ずつ消化すると…どうなるでしょう。米国株が、何故、異常な値上がりをしていたのか?
皆さんはメディアに振り回されて…大切な原点を忘れています。マイクロソフトやアップルの株価を観て下さい。何れも1兆ドル倶楽部の会社です。
何故、カタルが武者さんのレポートを紹介したか? 株式資本主義が、もう始まっており…この背景は、米中の覇権争いでもあります。上海総合株価指数は強いですね。何故、本家本元が、あんなに強いのでしょう。中国共産党指導部は優秀です。直ぐに人民銀行は行動を起こしました。FRBのパウエルとは違います。
昨日NHKのBSの深夜番組で、天安門事件の特集番組をしていました。政策の決定の裏舞台にスポットを当てていました。非常に面白く観ました。NHKは良い番組を放送しますね。安倍政権の政策抗争のなかでも…きっと同じような戦いがあるのです。メディアの論調に流されて表面的な部分しか見ないようでは…株式市場で儲けることなど出来ませんよ。
武者さんは、米国の株高の背景を述べ、同時に待機資金の多さを語っています。ここに来て米国債が大きく買われていますから、大変な資金が流れたのでしょう。もともと…資金は唸る程あります。資金があれば…時代を大きく早めることが出来ます。ソフトバンクのWeWorkの躓きで…OYOなどのベンチャーも方針転換が迫られていますが、基本的に、このコロナ騒ぎの待機資金をスマートコミュニティーへ向けるのが証券マンの役割です。
昨年末でMMFの待機資金が3.6兆ドルとなっていますから、今回のコロナ騒ぎでリーマンショック時を並ぶ3.8兆ドルになっているのでしょう。此方の記事が参考になるかな?
そんな訳で…カタルは来週にも「底入れ」をすると考えています。もともと買うための売り仕掛けなのでしょう。一昨日も…昨日も…注意深く米国株を観察すると、買い手が確認できます。ただ…まだマイクロソフトもアップルも乖離調整を完了していません。
どちらもその途上に見えます。だから乱高下をするのかも知れません。この辺りはもう少し観察をしないとなりません。竹槍で爆撃機のB29は落ちせませんから…貧乏人は、状況に合わせて動くしかありません。それでは…また明日。
これから会員レポートに取り組みます。会員の方は深夜の更新になると思うので…明日にでもお読みください。