アーカイブ:2023年10月

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人間の気持ちって…面白い変化です。株の場合、特にそうです。

株は良く出来ており…「高くなると」…買いたくなります。逆に株価が「下がる」と…売りたくなります。本当に面白いと思います。

普通、同じ品物が安くなるなら、前の高値を観て「買いたくなる」のでしょうが…株は違うようです。報道を読んでいる中で、過去の年間の売買高の人気のランキングを観たのですが、昨年は「レーザーテック」(6920)が第一位でした。確かに…良い銘柄だったのですが、カタルは、この株の「高い評価」に、批判的でした。充分に…既に、現状を評価しており、何故、いつまでも人気を保てるのか? 不思議なのです。

カタルの評価は「変化率」が、一つの基準になっています。

どんなに良い会社でも、「赤字から黒字」に転換する激変銘柄には、劣ると思っています。故に、赤字から黒字への変化の時に、株を狙うケースが多いのです。その次が「復配」する時です。株価には、その基準になる「適正値」があると思っています。故に、今の人気株を観る時に、必ず「チェック」するのが「PER」や「PBR」と…今の時代なら「配当利回り」なども…観ます。そうして「全体像の把握」に努めます。

今の日本株の「物差し」が、何処を「基準」にしているか? 

日米のPER比較

相場環境により、この「ものさし」は変わります。昨日のWSJの記事から、日米間のPER比較のグラフがあります。基本的に…カタルの感覚では「GDP成長率」の高い国ほど…高い「PER評価」を得られます。特に…名目値が重要なのでしょう。

此方の報道を観ると…メディアの馬鹿が、日本人を「間違った方向性」に誘導していることが良く分かります。

日本人は、自分の頭で…物事の判断をすることが苦手の様です。そうして…大衆に流される傾向が、非常に強い人種です。よくメディアは、「安心」とか…「安全」を求めますが、気持ちはわかりますが、そのようなものは…世の中にありません。どの選択でも、多少の「リスク」はあるのです。株式投資をしていると…その事が、よく分かります。

今回だって、まさか「野村証券」(8604)が600円を割れて…565円で、自分が株を売る羽目に陥るとは思っていません。しかし…現実は、大型株でも…このような株価変動があるのです。

このように…「架空の安心」「安全」なんかを求めても…事故は、起きるものなのです。今は、銀行送金のシステム障害が話題になっています。「万全の対策」をしていても、やはり、何らかの偶然が重なって、昨日のようなシステム障害が起きます。

自動運転の未来図と、事故の確率を比較して…この実験の事故を「許容する」国民の「寛容さ」が必要ですが、メディアは、「ここぞ」…とばかりに、その批判報道を繰り返します。ジャニーズ問題なんか…既に当事者は、故人なのです。死者に鞭を打っても…何も得られません。今頃、みんなでワイワイ言うなら、何故、本人が生きているときに、騒がなかったのか? 

この問題を観ると…如何にも「日本人らしい」なぁ~と思います。この自動運転の規制も、そうです。カタルには「自己保身」に見えます。事故が起きた時に、批判されない為の防衛線です。このような規制が、「進化」を妨げるのです。故に「寛容さ」が、如何に大切か分かります。「失敗を認める社会」の構築をすべきでしょう。

カタルは、今回、「ジェイドG」(3558)の過剰な持ち株を外して、「まさか」の下落に備えたのですが、ジェイドGは、結構、株価の下値は堅かったのです。カタルの持ち株も1500円割れで株を買ったのは…僅かです。

その前の基準は、今の株価の1600円を買えるなら…「ラッキー」との見方でした。カタルなんか…1800円ラインでも、「安い」と思って、株を買っていました。でも全体株の動向が怪しいから…敢えて、自分の行動を縛る為に、下落の少ない筈の「野村証券」を高値水準で買っています。でも結果を観ると…この入れ替えが、成功したとは言えません。

架空の「安心・安全」なんか…ないのでしょう。下がることを前提に、自動車事故が起こることを前提に…進化を求めるのが、正しい人間の行動じゃないかな? 失敗は誰にでもあります。あっても良いですね。その対処の仕方が問題なのでしょう。

そのジェイドGを、昨日は1555円から1575円まで買っています。昨日は2000株だったかな? 本日も「買い」を用いましたが…まだ買えません。あれれ? 株価は1600円台に入りましたね。あの時に似ています。

ジェイドG の日足推移

2度目の200日線割れで「1000円割れ」は、「天与の買い場」と述べて…カタルはジェイドGを1万株ほど買っていました。でもこの時も相場は悪く…担保率の関係もあり「微利益」で利食いをして…決算を迎えたら…あら大変、2日間連続のストップ高です。

もし…担保に余裕があるなら「利食い」などを、急がなかったのでしょうが…。なんか…あの時の「悪夢」を想い出すのです。今回は株価位置が高いから、そんな事はないと思っています。


ジェイドG (3558)の四季報数字

此処で…先ほどのPER評価の話ですが、やはり、この売り上げ数字の伸びでPERが20倍以下なのは納得いきません。今期の数字は。四季報予想では104億円が140億円の予想であり、来期も伸びて170億円の数字になっています。

この伸び率で…PERの評価は12倍程度なのです。何故、20倍以上の評価にならないのでしょう。全く…不可解です。もし…このような企業業績で、PER10倍前後の株があるならカタルに…教えて欲しいのです。

P君の四季報数字

先日、カタルが惹かれたP君の評価は…PERは15倍前後です。業種も違いますから、何とも言えませんが…ただこの売り上げ数字の伸びが正しいなら、やはり…この市場評価はおかしいと考えています。

アップルはPERが30倍もの評価なのです。米国はずっと「名目成長」を大切にしています。しかし…空室率が25%程度のオフィスビルの「商業不動産」の価値が高いままなのは…やはり、納得いきません。

この話をすると…別の話になりますが…。国の基本的な経済の動向が、世界の基準と比較して…株価評価が変わる認識を、どの程度…市場参加者が持っているのでしょう。

株価が下がるなら買う奴が減り…そうして「SNS」などでは、批判記事が溢れます。基本的に日本人は、長い「失われた時代」を経たので…「他人批判」ばかりが先行します。でも世の中には、いろんな考え方があるのですよ。自分の「小さな世界」の常識なんか…。本来は自分を疑うことが…普通です。ところが…いつも自分が正しく「他人が間違っている」と言う「自己本位的」な考え方が定着しています。

カタルは、やはりメディアが悪いと思います。「みのもんた」から…今は「宮根誠司」なんかの番組が多いですからね。そもそも…メディアの主張を聞いていると、ジャニーズ問題を観ると分かりますが…自己批判をしませんが、他人批判に溢れています。こんな風潮だから…世の中は「清貧思想」に染まるのでしょう。

もっと…大らかな、「寛容な社会形態」を望みます。

そうすれば…自動運転で事故が起きても仕方がない…、未来の為の犠牲なら…進化の「肥やし」です。株の損失も、この考え方に似ています。何故、追証になったのか? 自分の行動の結果…その追証に陥ったのです。故に…次回から反省を込めて「無理をしない投資」が必要なのでしょう。

今日は、半端になっていた野村証券を…株価が上がったので、担保に「ユトリ」が生まれ…昨日はギリギリの4000株だったので、本日は1000株を追加して…これで野村証券を買っている「雪だるま」の口座は、再び…持ち株が4万株の当初の持ち株水準に戻りました。

追証なので…仕方なく565円で1万株を利食い、600円で4000株と612.2円で1000株を買い直しています。これは…自分を過信した結果です。識者は、逆に660円で野村証券を売って、565円で買い直していたでしょう。「コンチクショウ!」ですが…仕方なし。

今日は、他の口座でも609円で2000株を追加しています。ジェイドは、まだ買っていません。指値が厳しいようです。また後で…考えます。もう合計では2万を超えましたからね。まぁ…1万株程度が、カタルの力量なのでしょう。今は余分なのでしょう。

「BASE」(4477) の板状況

「BASE」(4477)を買ってみたい気持ちが、強くなってきました。今の株価はこんな板状況です。この株は3000円台で「大人気」になっていたのです。カタルの株価評価は500円程度だと思っています。この新興株では「ジェイド」が一番で、「メルカリ」(4385)や「ソフトバンクG」(9984)が続きますが、BASEの鶴岡君は、確かにイマイチの評価ですが…一般的には、この程度が普通なのです。

「BASE」(4477) の週足推移

何故、あの時に、あんな評価になって3000円台まで株価が飛んだのでしょう? カタルにはサッパリポンです。今の株価なら、分かります。ところが人気と言うのは面白いものですね。3000円では、みんなが株を買いに来ますが…300円を割れると、誰も買いに来ず…逆に「もっと下がる」との評価が多くみられます。まったく「不可解な現象」です。

1/10以下ですからね。通常、僕らの格言に「半値、8掛け、2割引き」…と言う、ピーク時から30%に下落した株を、買え!と言う格言があります。そこから…更に30%のダブル評価です。おかしな現象です。ここから…丹念にノンビリやりましょう。

この手の株は、まもなく「環境が整います」。米国債の2年物に注目しています。今回は10年債の利回りが上がり…スプレッドが縮まりました。でもこれもカタルの予想を超えました。何しろ…FRBは動いていませんが、この10年債の利回りは1%近くも上昇したのです。

この市場評価の読みが、今回、間違った原因の一つです。FRBが動かなくても市場が勝手に先読みしますからね。面白いですね。

「ルネサスエレク」(6723) の日足推移

「ルネサスエレク」(6723)は2250円を超えたのですね。今回の下値は2132円が安値でした。今の200日線は2046円です。5月の指数相場が、如何に「過剰な評価」だったか?あの時の「アドバンテスト」(6857)も同様です。今日は「半導体株」が高く…日経平均株価も高いのです。

今日のレポートは…国の経済活動とPER評価の話を少ししました。P君とジェイドGの株価評価は、整合性の観点から観て…おかしいでしょう。何故、伸び率の高いジェイドが、PERの評価が12倍程度なのでしょう。それとも…P君の株価評価が高いのか…。どちらか?

何れ…均衡するのでしょう。これが「市場の整合性」の考え方です。

最近は、米国以上に…日本の「名目GDP」は高くなっています。つまり日本株は、米国株以上の評価になっても良い筈です。このような一般常識を…展開しました。もう…長くなったから、本日はこの辺でお終いです。また…明日。



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