アーカイブ:2022年12月

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カタルが「内部留保」の使い道として、掲げているのは「自社株買い」などの株主還元と共に…「設備投資」を掲げています。先ずは、皆さんは、あまり大きく日経新聞などが記事を掲載していませんから、分からないでしょうが…我が国の邦銀は、流石、一流域の人間が集まっています。このスピード感が、「日本村論理の時間」なのでしょう。それが分かるグラフが此方…そうして、この記事が此方です。

邦銀の「総還元性向」の推移

基本的に…516兆円を超える内部留保の使い道が問題なのです。悪戯に資金を貯め込むことが安全な「経営」とは違います。それは経営者の保身でしかありません。そうして会社の経費で個人の遊行費を賄います。確かにプライベートと仕事の区別は難しく…仕事の出来る人はイーロンマスクのように、全ての時間が仕事なのです。でもサラリーマン社長がこの選択が許されるかどうか…難しい判断です。税務署員でも、意見の割れる所でしょう。

日本には公正なルールがなく…だから「玉虫色」の判断になります。日産自動車のゴーンの報酬は、日本的な仕組みに変えた結果、地検は「アウト」と判断したわけです。でもカタルが地検の上層部なら…この事例をアウトにすると、日本のグローバル論理が崩れる…と判断をして、他の形での「お咎め」を考えます。あんな強引なやり方の…逮捕からの起訴はしません。絶対に…選択はしません。

やはり政策上層部には「国家観」が必要なのでしょう。どんな国にしたいか? 

案の定、この事件を「切っ掛け」にして、日本への投資資金が「減少」したように感じています。この辺りの判断は難しいものがあります。最高裁の判事も同じです。日本国を外部の人間は、色んな事件を通じて…観察しています。日本の判断基準を、模索しているのです。

その「内部留保」の使い道として…先導する企業の事例で掲げているのがトヨタグループの「デンソー」(6920)です。此方の報道を二つご紹介しましょう。一つは車の社会が大きく構造改革している「CASE」への対応です。その為の研究開発や設備投資の記事が此方です。このような報道を観て全体の相場観を構築していきます。

大きく分けて邦銀の「総還元性向」の話と設備投資の流れを、確り…投資家は、頭の中に入れて置かないと「未来図」が理解できません。このようなバックボーンが大切なのです。二つの流れ「自社株買い」と「設備投資」を紹介しました。

DMC森精機(6141)の日足推移

だから…こちらの報道が気になります。このような組み合わせが、報道を観た時に瞬時に組み立てられるか? 「市場の整合性」の論理の組み立てです。あとは行動するタイミングの問題ですから…チャート論などが、ものを言います。このような目で相場を観ると「DMG森精機」(6141)の株価の動きは「下値を切り上げている」ことが分かります。問題は株価が上がることが、分かっていても…どんな形で株価が動くか? 筋の良い「仕掛け人」の登場待ちになります。この時点で「打診買い」を入れて、相場を観察することになります。

カタルが「市場の整合性」を解説して、その考え方のバックボーンの相場観の組み立てを説明しても…馬鹿には、何を言っているか分からないかもしれませんが…毎日、読んでいれば、くだらない「戯言」にも、ヒントが多く隠されています。カタルは市場原理を日本にも根付かせたいと思っています。その為には、投資家自身が「洗練された」投資家にならないと駄目です。

FRBのパウエルは「トラウマ」か「ブラフ」か?

アップルの短い日足

このような相手の心理を探ることが大切です。ここでWSJの記事が、登場します。此方です。今は非常に難しい段階です。この記事と「アップル」の…この3日間の値動きを観てください。まぁ心配は要らないでしょうが…仮にパウエルが再び…「失政」を犯すと、アップルの株価も2020年のコロナの水準に戻ります。この可能性を指摘している人たちも実際に存在します。ここからの…「大幅な下げ」がないとは言えないのです。

アップルの長いチャート

実際に、我が国の元日銀総裁の三重野は「株価が下がっても、我が国の経済は大丈夫だ」と発言をして「金融引き締め」を強行しました。その時の彼の頭の中に、銀行の不良債権問題があったのかどうか…。中国の今の状態は、日本の90年代に似ています。でも流石、中国は「経済は大丈夫」などの発言はせず、確り…政策支援の手を差し伸べています。それでも…「軟着陸」は難しいです。なかなか大変です。

さて…お勉強の時間は、ここでお終いです。

本日はエーザイの9468円100株、9450円100株、9400円100株が買えました。次は9350円です。でもチャートは25日線(9284円)を下回る可能性があります。昨日は上に行けず「市場の支持」を得られませんから…もう一度、「仕切り直し」です。この高値圏の整理に時間をかけるほど…株価は「強く」なります。皆さんの多くは、あまりに…短絡的な相場を期待しているようです。

通常は「グッドアセットコム」(3475)のように「ストップ高」にはなりません。今の「市場要因」の相場の体温は「低い」からです。今年、株で儲かっている人は限られた少数派です。やはりFRBの「QT政策」は効いています。2018年同様に…昨日のNY市場は軟調でした。節税対策の売り物を消化できず…期間、ギリギリまで追い込まれています。カタルも再び単価調整に追い込まれています。「BASE」(4477)です。先日、290円で調整したばかりなのに…再び水準訂正です。

この年末は特殊で…高値のものは、あまり…売り物は出ませんが、安値のものは「叩かれる」傾向にあります。もう少しの我慢でしょう。なかなか「大阪チタン」(5726)の4200円は買えませんね。売った分の「買い戻し」ですが…やはり強いようです。

ロコンド(3558)の日足推移

カタルはエーザイに傾斜していますが…難しい選択です。でもやはり下値は堅い銘柄がみられます。昨日はロコンドを1150円まで…買いに行きました。少し「株数を揃えよう」と思っています。この推奨理由は「チャート論」です。200日線上の上に位置している時間が長く…仮に下に行っても株価はまた戻ります。時間軸を節約する人は1350円の高値を抜いてから参戦しても良いのでしょう。

他には…「N君」を買っています。寄り値から795円を買い790円も買っています。どこ程度、この水準で「株が集まるか」…力があれば、自分で上値を作ります。でも…貧乏人は自重をしなくてはなりません。無理をしては駄目です。自分の相場観が、いくら正しいと思っても世間には「違う考え方」もあります。世の中は分かりません。

「メルカリ」(4385)が下がっています。やはり「薄利多売買」の戦略が正しいのですね。昨日は利食いをしなかったけれど…していれば良かったですね。

米国株の下げは、FRBの「到達金利」(5.1%)が上がった所に、小売売上の低迷から…やはり「リセッション」は、やって来るという…FRBの「過剰利上げ」を咎める見方も存在します。どちらかと言えば…カタルは此方の派閥です。0.75%の利上げを強行したのは…間違っていると思っています。時間をかけるべきです。

金融政策の実体経済への金利引き上げの「浸透度合い」は、非常にゆっくりしたものです。ジワジワ…冷酒のような効き方です。それをバカバカ…利上げした「咎め」が来春に出てくると思っています。最初はFRBの方針転換を市場は好感するのでしょうが、やがて実態景気の「悪化度合い」が加速するのでしょう。大きなデッサンをどう考えるか? この方針の組み立てで、「銘柄観」は変わります。

日経新聞に「東芝」(6502)の話が載っていました。奉加帳が「纏まった」という報道です。このような内部情報が出てくるのが日本的です。でも、これはたぶん…戦略です。この報道はアドバルーンでしょう。色んな背景が考えられます。躊躇している銀行団の決断を促す目的や、既存ファンドの動向を探る気球です。世情を観る「観測気球」でしょう。

2018年の米国の相場も「クリスマスまで」で…相場は変わっています。たぶん2018年と同様な展開だろうと思っています。

安全パイで選択した東芝は利食い圏になりました。この銘柄も会員レポートで…面白くはないけれど…確実な選択肢の一つとして、事前に掲げていました。あの4300円台を買った人は、いるのでしょうか? 基本的にカタルが取り上げた銘柄が「安くなったら」試しに買ってみるのも「一つの方策」です。簡単でしょう。

今、800円割れで揉み合っている「N君」は、どれだけ…下値で玉を集めることが出来るかどうか…下値を確認した可能性のある医療DXの「F君」なども同じです。

この年末は来年の備え…「種を撒く」時間です。ソフトバンク、メルカリ、BASEにサイバーダインなどの新興株は、たぶん…利食いが効きます。エーザイや大阪チタンは、仕手材料株の単発扱いです。でも本流は金融相場のグループです。銀行、証券、不動産の3点セットの資産増加で潤うセクターです。

インフレになって行き消費税の引き上げまで…流れは続きます。まだ鮮明な値動きとは言えませんが、「みずほ」(8411)は、とうとう1700円台です。あの時に、カタルは一週間、毎日、株を「寄り付き」で買ったのです。常に「有言実行」です。当然のことですが、野村証券なども同じグループです。今週ストップ高した「グッドコムアセット」も…。同じ系統の「明和地所」(8869)もそうです。

腐るほど…割安銘柄は、いくらでも提供できます。ですが一番大切な事を忘れては駄目です。既に「内部留保を活用した行動」が動き出しています。冒頭のデンソーはその先頭です。このような時代認識があるか…どうかが「大切」なのです。

株式市場を理解して、相場を楽しみましょう。エーザイの9000円まで買い続けても良いし…これは博打的な選択ですが、1983年から1984年の時代観をダブらせた相場展開の読みです。あの時のチャートを観ると…銀行株も、こんな展開で株価が上がっていました。そうして東芝のTOBが発表されれば…一つの「村社会論理の転換」を意味します。そういう時代の現象の一つです。

自分が、ちゃんと経済を理解して、「楽しめる投資」を示したいと考えています。相場は楽しいものです。まぁグッドコムアセットのようなヒットを、どれだけ出せるかどうか…。正直、今年は2018年に続き…そうして昨年のお船に続き、ギャプンです。猫、踏んじゃった…なのです。また…明日。



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