アーカイブ:2023年10月20日

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「日本株は強い」とは思いますが…米国株に連動する癖は、どうしても断ち切れません。「テスラ」の業績は仕方ありませんが、「ネットフリックス」は…値上げのなかでも、契約数を伸ばして…なかなかでした。

概ね…これから本格化する3Qの業績数字は、大型ハイテク株中心に「マズマズの数字」だと言われています。強い消費などを観ると、延滞率は上がっているのですが…基本的に雇用統計関連の数字は、大きく落ち込みません。これは雇用が「遅行指数」だからです。メディアが、此処に焦点を当てるのは、既に「間違った報道」です。でも大衆は騙されます。

まもなく…長く続いたインフレ対応が、変化する間際の動きです。

昨日も、米国債はまもなく5%台に突入です。30年固定の住宅ローンは7.7%台に上がったと言います。つまり住宅の値上がりが10年で2倍以上なのです。この資産上昇が実現しないと名目時代の前提が崩れます。基本的に名目時代は「資産価格の上昇」が鍵なのです。

この経済の両輪である部分を否定したのが、日本の政策で…長い期間の空白期間を産みました。これが「失われた時代」の一面です。一面と言うのは、グローバル化に対応して…中国への工場移転で空洞化しました。他にも色んな課題があります。

その中で「日立」(6501)は「総資産経営」の村社会論理を離脱して、「ROE経営」に舵を切りました。だから…その成果で、バブル期の最高株価を抜いたのです。

ここに…「キヤノン」(7751)の「国内回帰」が始まったのです。

時代をラッセルする企業の株価は騰がるのですよ。でも日立のような時間軸ですから、機関投資家向きの運用なのでしょう。最近は、お船にしてもなんでもそうですが…全体相場はそんな強くないのです。だから上がった株は、また下がるし…下値から1割、あるいは2割も上がれば「御の字」なのです。

ところが…多くの読者、一般的な投資家は、全体相場と個別株の関係も、頭の中での図式がちゃんと整理されていません。だから自分の欲が勝り、株価に大きな期待を寄せます。その期待に応えられる相場環境ではありません。全体の相場は「調整場面」なのです。

なんども…カタルは「全体相場の環境」の方が、個別株要因に勝ると述べています。

最近はパッシブ運用、つまり「指数買い」などの割合が多く…どうしても相場に大きな影響を与えます。この意味を理解しないと駄目です。

「キャノン」(7751)の続報が書いてありました。日経産業新聞に報道されています。この会社も「M&A」を軸にして…新技術を補完しています。監視カメラ市場では、かなりのシェアを誇り、暗黒の世界でも移る画像技術など…他にも「手に載るMR端末」や「立位・座位対応CT」など…構造改革をしている姿が、新聞に描かれています。本日は安いのですが…カタルは昨日、3733円で200株だけ買ってみました。

キャノン(7751)の日足推移

このチャートを観ると…年末年始は、高値の3912円を奪回する可能性が高いと思われます。この後…通常は高値を取る前か…取ってからか…分かりませんが高値圏で横ばいの小さな場面が追撃買いの場面になります。

ルネサスエレク(6723)の日足推移

丁度、「ルネサスエレク」(6723)の1900円台買った場面です。そのようなチャートを経て…株価は4000円台に向かうのでしょう。安値から2倍なら5000円台ですが…昨日報道された「ナノインプリント装置」の成果次第で…1万円台の株価を目指す可能性もあります。

この株は「大型株の部類」になるのでしょう。時価総額が5兆円近い株です。まぁ年金生活者のようなリスクを取れない人向きかも知れません。選択肢の一つになるのでしょう。

「住友化学」(4005)より、株価位置が高く、リスク度は高いのですが…成長要素も持っており、国内回帰の先導者ですから…他の企業に先駆して株価は選択されると思っています。一般的な銘柄も…いくらでも「ご用意」できます。

ただ…カタル自身は「ハイリスク・ハイリターン」狙いですから…「ジェイドG」(3558)のような「大化け」を狙える…可能性を持っている株の方が好きです。何しろ…自社株買いの「おかわり」企業です。

これだけ「株主の方を向いている」経営者も珍しいのです。昨日は買い過ぎました。貧乏人に金を持たせると、直ぐに使うのです。昨日は午後から1590円、1585円、1580円と追加で買っています。皆さんは、「慎重な行動」が求められます。まだ全体相場が見えないからです。

流石、脳タリンのイメージが強いFRBのパウエル様です。本来、先走る10年国債の利回りの上昇を自制させるはずの講演で、相場を煽っているように見えます。既に、住宅ローン金利は7.7%です。この後、本格化する「商業不動産」の損失が拡大します。中国は酷い状態ですが…一般的に、欧米の空室率は20%近いのでしょう。日本は違いますが…リモートワークが定着しており効率化が進んでいます。

ようやく…日本でも自動運転サービスが開始されます。既に世界中で実用化が進んでいるのです。その報道が此方です。

「GMは、米Twitchなどの創業者でもあるカイル・ヴォクト氏が起業した自動運転スタートアップのクルーズを2016年に買収。2018年にはホンダが大型出資を決め、GM、GM Cruise、ホンダの3社による自動運転タクシーの開発をスタート。26年初頭に投入予定の自動運転車両「クルーズ・オリジン」も3社で開発している。」…との報道です。

キャノンもそうですが…「ホンダ」(7267)もGMの共同開発です。「トヨタ」(7203)のように…「自前に拘る」と時間が掛かり進化が遅れます。

「ジェイドG」の良さはM&Aをうまく活用して…成長を加速させています。自前で育てるのが一番でしょうが、時間が掛かり、進化が遅れます。だから資金力を利用して、買収をするのです。このようなアイテムを持っている会社と、それを利用しない会社の進化は、大きく違います。

米マイクロソフトは、ゲームソフト会社アクティビジョン・ブリザードの690億ドル(約10兆3000億円)規模での買収したのです。アップルもグーグルもみんな資金力を利用して開発費期間の「時間」を買っています。

株式市場と言うのは「進化を争う」世界でもあります。既に実用化になっている米国や中国に遅れる事…3年の日本は、架空の「安心・安全」をメディアが強調するから、進化を畏れるのです。だから他人の後塵を歩み…石橋を叩いても渡らない評論家様が、増えます。失敗をしても良いのです。失敗を畏れずに、果敢に挑戦する「ラッセルする人間」を応援するのが、株式投資です。

皆さんの多くは…板状のバランスばかりを観て、相場を張り過ぎです。目先の需給バランスを利用して「鞘抜き」は出来ますが、それでも…かなりの素質が問われます。でもそんなことが「株式投資」だと勘違いをしないで下さい。何故、カタルがいつも「ノンビリやろう!」と述べているか?

基本指針が正しい方向性なら…つまり、時代が歩む方向性にお金を流すのです。時間軸を早めないと駄目です。5月の指数相場を観て…一気に38915円の奪回をカタルは夢見ましたが、なかなか…難しい転換です。相場を観ていると、そう感じます。

市場の参加者は「目先筋」ばかりだし…お金を投じる人種は、「保守層」ばかりです。割安株投資ですからね。その割安株でも…未だに「金利裁定」概念が働きません。ですが…市場には、未だに5%を超える「利回り株」が存在します。

あと僅かだと思うのですが…ここに来て中東情勢の緊張で、原油価格が90ドル台に上がり、米国金利が上昇しています。何度も、何度も…下値を確かめてから、上値を買い始めるのが鉄則です。先ずは名目成長の米国が反騰してから日本株の時間かも知れません。

カタルは経済状況から観て、「日本の独歩高」もあり得ると思っていましたが、ここに来ての相場を観て、若干、弱めに…相場観を修正しました。何しろ…野村証券の600円割れです。そうして「BASE」(4477)の「行って来い」など…です。「ルネサスエレク」の循環買い物色も、上手く軌道に乗っていません。このような実際の相場を観て、頭に描いた自身の相場観の軌道修正をしたのです。

ピーク時のジェイドG の日足推移

まもなく…ジェイドGの「期日売り」は、峠を越えますから…11月半ばに、どんな展開を見せるか…もう一度、8月9日のような期待感が溢れる相場になるなら、一気に株価ステージを変えるのでしょう。でも…自社株買いの買い物だけでは…難しいのかもしれません。新たな材料が出ない限り…

しかし…自社株買いの「おかわり」なので、相当、経営者の田中君は、未来に自信を持っているのでしょう。彼もカタルのような名目人間です。

だからこそ…その「実績」が問われます。128円の一株利益は、最低ラインで…これを超えるが見えるのは、年末から年始の場面でしょう。この年末年始に期待して…今、株を仕込むかどうか…の問題です。

同じことが、ボーイング関連にも言えます。此方は若干、時間軸は「ずれる」のでしょう。でも来年のスター株です。野村証券などは…時代の流れで選択しており、心配はしていません。どの株も基本的にカタル銘柄は時代の流れを基準にして銘柄が選択されています。

ただ今年は一貫して「薄利多売買」路線でした。必ず…と言って良いほど株価は奇麗に伸びていません。「三菱UFJ」(8306)のような形で、高値に上がった株価も…「崩れない」姿が「名目成長時代」なのです。

「ルネサス」などの指数株は、良く上がったのですが…その後は75日線を割れています。だから…カタルの相場観の修正です。野村証券の600円割れもその修正の一因です。BASEの「行って来い」相場もそうです。

カタルは実践派ですから、自分の相場観を、常に修正しています。原油価格の100ドル乗せが…ないとも断言できません。仮にそうなるとインフレ圧力は低下していますが、金利の高止まり傾向が長くなります。でもこちらの報道が、カタルの期待するイメージです。

今のところは「希薄な概念」(少数派閥)ですが、此方の報道の中で…

「モルガン・スタンレーのジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)は18日の7-9月(第3四半期)決算発表に際し、最も明確にこう語った。連邦準備制度が利下げを開始する必要はない。企業やプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社は、買収提案や株式公開をする前に、金利がピークに達したことを知りたいだけなのだ。

ゴーマン氏は決算発表の電話会見で、「金融当局が利上げ打ち止めを示唆した瞬間、M&A(企業の合併・買収)や引き受けの業務は爆発的に増えるだろう。大量の活動が先送りされ積み上がっているからだ」と語った。数カ月内に退任する意向の同氏は「残念ながら、私はそれを楽しむまでここにはいない」と付け加えた。」との報道があります。

要するに「金利のピーク」感覚が、いつ達成されるかが…今の市場のテーマなのです。この瞬間に、株価は「力強い株価波動」に変わります。今はこの転換時期が限りなく…近い将来としか…言いようがありません。今の相場の見極めは、この場面なのです。だからカタルは盛んに「米国金利の話し」ばかりしています。そんな事で…本日はお終いです。…またね。

今回、「新規会員募集」に応募された方、全員に返信メールを送りました。新規会員に応募された方で…まだ返信メールが届いてないと言う方は、恐れ入りますが、もう一度、同じメールを送ってください。

尚、既存会員の皆様への「新しいパスワード」は、「再来週」に送付予定です。11月3日まで…を予定しています。



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