アーカイブ:2023年10月3日

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やはり「2日新甫は荒れる」との格言は、伊達にあるものではないのですね。昨日の日経平均株価の値動きには…驚きました。米国の債務問題を受け上昇した所に、日銀の短観発表で上昇が加速した後に、一気に「失速した」と言う解説が一般的です。

日本人と言うか…今の市場環境を物語っています。一部の投資家層とアルゴリズムによる高速売買の影響でしょう。最近、このアルゴは「空売り」派が、主体になり始めています。

ここで…思い出すのは…2018年です。あの年は酷かったですからね。カタルは前半の儲けを吐き出して…トントンにするのが、やっとの有様でした。あの年は、前年のあまりの儲けで短期口座から300万円を抜いて…その儲けで家族と共にハワイに2週間の旅行でした。その最中の暴落相場です。

基本的に株は、上下をします。上がり続けることもなければ…下がり続けることもありません。今は、何故か…あの当時と「似た印象」も持っていますが、少し違うのは、あの時より米国の事を観察しており、カタル自身が成長しているかな?…そう考えています。

昔の日本人は米国株に関係なく…日本株の「独歩高」でしたが、今は駄目です。

日経平均株価の5分足推移

いつから…日本人は、こんな「体たらく」になったのでしょう。ようやく…調整も終盤です。この日経平均株価の5分足を観ると、その動向がわかります。この日経225の指数も「野村証券」(8604)同様に…カタルの目安の31300円前後まで下げています。

ボーイング(BA)の日足推移

だいたい…値幅的には「良い所に来た」ように感じています。やはり「大阪チタン」(5726)も、また3000円を割れましたね。同じく「ジャムコ」(7408)も1500円を割れています。この2つの銘柄は、米国の「ボーング社」(BA)に連動して動く…と言う「仮説」を今は、持っています。ですが…まだ確認はされていません。

次に、まもなく…米国のボーイングは「買い場」になり、この「年末年始」を境にして…株価は「新たな上昇波動」に入りますから、好業績の大阪チタンとジャムコは、その動きに先行する形で、株価が上昇する筈です。だから、この下げ場面は拾い場で、投げる場所ではありません、ですが…問題は、各自の「追証問題」です。だからカタルは口が酸っぱくなるほど…「力量問題」を皆さんに、述べています。その力量は各自の性格や資金力などの諸々の条件により…違うのです。

皆さんの多くは、株価の観察が正しければ…力量は関係ないと思われるでしょうが、この考え方は違います。力量が、「先」なのです。株が上がっても、儲けられない奴は非常に多く…本人の「度量」の問題です。大儲けできる人は「忍耐力」も長けています。少し株価がブレても「ワイワイ」…言いません。問題は、自分自身が「正しい知識」を持っているかどうか…。それに…尽きるのでしょう。自分に正しい知識があるなら「不安」になりません。不安と言うのは「未知の恐怖」に、恐れおののき…不安を抱くのです。理解度の話です。

良いですか…日本はこの10月も値上げラッシュで、ようやく「普通の国」になって来たのです。1993年のパイオニアの指名解雇の意味を、何故、カタルは何度も解説しているか?基本は年功序列、終身雇用を守る為、構造改革を怠り…間違った過程を歩んだのです。

ようやく…30年間もかかって、日本のガラパゴスの終焉を迎えたのが、今回のコロナ禍からの一連の動きです。日本は、海の底に眠っていた…「ゴジラ」のようなもので、ようやく永い眠りから「目覚めた」ばかりなのです。アベノミクスの本質を、経済学者も理解してないようです。日銀の黒田さんの「異次元緩和」を批判する馬鹿学者は、年収120万円の世界を知らないのです。

現場経験のない馬鹿が、上に立つから…末端は苦労をします。

自分で100万円の募集ものを集める苦労をしたことがないのです。カタルは入社当時、誰も販売しない6.1%国債を100万円売り、その顧客が半年後辺りに…お金が要ると換金をされて、元本を割れたのを観て…初めて「債券投資の意味」を理解したのです。現場経験のない奴がトップに居るから、現場は疲弊をします。

政策は正しく動かさないと日本のように…34年もの時間は、人間の「心」を蝕みます。

だから笛を吹いても…だれも踊らないのですね。マネタリーベースの異次元の増加は正しいけれど…マネーストックの増加に繋がっていません。黒田さんは正しい行動ですが、期間内に結果を出せなかったのは、この人間の「心の痛み度合い」を知らなかったのでしょう。

くどい程…カタルが「34年間の悲哀」を訴えていますが、みんな、よく理解してないのです。今の市場参加者もそうです。この「マグマ」のエネルギーは、途轍もなく大きく…相当なスケールの大相場が、これから開始されます。

野村証券の980円奪回など…可愛い目標です。何故、「一里塚」と表現をしたか? もし野村証券株が1万円の株価になったなら…との話を、皆さんは信じないでしょう。しかし…カタルは「あり得る話」だと考えています。

それ程…日本は、馬鹿な実験を、永遠と…繰り返したのです。まぁノンビリ…やりましょう。

業況判断指数の推移(日銀短観)

それより…この日銀の業況判断指数はアンケート調査なのです。決まった企業が四半期ごとにアンケートに応じた最新のデータです。それも人間の感情を元にした景況観ですから全てのデータを超越した感情で、非常に様々なデータがある中で、価値の高いものですから良く分析をしなくてはなりません。

この波は、景気変動の「春夏秋冬」を良く表しています。相場も、この景気変動に対応して物色内容が変化します。これを解説した名著が「相場サイクルの見分け方」です。しかし…何しろ、この本が書かれたのはバブル期の話です。

浦上さんも既に他界され、古い内容ですから、現代に全て当て嵌まりません。彼が生きていた時代に、アルゴによる高速取引などありません。これを規制すべきだろうと思っています。今の人間は目先の株価に一喜一憂して、株価の本質を、あまり理解していません。でも株価は本質で、中長期は動きます。

上場廃止後の株主構成

「新生銀行」の上場廃止に合わせ…2000万株を、村上ファンド系のエスグラントの狙いがよく分かります。たぶん「川船」(9107)を下値で集めた成功者かも知れません。

「リクルート」(6098) の日足推移

本日の日経新聞に「年金運用の行動規範」の話が掲載されています。この話と「リクルート」(6098)が「自社株買い」をする話が繋がっています。約2週間前から…いやそれ以上前ですが、このリクルートの株価は、奇妙な値動きでした。カタル銘柄ですから…観察株になっていますから、直ぐに変化を掴んでいました。

このような「繋がり」が、背景に在ったのですね。この話も、ある意味で新生銀行のエスグラントの狙いと、本日、日経新聞の「年金運用の行動規範」の企業統治の話に繋がっています。分かりますか?  このリンク先も絡みますから参考にしてください。 だから「野村証券」株が上がるのです。

詳しく…解説しても良いのですが…まぁ良いですね。今は、省きます。

「ジェイドG」(3558) の日足推移

昨日、久しぶりに「ジェイドG」(3558)を1580円で500株だけ買いましたが、駄目でしたね。カタルは、余り気にしていません。むしろ…もっと「下がれば良いなぁ~」とも考えていますが、1500円割れは無理かもしれない…とも、思っています。決算予定では13日の来週末です。あの時は、カタルは1000円割れを買って、僅かな利幅で売った後に大幅高して株価のステージを変えました。

今回は、この時間軸から観て…この株価が「容認される場面」になると思っています。内容にもよるでしょうが…カタルは「PER20倍」の評価が「妥当な経営者」だろうと思っています。だから…買いたいのですが、今は、どれも…想定外の株価範疇です。この場面が、買い場なのでしょう。今、1535円に500株の買い物を用いてみました。一つの壁です。1500円を割れて…どんどん下がるなら、別の手段も検討してみます。

原油価格動向の推移

今は、難しい所です。問題は原油価格ですが、100ドルを超える「戻り相場」を考えていましたが、奇妙にも…ロイターなどは「増産報道」をし出しました。

米国10年債利回り推移

でも、ここに来て10年債の金利も4.7%台に入り…何故か、実態と違うイレギュラーな動きになって来ました。ドイツは失速し…肝心のEVも低迷し始め、クレジットの延滞率報道も多くなり…何故か、金利だけが違った動きです。ここでは…10年債より2年物に注目しています。

「ルネサスエレク」(6723) の日足推移

まぁ…どっちにしても、399円安の31360円です。状況から観て…買い場なのでしょう。「ルネサスエレク」(6723)は、何故か…株価は高いのです。この株に何故、注目するかと言えば…繋がる車の半導体はこれから重要なアイテムです。車の概念がドンドン変化します。その未来軸に位置する会社なのです。故に必ず、何処かで「循環買い」物色の動向を示すと思っています。「アドバンテスト」(6857)と並び…5月の「指数買いのスター株」の一つです。

良いですか…名目時代は恐がらず、下値を買い続けたものが勝者です。実質経済の世界は泥沼の「底なし沼」でしたが…今は違います。こんな場面から「勇気をもって」下値を、無理をしない範囲で…買い進むのです。それが年末年始相場の恩恵を得られる秘訣です。こんなところで買わないから…ダメなのですよ。日銀の短観では非製造業の好調ぶりが分かります。製造業に株価は連動するように考えている人は多いでしょうが…GDP比率では非製造業のサービス分野の割合が大きいのです。たぶん…大丈夫でしょう。

ラッセル2000の日足推移

こんな所で…本日はお終いです。昨日は…チャートを作成していたら、アップが遅れましたからね。毎度の事ですが…11:30~10分程度にアクセスが集中していますが、別に時間を争う必要はありません。たぶん…「BASE」(4477)なんか…も買い場でしょう。確認が取れてないから、何とも言えませんが…ラッセル2000は上がりませんでしたが、下がりもしない筈です。つまり新興株の事ですね。また…明日。



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