アーカイブ:2023年6月27日

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米国も「関門のライン」で、日本株も海外投資家による指数買いは一服し…新しい展開の模索のようです。カタルは、昨日話したように、もともと…今回はそれほど強気に構えていませんでした。どちらからといえば…昨日も話したように、いろんな点で「不可解な疑問」を抱えています。故に、こちらのレポートのような展開を今後は予測しています。更に此方の懸念も存在します。

だから「仕手材料株」の「エーザイ」(4523)と「大阪チタン」(5726)を、当初から選択していました。名目時代の相場は、仮に全体が安くなっても…その中でも、上がる株が出てくるのです。エーザイは、夢の大きな会社です。本日は日経産業新聞に薬価について書かれていました。エーザイはアフリカで風土病?の治療薬を、無償で提供しています。内藤さんはなかなか立派な方です。おそらく…今回の「レケンビ」(レカネマブ)も新興国では、安く提供をするのでしょう。

もともと…日本株は、これだけ株価が上がっても…まだ「割安株」はゴロゴロしています。まぁ多くの銘柄が、水準訂正をするまで、時間が必要なのでしょう。昨日は折角増やした建玉ですが予想に反し相場は弱く…「持ち高調整」を余儀なくされました。買ったばかりのエーザイを売ったり「BASE」(4477)を売ったりして…信用の維持率を確保しました。

最近の相場の印象は…なかなか「続騰」しない材料株の印象です。指数銘柄は思いのほかよく上がったように思っています。「アドバンテスト」(6857)を始め、「乖離問題」が生じるほど株価は上昇しました。

「Jトラスト」(8508)の時も「KPPG」(9274)の時も、同じことを感じています。

通常は下がった後に、株価は妥当株価まで、「切り返す」はずですが、一度、休むと…なかなか再度、「出直す」ことが出来ません。まだ実質成長時代の名残が強く…先着1名様の成功事例のようです。名目時代は、後で気づいた人も、儲かる筈ですが、株価の上を買う投資層がまだ少ないのでしょう。故に「一人旅」の相場になります。複数の参加者が育ってないのでしょう。

「大阪チタン」(5726) の日足推移

折角、野村が安値で株を売っているのに…なかなか新規の買いセクターが登場しない「大阪チタン」と言う印象です。

日本のチタンの輸出動向の推移

相場が転機を迎え…そろそろ「出発進行」だろうと思っていますが、果たして新規の「仕掛け筋」が参加しているのかどうか…。航空機市場は、数少ない成長が期待できるセクターです。先日、紹介したように…インドなどの新興国の経済力は上がり…成長が期待できます。特にアジア圏は有望でしょう。カタルがデータを取っているチタン輸出のグラフを紹介しましょう。

やはり、あの値上げ報道のように、単価は3割ほど、上がっているんじゃないか…と思われます。基本的に輸出ですから、「円安は追い風」でしょう。故に東邦チタンの山尾社長の減益見通しは、全く不可解な発言です。

このリスクの認識を巡り…時間軸が先伸びしているのでしょう。そう考えるのが妥当な観方かな? あとはボーイング社のゴタゴタです。この統計値は、財務省が発表している貿易統計で確認できます。チタンのコード番号は「810820」でこちらのサイトで皆さんは確認できます。現在は4月までの数字しか、発表されていません。

株価が自分の買値から下がっても「ドーンと構えれば」良いです。また下値で買えば良いのです。ブツブツ投資は、なかなか…優れた手法です。

皆さんの多くは「下がった株」を、また買わない事でしょう。ジェイドGだって、仮に高値の4180円の4000円前後で1000株を買ったとしたら、その後、時間をおいて…1000円割れで、今度は最低で2000株、本当は同じ金額の4000株を買うのが筋ですが…そうすれば、平均買値は2000円か…。1600円になっている訳で、「儲けの水準」まで株価は戻っています。

目先、失敗したら「時間を置き」…またチャレンジをすれば良いだけの話でしょう。Jトラストは、期日を控え、どうも…もう一度400円割れがあるのかもしれません。

そう言えば…昨日も「大引け」も、ジェイドGを500株だけ1760円で買いましたが、まだ下げています。上値が重いなら、下げるのがセオリーです。下値に株価を振れば…良いのです。本当はエーザイも、ジェイドも上がると思っていたのですが…見事に「空振り」です。最近は、どうにか…損をしない程度の成績で年初からの不振は続いています。

やはり…AI相場も一服のようですね。

「カバー」(5253)も崩れ…「ソシオネクスト」(6526)の馬鹿上がりも止まり、カタルが唯一買った新規上場株の「ABEJA」(5574)も、カタルは8150円で利食いをした後…1万円台に乗りましたが、今は6860円です。よく人気が続きました。

そろそろ…相場の方向性が変わるでしょうから…カタルの狙いが当たると良いのですが…果たして、どうでしょう。仮に、この「仕手材料株」の狙いが当たったら、次はJトラか…野村証券を視野に入れています。年末相場への準備です。

たぶん…BASEなどは、時間軸が横ずれしただけで…復活すると思っています。下値を丹念に拾って置けば、いずれ報われるでしょう。気になっているのが「KPPG」(9274)などの銘柄です。円安だから業績は落ち込まないし…悪くないと思っていますが、なかなか…変化は見られません。

指数銘柄が、何処まで下押すか…この辺りが今後の相場にも影響を与えます。

「ルネサスエレク」(6723)などは、あまり下がらないと思っています。柴田さんの戦略はなかなかですからね。設備投資が増えており、狙い通りなのですが、「オークマ」(6103)は、かなり上がったので、やはり7000円を割れると思っていますが…果たして、どうでしょう。

問題は、この後の夏相場で冒頭に紹介したように…本当に米国株は崩れるかどうか…試されるのでしょう。やはり…商業不動産の行方は気になります。リモートが定着しています。

本日のコアの部分は、だいたい伝えたようです。まだ余白があるから…「人気の話し」でも書きますか…。エーザイは人気株の割に、あまり大衆人気はありません。「レーザーテック」(6920)の信用取引の利用率の6月は47.8%ほどで継続しています。昨日は49.06%です。一方、エーザイは現物株取引が多く…信用の利用率の6月は12.37%です。大きな違いですね。今、介入している「仕掛け筋」が、上手く「大衆人気」に繋げることが、出来るかどうか…で相場が変わります。

新興株の中では「メルカリ」が人気になっています。それでも平均で36.77%です。如何に旬を過ぎた銘柄でも「根強い人気」があることが分かります。

「川船」(9107) の日足推移

本日、ブラックロックが仕掛けていると思われる「川船」(9107)が人気になって…この株価は新高値かな? 「空売り」がガチャガチャ入っています。これが仕手材料株相場ですね。意外高しても…不思議ではないのですが、カタルは怖くて…とても買えません。この6月の信用の利用率は低く…14.76%なのです。船の多くは現物株で「玉」を吸い上げていました。日本郵船も自社株買いをしており、「低PERの謎」が、この時期に…解消されるのかもしれません。

エーザイも「良い素質」を持っていますが、果たして、うまく…「人気に繋ぐこと」が出来るかどうか…腕の見せ所です。それにしても川船は「空売り」が入っているから、強いのでしょう。凄いね。

こう言う現象を観ると…やはりバフェットもそう感じますが…実際の利益と言うのは根強い人気があるのです。しぶとく…買い続けると活きるのでしょう。やはり株式投資は「我慢の産物」です。そんな事で、失敗を続けるカタル君は、退散です。また明日。



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