アーカイブ:2020年2月20日

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昨日は「乖離調整」の意味を解説しました。このカリ調整とは、株価が上がる前に…その株を事前に買った人が利食いをする時間と言う意味です。大型株ほど出来高が多く浮動株も通常は大きいですから、潜在的にその株を利食い出来る人がたくさん居ます。つまり調整時間は長引きます。

概ね…信用取引で株を買うような人は、全て、目先筋の部類です。現物で株を買っている人も、人により事情は様々です。その会社に勤めていた人なら、人一倍、会社に愛情を持っているのが普通ですから、株価が上がっても利食いをする人は、確率的に一般の人より低い筈です。長年、株価の上下にも拘らず、株を売り買いをしない人も居ます。みんなが…株が上がると利食いをするとは限りません。

一般的には…長年、相場がなく短期急騰型の場合は、利食いが出やすいですね。仕手系の株の場合、この「初動波動」が重要になります。通常は「初押しは買い」と言う言葉が存在するように…最初の調整場面が「買い場」になります。相場が始まって時間がたつにつれ、相場は新鮮味が薄れて行きます。一気に相場になるのが一番、大きなパターンでしょう。

それでは…乖離調整から離脱するタイミングは、どんな時でしょう。一般的に短期の休みと完全な休養と、休み方も色々ありますが、仕掛け筋の実力次第です。

今のケネディクスは、「仕掛け人」が誰か分かりません。カタルはあるシナリオを描いています。でもカタルの勝手な思い込みなので、公にしていい物かどうか…。でも言えることは、ようやく「流動性の罠」からの離脱期を迎えているのでしょう。先日のトヨタのスマート都市建設、三菱地所の7000億円投資、本日だって…三菱UFJが800億円も新興企業に投資をするそうです。

銀行はBIS規制やボルガールールなどで縛られており、危険資産に投資すると言う事は、かなり業態が改善をしてないと…資産拡大は出来ません。その分の自己資本を多く積まなくてはなりません。つまり三菱UFJが危険資産投資をすると言う事は、ようやく…銀行も資産拡大に動けるようになっているのです。総資産の拡大です。

この意味が重要ですよ。名目時代の到来と言う事です。金融と実体経済は両輪なのです。今までは…片輪走行だったのです。ほら…金融庁が、これまでの姿勢と…真逆の姿勢転換をした意味が、分かるでしょう。昨日の日経新聞は…そういう意味ですよ。

カタルは昨年、9月かな? 三菱UFJが500円割れから、一気に上昇を開始した動きを見て…いよいよ始まるかな? と感じました。そうして会員向けに、臨時のレポートを書いています。その内容は「流動性の罠」からの離脱です。

昨年9月からこの半年程度の相場は、まさにそのような展開です。ケネディクスが、自社株買いがなかったにも拘らず、株価ステージが上がったのは、なにも偶然ではありません。

野村証券株が、これまでは大和証券の後塵に拝していましたが、株価面で肩を並べたのも、偶然ではありません。全て「市場の整合性」があります。カタルは何度も…企業の内部留保463兆円の話をしています。

でも…カタルがイメージしていたのは、カタルがこの世界に入って、1980年代の過剰流動性相場を、頭に描いていましたが、半年経って…相場を観察していると、確実に名目時代入りをしているものの…昔の名目時代の本格的な金融相場とは違うイメージです。でも基本は一緒なのです。だからその本格的な金融相場をイメージして、取り組めばいいのでしょう。

実質時代は、株が上がると利食いをして、場合によれば…空売りをする事が正解でした。しかし名目時代は、馬鹿になる奴が「正解」になると述べています。株が上がったら利食いではなく、常に買い増しをするのです。

ローカル5G関連のI株の日足推移

実は本日も、ある株を買い増ししています。確か…2900円台かな? 最初にこの株を買ったのは、読者からのメールが切っ掛けです。カタルは5Gに絡み…光ファイバーが大きく伸びると思い、古河電工を注目株に掲げて、取り組みましたが、未だに株価が沈んでいます。

逆に、この読者はカタルの間違いを指摘して…自分は「ローカル5G」を手掛けると言うのです。なるほどなぁ~と思いました。

読者から銘柄を掲げられても…残念ながら、カタルは、ほとんどの銘柄は却下しています。でもたまに…相乗りするケースがあります。この所、人気になって来ましたが…PSSなどもカタルが読者から教えてもらって買った株の一つですが、この株も下がり続けてから、反発しています。

でも今回、教えて貰ったローカル5G銘柄は、株価位置が高いのです。本当は、その時点で、却下の部類ですが…この銘柄は珍しく、教えて貰った時に100株だけ成り行きで買いました。その株価が2900円台だったような記憶があります。そうしてその後、一貫して買い増しを続けています。実は本日も3400円で、100株を買い増ししました。会員には、既に伝えてある「I」と言う株です。その時に、富士通のサイトを紹介して、ローカル5Gを解説しました。此方です。

でも…この株は既に、良い市場評価なのです。PER30倍程度かな? それ以上でしょう。だって「ローカル5G」なんか…みんなが注目している材料ですからね。でもカタルは意外にこの銘柄を気に入っており、通常は利食いをするのですが…何故か、本日も買っています。この株は、この株安のなかでも…下げなかったのです。通常は下げますが…新高値を更新し続けています。故に、カタルも買っている訳です。一つの実験です。名目時代は馬鹿になった奴が、「勝つ」と言うジンクスと言うか…主張を裏付ける為に、カタル自ら実践をしています。

ロコンドもそうです。先日は1160円まで買って、其の後、会員向けレポートで述べたように1100円割れも、買い続けています。そうして1089円の大引けも信用で買ったら…何か…担保の基準があるのか? 規制を掛けられ…信用分を少し外しました。

きっと現物と信用分の二階建てと呼ばれる危ない投資をしたので、証券会社がアウトの判断をしたのでしょう。証券会社も…細かくなったものです。昔は億単位以下の客など…個別案件の対象にもなりません。でもきっと…今は自動的に検索され、個別の規制を掛けるのでしょう。仕方ないですね。貧乏故…自分の思うような投資が出来ません。

このロコンド、先日は一気に飛んでも良いと思ったのですが…まだ、早かったようです。20万株割れの187000株でも…利食いが完了とはならず、もう一度1088円まで振りました。でも1050円前後より上でした。基本的に調整完了の合図は出来高で判断をします。株価が下がらず…出来高が細るとか…。色んなケースがありますが、出来高が減り、下値を更新しないことが重要です。

例えば…千代化にしましょうか…。

千代化の日足推移

2月13日に448円を付けて短期調整に入っています。これまでは、株価が上がってからの…安値は2月18日の395円です。14日の396円を割れましたが、僅か1円でした。そうして…昨日は399円でしたが、本日は401-404-398-400=1172000(9:36)です。昨日の安値399円を割れて398円を付けています。

この後、本日はどうなりますか…。下に大きく振れるなら、その売り物を仕掛け筋が買うでしょうが…基本的に仕掛け筋が、いつも株を買っているとは限りません。場合によれば、買いばかりではなく…利食いを誘うため…上値を抑える為に、売り物を用いることもあります。

今は意識的に休ませているのでしょう。だって下値ボックス圏は、約1年間も続いていますから、利食い出来る人が、まだ大勢いるのでしょう。事実、カタルは300円以下で買った株を、全て現引きをして現物に変えました。そうして本日も400円で千代化を買っています。でも株価が下がる可能性も僅かですが…あるのでしょう。世の中は、何が起こるか分かりませんからね。

名目時代は…株を買い増しする事が、正解になる。それを有言実行し…カタルは本日も千代化を買い続けます。お金が続く限りですが…。所詮、貧乏人ですからたかが知れています。

早くこの手の株なら、100万株単位で…株を買えるようになると面白いのですが…実はケネディクスも、本日も2000株だけですが、買っています。 実は、昨日は買いに行ったのですが、寄り値が高く655円でした。その株価で期日分を売り出していました。だから持ち株は変わらないので、本日は、その分を含め2000株を買ったわけです。雪だるま投資を実践しています。

馬鹿に付ける薬はありません。上手に立ち回ろうなんて…カタルは思っていません。馬鹿は馬鹿なりに…捕まることを覚悟して行動をするのです。株ですから、いずれ何処かで…御用になります。そんな事は当たり前です。

だから歩合生活でも40億円も飛ばしたのです。本当は成功をすれば…何百億にもなったのです。巡り合わせと言うか…運がないと言うか…。仕方ありません。ベンチャリの時も捕まることを覚悟して、やっていました。今回も同じです。運が味方をするかどうか…全て神様が決めることです。

世の中は、やはり「運」が、人の明暗を分けると思っています。どんなに努力をしても、ダメなときは駄目なのです。自分が生まれた時代がマッチしてないと成功などしませんからね。努力をして…天命を待つしかありません。

世の中は、そんなもんだと思っています。いくら頑張っても、頑張っても報われないことが、一般的です。昨日は池江璃花子さんがインタヴューに応えていましたね。

彼女の試練も運命でしょう。でも彼女の今回の試練は、とってもいい財産になりますね。まだ若いですから…。もうカタルは棺桶が近い年です。試練など…は、もうたくさんです。いい加減に、大成功に結びつかないまでも…人並みの成功を手に出来れば…と考えます。

千代化のように…あるいはロコンドのように、高値圏でも一旦休むと相場が、更に強くなります。ローカル5GのI君なども、同様です。カタルが買い増しを続けているのは、短期でも…休んでいるからです。通常、小型株や仕手系株の場合、休む時間は短いのです。だから手数料稼ぎの銘柄に相応しく…証券マンの良い道具になります。少ない営業資産で手数料をあげ続けるためには、顧客も利益を上げないと大きく成れません。顧客と共に大きく成るのが本物です。

ほほ…珍しいね。今までは下値に買い物を用いなかったのに、千代化の…今の板は、下値に1円刻みで「見せ玉」を入れています。じゃ、その手口に乗せられて…もう2000株を400円で買ってみましょう。たぶん、仕掛け筋は売りながら上値を買うのでしょう。通常、このようなやり方は、素人に見えますが…どんな筋なのかな? 

ケネディクスのタイミングの方が、本物のように見えます。このタイミングはナカナカのポイントです。時間と言い…この感覚で飛び出すなら…爆群のシナリオです。でもあまり期待を掛けていません。何しろ、もう6年目ですからね。トホホのカタルは、馬鹿カタル!

せめて…そろそろ歩合を辞めて10年目だから、一流域に、羽ばたきたい…と言う事で、本日はお終いです。乖離からの調整の具合を、解説しました。出来高の推移が重要です。一概になかなか説明は出来ませんが、市場の整合性を考えながらやると良いのでしょう。それでは…また明日。



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