アーカイブ:2023年12月23日

様々な…角度からの検証

皆さんには「新聞の見方」を、学んで…欲しいとと願っています。「市場の整合性」を理解するためには、同じ材料を「別の角度」で伝える…新聞や報道を探すことです。

そうして「いろんな角度」から検証して…実際の株価の動きを観て、その影響度を観るのです。自分の考え方が入るのは仕方ありませんが、必ずしも、自分の見方が正しいわけではなく…自分の想定と、実際の株価の値動きの違いが、何故、起きたか? その検証作業が必要です。

株式投資で難しいのは、「前提条件」が「時代の変化」で、コロコロ…変わりますから、その度に「新しい対応」が求められます。だから、あまり自説に拘るのは…どうか、とも思います。お船の相場を観ると分かります。

カタルは自慢ではないですが…かなり感性は優れていると思っています。これは失敗事例ですが…カタルは初めての入院で…有明癌研で十二指腸のポリープを切除した時に1週間程度入院をしたのですが、その時の日経新聞を観て商船三井の爆利益を知ります。

実はその前にも読者から日本郵船の話などを頂いていましたが…その時はまだ確信が持てないのです。でも実際に新聞で…その「爆利益」を知り、その背景を調べ…馬鹿になって行きました。

2021年7月の末、8月2日の月曜日に…成り行きで100株だけ「商船三井」(9104)を買ったのが「切っ掛け」です。(a)の地点。その後…読者の指摘もあり…利益率の高い「川船」(9107)だけの選定になりました。背景を調べ…必ず2007年の「高値」(5866円=bの地点)も抜けるだろうと考えたのです。でも「紆余曲折の展開」を示します。

今から思えば…一番正しい買い場は2022年の9月のリバランスに備えた下げの場面でしょう。(cの地点)でも、その後も「チンタラ」ですからね。実際は、dの地点から相場を離れました。

「川船」(9107) の月足推移

この時間推移が、多くの人は、「我慢」できません。

まぁカタルは「朝三暮四」の口で、我慢が出来ない人間です。たった1年や2年の話しなのですが…ダメですね。最近になってコンテナ市況は大きく落ち込んでおり低迷していましたが、紅海のフーシ派の海賊行動が引き金になり、実際の市況はコロナ禍の回復には…「程遠い」のですが、株価は「馬鹿人気」になって来ました。完全な「仕手化」相場です。

「レーザーテック」もそうですが…「仕手化する相場」って…面白いでしょう。

多くの皆さんは、あまり経験がないでしょうが、過去、「宮地鉄工」などは、誠備の加藤 暠(あきら)のやった相場は偽物ですが…「仕手相場」としての手腕は、たいしたものです。まさに「人の行く裏に道あり…花の山」と言う「心理面を突いた」相場でした。

過去には「日本石油」などの資源株相場や、その後、是川銀蔵の手掛けた「住友鉱山」など…数々の歴史が兜町にはあります。大御所さんは、兜町の「生き字引」のような人で…彼の話は非常に面白かったのです。漫才より実話ですから、面白いのです。渋沢栄一なども登場し…様々な「歴史」があります。

まぁその話より…今回の船株は完全な「仕手化の様相」です。村上ファンドはお見事ですね。ブラックロックなどのファンドも巻き込んだ相場です。

このお船は「時間の経過」で、外部環境の「状況」が変化しました。だから「自説の拘り」は、持たないことです。自分が相場観を修正して…時代に対応するのが正しいのでしょう。

日立にしても、このお船にしても、この「時間軸」でやられるのだから…カタルなんかの「時間」では…ありません。貧乏人は、常に「朝三暮四」の「目先主義」です。

まぁ「紆余曲折」はありますが…ジェイドGは良い会社ですから、1万株程度なら…そのまま現物にして、保持し続けても良いのでしょう。ひょっとすれば…1万円程度になるかもしれません。まぁ来年は、無理でしょうが…「3年以内」なら…可能性はあります。話しが「外れ」そうですから、戻します。

新聞記事の「様々な角度」の見方です。「ダイハツの続報」が入っています。3つの記事を紹介しましょう。先ずは「オーソドックス」に…「読売新聞」です。この報道が一般的です。

そうして…視点は違いますが、朝日新聞社は、このような報道もしています。

カタルは、これを読んで…「ビックモーター」との比較をすると、分かると思います。ビックモーターは「実質的な倒産」まで追い込まれたのです。今は伊藤忠の傘下で再建をするかどうか…です。

カタルの意見は、この程度なら、厳重注意で「一定のペナルティー」をかけますが…支配権は旧オーナーの兼重氏に残してもいいと思っています。ノルマを強要したので…犯罪が起きたのでしょうが、ここまで深く考えたかどうか…。

不正の保険請求により保険料が上がったのでしょうが、保険会社の対応が、むしろ…問題なのでしょう。

街路樹の伐採は、流石に、やり過ぎでしょうが、でも市などの対応が、緩慢です。それなら問題になる前に、もっと早く…市役所などが「事前に動くべき」でしょう。まるでメディアに押されて…問題にしたように感じています。

ノルマが「厳しいこと」が、悪いのかどうか…これだけの高成長なので…当たり前の目標数字だったのでしょう。目標とノルマの…「境目」の判断も難しいですね。

しかし「不正請求の犯罪」は許せませんが、一部の人間がやる可能性はあるのでしょう。それがトップの責任かどうか…。カタル自身は、厳しいノルマ社会を経験してきたから…仲間の「自爆」(ノルマが達成できずに、自分が投信などを買う事)も観ています。だから社会が、此処まで…ビックモーターを「追い込んだこと」が、むしろ…悲しいのです。

「荒廃する社会」を感じており「寛容力が失われた社会」を逆に感じています。

だから朝日新聞の報道がトヨタの不正になるかどうか…も難しいけれど、ビックモーターは「ライブドア」で…「IHI」と「東芝」などは、存続していました。でもライブドアは、今のビックモーターと同じで…潰されました。まぁ…経営が変わったのですが、この辺りの構図が似ています。

村社会論理は「仲間には優しい」が、目立った奴は許さない…「排他的な考え方」が基本になっています。「村八分の強要」です。カタルが考える「寛容な社会」ではありません。

「寛容」や「希望」が、社会を豊かにするのです。

そうして章男会長の登場の記事が此方です。

2016年8月にダイハツはトヨタ傘下の「完全子会社」になりましたが、それ以前の1998年から…トヨタは51.2%を支配している親会社なのです。そうして現社長の奥平総一郎さんは、2017年6月から社長です。前職は、トヨタの常務から専務かな? だから…ヤフーの批判記事も分かります。故に社長ではなく、釈明会見での副社長の登壇が、カタルには「奇異に」映ったのです。まるで…「部外者の立場」に見えました。

でも…ね。ダイハツの「不正」と言っても…そんなに悪質なものなのかどうか…。

最近の社会は「包容力」が消えたと言うか…。兎に角、「清貧思想の極み」に思えます。安倍派閥の政治資金問題も「政治資金の記載漏れ」程度の解釈でも…良いのではないかなぁ~と思うのです。

それを検察は、手柄が欲しいのか…どうか分かりませんが、「裏金」認定です。悪質に捉えます。この話も「玉虫色」の事件に見えます。

むしろ「村社会の強要」が「低賃金」の構図を産んで…「社会が疲弊している」ように感じます。

昔は、「もっと寛容」だったように感じるのです。今では痴漢程度と言っては、語弊を産みますが…会社名まで、昔はNHKが報道をしたでしょうか? まるで…悪質な犯罪をしたような報道の仕方です。痴漢認定も難しい話です。東西線の満員電車を経験したカタルは両手を上げて…頭の上で、新聞を読んでいました。

何故、社会に「ユトリ」がない事例を紹介したかと言えば…今の相場のスピードに関係します。

お船の相場も、非常に「トロイ」…のです。もっと早くに「結果」は分かっているのに…実際の相場は、なかなか…進みません。今回の「ジェイドG」も、同じようなものかもしれません。

カタルの頭のなかは、既に株価は4000円台の新高値なのです。もう決まっています。今回のIRを観ても分かります。何故、「自社株買いのおかわり」をしたか? 田中君の自信のほどが、ヒシヒシ…分かります。ヒカル効果はフロックの意味合いが強かったのですが、過去最高利益を更新し続けています。

川船が、あの時に、15000円を超えて…2万円台を駆け抜けると思っていたのです。(2021年の夏の話し)でも、実際の時間推移をみると…こんなものです。

社会に…包容力があるか…ないか…これは皆さんが考えているより、ずっと大きな効果を生むのです。だから…あまりに厳格な「清貧思想」は大嫌いです。

それが分かるのは、「此方の報道」が良いかな?この記事も解説が必要かな? 

グローバル論理を取り入れるなら…「レノボの元最高技術責任者で長らく中国独自の半導体開発を提唱してきたニー・ガンニャン氏は19年、ファーウェイの評価額は1兆3000億ドルに達する可能性があるとの見解を表明した。」…との評価ですが、

今の状態だと…「しかし米国によるさまざまな規制を受け、研究開発投資はじり貧になりつつある。2018年時点で10%を超えていたファーウェイの営業粗利益率は昨年7%弱に縮小。純利益は51億ドルに目減りした。株価収益率(PER)を米アップルと同じ25倍と仮定した場合、ファーウェイの企業価値は1280億ドルとなる。」との事です。

この違いは「10倍」ですよ。

日本株の水準と米国株の評価の違いは「社会のユトリ」度合いにより、大きく変化する事例です。この事例は、中国の評価ですが…日本も似たような評価なのです。「五十歩百歩」なのです。

でも最近、実質経済から名目に移行し始めており、徐々に社会環境が変わっています。だからTOBやMBOが連発されるようになってきました。

社会の風潮が、株価にも大きな影響を与えていると言う事例を紹介したのです。皆さんには「難しい課題」かもしれませんが、株式相場を、より深く…理解するためには、いろんな角度で様々な事象を、検証することが必要なのだろう…と認識すれば、それで十分でしょう。

もう直ぐです。心配は要りません。「社会の進化」に戸惑って…「揺り戻し」はあるのは当然ですが、「向かっている」ところは変わりません。自分の考えに拘りを持つのは駄目ですが、「自信をもって」歩むことはやはり大切です。こんなところで…本日はお終いです。

会員の方は、本日これから「会員レポート」を作成しますが、完成は、明日になります。今晩は都合があり…書けませんから、明日の夜の完成になると思いますから、明晩の夜遅く…に読んでください。ゴメンね。明日の締め切りは、一応、午後10時にします。



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