アーカイブ:2022年12月6日

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理想やイデオロギーと現実の狭間の選択には、いつも…悩まされます。全体の市況要因にも人間の感情は影響を受け、負け続けている人は弱気になり…勝ち続けている人でも市況動向を観て…判断が変わります。

先日、ロシアと国境を接するフィンランドの小さな町の人の生活が、今回のウクライナ戦争の煽りを受けて…苦境を味わっている現実をNHKの番組で知りました。確かに…ロシアのプーチンは悪いけれど、カタルがウクライナの大統領なら…どんな選択をするのでしょう。

日本が太平洋戦争に突入したのは、たぶん…政策担当者の「面子」の問題なのでしょう。所詮は人間が決める事です。ゼレンスキーも、心の中で「葛藤」を抱えているのでしょうが、やはり和平を模索する場面でしょう。やり続けて…仮に領土を奪回しても多くの犠牲があるのです。EUも割れています。「強硬」派と「和平」の模索組です。理想は理想だけれど…飯が食えなくては、仕方ありません。どんな正論も、死を犠牲にして…勝ち取るものなのかどうか…。

株式市場もそうです。理不尽な株価形成を観ると、カタルは「おかしい」…必ず、是正をされるはず…と考えながら「33年間もの苦闘」を戦っていました。なかなか簡単に、自分の気持ちが割り切れるこのではありません。そのジレンマの葛藤のなかで、心が大きく揺れます。正常な形に戻そうと思うのですが…なかなか世間の風は甘くはありません。仕方なく…理想は理想と…一旦、常識を脇にやり、現実的な対応を強いられます。

T君の業績推移

この「挫折感」は半端なものではないのです。何故、企業業績は増え続けるのに…株価は下がり続けるのか?一例を掲げると…こんな企業業績です。増収増益で…通常の名目時代の株価評価なら、PERは30倍程度の評価でしょう。しかし現実のPER評価は10倍です。この業績でも…株価は下がり続けるのです。

T君の日足推移

皆さんの多くは、あまり銘柄を多く観察してないし…自分の持ち株しか、見ていません。でも…「理不尽な」市場の現象は、市場に多くあります。「川船」(9107)などは最たるものです。

何とか…早く、この理不尽な市場価格を「正当な評価」に戻したいと願っています。ある意味で、市場原理を丁寧に解説する人が、市場に居ないのでしょう。だからカタルは、「微力ながら」…自分自身の行動を赤裸々に語り、そうして理想社会を目指したいと願っています。勿論、カタルの考えが正しいとは思っていませんが、少なくとも努力をして頑張る奴が、他の奴より良い生活を手に出来る権利を認める世界にしたいと思っています。

本日も「東芝」(6502)の下値に買い物を用いていますが、今のところは買えません。最初と最後は「見届けたい」と思っています。

カタルが東芝を推奨した時に、読者から「不正企業を応援するのはどうか」…との苦言を頂きました。確かに…不正会計をして国民を騙した企業です。でも…これが現実ですからね。この不正に多くの企業が追い込まれています。最近では「日野自動車」(7205)は記憶に新しい所です。

ただ市場関係者としては、理想論だけでは意味はなく…現実的な対応をして、その成り立ちを観て…後世の人の為に役立つ知識を「継承」しなくてはなりません。その為には実践が一番でしょう。

今の市場は「Jトラスト」(8508)を観ても分かりますが…市場の懐が深いとは言えません。多くの人は、目先重視です。市場で動く多くの株は、その日限りの…値動きで幅がありません。市場を観ていると、日銀がこれだけ量的緩和をやっても、なかなか…動かないことが分かります。

通常は「時代観」から…識者が行動して、その先導する波が、徐々に市場に波及をするものです。でも現実は、なかなか駄目ですね。市場全体に「新しいうねり」はあるのですが…強い動きは観察できません。ただむなしく…時間が経過します。もう33年も掛かっているのに…政策担当者は、未だに…メディアを使った「画策」です。情けない…としか言いようがありません。

やはり年末を控え思うのは、今年も2018年同様に「難しい年」(QTの年)でした。あの時は時間経過で、なかなか株価は止まらずに…買値単価を修正しても、また修正を迫られ…年末近くまで下落が止まりませんでした。こんな時は、「博打しか」ありません。「仕手材料株」と言う選択です。本当は…昨日も書いたように…既に、名目成長時代への移行は確定しており、時間の問題ですから…そちらを攻めるのが筋論です。具体的には金融・証券・不動産の資産投資セクターです。

でも現実は、これらを動かす大きなお金が、なかなか入って来ません。本来なら、中国に再び向かう前に…あるいは台湾や韓国などと言う前に…ブラジルなどの南米と言う前に…日本株が選択されるのが「当然の帰結」です。

バフェットの行動が「的を得ている」のです。しかし…東京機械の最高裁の判決や日産自動車のゴーン逮捕、そうして東芝の奉加帳を観ると…市場原理とは違う基準が、日本に在るのが分かります。だから多くの人は「手放しで」日本株投資に、なかなか踏み切れないのでしょう。亡くなった安倍首相も、小池東京都知事も、東京を「国際金融都市」へ…と画策しますが、村論理が根強く…メディアを観ると分かりますからね。

でも国民の多くはNHKや日経新聞社の矛盾に、気づきません。巧みに誘導するのは世の常です。歴史は繰り返すのです。太平洋戦争の時と同じです。カタルは33年間も、歯を食いしばって、耐えて、耐えて…挑戦を続けていますが…今年も挫折感がたっぷりです。いい加減に…勝利の美酒を味わいたいものです。

まぁこうやって毎日レポートを書いて「愚痴」を綴っていますから…なんとか、心が保たれます。通常なら…躁鬱病の発症です。なかなか…株価が思うように動かなくても…あまり責めないで下さいね。カタルなりに一生懸命に努力はしています。

エーザイの日足推移

さて…昨日はビックリポンで…エーザイの1万円が利食い出来ました。でも10100円は駄目でした。通常は大台が変わると、必ず…本日のように、もう一度、株価は大台を割れます。この確率は、かなりのものでしょう。問題はこの場面です。本日、カタルは再び9850円~50円刻みで100株ずつ、今のところ9700円まで4本を買いました。このような場面は絶好の追撃場面です。カタルは市場要因から考えても、直ぐに「本格的な相場」が開始されそうもないと思っています。

故に、今は仕方なく…「仕手材料株の選定」が正しいのでしょう。「エーザイ」や「大阪チタン」(5726)です。意見が割れる「船株相場」などの…ゲリラ戦でしょう。残念ながら、期待した「Jトラスト」は不発です。時間軸のズレでしょう。ノンビリやりましょう。でも追証の人は、早めに投げねばなりません。

自分が「不安を感じたら」軽くすべきです。カタルもそうです。通常は、あの大引けクロスで「底入れ」なのでしょうが…ダメでした。たぶん…合併や年末などの特殊事情が背景に在るのでしょう。分からないことをいくら詮索しても意味がありませんから、脇に置いておくしかないですね。さらに下がり200日線を割れても良いや…とノンビリ構えるしかありません。

R君は下げていますから、下値に買い物を用いました。そうして1140円まで1000株を買いました。F君も下げています。本日は505円を1000株だけ買いました。目先を狙い人は、エーザイやメルカリなど…株価位置が「高いもの」でないと、どうしても…この時期は「節税対策の売り物」を被ります。

買いは遅かれ…売りは早かれ…です。たぶん12月14日だと思うけれど…2018年は長引き…年内最終日の直前まで、株価は弱いままでした。あの時のトラウマが頭から離れません。故に、慎重に行動をしましょう。でも昨日も書いたように気分は「ランランラン」…。ようやく「33年間の呪縛」から解放されます。希望を胸に上京して…苦節33年です。

このラインの本筋は、名目成長時代の「資産投資」株です。会員レポートで紹介したG君も、この範疇の株です。株式投資など…簡単なんです。問題は自分の心の問題です。この葛藤の模様を、本日は綴っています。

本日ではないですね。最近ずっと…この心理場面を語っています。また始まった…と思って読者の人は諦めましょう。目先はエーザイが面白いと思いますが…果たしてどうでしょう。今の時期に、下値を買う投資は「税金対策」の売りがありますから、安値を買える確率は高いですが…意外に年末ぎりぎりまで…こんな相場が続く可能性もありますから、注意は必要です。

王道を歩むか…それとも目先か…はたまた…大儲けを狙って「下値」を買い下がるか…色んな選択肢を掲げています。そんな訳で、本日は…この辺でお終いです。

寄り値の510円の「Jトラスト」5000株は全く買えませんでした。売った分の買い直しですが…。「グロームHD」(8938)って…今回はやっていませんが、株価は大きく上がりました。あの場面から…2倍近いのです。F君も同じ医療改革の選択肢の仲間です。でもこちらは「新安値の更新」です。株と言うのは、やはり…面白いものです。「待てば海路の日和あり」



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