アーカイブ:2022年6月30日

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本日はWSJが掲載した「東芝」(6502)の記事からスタートさせます。日経新聞は真実を取り上げないのか…どうか分かりませんが、日経新聞自体がテレビ東京との関係において問題を抱えています。日本的な村社会構造が、だんだん…明らかになり始めています。早くから東芝を取り上げていますから…読者の皆さんも、理解できるのでしょう。

この話は…「コーポレートガバナンス」一般的には「企業統治」と訳されます。この意味の解説は「会社は経営者のものではなく、資本を投下している株主のもの」という考え方のもと、企業経営を監視する仕組みのことです。」となっています。

我が国は、国際会計基準を取り入れ…そうして2017年、2020年に「スチュワードシップコード」が改訂されました。この耳慣れない「スチュワードシップコード」の発祥は、リーマン・ショックによる金融危機を深刻化させたとの反省に立ち、英国で2010年に金融機関を中心とした機関投資家のあるべき姿を規定したガイダンス(解釈指針)の事です。簡単には此方を観てください。

基本的に上場企業は、様々な…目によって経営が監視されているということです。公正で公平な基準で株価が形成され、投資家の透明性や利便性を高めています。ところが…日本企業の場合は、「村社会」論理が根強く…この監視が疎かでした。…だから金融庁はこの「スチュワードシップコード」の概念を、2017年、2020年に改訂しながら…取り入れてきたのです。この背景は「開かれた市場」です。

何故、日本への直接投資が非常に低いのか? 国際金融都市、東京を目指して…政治家が動きますが、「掛け声」だけです。その大前提は「村社会構造」でしょう。その背景は、日曜に紹介した東洋経済のレポートです。此方です。

この問題は、われわれ日本人が、「自ら」変わらねばなりません。僕ら自身の価値観を変える必要性があります。その代表的な事例が、今回の株主総会で明らかになっている「フジテック」(6406)の話、そうして昨日は「大王製紙」(3880)の話がありました。この大王製紙の問題は、かなり前にも話題になっています。それは…此方が良いかな?

東芝を始め…会社を自分のものだと錯覚している経営者は多く…保身に走るから「内部留保」を馬鹿みたいに貯め込みます。今までは…「株式持ち合い」などで表面化されませんでしたが…「スチュワードシップコード」の倫理観を問われる時代になり、株式を持ち合っている意味が消えています。

だから銀行株は、持ち合い構造が徐々に解消され…自社株買いが進みます。カタルは本日「みずほ」(8411)を1545円と1540円で500株ずつ買いました。この理由は「配当利回りで5%」を超えるからです。保守的な運用ですが…好みです。たぶん…毎年、自社株買いを実施するのでしょう。同時に…持ち合い株式も売られます。村社会構造は時間を掛けて…変わって行きます。本当は一気にやればよかったのでしょうが…痛みが大きく、日本的に時間を掛けた「構造改革」ですね。これが「失われた時代」の正体とも言えます。

日経新聞は、村論理に染まっていますから、なかなか…日本全体への広がりが生まれません。東芝、フジテック、大王製紙など…どの企業にもあります。社長をあがりになると…会長になり…会長があがると相談役です。この制度は日本だけじゃ…ないかな? 会長職など必要ないでしょう。相談役もそうです。終身雇用制度の名残と言うか…何と言うか。だから現役の時代の報酬は1億円程度が、一般的なのかも知れません。でも世界基準は違います。

最高裁や東京地検は、「村社会行動」を守るために、動いているように映るのは、カタルだけの感想でしょうか? 

世界の投資家がどう考えているかは…先ほどの東洋経済を読むと良いですね。日経新聞は伝えていません。本当は日経新聞が、国民に審判を仰ぐために…正しい報道をするべきでしょう。都合の悪い部分を隠さずに、報道すべきです。非常に大切なことです。だから東芝問題が揺れているのでしょう。

少し…冒頭から堅かったですね。でも正しい知識は株式投資に必要ですね。このような背景があるから…内部留保が問題化され…デンソーのように、徐々に変わり始めています。だから日本は、もう大丈夫なのです。フジテックも、大王製紙も…日本株が10万円になる為に道標と言うか…。一里塚です。

僕らは賢い投資家を目指して…老後は「納税証明書」を若者に見せるのです。「やい、爺…邪魔だ。お前なんか…年金で、我々の収入を搾取している邪魔者だ…早く死ね!」と言われたら…黙って納税証明書を突きつけましょう。我々が唯一、社会貢献できる分野です。労働対価では…難しいから…資産所得を利用して納税をします。

たぶん…岸田さんも様々なレクチャーと通じて…「資産効果」を認識しているのでしょう。お金を寝せるために…貯めたわけではありません。活用すべきです。

故にカタルは、昨日…野村証券株を495円で5000株だけ買い、本日も490円で買い指値を用いましたが、今のところは買えません。カタル場合、まだ「薄利多売買」の旗印を降ろしていませんから…買ったものが儲かれば、直ぐに利食いしています。ネットならでは…の超短期売買です。何しろ手数料が安いから…回転が効きます。

順調に乖離調整期間を過ごす…

昨日もM君やF君らが、少し上がったので…持ち株を外しました。でも…Jトラだけは買い続けています。本日も455円、450円、445円は買えていません。ですが…上の二つは買えました。このラインから…下を再び集めます。カタルの意見に、反対の人は貸借株ですから空売りの対象になります。どうぞ…御髄に。

BASEも買っています。昨日は躊躇しましたが…そのメルカリも買い始めました。理由は米国の動向が変わって来ました。たぶん…ARKKも35ドル前後が「安値の鉄板」のように感じています。40ドル割れは…買い場でしょう。ですが…まだ1年程度ですから、時間がまだまだ…掛かります。

先日、F君とM君のチャートの比較をしました。貧乏人は200日線が上昇しているM君を買うべきだ…と述べました。カタルは既に利食いをしましたが…結構、儲かりました。

何しろ…この相場環境で、「年初来の高値を更新」しています。本日も1100円で指値買いを入れましたが…どうでしょう。昨日は、買えませんでしたから、嫌になって…逆に利食いました。「薄利多売買」の意味は、こういうことです。

本当は8400円で買った川船も、利食いすれば…良かったのかもしれませんが…本日は8300円に買い物を用いました。8200円にも入れましたが…。

そうだ…ロコンドを買い直しています。昨日は1153円まで、買っています。何故かな? そうか…大引けで買ったんです。忘れていました。本日も、下値に買い物を用いています。しばらく…この水準でも買ってみます。この株価位置で売り物を消化できるのかどうか…。

この材料(伊藤忠の話)の「カタルの判断」では、かなりの好評価です。

BASE、メルカリ以上かもしれません。今年後半から、来年に掛けて…の「売り上げの計上」になります。楽しみです。ハイ、話していたらロコンドの1140円が買えてきました。次は1135円です。人間と言うのは、全体が安くなると不安になりますから、利食いを急ぎます。どうせ…1000円割れまでが限界点です。ノンビリやります。ハイ、1135円も買えてきました。今度は1130円です。そうして1125円…順番に少しずつ買い集めます。

皆さんは、目先の株価が上がると株を買いますが、自分の選択眼を磨けば…事前に上がる株は、いくらでも分かります。チャート論などは、その手段の一つでしょう。このロコンドは基本的に現物株ですから、もうあまり…売りたい奴は居ません。少し買えば…簡単に高値に躍り出ます。もう少しカタルが「あちら側」に近づくなら…100万株程度なら、自分で買います。11億円ですからね。たいした金額ではありません。なかなかの経営者でしょう。だから今回の統合も…利益が見込めれば…大変な変貌になります。

ロコンド(3558)の日足推移

何しろ…伊藤忠のビジネスです。この意味が理解できないようでは、もう常識の問題です。たぶん…株価は復活します。高値(4000円台)を買った人は、この水準で「同じ金額」で買いましょう。4倍買えますから1000株だと…ここで4000株を買って、合計は5000株になります。金額は2倍です。でも株数は5倍です。これがブツブツ投資です。2倍になったら資金を回収すれば良いのです。あの時に2400円前後でやりましたからね。そこまで「指呼の間」でしょう。来年には、その水準の株価を達成する可能性があります。

だからカタルは、一度は売ったけれど…高値で買い直しています。場味の問題です。

さて全体は185円安の26618円です。FRBは引き締め強化していますが…日銀は批判をされても…「不退転の決意」で緩和策の実行です。日経新聞はヘッジファンドの口車の報道ばかりせずに…別の視点も伝えるべきです。MMT理論もアリでしょう。日銀様には逆らえません。

ソフトバンクと言うのは、腰が強くなりましたね。他の株価と比較して、殆ど…下がりません。昔なら簡単に100円安水準の場味ですが…5290円ですからね。目標の5000円割れなんか…あるのかどうか。まぁ、良いでしょう。BASEの325円も刺さりません。メルカリは1930円が買えるかどうか…。

このように、下値が買えるどうかで…相場の強さを判断します。通常は下値に買い物を入れますから、徐々に…下値が切り上がるなら、株価の波動は上を向いていると判断をします。下値が買えるなら…上値を買う必要はありません。じっくりと…時間を掛けて下値を目標の持ち株数まで高めます。

お金持ちは1000万株、2000万株と下値で株を買い集めます。自分の力量で銘柄のランクを決めましょう。大型株なら数千億円程度まで買えます。でも小型株だと売り物は限られます。通常は発行済み株式総数の5%程度を目途に、選択するのが良いのでしょう。自分で過半数を買えると思っても…投資の場合は10%を超えると「失敗の口」でしょう。経営権を握るなら話は別です。昭和飛行機のケースを話しましょうか…。いや、もうスペースがありませんから…次回にしましょう。

僕らは無理をしない投資です。「ノンビリ」構えて…やりましょうね。たぶん…もっとも早いタイミングは、参議院選挙後の相場です。問題は岸田さんの方針です。そうして東芝問題はその試金石になります。世界が東芝の行方を観ています。正しい報道を願うばかりです。それでは…また明日。



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