アーカイブ:2023年10月5日

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昨日は、「日銀様」の久しぶりの登場です。701億円のETFの買いだそうです。日経平均株価のチャートを観ると…何故、日銀様が出動するかが分かります。

今の日経平均株価の日足推移

一方、今の環境と類似している昨年の「川船」(9107)のケースの場面の…「昨年の日経平均株価」は、こんな感じです。昨年も8月の高値の後で10月初めに安値を付けて反発しています。

昨年の今ごろの日経平均株価の日足推移

この具体的な事例では、当時のカタルは、お船の不可解な株価評価に対して…「低PERの謎」の課題を封印して…実際は1年後なのですが、カタルの「この謎」は解決しています。既に「通常の評価」になりました。今の川船は、妥当な株価評価でしょう。しかし…まだPBR1倍(6350円)以下ですが…。

昨年の川船(9107)の日足の推移

実は昨日は広範囲に…「追証の投げ」と思われる株価が出現しています。TICK回数が大きく膨らむほどの「投げ」が出ています。当然、カタルの信条は、いつも「目一杯の勝負」ですから追証なので…「野村証券」(8604)中心に投げています。昨日は26000株を投げたのです。 何故、「ジェイドG」(3558)への欲望を封印してまで「野村証券」に切り替えたか?

追証の「投げ」で膨らむ…商い動向(TICK回数の推移)

この意味は、大型株なので…あまり下がらないと思っていました。でも意外でした。まさか簡単に600円を割れるとは思っていません。一応、ヘッジをしたつもりでしたが、これじゃ…ジェイドGの方が、良かったほどです。それ程…この「脆い」野村証券の株価推移を観て、今の「市場環境の体温」が分かります。まだまだ…世間は名目時代に入っていません。

何故、9月の中旬に高値を狙ったのに、その後、株価が豹変して下げたのか? 

この理由は、分析を誤った「恐怖による」ポジション調整が加速したからでしょう。カタルは以前から、「ひょっとすれば」…のレベルですが、米国の10年債がリーマン時の5.316%を目指すかも知れない…と「内心」は、その可能性も考えていました。

4.333%を超えた時に、おかしいと思っても…居たのです。でも当時は、すっかり名目時代GDP数字を観て…浮かれています。資産投資が、一気に…「始まる」可能性を考えていました。故に、会員レポートでも「不動産株」と「地銀株」の特集を組んでいます。

でも…世の中は分からないものです。まさか…所詮「リバランス」と…軽く考えていたのですが、日経平均株価は31300円水準を割れ、野村証券も、簡単に600円を割れました。ジェイドGも、まさかの1500円割れです。世の中は、このような「想定外」の事は、いつも起こります。特に「相場は魔物」です。いつも「真坂、魔坂、まさか」の用心が欠かせません。でも驚きました。

しかし…強いですね。何故かな?

F君の日足推移

この下げでも…頑強な2銘柄の株価推移です。買ってみようかな? 一つは、以前1000円前後だったか? 忘れましたが…一度、やって駄目だった「F君」です。もう一つは不動産の「グッドウィル」(3475)です。

「グッドウィル」(3475) の日足

いずれも…この下げでも頑強な動きです。通常は「ジェイドG」のような下げをします。でもジェイドGも、小型の現物株の割に、まぁ…頑張っています。やはり「時間軸」効果なのでしょう。

果たして…昨日の下げで「リバランス」による「需給バランス変化」からの「アルゴ」の加速機能が働き、整理が進んだか…どうか、まもなく分かります。

C君の日足推移

チャート論では「強い株を買う」のが筋で…このF君は候補株に一つです。ここで…高値圏のものを買うか…もう一つは、本日、実験の為に、再び買った125円のC君です。ようやく…昨日の出来高が114万株に膨らみました。株価が下げ続けて「出来高が膨らむ」…このような場面は、一つのポイントです。しかも…この株価は、株価が下げ続け…逆乖離で30%を大きく超える「マイナス状態」です。

上げる場合も…下げる場合も…200日線乖離の状態に注意をして…相場を張れば、大丈夫なのでしょう。

ジェイドGなんか…まだ200日線より「上の株価位置」です。やはり乖離を超えてどんどん…その上の上昇を望むのは、「欲」だったのかもしれません。でもよく見えるから…不思議です。

カタルの性格は、株が下がると考えても…常に強気で買い方針です。この辺りのカタルの性格を、皆さんは考慮して読まないとなりません。しかし時々「空売り」と言うか…。今年は「アドバンテスト」(6857)の2万円台に「株価批判」しています。あれは…5月の話しでしょう。「ルネサス」(6723)も、ある意味で同じですが、今の株価ラインは買い場だと考えています。名目時代の「循環買い」物色です。

米国10年債の月足推移

さて…個別株の話しより、最近の疑問の話です。米国金利は4.8%台に入りましたが、既に30年物の住宅金利は7.5%を付け始めています。リーマン時も、国債金利は「二番天井」を付けてから…下げています。上は、月足の米国10年債の利回り推移、そうして下は、30年物住宅ローンの金利水準です。

米国30年物固定住宅金利の推移

おかしな現象でしょう。リーマン時の国債金利は5.3%なのに、住宅は6.76%ですが、今回の米国債は4.8%ですが、住宅は7.5%の固定金利です。何故、こんな矛盾が生じるのでしょう。現状のプライムレートも8.5%です。

昨日は「企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が4日発表した9月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は8万9000人の増加で、ロイターがまとめた予想15万3000人を大きく下回り、2021年1月以来、約2年半ぶりの小幅な伸びとなった。大企業での雇用削減が響いた。」と報じられ…米国金利が下がったそうですが…果たして、どうでしょう。

雇用統計値も問題になり、この後CPIの数字も半ばかな?…出てきます。でも昨日の債券相場は30年債が「5%に乗る」水準まで売られています。

この話は、少し分かり辛いでしょうが…完璧に読めるなら、「儲けの道具」になる話なのです。株式投資は、奥が深いでしょう。チャート論から経済指標を絡めた「先読み」まで…まぁカタル程度の馬鹿は、なかなか世界の一流と戦うのは大変です。

本物は、全てを理解して…実際に「相場を張って」儲けなくてはなりません。

今はカタル好みの相場ではないのです。しょうがないね。この性格は、死ぬまで治りません。常に買いあるのみの「ラッセル野郎」です。でも先頭に立って、開拓するから見えるものもあるのでしょう。数々の失敗を乗り越え…より高い極みを目指して…本日買ったのは今のところはC君だけです。

買いたいのはF君とグッドウィルかな? 昨日は1500円から断続的に1500株かな? 1470円は買えませんでしたが…ジェイドGを買っています。やはり、もう病気に近いですね。よく見えるから…困ったものです。ただ…まだ環境は整っていません。

今の相場感覚は、昨年の9月末から10月の「川船」(9107)のイメージを持っています。あの時、「清水の舞台から飛び降りる」気持ちで…2000円割れを覚悟して、トコトン…買うつもりでした。今年は、ジェイドGなのですが…もっと、下がらないかなぁ~。とも思っています。「追証騒ぎ」で、損を重ねていますが…それでも気持ちは萎えません。

このC君もこの下げを観て、もう1万株で…様子を観るつもりが、買いたくて…仕方がなく…本日は、たった2000株ですが「別口座」で125円を買いました。このようなライン…なんでも構いませんが、「株は下げたら買う」のです。

追証なら仕方ないけれど…お金があるなら、日銀様に登場のように…。馬鹿だけが、日銀に「逆らって」批判をします。しかし日本で一番お金を持っているのは、日銀様です。何しろ…日銀券が使えるなら、いくらでも買えるのです。早く…カタルも追証を気にせずに、買える身分になりたいものです。

カタルの相場観は変わりません。何故か…経済対策と言っても株価は反応をしないし…誰も「投資の日」だと言っても…実際の日経平均株価は711円安です。面白いものです。G7の中で、一番環境の良い日本株ですが、野村は600円を割れます。

本当に…皆さんは、株の事を知りません。何度も、何度も述べている「名目時代」なのです。今回のパート従業員の105万円と130万円の「税制の壁」の話が…ひょっとすると「実質賃金」動向に、大きな影響を与えるんじゃ…ないかな?

バブル期には、1000円以下の株価は数えるほど…だったのです。同じ理屈です。底辺の賃金は上がるから…統計数字も影響を受けるんじゃ…ないかな? 昨日の日本国債は0.8%台で…1%台になって来ました。

そう言えば…昨日、「三菱UFJ」(8306)を利食いした方から、メールを貰いました。

「かたる様 お世話になっております。本日の相場でどうもスッキリせず持ち株を全部売却しました。そのなかに三菱ufjがありました。ちょうどコロナ禍の2019年の2~3月に買い増しをし、取得単価520円、売却単価1212円で18700株全部売却しました。本当は配当もあり持ち続けたかったんですが仕方ないです。カタルさまのおかげでバイプッシュすることができました。ありがとうございました。もう割安で安定している株も少なくおもえ難しいですが、のんびりとやります。」との事です。

きっと損をしたものも多いのでしょうが…何故か、優しい方なのでしょう。カタルの心情に配慮して…その事に触れていません。ありがとう。この方は、会員なので…きっと、カタルの性格も、よくご存じなのでしょうね。

カタルは、なかなか…ブレません。

ここから「野村証券」だけを買っても良いし…博打でカタル同様に「ジェイドG」でも構いません。基本は、株が安くなったら…「買い続ける」ことです。常識で考えると分かりますよ。日本国債の金利が0.8%になり、年内には1%を超えるのでしょう。この流れは、どんどん…加速すると思っています。物価が上がり、賃金が上がる世界が「名目の世界」です。

米国の朝食が1万円で驚いていては…駄目です。日本だけが「ガラパゴス」政策の実行ですが、ようやく本当に、ようやく…名目時代が始まるのでしょう。こんな「アヤ」は大きな問題ではありません。500円台の野村証券を拝めるのは…今だけでしょう。

このような「想定外の動き」をし出した時に、現引きを出来る範囲で…信用取引を利用すれば良いのです。普段は、普通の人は、利用すべきではないのでしょう。金利裁定取引なら分かりますが…。

「ABEJA」(5574)も頑張っています。この株も「救済」になる可能性もあります。米国では割高圏の「エヌビディア」(NVDA)が450ドル超えて、500ドル台に入るかどうか…ソフトバンクの孫さんが述べているAIの世界の話です。

やはり…株は割安株より、成長路線が好きです。カタルの性格だから…これは仕方なし。それでは…また明日。



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