アーカイブ:2020年2月6日

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本日は「ポジティブ経営」と「ネガティブ経営」の違いに言及する予定で、その題材として新日本建物(8893)の株価とケネディクス(4321)の株価を比較します。自分で四季報を開き、企業業績の変化を見て下さい。同業種ですからね。両社の違いをこれまでに何度か話していますが、その違いが分かりますか? 

「利益の質」と言う意味では、ケネディクスの一株利益の健全性に軍配が上がりますが、経営姿勢と言う面では、新日本建物の自転車操業に軍配が上がります。 


新日本建物(8893)の日足推移

両者ともカタル銘柄です。 新日本建物は昨年6月10日に360円で実際に自分でも買っています。会員向けレポートでも、この株を「割安株」として紹介をしています。テスラと日本電産の経営はポジティブ経営です。でもケネディクスはネガティブ経営の部類でしょう。まぁ最近は少しマシになりましたが…宮島さんの「リーマンショック」のトラウマは大きかったようです。

まぁ人生も…似たようなものです。自分が、どう生きるか?

カタルのようにサラリーマンを辞めて、歩合生活を歩むポジティブ(馬鹿)な人間も居ますし…クビがない公務員のようなネガティブと言うか…安定路線を選択する人間も居ます。どちらが良いか分かりません。

カタルは「失われた時代」下では…いくら頑張っても報われない人生を30年以上、送って来ました。とうとう…営業活動が出来なくなり国会図書館に毎日通い、昔の新聞を読む漁る…歴史の勉強をしていたわけです。

だって…買えば下がる毎日の相場です。営業活動なんか…出来ません。その挙句に「箸の上げ下ろし」まで指導され、金融庁(関東財務局)から苛められ…電話は録音をされ、コンプライアンスの遵守です。兎に角、仕組みがガチガチなのです。

此処では、「規制と自由」の考え方も重要です。安全、安心を過度に求めると…規制が細部まで多発して…費用は掛かるし「効率性」はドンドン落ちます。その代り、安心と安全が得られます。逆に効率性を追求して…自由にやらせると、この安全や安心は保たれません。下手をすると…死亡事故に繋がります。世の中は、全て、この関係です。株式投資のリスクとリターンの関係もそうです。効率性を求めると…危険が増します。

同じお金でも現物投資の場合は、会社が倒産したら、そのお金だけの損失で済みますが…信用取引の場合、借金が残るケースもあります。場合によれば、破産をしなくてはなりません。世の中は、全て…この関係ですよ。上手い話はありません。

でも「失われた時代」下において、日本は極端にネゲティブ思考が蔓延し、慎重な対応になっています。折角、2003年にバブルの清算が終わり、立ち上がったのに…リーマンショックです。

そうして…その反省を踏まえ、金融界はガチガチの金融規制が実施されました。その為に、三菱UFJなどは「理論株価」まで、なかなかに到達しません。なにも、ケネディクスの宮島さんだけでなく…日本中、至る所でこの有様です。だから内部留保が463兆円も貯まる訳です。異常な清貧思想です。

これに加担するのが、金融庁や東京地検です。この人達はコンプライアンスが「飯の種」です。だからガチガチにすれば…自分達の仕事が増えて潤います。この権力闘争が、森・加計問題であり、桜を見る会の話です。日産自動車のゴーン逮捕をどう捉えるか? 海外メディアは、概ね…日本のシステム批判に傾いています。でも日本は違いますよ。

カタルが述べている村社会とグローバル化の話です。この辺りの基本的な考え方が、確りできてないと、株式投資でも利益を得られるかどうか…。

カタルが、何度も何度も…1000円割れのロコンド株を買っておけ…と述べても、株価が上がらないと買わない人間は大勢います。千代化も同じです。カタルは300円以下なら幾らでも買ってやる…と豪語していました。

でも実際に買ったのは、僅かな株数です。株価を見てから行動するのではなく…原点を考えて下さい。昨日も本日も、カタルは僅かですが、ケネディクスを、また買っています。(本当はクロスですが…)保守的な宮島さんも、ようやく変化し…此処から2年程度が、開花の相場だろうと思っている為です。

この時間は分からないのです。経営者の心の中までは分からないのです。カタルがやろうとすれば…あっという間に、株価は4ケタを超え…更に地所も三井不動の株価も抜き、住友不動の4158円が視野に入ります。経営者の資質が、如何に大切か…と言う話をしています。

ここでは日産自動車から社長をスカウトした日本電産の永守氏の話が浮上します。やっぱり…自分で、買ってみないと分かりませんからね。値嵩株で機関投資家向けの銘柄なので…感覚だけで買って良い物かどうか分かりませんが、この話をする以上、自分自身でも実践をしないとなりませんから、今、成り行きで100株だけ買いに行きます。

ハイ今、14565円で100株だけ買いました。でもカタル向きではありませんが、レポートで書く以上、自分で実践をしないと話になりません。

この2025年までに売り上げを3倍の5兆円にすると言う目標数字は、凄い事なのです。何しろ…25%成長を示すのです。ただし残念ながら…40年を経ても100万円が75億円です。30%成長の361憶円には遠く及びませんし、ロコンドの41%成長の930億円の1/10にも届きません。でも25%は凄いのですよ。最大評価はPER93倍です。一株利益288円だから93倍で26784円が正当な評価になります。この法螺話を市場が評価すれば…ですが。

カタルはロコンド株を使って…「潜在成長率」の話をしています。テスラが、何故200ドル割れから1000ドル近くに飛んだのか? 

米国では、この概念が確りしているから…赤字でもアマゾンが市場から否定されず、GAFAの一角を占める1兆ドル倶楽部が実現をするのです。テスラだってそうですよ。赤字を叩かれても、果敢に「野望」とも言える生産目標に邁進して、工場に寝泊まりして…生産高を達成したイーロン・マスクの経営姿勢です。

でも村社会は、組織のルールを破る…ちょっと、待っていてくださいね。今、ロコンドの1040円が買えましたから、指値買いは此処までしか入っていませんから…追加の買いを1035円と1030円で入れます。本日は1050円から買い下がっています。「押しは窓まで」…を実践しています。

さて…何だったかなぁ~。村社会のルールを破るゴーンが高額報酬の口火を切ったから…見せしめの逮捕に及んだ話ですね。でも世界のトップは、既に年収が20億円ラインです。高額報酬制度が良いかどうか…カタルには分かりません。でもNYのランチは2000円なのに、日本は500円なんて…何故、こんなに貧乏になったのでしょう。

ルールは人間の力で変えられます。最近は経産省のエリート官僚が辞める事例が増えているそうです。キャリアを積み、民間へ…。逆に名誉を求め、民間の有名人が官僚の世界へ行き来する米国のような社会も、良いんじゃないか…と思います。互いに切磋琢磨してレベルを高め本物社会を目指しましょうよ。

偽物が、食えなくて当然です。逆に、本物なら、多少は豊かな世界を保証してあげないと…クズばかりが日本に集まります。それでは増え続ける社会保障費を、いったい誰が負担するのでしょう? カタルには、やはりサッパリポンです。地検さん、弘中弁護士の資格「はく奪」など、おかしくないですか? こんな話が出てくることが…カタルには「異常」に見えるのです。

こんな話は、この辺で止めましょう。でも株の成り立ちを考えると、根底問題なので重要なのです。皆さんは千代化の決算短信を読みましたか? 明らかにおかしなマジックがあります。何故、こんな事に市場は気付かないのでしょう。この株は株価のステージが、全然、違うように見えます。たぶん、500円なんか…単なる通過点で、一気に昔の株価まで戻るかもしれません。早く「空売り」が出来るようになると良いですね。カタルにはテスラより鉄板相場に見えます。

だって…おかしいでしょう。3Qの売り上げが、2726億円で営業利益は245億円です。最終利益は、何故か…経常より減り168億円です。前期は2000億円を超える赤字だから、税金負担など発生しないのに…何故、経常より減るのでしょう。

加えて…通期の売上予想は3900億円ですよ。2726億円から1174億円も売り上げが増えます。この比率で計算をすると3Qまでの営業利益は8.9%だから…最終が減る道理が分かりません。仮にこの比率なら、営業利益は347億円になる筈です。

やはりマジックは隠されており、前期の損失が1000億円も増えた訳です。何故、こんなに前期に損失を盛り込んだのか? 東京地検ならぬ…三菱商事の「面子」を考えたのでしょう。商事が支援をして、計画の未達は許されません。村論理です。だから決算が明らかになるまで…千代化の上昇相場は、既に確定しています。自分で決算短信を見て確かめて下さい。

何故、馬鹿が、千代化の株を売るのか分かりません。カタルはガンガンの強気を貫きます。でも貧乏なので、もう買えません。

先ほど…カタル自身も、率先垂範の自分の面子を考え…日本電産を100株買いましたから他人の事は言えません。カタルも同じです。人間と言うのは…こんなものです。自分自身、呆れます。トホホ…。

心配なのは…米国株の暴走です。まだウーハンコロナの二番煎じは来ていません。本日の川本産業は1855-1978-1615-1635=2666800(10:24)です。このまま4ケタ割れなら一度ぐらいリバウンドがありそうですが…その手前でリバウンドがあるのでしょう。

でもこんな株は、もう終わっています。そんな博打より、ロコンドの田中君の「データサイエンス経営」は魅力的です。これからの時代、このようなデータに裏付けられた経営戦略がどう伸びるか? 見物です。なにしろ「小売り革命」です。

GAFAのような成長を、アジア圏で成し遂げたら…本当に1000株だけ持っていたら、天文学的な数億円になるかもしれません。

カタルは、故に1000株だけ、信用から現物に変えました。そうして…ここから数年間、株主で居てみようと思います。株式投資と言うのは、経営者を応援する精神が、利益の繋がると思っています。決して、目先、儲かるそうだから…川本産業で博打を張る事ではありません。同じ博打なら経営者の未来に賭けた方が、楽しいですよ。

マネーゲームを否定するわけではありませんが、僕らは、賢い投資家を目指し、相場の上下に踊ることなく…確りした心を、自分自身に植え付けましょう。それでは…また明日。



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