アーカイブ:2023年3月17日

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何故、市場はトロイのでしょう。カタルから観ると季節感を逸したり…企業業績の読みと相場が「一致」しません。通常ならカタルが間違っているのですが…どうも最近の相場を観ていると、市場参加者の理解度が、非常に「劣化している」ように思うのです。

企業業績は、明らかに…これから良くなるのに、相場を手掛けなかったお船(川船=9107)を始め…半導体の「レーザーテック」(6920)なども難しい場面でも人気を維持しています。本来なら一度、下げて…再チャレンジです。

「日本製鉄」(5401)の日足推移

「日本製鉄」(5401)も大きく出遅れていたのに…最近になって、ようやく人気になりました。まるで…FRBの利上げを観ているように節操のない相場です。もっと…仕掛けの時期を早めて、「ゆっくり」株を上げるべきです。カタルのイメージと「相場の時間軸」は、なかなかマッチしません。カタルの読みの方が、その後の業績推移などを観ると正しいのです。やはり相場は「出遅れている」ように見えるのです。

カタルは常に時代の先を観て…相場を張っています。

いずれ、こうなる…と言う先読みです。どこも彼処も…日本人の劣化の為でしょうか? やはり「失われた時代」と言うのは、馬鹿げた実験でした。宮澤喜一などが、年収の5倍で家を買うために、家の価格を下げようとして…増税などの地価下落の政策を連発したために、大量の不良債権が生まれ…怠慢な金融行政が「膨大な金額の不良債権」を産みました。

そもそも…「縮小」に活路を求めたデフレ政策への道を、政策官僚が止めるべきだったのです。あの程度の奴が東大の秀才ですから…驚きます。

通常は、池田勇人が実行した「所得倍増」計画で…年収の5倍程度で家を買えるように、「所得を上げる」政策を実行すべきだったのです。これが正しい「名目成長時代」を維持する戦略です。そうして「プラザ合意」に追い込まれる前に、シェア拡大ではなく「利益重視」のROE経営を目指すべきだったのです。

貧乏人らしい発想です。

「トヨタ」(7203)の300万台生産体制の維持は間違っています。数量を追って…その為に下請け企業に原価削減を押し付けました。「下請けいじめ」も甚だしいのです。

結果論は誰にでも言えますが…章夫社長の劣化は、ずいぶん前から明らかでした。自社株が高値になった時に、元本保証の増資だったかな? 自社株買いもあまりせず…何れ、トヨタも世界の流れで「ROE経営」に舵を切ります。既に傘下の「デンソー」(6902)は方向転換をしています。「ルネサスエレク」(6723)などは、ようやく自己主張が出来る環境になったのです。日本製鉄と同じ構造です。面白い現象です。

昨日は買い過ぎた「大阪チタン」(5726)の担保率の関係で、整理に追い込まれました。約2万株は、カタルにとって「大き過ぎた」ようです。仕方ありません。貧乏人は相場に合わせて、粛々と…規模の縮小を余儀なくされます。

新しい四季報の大阪チタン(5726)の決算数字

本日は、四季報の発売日ですが…事前に買われているだけに「絶好の利食い」場面になったような動きです。3375円の下値でしたが、若干ですが…割れてしまいました。やはりカタル同様に…3000円割れの玉が多く残っているのでしょう。あの「値上げ報道」は、大きな意義があります。でもこの四季報の読み…と言うか、事前予想は…明らかに間違っています。一株利益が114円の筈がありません。必ず、最終的には200円を超えます。やはり東洋経済もあまり人がいないように感じます。でも四季報の立場では、こんなものでしょう。

市況ものの「大相場」が、何故、よく出るか? 過去の事例を数え上げるとキリがありません。それほど…大きく数字が変化していきます。

株式投資の経験を長くお持ちの方は分かるでしょう。大阪チタンは、カタルが当初、野村証券のやり方を批判しました。あの時に「やり過ぎた」のです。無理に持ち上げず…自分達が利食いをして、顧客にも、会社にも利益を与えねばなりません。株価を上げることは、誰でも簡単に出来ますが、上手に相場を創る人間が居ません。経験値が足りないのか…不在のように感じます。昔の相場の方が面白かったかな? 

これでは…過去の呪縛で、プーチンと同じ…昔への郷愁です。カタル自身も「新しい時代」に合わせねばなりません。若者を批判するのではなく、「自分自身が」彼らの考え方に合わせないと駄目ですね。チャットGPTを否定するようでは駄目です。

でもなかなか…気持ちは切り替えられません。本日は、この大阪チタンをここで利食いをして、「東芝」(6502)を買っています。やはり村社会論は「空中分解」せずに、残ると思っています。国会の「高市」批判の現象を観ると、そう感じます。時代は大きく流れていますが、今は、まだ過渡期です。

ソフトバンク(9984)の日足推移

でもカタルの観測は、時間のズレはありますが…いつも正しいと思っています。昨日、日経新聞の夕刊に「ソフトバンク」(9984)が5000円を割れたことが書かれています。この発想は正しいのですが「結果」は間違っています。

カタルは最初にSVB破綻報道を聞いて、直ぐに「相場の潮流は変わるだろう」と述べました。そうして仕手材料株か、新興株の話しをしています。その代表株として、何度も…ソフトバンクの話をしています。何故、この日経新聞のコラムを書いた人が間違っていると思うか?

たぶんECBが0.5%の金利を引き上げた行動は正しいのです。

クレディスイス問題がありますが、そっちは個別に対応して…利上げを実施しました。米国も特殊な事例でSVBを始め、シグネチャーの破綻の主犯は「FRBだ」とキャシー・ウッドさんは批判をしていました。その通り…で、主犯はFRBですが、FRBが正しいとも言えます。しかし米国も個別対応をして、例えば此方やもう一つはこっちの報道ですね。そうして…金利は0.25%の引き上げて…次回以降の「打ち止め宣言」をすれば良いのでしょう。

確かに利上げのスピードは速いのですが…この程度の変動に対処できないのは、新しい時代のリーダーではありません。「淘汰される」のが自然です。未来に生き残れるのは「優れた種族」でないと、種を残せないのです。自然淘汰は仕方ありません。

「時間軸の壁」は、なかなか破れませんが…カタルは最近「拘り」が消えてきました。昨日も「大阪チタン」(5726)を利食いしたのですが…その儲けで「KPPI」(9274)の下値で買った4000株を損切りしました。本日も継続的に大阪チタンが重すぎるから…カタルにとって持ち株が「過大」だという事ともあり、「超」目先の読みが外れました。

カタルなら、昨日は、絶対に…相場を高く持ち上げます。「絶好の機会」です。

この読みが外れました。通常は市況が悪い時に「逆行高」させて、自身の存在を明らかにすべきです。「俺は生きている」…とね。でもあの程度の売り物を消化できないのです。3400円台の攻防…です。

それなら…好材料を連発させて、何故、3905円まで買ったのでしょう。あの時にカタルは相当数の株が「仕掛け筋に沈んでいる」と判断しました。でも肝心の時に、やらない理由は分かりません。間違いなく…とは、断言できませんが、年内に「5桁相場」だろうと思っていますが、時間軸がズレる可能性もあります。

故に此処は「東芝」に賭けてみようと…「思惑」を張っています。

東芝(6502)の日足推移

本日は東芝を3000株ほど買ったのでしょう。昨日も1000株ほど買っています。完全な「思惑」です。だって配当をするのは社外に資金が流れます。このままではゴタゴタが続きます。ここでやらなければ…時間切れです。カタルは3000円前後だったと思いますが…あの時から、ずっと観察しています。そうして「村論理」を否定しています。

でも…ね、そうそう「理想社会」に、日本は変化しません。高市問題を観ても…そう感じます。東芝なんか…外資にくれてやって、改革を実現すべきでしょう。日産自動車もそう感じます。東京機械にブルドックソース…皆、外国資本に与えて、お手並み拝見と…何故、寛容な態度で「グローバル化」に、舵を切れないのでしょう。

そうすれば雇用の流動化が進み、「新陳代謝」が促進されます。お金がジャンジャン動き、貨幣乗数は上がり、豊かな国になります。村社会論理は、明らかに鎖国制度です。そうして…排他的です。

互いに切磋琢磨して「しのぎ」を削る努力をすべきです。ROE経営に移行して効率化を促進させ…米国を抜けば良いのです。ROE15%です。カタルのような考え方の人間も多いと思いますが…日本人は、百姓のように変化を嫌います。だからどうしても現状維持の「成田闘争」を好みます。

パイオニアの指名解雇事件は1992年ですから、あれから30年です。いい加減に時間経過を「待つ」のは、やめましょう。判断は迅速にして、間を置かないことです。決断できない馬鹿を上に据えないことです。失敗に「寛容」になるべきでしょう。誰でも失敗します。仕方ありません。

それを乗り越えてこそ…AI時代対応の「新しい日本」に変われます。互いに、相場に拘りを持たず…新しいチャレンジをしましょう。それでは本日はこの辺で…また明日。

そうだ…ソフトバンクの話の「続き」を忘れましたが、日経新聞は「現在時間」の話です。確かに…その通りです。しかし「未来時間」では、FRBの金融政策も態度が変化します。故に、「新興株の相場の出番」の可能性が高いのです。たぶん…そうなります。今は、その「分岐点」の時間でしょう。故にソフトバンクを始めBASEなど…注目されます。これにメルカリ、サイダーダインです。

また明日。



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